『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』
■スタッフ:/監督 高橋渉 /原作 臼井儀人 /脚本 うえのきみこ /主題歌 ももいろクローバーZ /劇中歌 ももいろクローバーZ
■キャスト(声の出演):矢島晶子(しんのすけ) ならはしみき(みさえ) 森川智之(ひろし) こおろぎさとみ(ひまわり) 潘めぐみ(玉蘭ータマ・ランー) 水島裕(ぷにぷにの精) 置鮎龍太郎(ヌン) 真殿光昭(チャック) 勝杏里(地上げ屋) 廣田行生(ドン・パンパン) 関根勤(師匠) みやぞん(ミヤ・ゾン) あらぽん(凶暴化した客) 百田夏菜子 玉井詩織 佐々木彩夏 高城れに (以上4名 くろぐろクローバーZ)
※全体的に「カンフー映画」のパロディでしかないやんかー、という印象が
強かった前半。「事情が変わった!」と髭男爵みたいな台詞を叫びたくなる
中盤以降は、斬新な展開で目を奪われた。(オチの付け方は斬新を通り越
して摩訶不思議・・・w)
→ 『人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版新作「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」(高橋渉監督、4月13日公開)に、声優の水島裕さんや、置鮎龍太郎さん、真殿光昭さん、廣田行生さん、勝杏里さんが出演することが28日、明らかになった。香港のアクション俳優、サモ・ハン・キンポーの吹き替えなどで知られる水島さんは、同作では伝説のカンフー“ぷにぷに拳”の最終奥義の鍵を握る精霊「ぷにぷにの精」を演じる。置鮎さんは悪の組織ブラックパンダラーメンの刺客のヌン役、真殿さんは同組織の刺客、チャック役で、2人で悪役コンビを担当する。廣田さんはブラックパンダラーメンの大ボス、ドン・パンパン、勝さんは地上げ屋の声優をそれぞれ務める。
「爆盛!カンフーボーイズ」は劇場版26作目。春日部の中華街「アイヤータウン」を舞台に、“しんちゃん”こと野原しんのすけらの活躍を描く。マサオの誘いで伝説のカンフー・ぷにぷに拳を習うことになったしんのすけたちカスカベ防衛隊は、カンフーガール玉蘭と共に修業に励んでいた。一方、アイヤ―タウンでは一度食べるとやみつきになり、凶暴化してしまうラーメン“ブラックパンダラーメン”が大流行。パニックになったアイヤータウンを救うため、カスカベ防衛隊が立ち上がる……というストーリー。』
※なるほど、声優陣にもカンフー関係の者を送り込んでいたのかっ!
→ 『(前略)「ヒロインが最後に悪になってしまう」という意外な展開は、僕と同い年の監督の高橋渉が「子供の頃漫画で読んだ、ゲームの『スパルタンX』でヒロインのシルビアが最後に襲い掛かってくるっていうネタが元で…」ってそれ、ファミコンロッキーじゃないか!!同じカンフーが題材とはいえ、こんなところでネタにされるとは…
さて本作は映画の前半に張られていた伏線を見事に回収してオチがつくのだが、あまりに意外なオチのつけ方でのけぞった。そんなバカバカしい終わり方になるなんて…高橋渉監督作はロボとーちゃんやユメミーワールドなど、泣かせに走りすぎてて好きじゃなかったけど、今回はバカバカしい終わらせ方にして気持ちよかったね。カンフーものに外れナシだ。4人体制になってからの新曲となったももクロの主題歌『笑一笑 ~シャオイーシャオ!~』も作品テーマとあってバッチリだ!出番が1分以下なのはともかくとして…』
※そうなのだ、ヒロインの正義感が暴走して、新たなる脅威となる展開が
これまでのクレしん映画にはなかったテイストで興味深かったのだ。
個人的には、『ガンダム 逆襲のシャア』のアムロとシャアのラストバトル
(シャアはアムロを味方に引き入れたいと思っている。地球に巣食うオール
ドタイプを悪しきものと言い切り、粛清せんとする。それに対してアムロは
まだ人間の良心を信じている。その結果、あの奇跡のシーンに結び付く。)
を思い出してしまったなーー。脳内変換イメージはこんな感じ・・・↓
→ 『「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」は原作者が死んでしまったんだからもう制作を辞めたら、というのが近年のあっしの主張だったが、今年の「クレしん」は大当たりだった。食べた人を凶暴化させる拉麺を作る悪人を正義のヒロインが倒すが、その後正義原理主義者となって反って人々を困らすというプルサガリ的展開も面白ければ、その暴走ヒロインと戦うしんちゃんたちの必殺武器が〇〇〇〇とは‥。
そういえば「紅の流れ星」で喧嘩してささくれだった渡哲也の心をなごませるのも〇〇〇〇だった。高橋渉監督が「紅の流れ星」を意識して作ったかどうかはわからないが、このストーリーはあっしの映画心をくすぐった。今のところ「リバース・エッヂ」と並んで今年のベスト2だ。』
DVD&Blu-ray 発売告知PV ~関根勤コメント付き~
※関根さんは師匠にピッタリ。「パン・ツぅ~・丸・見え!」のポーズも
よく似合うやー。関根さんの芸風ってリアルぷにぷに拳なのかもなぁ~w
※中国へ修業の旅へ、、、っていうストーリーの流れで、わざわざ
パスポート持って空港へ、みたいなこういうシーンいる!?
