2018年12月GMH♂ランキング!
第8位 コリン・ファレル
※女の園に迷い込んで、悲劇に見舞われる軍人を
熱演した『ビガイルド』では、決して男前過ぎず、
でも魅力がないわけでもない、微妙~~~~~に
女性たちが惹かれる魅力を醸し出してた。見切れ
ているのは、劇中では美女と言われたキルスティン!
第7位 井浦新
※年末の「アンナチュラル」一斉放送記念!!『ニワトリ
スター』でも貫禄の泣き笑い演技を披露してくれた。
相棒が個性的で破壊的な奴だ、という設定が、『ピンポン』
のときとちょっと被って懐かしかったッスよ~。
第6位 ウィレム・デフォー
※堅物のモーテル管理人がグンバツに似合っていて、
その厳しさの裏に見え隠れする優しさ、ていう部分
が、もぅ~~~、タマラン!!
幼児に近づく不審者のいなし方とか、緊迫感バリバリ
でさすが!と唸らされたよ~。
第5位 長谷川博己
※DVD鑑賞した「夏目漱石の妻」がなかなかにしっかりした
造りで、納得させられたのであった。妻役のオノマチもハマッ
ていたが、やはりこの人だろう。「デート」では現代の漱石
ついに、ついに、漱石先生自身になってくれた!!との思いで
一杯になった。。。
第4位 明石家さんま
※ポケトークのCMに出演して、堂々の演技で圧倒!!
さんちゃんは、表に出さない、裏の素行が格好良い部分
が多くて素敵なんだわナァーーーー。
ジミーちゃん主役のドラマも早く観たいヨォーーーーーゥ!
第3位 フレディ・マーキュリー&フレディに魅せられた者ども
→ 『映画「ボヘミアン・ラプソディ」で主役のフレディ・マーキュリーを演じたレミ・マレックが、〈ザ・ラップ〉(エンターテインメント・ニュースサイト)とのインタヴューで、役作りの苦労を語っています。/「基本的に体を大きくしようなんて思ってなかったし、5日間の撮影で息切れせずに22分間のライヴ・エイドのシーン撮影に耐えられる体にしたかっただけなんだ。でも、かなり不可能に近いことだった。出来るだけ空気を吸い込もうと仰向けになってるだけの日もあったけど、同時に過激なダイエットもしていたんだよ。最初の1週間に体重を増やした後、急激に筋肉と体重を落として、若かりし頃の痩せたフレディを演じるためにね。いつ体を鍛えて、いつ過激なダイエットをするか、それを見極める必要があったんだ。でも誰にもおススメは出来ないね」
「僕はクイーンについてあまり知らなかった。曲や、フレディがどういうルックスだったのか、彼がゲイのアイコンだったことは知っていたけどね。でも、グラム・ロックの時代については全く知らなかったし、ヒゲを生やす前のフレディのルックスや、彼の本名、人種、6年も付き合っていたメアリー・オースティンという恋人がいてプロポーズしたことも知らなかった」/そこでマレックは、生前のフレディを知る多くのミュージシャンに話を訊こうと思い、ロックスターの連絡先が掲載された電話帳を頼りに電話をかけ、スティング、ボノ(U2)、ボーイ・ジョージ、レイ・デイヴィス(キンクス)、そしてもちろんブライアン・メイとロジャー・テイラーとも話をしたそう。ただフレディの情報源として最も重要だったのは、妹のカシュミラ・クックだったようです。「僕にはフレディを正当に演じるという責任があったんだ。フレディとクイーンを誇らしい気持ちにさせるためにね。カシュミラとは一緒にお茶したり、電話で話したり、よく一緒に過ごしたんだけど、彼女とフレディが兄妹だということを感じたり、彼女からフレディの話を聞いたことが、僕にとっては本当に重要だったんだ」
「映画で歌う場面だけど、どうなる事やら全然わからなかったよ。僕の声は使わないで、マーク・マーテル(フレディの声に似ていて、クイーンのトリビュート・バンドのフロントマンを務めたこともあるカナダ人ミュージシャン)の声を使うとか、フレディの声を使うとか、いろいろ言ってたからね。結局のところ、僕は毎日現場に行って、全部の曲を精一杯努力して歌う羽目になったんだけど、サウンド・エンジニアがプロデューサーのところに行って、“マレックの声が出なくなってるけど、知ってる?”なんて言ってたよ。で、僕の声を少しだけ使って、フレディの声で囲んだり、僕の声がフレディの声に繋がってる時もあるし、マーク・マーテルと僕の声を使った時もあったんだ」「フレディの歌をよく聴いて、彼の振る舞いをよく見て、彼と同じエネルギーを捉え、同じ息遣いを感じる必要があったんだ。でも結局のところ、この映画の大半はフレディ・マーキュリーだし、それでよかったと思ってるよ」』
