『翔んで埼玉』

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eiga.com 作品情報 『翔んで埼玉』

解説

パタリロ!」で知られる漫画家の魔夜峰央が1982年、当時自らも居を構えていた埼玉県を自虐的に描いたギャグ漫画として発表し、30年以上を経た2015年に復刊されるとSNSなどで反響を呼んだ「翔んで埼玉」を、二階堂ふみGACKTの主演で実写映画化。かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていた。東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまうが……。二階堂が男性である百美役をGACKTが麻実役をそれぞれ演じる。監督は「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズの武内英樹

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■スタッフ:/監督 武内英樹 /原作 魔夜峰央 /脚本 徳永友一 /製作 石原隆 村松秀信 遠藤圭介 /プロデューサー 若松央樹 古郡真也 /撮影 谷川創平 /照明 李家俊理 /録音 加藤大和 /美術 あべ木陽次 /美術プロデューサー 三竹寛典 古川重人 /美術進行 森田誠之 /装飾 竹原丈二 /人物デザイン監修 柘植伊佐夫 /衣装デザイン 柘植伊佐夫 /衣装 田中まゆみ /ヘアメイク 塚原ひろの 千葉友子 タナベコウタ /VFXプロデューサー 赤羽智史 /編集 河村信二 /音楽 Face 2 fAKE /主題歌 はなわ /ミュージックエディター 小西善行 /サウンドエディター 伊東晃 /フォーリーアーティスト 伊東晃 /記録 渡辺美恵 /監督補 森脇智延 /助監督 楢木野礼 /制作担当 碓井祐介 /アソシエイトプロデューサー 片山令子 高木由佳 /ラインプロデューサー 関口周平

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■キャスト:二階堂ふみ(壇ノ浦百美) GACKT(麻実麗) 伊勢谷友介(阿久津翔) ブラザートム(菅原好海) 麻生久美子(菅原真紀) 島崎遥香(菅原愛海) 成田凌(五十嵐春翔) 間宮祥太朗(埼玉県人の青年) 加藤諒(下川信男) 益若つばさ(おかよ) 中尾彬(壇ノ浦建造) 武田久美子(壇ノ浦恵子) 麿赤兒(西園寺宗十郎) 竹中直人(神奈川県知事) 京本政樹(埼玉デューク) JAGUAR(エンペラー千葉)

■作品データ:/製作年 2019年 /製作国 日本 /配給 東映 /上映時間 107分 /映倫区分 G

オフィシャルサイト

※さすが、大ヒットしてるだけのことはある!超くだらないストーリー、おバカな

会話を、思いっきり真面目に繰り広げることの可笑しさよ・・・。


二階堂ふみ×GACKT主演!映画『翔んで埼玉』予告編



女性自身 武内監督語る「GACKTさんに感じたワクワク感」

『「ボクも、東京から虐げられる立場の千葉県出身なので、埼玉県民の気持ちがわかるんです。原作は未完ですが、埼玉と千葉が戦う大スペクタクル感を出して、最後は手を取り合って東京に立ち向かう物語が“見えた”んです」(武内監督・以下同)

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映像化するにあたり、もっともこだわったのはキャスティングだ。「バカバカしい内容だけに、演技が上手な人でなければ、単なる茶番になってしまう。魔夜先生が描くきらびやかな世界にもピッタリなので、少年である百美役を二階堂ふみさんにお願いしました。衣装は、宝塚歌劇団をイメージして、こだわってもらいました。すっかり役にはまり込んで、撮影後にカツラを外すと、逆に違和感があったほど」/麗役には、何人もの若手イケメン俳優の名が候補に挙がったが、武内監督は首を縦に振らなかった。「埼玉県を笑う内容だから、リアルであればリアルであるほどシャレにならないんです。“これは虚構の世界のお話ですよ”と一発で伝えられる、ぶっ飛んだ存在が必要だったんですね」/会議の場でようやくGACKTの名が出たときは……。「『そういうことだ!』と声を張り上げていました」

GACKTもオファーを受けた際、「高校生役というだけで、即答で断った」と明かした。だが、漫画好きで、魔夜作品のファンでもあるということから、急転直下で主演が決まったのだ。「かつて、ボクが監督したテルマエ・ロマエで、阿部寛さんがローマ人の主人公を受けてくれたときのワクワク感が蘇りました」』