ここらへん、ちょっとテンポは悪くなってたように感じた・・・。
伊藤Pの部屋 #721『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』
→ 『マサオくんがプロジェクトAのテーマを口ずさんだり、師匠の風貌がドランクモンキー 酔拳のユエン・シャオティエンを彷彿させたりと、ツボは押さえられているし、トータルのカンフー描写も全く問題なかった。だけど、不満も幾つかある。まず、ギャグが圧倒的に少ない。ほぼ笑うことはなかった。「クレしん」はギャグマンガであることを忘れないで欲しい。
不満点というか要望。ななこおねえさんにも、ブラックパンダーラーメンを食べて凶暴化して欲しかった。というのは、イマイチ今回、しんのすけに火が点かないんだよね。しんのすけにとって重要な人物が、ブラックパンダーラーメンを食べて凶暴になるんだけど、しんのすけはそこまでの反応を示さない。元々そのキャラが、しんのすけに対して凶暴なところがあるからかもしれない。なので、優しいななこおねえさんが豹変したら、しんのすけが驚いて、“「オトナ帝国の逆襲」の階段駆け上がり級”のやる気モードになるかなって。
そして、ネタバレになるから詳細は書けないんだが、カンフー映画ならば、“闘い”にもっと重きを置いて欲しかった。カンフー映画の真骨頂は、ラストのボスとの長めの戦い。圧倒的な強さを誇る敵に立ち向かい、やられながらも最終的に勝利を得る。それがないから本作はカンフー映画と謳っているのに、あんまりスカッとしないんだよね。オチのつけ方も「それ?」って。序盤に布石を打ったつもりかもしれないけど、「あぁ~!そういうこと!」という感心は生まれない。てな感じで物足りなさとか不満は、長年劇場版「クレヨンしんちゃん」を見続けてきたオッサンの老害。好きが高じて求め過ぎているのも確か。先述の通り、退屈なんてしないし、普通に面白いです。なお、本作は初日が13日の金曜日です。子供向けの映画なのになぜぇ!?』
※もう、ほぼほぼ同意のレビュー内容だ!でも、ラストのあの解決法に合点が
いかない人が多いというのも、世の中に“ぷにぷに”が足りていない証拠なの
かもーー。ともあれ、いろいろと考えさせてくれる良作とは言えるでしょう。
最後はももクロのターーーーン!
※ももクロの主題歌が流れているときのバックに流れる、淡いタッチの
絵コンテの数々が、めっちゃほのぼのさせてくれる「いい絵」ばかりだ
った!で、いっぱいキャプチャリングしてもうたっちゅうねん!
※今回は、なにげにマサオくんがいい味を出しておった♪
※はいはい、大団円、大団円~♪っと。
年度・団体【1989年・新日本】 |
カテゴリー【大会】 |
見出し:『新日本が東京ドームに初進出』 |
?b> 『解説:こけら落としから1年1か月で、東京ドームにてプロレスが初開催される。大会名は「'89格闘衛星☆闘強導夢」。2月に提携を結んだソ連勢が初めてリングで試合を行い、アメリカを加えた三国代表8名がIWGPヘビー級王座決定&闘強導夢杯争奪トーナメントを競った結果、決勝でベイダーが橋本を倒し第4代王者に。/メインでは猪木がソ連の柔道家、ショータ・チョチョシビリの裏投げ連打に撃沈。サルマン・ハシミコフが水車落としでバンバン・ビガロを秒殺。獣神ライガーが小林邦昭を相手にデビュー。観衆は5万3600人。』
※いやー。盛りだくさんでしたねえー。そんな中、この地味なタッグマッチが
なんとなく一番気になりやした~、はい・・・。動画はなかったワァー
※来年1月に引退を決めたライガー。今日でちょうど30年経つんですね。
感慨深い。リバプールの風は山田に戻って帰ってきたりせんのでしょ
うか・・・?