和牛の公開番組に霜降り&ジャルジャル飛び入り、電話越しに後藤が「ゼンチン!」
→ 『本日12月3日、dTVチャンネルの「ひかりTVチャンネル+」で生配信される公開トーク番組「シブオビ」がスタートした。初回MCを和牛が務め、ゲストとして「M-1グランプリ2018」王者の霜降り明星も登場。ジャルジャルとの電話中継も行われ、最終決戦3組が揃う場面があった。「シブオビ」は人気芸人が日替わりでMCを担当し、オーディションによって選ばれた10代の女性たち“ウダガール”と共に月曜から金曜まで渋谷に関連する情報を発信するバラエティ。11月10日にオープンした新劇場・ヨシモト∞ドームのステージで展開され、毎週月曜から金曜まで生配信される。
和牛はピースしながら元気よく登場。水田は「2位のサイン」だとさっそく昨日12月2日に開催された「M-1グランプリ」決勝の結果を笑いに変える。さらにウダガールに対して「俺らはドウボーイ。宇田川じゃなくて道具屋筋の」と自己紹介。さっそく「M-1」の話題になると、ノリのいいウダガールたちに「アルー?」と振られ、慌ててジャルジャルのネタのように「ゼンチン!」と応えた川西は「俺、この番組苦手や!」とお手上げの様子だった。/「渋谷」をテーマにトークを繰り広げ、番組も後半に差し掛かった頃、霜降り明星をステージに迎えることに。霜降り明星は「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)への出演を終えてきたところだといい、軽くスベって「グッディ」ならぬ「バッディ」だったと笑う。ほかの番組でも「コンビ名の由来」「なぜネクタイを黄色で揃えているのか」「優勝賞金1000万円の使い道」といった、いわゆる大喜利的な質問に骨を折っているそうで、「もう3つスベりました」と王者ならではの苦悩を明かした。
東京・ルミネtheよしもとの楽屋にいるジャルジャルとの電話がつながり、川西が「最終決戦の3組が揃いましたよ!」と述べると会場は大盛り上がり。しかしジャルジャルは「ジャルジャルだけ薄まってない?」(福徳)、「なんで2組でそんなことすんの?」(後藤)と出演方法に不満げだ。そこへ、ウダガールがここぞとばかりに「アル!?」と投げかけると、後藤がすかさず「ゼンチン!」と対応。本家ならではの素早さに拍手喝采が巻き起こる。後藤が「今日はルミネ出番が4回あって、ほんで4本とも違うコントしてるわ」と語ると再び拍手が。観客の期待もある中であえて漫才を披露しない2人に、川西は「そういうとこジャルジャルさんやなあ(笑)」と感心してしまう。ルミネ出番のあともラジオ収録がある2人に「忙しい」という声が上がったが、福徳は「でも優勝したとき用にスケジュール空けてて、明日と明後日2連休いただきます」と告白して和ませた。また、「M-1」裏話として後藤から「打ち上げからすぐに帰った福徳も相当変な奴やなと思いつつ、一番変な奴やったんは打ち上げのあと、ミュージシャン仲間との打ち上げに行った(ギャロップ)毛利さん」というエピソードが語られると会場は笑いに包まれた。
終了後、3組が揃った感想を和牛に尋ねると、「昨日の人やん!ってなりました」(水田)、「興奮してしまいましたね。お疲れさまでした!って」(川西)と再共演を楽しんだ様子の2人。「M-1」に関して水田は「終わりたてすぎてまだ言葉を用意できていない」といい、川西も「見てもらいたいネタを2本、いい状態でできた。で、結果がついてこなかったんやなっていう事実があって、あとのことはまだわからないですね」と話す。番組については「10代の子に振り回されたり戸惑ったりした場面もあったけど、それを通して今の若者はこうですよって発信する番組なのかなと思います」と川西。「渋谷」がテーマの番組だが、「ハチ公、∞ホール。だけですね」と渋谷には馴染みがなく「ウダガールのみんなに魅力を教えてもらいたい」と期待した。』
※一般人向けには霜降り明星優勝!お笑いマニア的には和牛の圧勝、そして
子供たちだけで人気投票すれば、ぶっちぎりダントツでジャルジャルだろう。
三者三様、全員優勝!ってことで。。。いい勝負でしたっ!全員が勝者!!