※髪型を工夫して、年齢不詳に見せたところが良かったですね。要はヒットするときゃ、

何から何までがいい方に転がるということだろう。これがもし大滑りしていたら、大炎

上に次ぐ大炎上で、ネット界は別の意味のお祭りになってたであろうーーー。


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※ネット黎明期に流行った「さいたまフラッシュ」を実写化したと思えば・・・。

「サイタマーーーー!!」って、やっぱり時代を先取りしてたんだな~。


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※ここまで振り切ればオッケー、ってことか。ちょっとでも差別的発言を

すれば叩かれる不自由なご時世で、世間のみんなが大っぴらにディスれる

対象物を待ち望んでいたのかもしれない・・・。


映画ドットコム インタビュー 二階堂ふみ&GACKT「翔んで埼玉」に刻んだ耽美な“愛”

『■オファーを受けて「本気か?」:二階堂は初の男性役。「最初にどの役をオファーされたのかわからなくて、女性の役ですか?と聞いたら百美ちゃんですと言われました。ええ!? できるかな?とも思いましたが、それよりは楽しそう!という期待感が先行しました。きっとありえない世界観になっていくんだろうなという予感がしました」と振り返る。/その名のとおり、眉目秀麗な麻実麗役のGACKTは、オファーを受けた際、一度は断ったという。「本気かな? と。高校生役だし、ちょっと無理があると。でもボクは魔夜先生の大ファンだったので、先生のご指名だと聞いて『やってみます』となった。そして衣装合わせで、ここまで作り込んでくれる作品なんだとわかり、さらに初日にふみちゃんの姿を見て、これなら大丈夫、と確信した」。メガホンをとったのは「のだめカンタービレ」「テルマエ・ロマエ」シリーズの実写化作品で知られるヒットメーカー・武内英樹監督。なんと百美と麗のキスシーンを、いきなり初日から撮ったそうだ。

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■初日にキスシーンを課した理由は…:GACKTは「それは武内さんの狙いだったのではないかと。最初にボクとふみちゃんを含め、関わっている人たちに、あの世界観をわからせようとしたんじゃないかな」と推測。「ボクたちは漫画やアニメのように美しいキスシーンにしようと思った。感情よりも画が大事だということで、2人の唇がつくタイミングが合わなければ終わりだから、距離感や角度を、カメラマンの谷川(創平)さんとも話した」と言葉を重ねる。全編を覆う耽美的なオーラは、撮影初日から発露されていたというわけだ。

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■徹底した「笑いを取りに行かない演技」 そして感じた互いの強み:武内監督が2人に求めたのは、決して笑いを取りに行かない真摯な演技。二階堂は「変にウケを狙おうとか、面白くしようと思うと、すぐ監督にばれてしまいます。そこの差し引きは、監督がコントロールしてくださいました」と、同監督への信頼感を口にする。GACKTも「どのシーンもすごく真剣にやっていたけど、正直、演じているボクたちは全体のつながりが見えてないから、なにが面白いのか、わからなくなることもあった。ボクだけなのか?と途中で心配になって、ふみちゃんに、このシーン、理解している?と聞いたこともあって。ふみちゃんは“いえ、理解はしてないです。でも、それは武内監督が導いてくださいますから。それと……”とさらっと言って、言い切らないうちにどこかに行ってしまった。ボクはもう少し、最後の部分を聞きたかったんだけど」と苦笑いを噛み殺した。

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/また、ともに沖縄出身の2人。共演して感じたことを聞いた。GACKTは、二階堂を「とても興味深い人。ボクのサンプルのなかになかなかいないタイプ」ととらえたそうだ。「すごく哲学的に物事を考えているところがたくさんあるけど、自分の考えが世の中から外れているのか、いないのかを客観視しているところもある。でも、自分の考えが正しいか、間違っているかの善悪を考えていないというか、そこにたどり着きたくないという自我もあり、自分の考えを曲げて生きようとは思っていない強さもある」。それは、彼ならではの深い洞察力をもってしての分析だ。「人は振り切ってしまえば楽だし、もっと自由に生きられるけど、その分、リスクも伴うし、攻撃されることもある。ふみちゃんは、私はこうであるという強い自我を持っているのに、周りとも協調し、バランスも取らなきゃいけないという間にいて、ときには苦しんでいるようにも見える。自分の強さに対してのバランスの取り方と、ある種の不安定さが非常におもしろい。ふみちゃんに年齢を聞いた時“ええ?そんなに若いのに、そんなことを考えているの?”と、最初は驚いた」。/一方の二階堂は、GACKTの印象について「気持ちのいい裏切りばかりでした」と晴れやかな表情を見せる。「GACKTさんは、周りが勝手に、こうであってほしいと期待している部分があり、たぶん私も最初はそういうフィルターで見ていたと思います。生活感がない方なので、実際にお会いするまで、本当に生きている方なのかな?と思っていたくらいです(笑)。でも、初めてバラエティーの収録でご一緒させてもらった時、ものすごく懐が深くて、やさしい方だと感じました」と語り、「常に努力されている。ご自分で研究され、作り込んで緻密にやっていらっしゃるからこそ、GACKTさんには説得力があるんです」と心からのリスペクトも明かした。

