『ピーピー兄弟』 松之助師匠定点観測!
■ストーリー:大阪・十三のストリップ小屋で、ステージに立つ兄弟漫才コンビ“タツオ・イクオ”。小柄でメガネの兄のイクオ(ぜんじろう)と、巨根で男前のタツオ(剣太郎セガール)は、金がなくなれば両親(岸部一徳・田中裕子)の経営する葬儀屋でバイトをしながら日本一の漫才師を目指していた。ある日客からの野次にぶち切れたタツオが過激な下ネタを連発すると、それが大受け。客席にいたテレビ・ディレクター有沢(香川照之)にスカウトされ、テレビに出演する。過激すぎてネタがすべて“ピー音”で消される“タツオ・イクオ”は、一躍お茶の間の人気者に。新ネタとして考えたのは、タツオが女をナンパしてイクオがそれをのぞいてネタを作る実録ポルノ漫才だった。実はセックス恐怖症で童貞だったタツオはこれで女にめざめ、実録ポルノ漫才は大成功。イクオは憧れだった女性・文江と結ばれ、すべてが絶好調に。しかし有沢はもっと“ピー音”を増やすネタを作るよう要求し、ふたりの漫才がタツオの実体験を元にしたものだとテレビでばらしてしまう。ショックを受けた文江はイクオに実録をやめるよう懇願し、ナンパをしようにももはやどの女も引っかからない。有沢との取引でこれが最後と決めたイクオは、女を誘ったタツオから連絡を受け現場へ向かう。だが部屋をのぞくと、タツオに抱かれていたのは文江だった。(後略)
■スタッフ:/監督 藤田芳康 /脚本 藤田芳康 /製作総指揮 山田晴規 横濱豊行 /製作 藤田芳康 /プロデューサー 井出秋人 船津晶子 /クリエイティブプロデューサー 万見亮一 向井潤一 /撮影 清家正信 /美術 平田逸郎 /音楽 藤田芳康 大井秀紀 吉良知彦 /録音 島袋保光 /照明 内野泰宏 /衣装デザイン 宮本まさ江 /メイク 石田伸
■キャスト:剣太郎セガール(吉田タツオ) ぜんじろう(吉田イクオ) みれいゆ(吉田文江) 香川照之(有沢) 田中裕子(吉田豊子) 岸部一徳(吉田徳三) キダ・タロー(小柳) 笑福亭松之助(文吉) 北川さおり(絹子) 小林麻子(美紀)
■作品データ:/原題 ピーピー兄弟 /製作年 2002年 /製作国 日本 /配給 シネカノン /上映時間 102分 /映倫区分 R15+
※まず、ぜんじろうと剣太郎セガールの顔をつくづく眺めてみて、「いや、兄弟の
ワケないやん!!」って全観客が突っ込んだだろうに、それについては一切触れない。
母親の田中裕子が、十三のインチキ格闘家もどきにはらまされたのが実は弟だった、
などという裏設定も一切なし、だ。アタリマエヤケド!
→ 『弟(妹)にとって兄(姉)というものは、いつだって、いつまでだってまぶしい存在。『ピーピー兄弟』を観て、そんなことを思いました。
メガネでちびの兄と、男前で長身で巨根(キャッ♥)の弟はストリップ劇場に出演する売れない兄弟漫才師。実家の葬儀屋でお小遣いを稼ぐような冴えない日々を送っていますが、ある時客に野次られキレた弟が舞台で過激な下ネタを連発すると、これが大ウケしてテレビ番組に出演することになります。放送禁止用語を連発するふたりの漫才はテレビではピー音だらけ。ネタのほとんどはピー音でかき消されてしまいますが、この漫才スタイルが人気となり二人は一躍お茶の間のスターに。しかし、次第にエスカレートするピーにふたりは追い詰められ、すれ違いはじめます。
弟にコンプレックスを持ち続けていたのは兄です。でも弟は、はなっから兄と自分を比べたりしません。だって、生まれた時には自分の前には兄がいて、いつだってその背中の後を追ってきたんだもの。漫才師になったのだって兄ちゃんに誘われたから。嫌々でもなくノリノリでもなく、ただ兄弟だからです。たぶん。長子は前へ前へと突き進みます。道無き道を切り開いて。石橋を叩いたりはあんまりしません。そしてやらかす。乱暴にいえば、それに「迂闊だよ!」と突っ込み、同じ失敗はするまいと生きていくのが次子(私調べ)。でもね、長子には手本となるような背中(親の背中は遠すぎ)はないのです。いつだって周りの期待を一身に背負い、先の見えない不安をはねのけて先陣を切って進んできた。うん、愛すべきは長子です。ありがとう、全国の長男長女のみなさん! なんだかわからないけど、私、次子としてもう少し謙虚に生きていきたいと思います。(文/森 亜紀子)』
※この映画、ゲスくて軽薄なストーリーで終始するかと思いきや、なんと兄弟
の悲哀みたいなテーマもちゃんと描いてくれて、最後はジンとしちゃったヨ。
漫才で泣かせる手法は『火花』(ドラマ版・映画版)以上だったとさえ言える。
※ぜんじろう、最後の輝きだったという訳か・・・?