霜降り明星優勝に思う「6年前の光景」そしてやっぱり和牛はすごかった
→ 『平成最後のM-1グランプリが幕を閉じました。今年もお腹いっぱい笑わせていただきました。ラストイヤーにかけるジャルジャル、三年連続で最終決戦に進出した和牛、決勝一本目で大爆発を起こした「新星」霜降り明星、の三組が最終決戦に残り、誰が優勝しても話題性があるというドラマチックな大会、となりました。私は今年も、M-1予選を3回戦からすべて観戦しました(大阪3回戦はGyao!さんの配信映像で観ましたが、東京3回戦、東京・大阪準々決勝、準決勝はいずれも会場で観戦しました。ネタの数は計400本以上……移動費・時間ともになかなかのコストがかかっております)。そこで、昨年と同じく、今年も決勝進出組の3回戦から決勝までのネタを一覧にしてみました。
勝負ネタが最低2本なければ決勝には上がれない……M-1とは、かくも厳しい戦いの場なのですが、準決勝と準々決勝でネタを入れ替えたゆにばーすやスーパーマラドーナには、「もしも一本目で『家族の誤解』『お金を取り戻す』やっていれば、どうなっていたか……」と思いますし、準々決勝、準決勝で「加藤一二三」を披露したトム・ブラウンが、なぜ決勝では三回戦のネタ「中島みゆき」をやったのかを考えると、一晩ぐらい眠れなくなります。ネタを並べて、「なぜあのコンビは決勝でこちらを選んだか」を考えることも、M-1ファンの楽しみのひとつなのです。また、今大会で目を見張ったのが、優勝を争ったジャルジャル、和牛、霜降り明星の3組が、決勝ラウンドで、予選では見せなかったネタで戦ったことです。
もちろん、別の舞台では何度もかけているネタではあるのですが、彼らが一体どんなことを考えて決勝のネタを選んだのか。この一本を温存していたのか、それとも、予選でかけたネタのウケがあまりよくなかったから別のネタを用意していたのか……このあたりの戦略についても、機会があればぜひ訊いてみたいところです。それにしても和牛はすごい。私は昨年のM-1グランプリで、「和牛が予選から決勝まで全部ネタを替えていた」ことに驚き、それをもとに記事を執筆しましたが、やっぱり和牛はすごかった。今年も和牛は4本のネタを引っ提げてM-1グランプリに臨んだのです。2016年のM-1から数えますと、和牛は少なくとも13本のネタをM-1の舞台にかけ、3回連続準優勝という結果を残しています。「本数の多い少ない、は勝負に関係ない」というのも分かるのですが、報われない2人の姿を見ると「もう、和牛も優勝でいいじゃん……」という気持ちにさえなってしまいます(と言いながら、来年こそは和牛が! と4年越しのドラマを期待してしまうのが哀しい性です)。
今回のM-1の敗者復活で、プラス・マイナスが次点となり、惜しくも決勝に進めなかったことが残念でなりませんでした(もちろん、勝ち上がったミキも面白かったのですが)。私は彼らの特別なファン、というわけではありませんが、今年がラストイヤーだったこのコンビの姿に、鬼気迫るものを感じていました。その意気込みはネタのチョイスにも表れていたと思います。下記に、敗者復活組のネタ一覧を掲載しますが、プラス・マイナスは3回戦以降、すべて違うネタでラストイヤーに臨んでいたのです。/どのネタも非常にクオリティが高く、もし敗者復活でこちらのネタを選んでいたら、決勝もあったのでは…という考えも浮かんでしまいますが、最後の「野球ネタ」に込めた想いは、いちお笑いファンが推し量るべきものではないでしょう。
