【「ライオンと魔女」BBC制作版】
劇場版の先行上映を2日後に控え、その前哨戦にふさわしい、イギリスBBC制作のTVドラマを!
もう、DVDのパッケージを見るだに、安っぽい作りのショボ~イ出来栄えである事は一目瞭然!!
はっきり言って、ツッコミを入れるためだけに観た。そして、その期待は、予想以上に凄まじいもの
となったのだった。これから観る人への楽しみも置いといてあげたいので、詳細は避けるぞよ♪
1988年制作なので、まだまだCGなどの特殊撮影は主流ではなく、手作り感あふれるアナクロな
作風となっている。ちょうど『ロジャー・ラビット』で実写とアニメが初めて融合された時期だった
ようで、本作にも果敢にアニメ映像が挿入されている。。。(しかし全く実写と融合できてないとこ
ろが、TVドラマのクオリティの低さを露呈していて、ギザカナシスだったわけだが・・・w)
べてが、必ずや指摘しないわけにはいかないのが、 ルーシーのブサイクさ だろう。 これは、
かなりひどい。スパイダーマンのMJどころの騒ぎではない。細部の批判は避けるが、とにかく、
ルーシーの要素が何一つないのだ!! |
ビックリやでホンマ。タムナスさんも、あんな可愛げのないルーシーやったら、何の躊躇もなく、白
い魔女に引き渡して、そこで物語はハイおしまい!ってなるところやわ。
「ごめん~~やしておくれやして~おくれやっしゃぁあっ!」って言いそうな勢いやったわ。いっそ、
登場するたびに笑いを提供してくれた、着ぐるみ動物wたちからなにから全員、吉本芸人さんを声優に
起用する、関西弁バージョンの吹き替え版とかも作ったらウケそうや。
中村獅童みたいな目と、ヌイグルミ丸解りの足が、ムッチャカワユス~!!! |
全然、威厳ないやん!弱そうやん!アシュランタンってゆー感じやん!アカンやろ、あれでは・・・(苦笑)
そして、ピーターとオオカミ男の学芸会の劇のような一騎打ちを皮切りに、戦闘シーンも徐々に熱を帯びて行く。きっと劇場版では、ハショるだろうと思われる、魔女とアスランとの細かい駆け引きのシーンがダラダラと挿入された後、いよいよ、ライオンさんチームとオオカミさんチームの全面対決となる。
人と、着ぐるみと、ぬいぐるみと、アニメが入り乱れる大スペクタルシーン! |
ある意味、めったに見れない、貴重な映像体験ができたと言えるかも知れない。ストーリーは原作に忠実
だし、あの時代にCG技術があれば、もっともっとイイ作品になっていたろうに。でも、雰囲気はなかな
か良かったと思う(何のフォローにもなってないなぁw)。
てから、映画を観に行かれる事をお勧めしたい。ルーシー一人のキャストだけとってみても、劇場版は
素晴らしい!と思えるだろうから・・・。終盤、女王として成長したルーシーが登場するのだが、
なんで、そない美人になってんねん!別人やん! |
とどめに、そう大きくツッコミを入れて、本作の鑑賞を終えた。ああ、ツッコみ疲れたわぁ~~。