→ 『ひさびさにツタヤに行ったよ。邦画を3本も借りてしまった。だって半額☆さっそく一本見ました。タイトルは・・・「ピーピー兄弟」!/出演者は・・・ぜんじろう、剣太郎セガール、田中裕子、岸部一徳、みれいゆ。キャッチコピーは・・・この映画はテレビでは絶対見られない!!
大阪、真夏、クソ暑い。ストリップ劇場でそこにしか居場所が無い兄弟漫才をする吉田兄弟。のっぽでイケメン&デカマラの弟タツオ(剣太郎セガール)と、チビでブサイク&短小の兄イクオ(ぜんじろう)。ストリップ劇場でスケベなおじさんたち相手に下ネタ炸裂漫才をしていた兄弟が、ひょんなことから敏腕ディレクターに見出されテレビに出演することになる。 でも、持ちネタといったら過激な下ネタばっかりだら、あのピーがかぶさって、いったいなに言ってるかわからない。なにしろしゃべくりの90パーセントは、ピーですから(笑)。 でも、そのなに言ってるのかわからないのが好奇心を掻き立ててあれよあれよ、と売れっ子に。
流れはこんな感じだから、ストーリーだけ聞くと「ただのコメディー?」と思いきや、かなり違っていて、どちらかというと人情話だった。コメディーだと思っていただけに、話は、意外としっかりしていて正直びっくり。テレビじゃ絶対放送されない映画だから、暇だったら見てみるのもいいかも。nnnnnaokoはこの映画で初めてちゃんとぜんじろうを見たよ。背がちっこかった。』
※この面構え・・・もはや大御所の役者さんだ。
※演じるはストリップ小屋の大将。風船サービスなる企画を考える
あたり、「出来る」商売人である!
※トイレで密談。。。
※若き日の香川照之と対峙して、何らひけをとらぬ真っ向勝負演技だ♪
※タローちゃんの驚く演技。ピーーーが取れるぐらい慌てて欲しかった。
年度・団体【2001年・WWF】 |
カテゴリー【海外】 |
見出し:『WWFがWCWを買収。3日後「ロウ」で発表。』 |
→ 『解説:WWFのテレビ生中継「マンデー・ナイト・ロー」に対し、ライバル団体のWCWが95年の9・4より同時時間帯に「マンデー・ナイトロ」をぶつけてきたことから月曜テレビ戦争が勃発。一時はWCWが83週連続視聴率争いえお制すが、WWFはストーンコールドらの活躍により形勢を逆転させる。/最終的にはWWFオーナーのビンス・マクマホンがWCWを買収。26日のロウで発表し、最終回を迎えたナイトロとの二元中継を行った。これにより米マットは実質上WWFが制圧し、モノポリー時代を迎える。』
☆本日の、『漱石と明治人のことば』は・・・
【今日のことば】「金は時々人が取りに来る。有るものは人に借すが僕の家の通則である。遠慮には及ばず」――夏目漱石 |
【解説】
明治40年(1907)7月23日付で、夏目漱石が門下生の野間真綱に送った手紙の中の一節である。野間真綱はこのとき結婚を控えていて、不足している結婚費用を同じ漱石門下の皆川正禧に借りようとしていたらしい。
細かすぎて伝わらない関連動画など
(「漱石」「金を貸す」で動画検索してみました!!)
※そう考えると、この人ほどお札に似合う人物はいないだろうという気になってくる。