とにかく、すべてのネタを全力で演じたプラス・マイナスに、ただただ、格好よかったと言いたい。これまでにも準決勝で惜しくも敗れ、M-1への挑戦を終えたコンビを何百組と観てきました。プラス・マイナスは、伝統的な漫才に、各々の「個人技」をこれでもかというぐらいにネタに載せてくる、本当に芸達者なコンビです。2015年以前のM-1では準決勝・敗者復活の常連組で、この10年のM-1を支え続けてきたコンビと言っても過言ではない。最後にあと一歩のところで決勝へと進めなかった彼らの無念を思うと、言葉がありません。/今年も数多くの芸人が、決勝に進むことのないままM-1の舞台から姿を消します。優勝者と、決勝に出場した10組に注目する一方で、M-1の屋台骨を支える「あと一歩、及ばなかった芸人」にも、どうか万雷の拍手を送ってほしい。彼らラストイヤー芸人のこれからを祈りながら、いちお笑いファンとして、また来年のM-1グランプリを待ち望みたいと思います。芸人の皆様、今年も楽しくて刺激的な一年を、ありがとうございました。<文責・阪上大葉(現代ビジネス)>』
※M-1はいいですなー。そのMー1のことを一番愛している!とホザいて
いた某漫才師とあと一人、kM-1の歴史に泥を塗りましたなーー。M-1
後半を盛り上げた、相方さんのほうがずっとM-1思いだったというオチっ
すかー・・・?
好きだな~~~、こいつらのこと!
→ 『「ハード・コア」の初日舞台挨拶が本日11月23日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの山田孝之、佐藤健、荒川良々、監督を務めた山下敦弘、謎のロボット“ロボオ”が登壇した。狩撫麻礼といましろたかしによるマンガ「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を実写化した本作は、ロボオと出会った不器用な男たちの姿を描く物語。初日を迎えた登壇陣の中でもっとも感慨深げな表情を見せる山下は「個人的なことですが、山田くん。この映画を一緒に作ってくれてありがとう」と改めて感謝を述べる。「世界の端っこを描いた原作と映画。こういう景色が見れるとは思っていなかった。これからは皆さんのもの。大切な映画です。ぜひかわいがってください」と満席の客席を見渡した。
純粋すぎるがゆえに生きづらさを抱える権藤右近を演じた山田は、初めて原作に触れたときのことを述懐。「僕が読んだときはもう絶版になっていました。もう本屋では売ってないんですね。普通はそういう作品の映画化には、あまり手を出さない。でもこうやって映画化することで、素敵な作品が多くの人に知ってもらえたことがうれしい」と語る。右近の友人・牛山役を務めた荒川は、自身が20代半ばの頃を振り返り「調子に乗っていて、山下監督と飲んだときに“ハード・コアをやるなら牛山役はぜひ”と言っていた。それが実現してこんな初日を迎えられるとは思いませんでした」と挨拶した。
登壇陣は映画のタイトルにちなみ、最近あったハードな出来事やハードだと思う人物を明かすことに。右近の弟で腐った世の中にうんざりした商社マン・左近役の佐藤は「これほどハードに生きている人はいない」と山田を見つめる。「同じ俳優という職業だからこそわかるんですが、役に入り込んだときの深度の次元が違う。本番中に本当に気を失うんです。台本に“慟哭する”と書かれているところで救急車呼ばれたりとか」と驚きのエピソードを明かす。これを受け、山田は「勝手な使命感ややりがいを感じて、そこに喜びを見いだしているんでしょうね。もう早死にする人の典型ですよ(笑)」と素直な思いを口にした。
また重要なシーンが夜の場面に集中していることもあり、撮影は連日徹夜で行われていた。山田も「基本的に眠かったし、暑かった。朝から朝まで(の撮影)が何度もあって、本当につらかった」と本音をポロリ。真夏の炎天下での撮影では、疲れ切ったロボオが椅子から転げ落ちることもあったという。佐藤が「ロボオを脱ぐと足元に水が溜まってるんですよね」と笑うと、山田は「水というか汗?」と続け、荒川は「汗というかロボオの汁ね。あれはおしっこしてたの?」と笑いを誘った。/最後に山田は、本作のメイキングに言及。「その映像もすごくセンスがよくて。DVDにはなると思うんですが、1日限定上映の機会とかも設けられるかもしれません」と明かし、「映画の現場ってこんな壮絶なんだと知れると、より一層作品に対する愛も深まるんじゃないかと思います。また別の視点から映画を楽しんで、もっとハード・コアを好きになってくれたらうれしいです」と締めくくった。』