☆本日の、『漱石と明治人のことば』は・・・
【今日のことば】「教育のこと 天下これより偉なるはなし 一人の徳教 広く万人に加わり 一世の化育 遠く百世に及べり」――嘉納治五郎 |
【解説】
嘉納治五郎は、つねづね「精力善用」「自他共栄」を標榜していた。これはそのまま、自身が創始した講道館柔道の柱となる訓えであった。嘉納は他にも、IOC委員、大日本体育協会会長、貴族院議員など、いくつかの顔を有していた。だが、何よりも根っからの教育者であり、そういう意味では、東京高等師範学校校長の肩書がもっともこの人に似つかわしいものであったのかも知れない。
細かすぎて伝わらない関連動画など
(「嘉納治五郎」「校長」で動画検索してみました!!)
・ 熊本から上京した四三は、憧れの嘉納治五郎(役所広司)が校長を務める東京高等師範学校に入学。治五郎が開催したオリンピック予選会で世界記録を見事に更新し、「天狗倶楽部」に所属する三島弥彦と共にストックホルム大会の出場選手となった。 第0回では、日本初のオリンピアンとなる四三と弥彦が、孤独や劣等感、プレッシャーと戦い、人で乗り越えることを決意。(以下略)
→『漱石に、よくご存じの「私の個人主義」という学習院での講演の文があります。そこに、嘉納治五郎が登場します。何でも、漱石が卒業して、学習院の教師に就職しようとすると、落第。そして、高等学校と高等師範の両方から同時に口がかかることになる。以下は、ちょっとながくなりますが、せっかくですから、しっかりと引用。/「・・・ちょっと学校まで来てくれという通知があったので、早速出掛けて見ると、その座に高等師範の校長嘉納治五郎さんと、それに私を周旋してくれた例の先輩がいて、相談は極った、こっちに遠慮は要らないから高等師範の方へ行ったら好かろうという忠告です。私は行掛り上否(いや)だとはいえませんから承諾の旨を答えました。が腹の中では厄介な事になってしまったと思わざるを得なかったのです。というものは今考えると勿体ない話ですが、私は高等師範などをそれほど有難く思っていなかったのです。嘉納さんに始めて会った時も、そうあなたのように教育者として学生の模範になれというような注文だと、私にはとても勤まりかねるからと逡巡した位でした。嘉納さんは上手な人ですから、否(やい)そう正直に断られると、私は益(ますます)貴方に来て頂きたくなったといって、私を離さなかったのです。こういう訳で、未熟な私は双方の学校を掛持ちしようなどという欲張根性は更になかったにかかわらず、関係者に要らざる手数を掛けた後、とうとう高等師範の方へ行く事になりました。
/しかし教育者として偉くなり得るような資格は私に最初から欠けていたのですから、私はどうも窮屈で恐れ入りました。嘉納さんも貴方はあまり正直過ぎて困るといった位ですから、あるいはもっと横着を極めていてもよかったのかも知れません。しかしどうあっても私には不向き所だとしか思われませんでした。奥底のない打ち明けた御話をすると、当時の私はまあ肴屋が菓子屋へ手伝いに行ったようなものでした。一年の後私はとうとう田舎の中学へ赴任しました。それは伊予の松山にある中学校です。貴方がたは松山の中学と聞いて御笑いになるが、大方私の書いた『坊ちゃん』でも御覧になったのでしょう。『坊ちゃん』の中に赤シャツという渾名を有っている人があるが、あれは一体誰の事だと私はその時分よく訊かれたものです。誰の事だって、当時その中学に文学士といったら私一人なのですから、もし『坊ちゃん』の中の人物を一々実在のものと認めるならば、赤シャツは即ちこういう私の事にならなければならんので、――甚だ有難い仕合せと申上げたいような訳になります。松山にもたった一カ年しかおりませんでした。立つ時に知事が留めてくれましたが、もう先方と内約が出来ていたので、とうとう断って其所を立ちました。そうして今度は熊本の高等学校に腰を据えました。・・・・」ついつい、面白くて、余分な個所まで引用してしまいました。』