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■振り切った演技が生んだ“笑い”と“愛情”:日本映画としてはかなりの意欲作となったが、現場に入った2人は全くひるむことなく、振り切った演技を見せてくれた。だからこそ今作は、荒唐無稽のコメディ映画ではなく、極上のエンタテインメント作品に“着地”することができたのだろう。GACKT自身も「正直、ボクも試写を見るまでは、大丈夫かな? と思うところがあった」と、最初は仕上がりに半信半疑だったよう。しかし、その不安は試写会場で払拭された。「映画を見ながら“なんてくだらないんだ”と何度も思い、自分も心から笑ってて。周りは関係者ばかりで、けっこうお堅い人たちもいるのに、みんなが声を出して笑って。途中で、海外の映画館みたいだと気づいた。映画館って、海外ではひとつのコミュニティーだと思っていたけど、日本でもこういうふうに見てもらえるのなら、もっと映画界も盛り上がるのでは、と思った」/二階堂も「私はディスること自体、悪いことだと思っていますが、この映画はディスりで終わっていないんです。ちゃんと最終地点で逆転できるというゴールが見えているから、ディすればディスるほどおもしろくなるし、気持ちよく見られるんだと思います」と、手応えを隠しきれない様子だ。完成した映画を見ると、この2人なくして「翔んで埼玉」は成立しなかったと改めて実感させられる。キャストやスタッフ陣の並々ならぬ思いは、“ディスり”を“愛”へと昇華させ、普遍的なメッセージをも組み込んだ壮大な“オペラ”を編み上げた。

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GACKT「人は誰でも心のなかに優越感や劣等感を持っていて、その間で右往左往していると、ボクも昔、言われたことがある。これは特定の人の話ではなく、それぞれの人たちが住んでいるエリアでも当てはまる話。だからこそ、『くだらない』と笑いながら見てほしい」/二階堂「映画はいろいろなタイプのものがあります。本作を経て、必ずしも共感だけで映画を作る必要はない、と感じました。例えば本作だと、意図していないところで共感が生まれることもある。自分のアイデンティティや劣等感、自尊心などをかきたてられる、エンタテインメント作品に仕上がったと思います」』



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女性自身 伊勢谷友介を悩ました「おもしろ半島、ちばへ」

『「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」そんなセリフ満載の映画が大ヒットしている。当の埼玉県民がいちばん笑っている今作の裏に、一流俳優たちの体当たり演技があった――。「2月最終週の週末観客動員数ランキング1位! しかも、埼玉をおもしろおかしく描いているのに、埼玉県でまさかの記録的な大ヒットという珍事に、うれしい半面、戸惑いもあったりします」/そう語るのは、二階堂ふみ(24)とGACKT(45)のダブル主演が話題の『翔んで埼玉』(東映系)で、メガホンを取った武内英樹監督(52)だ。原作は、『パタリロ!』の作者でもある魔夜峰央さん(66)が、30年前に発表した同名ギャグ漫画。(内容解説省略)

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撮影がスタートして、まずキャスト全員に伝えたのは「ど真面目に演じてくれ」ということだった。「コメディだからといって、ふざけたり、ちゃらけたりすると、逆に面白くなくなる。だから大河ドラマに出ているつもりで、江戸川を挟んだ埼玉と千葉の戦いも、それぞれが戦国武将になったように演じてほしいと伝えました」/埼玉と反目する、千葉解放戦線のリーダー、阿久津翔役の伊勢谷友介(42)も、監督の言葉に苦悩した。「伊勢谷さんはセリフ一つ一つに魂を込める。二階堂さんとGACKTさんに『ようこそ、おもしろ半島、ちばへ!』とすごむセリフや、『東京ドイツ村伊藤ハム東京工場、東京ベイシティ交通ららぽーとTOKYO-BAY!』と、東京の名がついている千葉の施設を列挙するセリフに、“これにどうやったら気持ちが込められるのか、本当に難しい”と悩んでいました(笑)」