※イケメン二人と、ほのぼの系の生き物2体、という組み合わせが絶妙である。
カツとエビフライのW定食!みたいなメニューに、野菜と箸休めのお豆さんが
きちんと添えられている嬉しさに喩えるのは、ちと解り辛いだろうか・・・。
→ 『[映画.com ニュース] 作・狩撫麻礼氏、画・いましろたかし氏による漫画を映画化した「ハード・コア」(公開中)に出演する山田孝之、佐藤健、メガホンをとった山下敦弘監督が、映画.comのインタビューに応じた。兄弟役の山田と佐藤に対して、山下監督が「よく見ると全然似ていない」と打ち明けると、同時に笑いだした2人。見た目こそ似ていないが、落ち着いた雰囲気、演技に対する真摯な姿勢は重なって見える。本作は、不器用な性格で世間になじめず生きる権藤右近(山田)と、世の中に希望を見い出せない商社マン・左近(佐藤)の兄弟が、右近と友人・牛山(荒川良々)の発掘したロボット「ロボオ」によって、思わぬ事態に巻き込まれるさまを描く。
山田と山下監督といえば、テレビドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」、ドキュメンタリー番組「山田孝之のカンヌ映画祭」でもタッグを組んできた。山下監督は「企画を立ち上げたのは、5年くらい前です。原作はすごく面白いのに、絶版になっていたので知っている人がそんなにいない。たまたま山田くんが知っていて、しかも好きだって聞いたときは奇跡だと思いましたね」と振り返る。テレビでもネット配信でもなく“映画”を選んだ理由について、山田は「役者としては演じることに変わりはないですが、映画だとお客さんのあり方が全然違います。そういった意味では『ハード・コア』は映画が一番合っている。劇場まで足を運んで時間を割いてもらって、暗い映画館だと集中力が高まるので、そこでこの“カオス”を見せられると、より頭が混乱してくると思います(笑)」といたずらっぽく笑う。
確かに、“カオス”という言葉がよく似合う作品だ。山田と山下監督は、インタビュー部屋に置かれた本作の資料を見ながら、「ここに佐藤健が写っているのはおかしい」「救世主だ」と違和感を口にしたが、山田から直接出演交渉されたという佐藤は「孝之くんと兄弟役というのが、まず一番に出演したかった理由です」と即決し、「その後に台本を読んだら面白いし、原作にも胸を打たれましたし、左近という役自体にも魅力を感じました。キャラクターのなかでは一番お客さんが共感できるようなことを言っているけれど、その根底にはほかの登場人物と同じようなハードボイルドを持っている。ただ良い人じゃないというところが、左近の好きなところです」と、山田と山下監督と同じように作品にひかれていった。
兄弟を演じた2人について、山下監督は「眼力がある」と共通点を指摘し、「左近役に健くんって浮かんだときには、なるほどなって思いました。よく見ると、全然似ていないんだけれど」と打ち明ける。佐藤が「でも、劇中で見るとなんだか似ている」と言う通り、スクリーンのなかではしっかり兄弟に見える説得力があり、山田は「右近と左近の関係は、俺と健の普段の関係に近いところがある。現場でも普段でも、テンションが一緒なんです」と明かす。「バクマン。」「何者」でも共演経験があり、山下監督は「2人の息があっているからですかね。2人のシーンを撮っているとき、『あぁ、映画撮っているな』って感じがしたんですよ。会話だけのシーンでもすごい映画を撮っている気になる。脚本の向井康介も『2人が芝居をすると重厚感が出る』って言っていて、僕はそれがすごく良かったと思っています。映画にメリハリが出て、2人だからこその独特な重さは映画館で見るとすごくいい」と分析する。
終始穏やかな山下監督だが、過去には「山田孝之のカンヌ映画際」で山田と意見がぶつかったような場面も放送されたことが話題になった。撮影を振り返った佐藤が、山下監督について「僕らが迷っていたら、一緒に考えて探ってくれる方。決めつけた答えを投げかけてくるのではなくて、寄り添ってくれたのがうれしかった」と感謝を伝えると、よく知った仲の山田も「一緒に模索しながら作っていけるような、信用できる監督ですね」と同意してから、「やっと」と一言付け加えて笑い合った。(映画.com速報)』
