【修羅雪姫 怨み恋歌】生きとったんかいっ!

梶芽衣子様の、修羅雪姫パート2、『怨み恋歌』を観た。  ・・と言うのはウソで、今から観る。(このパターンが今後増えそうだなぁ~。)では、では、いざ、いざ、2時間後まで待たれよ!!


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「DVD横丁」から、ストーリー解説を抜粋する↓

DVD横丁 修羅雪姫 怨み恋歌

《引用》

・両親の仇を討って逮捕されたお雪は、死刑の日、特高警察長官・菊井に助け出された。そして命と引き換えに、アナーキスト徳永を殺して、隠し持つ手紙を盗みだすことになる。お雪は女中として徳永宅に潜り込むが、彼の革命に対する情熱と菊井の謀略を知って、菊井を裏切る…。

壮絶なアクションと斬新な映像美で大ヒットした「修羅雪姫」の続編。明治期の政治的混乱に巻き込まれた、梶芽衣子扮するお雪が、再び紫紺の蛇の目傘に仕込んだ刀を手にして、今度は恋人の恨みを晴らすべく警察相手に壮絶な死闘を繰り広げる。代表作「女囚さそりシリーズ」とは一味違って、梶芽衣子の和服姿が非常にエロチックである。

■監督:藤田敏八 ■出演:梶芽衣子/原田芳雄/吉行和子/南原宏治/岸田森/伊丹十三

■1974年,日  ■89分 ■カラー


前作で、思いっきり哀愁漂うラストシーンを迎え、名曲「修羅の花」の余韻に浸ったファンとしては、まずどう折り合いをつけてよいか解らない、冒頭の実にあっさりした雪の復活w ♪~死んでいた 朝に 弔いの 雪が降る~♪ の歌詞はどうなったんや!??オイ! /そこで、いきなり冒頭から、こういう妄想を働かせる事にした。つまり、修羅雪は前作で死んでいた。しかし、あのラストシーン後、死ぬまでにはしばらくの猶予があった。前に一度こういう話を聞いた事がある。もしムチャムチャ長い夢を見たと思っても、それを見ている実際の時間というのは一瞬である、と。すなわち、今回の復讐劇第二弾は、雪が死ぬ前に見た一瞬の夢に過ぎないのではないか、と。現実の厳しい復讐のために身も心も疲れ果てて、最後の最後くらいは、我がの復讐ではなく、気楽な他人事の復讐話を夢に見て、心置きなく逝きたいという願望だったのだ、きっと。そう思うと、納得してストーリーを追うことができた♪


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いや、なかなか面白かったよ。多分、当時の反体制の学生運動盛んなりし頃なら、もっとウケたんだろうな~、と思わせる。キッツイ拷問とか手足バッタバッタぶち斬る暴力表現は健在。タラちゃんもウハウハ喜んだことだろう。個人的には、梶芽衣子さんの美貌がますます輝きを増しているように思えて、メッチャ目の保養になっただよぅ~(ジジイか!)。敵キャラではやはり、岸田森の不気味さと、途中で片腕切断して逃亡する側近のアフォキャラがお気に入り♪最後、雪とシュウスケ(原田芳雄)と対峙する見せ場での殺陣が、やや期待外れだったがなぁー。もっと遣い手であって欲しかった。台詞とかほとんどないけど味のあるキャラだったや。


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んーと、全体的に、殺陣がショボい気がしたな。特に雪のシーンがほとんどロングショットで一発撮り、みたいな感じで、イマイチうまく決まってないのにオッケイ出したような中途半端な印象が否めなかった。パート1とは違う機軸を出したかったのかも知れないけど・・・。ラストの岸田森もあっけないな。もっともっとインパクトある殺し方して欲しかったや。「キル・ビル」のオーレン・イシイさん並みのネw でもいいさ。コレは全部夢なのだもの。大団円で夢が終わり、雪の命も消えていくのだ。キチガイ雪の降る朝に、冷たくなった修羅雪が発見される、つうのが僕の脳内の、本当のラストシーンなのだよ。フォッフォッフォ・・


さーて今度は『女囚さそり』借りて来て、観るゾーーーイ♪