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その伊勢谷の配下を演じた小沢真珠(42)も、女優魂を見せた。「台本ではほとんど登場シーンがなかったキャラなんですが、海女さんの格好をして、サザエを持ってGACKTさんを威嚇する姿があまりに面白くて、あらゆるシーンで登場していただきました。/埼玉県人役の加藤諒(29)は迫力満点の演技だった。「GACKTさんが埼玉県民に奮起を促すため、『ダサいたま、くさいたま』とあおったのに対し、諒くんが『何もなくても、住みやすくていいとこじゃないか!』と仲間を鼓舞するときの演技が素晴らしくて、現場で涙を流すスタッフがいたほどです」公開から3日で、すでに25万人を笑わせた『翔んで埼玉』。「理屈なく楽しめるし、郷土愛や耽美的な要素もちりばめられています。ぜひ、ご観賞ください」』


GACKT&伊勢谷の本気キス現場

『キャストからのアイデアで、台本になかったシーンも加わった。「あるとき、GACKTさんがすごく真剣なまなざしで『ボクと伊勢谷(友介)くんのキスシーンがあったほうが、いいんじゃないかな』と提案してきたんです。“え、何言っているんだ?”って思ったけど、確かにボーイズラブは、原作にも描かれている重要な要素です」

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ところが伊勢谷は「それ、必要ですか? それは……。う~ん」と、動揺の色を隠さなかったとか。「真剣に考えた結果、2人のキスシーンが作品に彩りを与えるということで、納得してくれました。ただ、決断するまでに時間がかかっていましたけど」/埼玉と反目する、千葉解放戦線のリーダー・阿久津翔役の伊勢谷が、GACKTを縛り上げ、チラチラ見える乳首を責めながら、キスに臨んだ。/「現場は異様な緊張感で、女性スタッフたちが集まって2人を凝視していました。ボクが『カット!』の声をかけると、伊勢谷さんは『あ、女性とするのとあんまり変わらなかった』って笑いを誘っていました。多分、彼なりの照れ隠しもあったんでしょうね(笑)」』

※なるほど。伊勢谷とのキスシーンを入れることが、ガクトはんの出演条件

だったワケですね。ニャルヘソニャルヘソ。。。


二階堂ふみ「翔んで埼玉」の大ヒットはウソ!?



埼玉新聞 全県民に「翔んで埼玉」鑑賞を 大ヒット映画、映画館のない秩父で特別上映会 23日、東映の協力で開催

『埼玉県の秩父市は8日、同市熊木町の秩父宮記念市民会館大ホールフォレスタで23日午後2時から、全国で異例の大ヒットを記録している映画「翔(と)んで埼玉」の特別上映会(東映主催)を開催すると発表した。現在公開中の映画では異例の特別上映会という。同映画は2月22日に全国公開され、埼玉をディスる(けなす)面白さなどが話題となり、公開12日間で鑑賞人数が80万人を突破するなど、大ヒットを記録している。秩父地域には映画館がなく、全県民に同映画を鑑賞してもらうため、東映の協力で特別上映会が開催されることになった。/全席自由席で定員は千人。チケットは前売りが1500円(当日券1800円)で、市内の西武秩父駅前の秩父観光情報館や道の駅ちちぶ、市観光課(平日のみ)、チケットぴあで販売する。』

※んーーーー、エエ話や。。。(Д`; )


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※このグッズめっちゃ欲しいーーーーー!!-----!!


コミックシーモア 翔んで埼玉 1巻

『■作品内容:TV番組で紹介されると共に大きな話題となっている「翔んで埼玉」の全3編! 魔夜峰央先生が埼玉県在住だった当時、埼玉県全体をおちょくった快作です。(この作品は「やおい君の日常的でない生活」に収録されています。重複購入にご注意ください。)

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■作品情報:ジャンル 少女マンガ ギャグ・コメディー / 映画化 /出版社 白泉社 /雑誌・レーベル 花とゆめ /DL期限 無期限/ファイルサイズ 19.3MB /対応ビューア ブラウザビューア(縦読み/横読み)、本棚アプリ(横読み)

■最新のレビュー: (4.0) 「実写映画化をキッカケに」coconut cookieさん 投稿日:2019/3/6 原作を読んでみたいと思い購入しました。作中の埼玉に対してdisrespect的な表現の根底に揺るがない愛を感じます。数十年前に描かれた作品ですが斬新さと切れ味の良さと楽しさがあります。続編が出たら是非読んでみたいですし、こちらの作品を読み終 えると読む前よりも埼玉を好きな気持ちが増します。』



マンガ新聞 すべてのディスりは愛が育む…!『翔んで埼玉』魔夜峰央先生スペシャルインタビュー!!