→ 『——荒川さんが牛山役を演じるにあたって、一番苦労された点は?/荒川:しゃべれないですからねぇ。たとえば誰かに何かを貸して欲しい時も、「貸して!」って顔だけで表現しないといけないんです。「あぁ……欲しいなぁ」って(と言いながら、無言でこちらに訴えかける実演をしてくださる荒川さん)。——うわぁ、メッチャ伝わってきました! ジェスチャーというより「念を飛ばす」みたいな感覚ですね。台本のト書きにもそのように書いてあったりするんですか?/山下:そうですね。原作の絵があるから、かなりイメージしやすいとは思いますけど。/荒川:台本に書いてあるといっても「牛山、チラシをジッと見つめる」とかですけどね(笑)。——さすがにここまでセリフが少ない役柄は初めてですか?/荒川:そうですね。——今回はどのような役作りをされたんですか?/荒川:牛山はロボオの世話係という役割だったので、現場でも実際にずっとロボオのケアをしていました。(ロボオ役の石井)モタコは忍耐強くて何も言わないんですが、真夏にウェットスーツを着て演じるという過酷な撮影で、カットの声がかかっても自分では脱ぐことも出来ないんです。/山下:ウェットスーツの上からさらにロボオの着ぐるみを装着するから、撮影が終わってロボオの足をひっくり返したら「ビシャビシャ」って音が出てくるくらい汗をかいていて。——本当につきっきりで面倒を見てあげないと、大変なことになりかねない状況だったんですね。/荒川:「本当にしんどかったら言ってね」って励ましながら、世話をしてましたね。/山下:専属のスタッフもいたんですが、ロボオの頭を誰よりも早く外してくれたのは荒川さんでしたね。メイキングにしっかり映っていると思います(笑)。——荒川さんのロボット愛は相当深いですよね。古厩智之監督作品『ロボコン』では、ロボット部の部長を務められていましたし。/荒川:あぁ〜そうでしたね。でも、たまたまですよ……。——だからこそロボオに対する愛着も人一倍強いと感じました。/荒川:ストーリー上、牛山は山田君演じる右近に面倒を見てもらう立場なんですけれど、ロボオが出てくることによって、初めて牛山の中に母性のような感情が芽生えるんです。/山下:ははは(笑)。/荒川:現場の状況も相まって「俺がロボオのために何とかしなきゃ!」って心の底から思うようになる。——なるほど! 急に自立心が芽生えて、牛山がお母さんのようにロボオを育てるわけですね。/山下:それこそ、不憫の連鎖ですよ(笑)。
——ちなみに、ロボオは実はすごく優秀なロボットという設定ですが……。/荒川:頑張っているけど、ひとりじゃ何も出来ません。足元が見えないから立ち上がれないし、もちろん階段も降りられない。/山下:子役がいると現場が和むと言われるんですが、今回もまさにそんな感じでしたよ。ロボオをケアするために皆が心ひとつになれるというか。/荒川:扇風機で風を当てたり、うちわで扇いだり……。モタコも「こんなに至れり尽くせりケアしてもらって。撮影が終わったあと、俺ひとりで生きていけるかな」と(関西弁で)つぶやいてました。——超大物俳優並みの待遇だったわけですね。/荒川:そうそう。「誰も構ってくれなくなったらどうしよう」って。——撮影現場の雰囲気はどんな感じだったんですか?/荒川:「とにかく右近やロボオとずっと一緒に居る」という一言に尽きますね。アパートの部屋の撮影シーンなんて待機場所すらなくて「外の廊下でちょっと待つ」という感じでしたから。/山下:「狭くて暑い」という場面が多い過酷な現場でした。廃墟のシーンでようやく広い場所に出られたと思ったら、今度はめちゃくちゃ空気が悪かった。——なにより現場が「ハード・コア」だったわけですね(笑)。/荒川:主に夜中に栃木で撮影していたんですが、空が明るくなってきた頃にロケバスで東京に帰って、風呂に入って仮眠してからまた集合、みたいな感じで……。/山下:スタッフは本当にきつかったと思いますね。——まさに埋蔵金を掘りに行っているみたいですね。
