【やさしい嘘】嘘も方便ですネ・・

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DVDで『やさしい嘘』を観る。ホッコリ心が温かくなる家族愛の物語。ドンパチうるさいだけの

ハリウッド映画に飽きた方は、是非ともBGMにも酔える、素敵なヨーロッパ映画で心を浄化しよう♪


(作品情報)↓シネこみからの引用

グルジアで素朴ながらも心豊かな生活を送る3世代の女性たち。エカおばあちゃんは、パリにいる息子

オタールから届く便りを、フランス語が堪能なアダに読んでもらうのが唯一の楽しみ。しかしある日、

パリからオタールの不慮の死を知らせる電話がかかってくる。エカを悲しませまいと、娘のマリーナと

孫娘のアダはオタールのふりをして手紙を書き続けるが、エカはオタールの様子がおかしいと気付き始

め…。 グルジアの巨匠オタール・イオセリアーニの助監督を務めていたJ・ベルトゥチェッリが初メ

ガホンをとり、繊細で温かなまなざしで母娘3代の交流を綴った珠玉の感動作。本作で85歳にして女優

デビューを果たしたE・ゴランタンの、堂々とした佇まいと愛らしい仕草も見逃せない。



途中までの話のおおよその展開は知っていたので、最後どうやって締めくくるのか、と興味津々で

観ていた。終盤のパリのシーンからがとても好きですネ~♪おばあちゃん役の人は80代で女優デ

ビューしたという恐るべき大器晩成型の人w 実に演技が自然で、バッチバチ感情移入させてもらっ

た。母親の息子への想いなんて、普段は恥ずかしくて考えもしないが、こうして映画のテーマとして

突き付けられると、やはり身につまされるなぁ~。親孝行しないとなって柄にもなく思ってしまう。


おばあちゃん役のエステール・ゴランタンさんインタビューの模様↓

シネマカフェ.net


気になるオチの付け方も、とっても爽やかで気に入った♪ヨーロッパ映画はラストの余韻で80%

くらいの評価が決まってしまうという持論があるわたくし。この作品は非常~~に高得点だす!

ネタばれになるので詳しくは書かないが、邦題もウマくつけたな、という感じ。親・子・孫の三代

に渡る女性たちが一人一人、ある嘘をつくことになるのだが、そのそれぞれが実に素晴らしい!

特にエカおばあちゃんのつく嘘は、感無量。だてに年齢を重ねてませんなぁ~~、と得心しながら

感激させられたや。イイ映画です!今年のアシッドシネマグランプリ対象作品!お見逃しなく!