『ーーそういえば、そもそもなんですが、『翔んで埼玉』の「翔んで」ってどういう意味でしょうか…?/魔夜 たぶん「翔んでイスタンブール」からじゃないかなと。あんまり覚えていないです。先日も、英語訳を考えて下さいと言われて、「Fly me to the SAITAMA」くらいしかないですよね。ーー英語訳ということは、いよいよ海外版も出版ですか?/魔夜 いや、上海で試写があったんです。今度シカゴでもやるんですけど。ーー上海で!上海の人には埼玉県の虐げられた感じとか分かるんでしょうか?/魔夜 これが、日本以上にバカウケだったと。やっぱり、中国なら中国で千葉埼玉問題があるんですよ。シカゴにもきっとある。こで、もしシカゴでもウケたら、本当にこれはワールドワイドな映画ですよ。世界中どこに行ってもこういう問題があるんだ。地域格差とかがあって。それをみんな、自分たちに置き換えて笑えるんだなと。

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魔夜峰央ワールドの根底にあるもの

ーー35年以上を経て、ご自身では忘れていたくらいの作品にいま、大きな波が来ています。先生の40年以上に渡るキャリアの中で、この『翔んで埼玉』はどんな位置づけになるでしょうか?/魔夜 やっぱり、普段マンガを読まない人にも私の名前や作品を知らしめてくれたありがたい作品。ここからまた『パタリロ!』に行ってくださる方がいたら、なお嬉しいです。ーー『翔んで埼玉』しか読んでいない人が『パタリロ!』に行っても、通ずるものがあるので絶対に楽しめますね!/魔夜 基本的に、全部いっしょですから。ーー『パタリロ!』の連載開始時には、いわゆる「少年同士の恋愛もの」は悲劇や悲恋が多く、虐げられるような展開の作品が多かったように思います。それを、『パタリロ!』が大いに笑って楽しめる作風で全く新しい切り口を見せてくれました。『翔んで埼玉』の埼玉ディスも、気持ちよく笑い飛ばせる形で描かれています。そこには「愛」がベースにあるんだなと勝手に思っているのですが、笑いに対するこだわりはありますか?

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/魔夜 神様の本質は愛だと想っているんです。笑いというものは神様の領分だと思うんです。笑いの神様という言い方がありますけど、笑いの神様がいるんじゃなくて、神様の本質が笑いにつながる、愛にもつながっているんです。笑うと幸せになるでしょ?それが人間。だから、私はハッピーエンドを常に描きたいと思っています。もし、ちょっと考えさせられるようなラストがあっても、絶対に救いがあるものにする。愛と笑いっていうのは私の一番基本的な部分なんです。ーー『翔んで埼玉』のGACKTさん、『パタリロ!』の加藤諒さん、先生の作品には不思議と、原作ファン全員が「納得!」と叫びそうな俳優さんが起用されています。そんな出会いも、ベースに愛があるから神様が引き合わせてくれるのかもしれませんね。/魔夜 運命的にピッタリくる役者さんがいるんですね。全部良い方向に転がっていくんですよ。ーー先生は、もう『翔んで埼玉』の続編は描かれないと断言されています。『パタリロ!』と『ラシャーヌ!』が作品を超えて電話で会話した時のように、せめて『パタリロ!』の中に麗や百美が登場したりは……/魔夜 世界観が違いすぎるから無いですね。ーー逆に、『翔んで埼玉』の作中にバンコランが ひとコマだけ出てきますが…/魔夜 バンコラン出てます?あっ、ホントだ!(笑)//というわけで、『翔んで埼玉』のことは本当にキレイに忘れていらっしゃった先生ですが、映画『翔んで埼玉』への思いやご自身の創作活動について、終始穏やかかつ流麗にお話下さいました。先生、お忙しい中本当にありがとうございました!『パタリロ!』のバンコランが『翔んで埼玉』のどこに出てくるのか、気になった方は、ぜひ『翔んで埼玉』の原作を改めてお読み下さい!!』


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☆「プロレス今日は何の日」と「漱石と明治人のことば」をお届け~♪

(詳細は、1月1日の日記を参照のこと!)