/荒川:これで台風とか来てたら、「ロスト・イン・ラ・マンチャ」みたいでしたね。/山下:そこは上手く避けてくれて、なんとか撮りきれちゃったんですよ。——無事に映画が完成してよかったです。/山下:体力的にも、そろそろ無茶はできないなと思うんですが、スタッフも原作を愛していたので、どんなにスケジュールがきつくても「このシーンはカットしましょう」っていう言葉が現場から出なかったんですよね。とはいえ、俺に見えないところではきっといろいろ揉めていたと思うんですが(笑)。——荒川さんは、ご自身が出演した作品をほとんどご覧にならないそうですが、「ハード・コア」はどうでした?/荒川:僕、自分の芝居を見返すのが嫌いなんですよ。監督が既にOKを出しているのに、役者がモニターをチェックして「監督、ちょっと今の芝居納得いかないから、もう1回やらせてください」みたいな光景をよく見かけますが、僕はやりたくないんです。『ハード・コア』は試写で見たんですが、その時はまだ客観的に見れられなくて、「あぁ、あのリアクションはもうちょっと抑えればよかったかな」とか反省しきりでしたね。——山下監督から見た牛山はいかがでしたか?/山下:そりゃ、完璧ですよ。キャスト全員素晴らしかった!/荒川:お! 日本アカデミー賞、狙えますかね。/山下:総なめして欲しいですね。/荒川:式典会場の丸テーブルを、ロボオと一緒に囲めるといいなぁ(笑)。』
※『ロボコン』の部長役、懐かしい~~~!『ピンポン』の卓球部部長も
良かったし・・・。良々の部長シリーズ新作がそろそろ観たい気分だわーーー!
『毎日、自己の嫌いなことを 二つずつ行うのは、魂のためによいことだ。』 |
出展:「月と六ペンス」(岩波書店) |
発言者:サマセット・モーム (イギリスの小説家 劇作家 1874年1月25日~1965年12月16日) |
→ 『解説:この逆説的言葉は正しい。朝起きたとたん、いやなことがあると思うと気が重い。できれば嫌いなことなんかなければいい。しかし、あえて嫌いなことがあればいいと思う。しかも1つではなく2つ、この立ち向かう気こそなくて輝く魂なんかありっこない、そう考えたほうがいいのだ。嫌なことなんかに負けるくらいなら負けてしまえ、わが魂よ。代表作「月と六ペンス」は安住を捨て芸術に生きたゴーギャンをモデルにした名作だ。』
→ 『■内容紹介:狂信的な布教への情熱に燃える宣教師が、任地へ向う途中、検疫のために南洋の小島に上陸する。彼はここで同じ船の船客であるいかがわしい女の教化に乗りだすが、重く間断なく降り続く雨が彼の理性をかき乱してしまう……。世界短篇小説史上の傑作といわれる「雨」のほか、浪漫的なムードとシニックな結末で読者を魅了する恋愛小説「赤毛」など、南海を舞台にした短篇3編を収録。/■登録情報:文庫 177ページ /出版社 新潮社 /言語 日本語 /ISBN-10: 410213008X ISBN-13: 978-4102130087 /発売日 1959/9/29 /梱包サイズ 15 x 10.6 x 0.8 cm /おすすめ度 5つ星のうち 4.3 /カスタマーレビュー: ひつじ日和 5つ星のうち5.0 「語り手の神様」 2014年10月3日・・・うーん。思わずうなってしまう短編3つ。モームさんは宗教に対してシニカルな感じですね。どの短編も最後までぐいぐいと読者を惹きつけます。この先どうなるんだろう。そこで一気に結末へと向かいます。そこで唸り声が出てしまうわけです。新しくなった新潮文庫は、文字が大きくて読みやすく、装丁も内容に合っていると思います。』
☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
※カラオケ動画とかは観るの苦痛だけど、こういうのはいいやねー。
野分はユニット名のようだ・・・