☆さ~~て、本日3月8日(金)の、「プロレス記念日」は~?


年度・団体【1989年・日本武道館
カテゴリー【夢対決】
見出し:『2代目タイガーマスクがNWA世界ヘビー級王座に挑戦』

『解説:三沢光晴にとって唯一のNWA戦。王者リッキー・スティムボートののらりくらり戦法に観客から「馬場さん、これでいいんですか?」という野次が飛んだ。』


◎関連書籍、ニュース記事、試合動画、など。


Ricky Steamboat vs Tiger Mask(Mitsuharu Misawa) 2/2 (9分)



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※リッキー・スティムボートは試合巧者というイメージがあったがなぁー。

入場曲はYMOのライディーンだった。そんな時代ーーー♪


ヤフー知恵袋 リッキー・スティムボートはアメリカでは・・・

『Q:リッキー・スティムボートはアメリカではランディ・サベージやリック・フレアーと歴史に残る名勝負を繰り広げましたが、日本では2代目タイガーマスク(三沢光晴)、グレートムタ(武藤敬司)と、日本を誇るトップスターと大凡戦を繰り広げたのはなぜですか?/A:lia********さん 2017/8/19 三沢タイガー戦もムタ戦も試合の主役がタイガーやムタだったからで、リッキーは添え物的な観点だったからです。UN王座決定戦のvs天龍戦も、天龍の王座戴冠に注目された試合でした。

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あと、リッキーには失礼ですが日本向きのレスラーではなかったのでは?まだ見ぬ強豪として1980年の最強タッグにやっと初来日したものの、優勝戦線には絡まず、翌年以降も米国では売れっ子なこともあって、年に二度ほどしか来日しなかったため日本では人気爆発とは言えず、期待されたDスレーターとのフレッシュコンビもあまり組まれず、全日本側の助っ人として鶴田や大仁田と組んでも話題にならず、新日本では長州や橋本と組んでも同様でした。もっと頻繁に日本に来ていれば団体もプッシュしてくれてたことが考えられるので、つくづく惜しいレスラーです。』


☆本日の、『漱石と明治人のことば』は・・・

漱石と明治人のことば目次


【今日のことば】「人が『緑色の太陽』を画いても僕はこれは非なりと言わないつもりである。僕にもそう見える事があるかも知れないからである」――高村光太郎


【解説】

高村光太郎は彫刻家・画家で詩人。既成の観念にとらわれぬ表現の可能性を追い求める芸術家のひとりとして、画家は自分がそう見えるなら太陽を緑色に描いてもいいではないか、と言っているのである。(評論『緑色の太陽』より。)


夏目漱石も美術に深い趣味と興味を持ち、日本の美術界の発展にも目配りしていた。大正元年(1912)に発表した『文展と芸術』は、そんな漱石だから書けたすぐれた評論だった。「芸術は自己の表現に始って、自己の表現に終るものである」という一行から書き起こし、漱石は、官主導の文展を偏重し過ぎるきらいのある当時の日本美術の状況を憂い、こう綴った。


文展六回の審査に及第した作品が、千遍一律の杓子定規で場内に陳列の栄を得たものとは、ただ瞥見してだけでも、考えられないが、あすこに出ている以外に、どんな個性を発揮した作品があったかは不幸にしてまだ解決されない問題である。余は審査員諸君の眼識に信を置くと共に、落第の名誉を得たる芸術家諸氏が、文展の向うを張って、サロン、デ、ルフューゼを一日も早く公開せんことを希望するのである」


「サロン・デ・ルフューゼ」は、フランスで実施されていた落選作品の展覧会のこと。文展の審査員の評価や俗衆の気受けばかりに心を奪われていると、芸術は堕落しかねない。そんな恐れをも抱く漱石の、若い画家たちへの励ましのことばでもあっただろう。


ところが、まだ20代、反逆心旺盛な高村光太郎は、よく読みもせず漱石の静かな論調に「曖昧」と噛みついたりした。そうして、もっと強く具体的な表現で言い切ろうとして出てきたのが、この「緑色の太陽」ということばであったように思える。いずれ、その言わんとするところは、漱石と同じ「自己の表現に忠実なれ」ということである。


本来なら、漱石の励ましに感謝すべき立場にありながら、それに気づかず突っ走ってしまった辺りが、いかにも性急で直線的な若き日の高村光太郎らしくもある。


細かすぎて伝わらない関連動画など



ジョニーAのつぶやき:太陽を機械のように描いたのは押井守の『天使のたまご』だ。


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