【サイキック・ミーティング昼の部こぼれ話】

ABCラジオの深夜番組『誠のサイキック青年団』の毎年恒例の、真夏のトークイベント『サイキックミーティング』が先日13日、大阪厚生年金会館大ホールにて行われた。昼の部は番組パーソナリティの北野誠さん、竹内義和さんの他にも、大川興業大川総裁筋肉少女帯大槻ケンヂ、そして今回特別ゲストの、阿曽山大噴火大川興業所属)などが出演し、賑々しくとり行われた。

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イベント内容としては、裁判ウォッチャーである阿曽山大噴火が自ら裁判所に足を運んで取材した、細かい裁判記録などの中から笑いどころを抽出し、有名人犯罪者を刺身のツマにいろーんな犯罪についての面白トークを繰り広げる、といった概略。ほとんどネットでは紹介できない内容だが、阿曽山氏の記事があったので、そのURLをまず紹介しよう!↓

阿曽山大噴火の「裁判Showに行こう」目次


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イベントで話していた項目を目次で指摘すると・・・、ジーオーグループの大神源太の回(3回)、監禁王子の回(21回)、偽有栖川宮夫婦の回(1回&19回)、メガネ男の回(17回&25回)など。さらに個人的に気になる岡村康幸の回(9回)あたりがオススメできる。まぁ、全部読めたら読んで欲しいが。すごく詩的な表現とかもあるし、文章の締めくくり方が実にあざやかだ。阿曽山て文才あるんじゃないか?イベントでの喋りもなかなか達者だった(やや先走りがちな口調でハラハラする部分もあったけど)し、今後、表舞台に出てくる人やも知れん。あと数年で裁判員制度も発動するし・・・今後、裁判分野というのは脚光を浴びる分野になるかも、だな。


一番盛り上がったのは、偽有栖川を騙ったご祝儀泥棒のお二人の裁判風景w妻役の斉藤晴美サンっちゅうのが、これまた一筋縄ではいかないアッパー系の芸人気質だそうで・・。2人の恋愛関係の虚偽を追及しようとする検察側に対して、一歩も引かず法廷の中心で愛を叫んでいる晴美さん、という構図が出来上がってるらしい。

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何が可笑しいって、被告の晴美と弁護士は裁判所の答弁において、偽有栖川のことを「殿下」と呼び続けているwってこと。一度、“高松宮殿下から有栖川の名前を戴いただのなんだのという話になった時に裁判官が「殿下の~」と言ったところ、晴美「今、裁判官がどちらの殿下の事を言ったのか解りませんでした~」などと、頭の悪い女子高生みたいなことを言ったところ、「私が被告のことを“殿下”と呼ぶ事はないっ!」と言ってキレたそうなwwwその他、爆笑の答弁の連続。いやぁ、裁判所の傍聴って結構オモロイのかね~~。神戸のビレッジセンターの近くに神戸地裁あるけど、今度行ってみようかしらんw(左上写真は、阿曽山が書いた法廷での晴美さんの絵)


さて、そして、今回のメイン!!いっちゃん気になった裁判が、コレ、

メガネフェチによる?不可解な事件、である。


阿曽山の記事から引用しよう。

メガネ男その1

メガネ男その2

【メガネばかり盗んだ事件の概要】 川崎市で歩行者のメガネやコンタクトレンズが相次いで盗まれる事件が続き、05年7月に建築作業員の長沢徹(当時29)が、強盗と傷害の疑いで神奈川県警宮前署に逮捕された。同署では長沢の自宅からメガネ124点とコンタクトレンズ30組を押収。調べによると、長沢はマンションの前で帰宅した男性に声をかけて近づき、顔を殴ってけがをさせたうえ、男性宅に押しかけ、男性が使っていたコンタクトレンズを自分の目につけさせ、逃走した疑い。

 長沢は「中学生の時の友人のメガネをかけたら、きれいに見えた。メガネに興味があり、自分に合うメガネを探していた」と供述している。

昨日のイベントトークによれば、上記の「中学生の時の友人のめがねを・・」うんぬんはデタラメだそうで、理由が解らない警察が勝手にデッチ上げた話だそうな。不可解な点が数箇所、長沢容疑者は最初、夜中の2時にマンションに帰ってきた住人に対し、「バス亭どこですか?」と聞いたのだそうな(イベントトークによる)。夜中の2時である。バス亭??意味100%不明だ。さらに、無視されたことに怒って、長沢は被害者を殴った、と。そのあと、何事か会話した末に、相手がコンタクトであることが解ったのだそうな(一体その状況で、なんでコンタクトの話をすんだよぅ~)。ますます不可解w そして拒否されたあげく、部屋の中で怪我を治療してからならOKということに話がまとまり(???)、部屋でコンタクトを外させ、 自分に入れてもらった っちゅうんだから、とにかく頭ン中には「でっかいクエスチョンマーク」(byゆらゆら帝国)がチーカチカしとるわいな。これは何としてでも推理したくなるのが人情っちゅうもんじゃないッスかい?さらに、裁判所でのやりとりを見ていこう。


弁護士「コンタクトレンズ、メガネを人から盗るってねぇ。家にあったメガネはすべて人がつけていたものなの?」

 被告人「はい、そうです」

 弁護士「警察で『自分に合うものを探していた』と話していたみたいだけど、新品買えばいいのに、なぜ、人の物を盗ってたんですか?」

 被告人「今となっては、その行動は異常だと思います。自分でも理由はわかりません」

 弁護士「コンタクトを盗る時は、コンタクトしてるか聞いてはずさせるみたいだけど、そのコンタクトを自分につけさせるって衛生的にもマズイでしょ」

 被告人「その時は思わなかったです」

衛生的にどうか、なんて言ってる場合か!ちょっとワラタけどwww

弁護士「あなた、視力はどれくらいですか?」

 被告人「悪い方です。ハッキリとわからないですけど」

 弁護士「メガネをかけたことは?」

 被告人「あります」

 弁護士「建設現場で仕事する時はかけてました? それはメガネ屋さんで購入したもの?」

 被告人「はい、そうです」

度のあったメガネもコンタクトも持ってんじゃん!!ムム~、謎がますます深まってゆく。。。

その後、彼は覚せい剤を常用していたことが解って再逮捕、となる。なるほど、不可解な行動の主な原因は、ヤクにあったというわけか。。。しかし・・・

 弁護士「事件を起こした日も、覚せい剤はやってたんですか?」

 被告人「はい。事件の1、2時間前に・・・」

 弁護士「それで、どうしてメガネを盗ってしまったんですか」

 被告人「今から思うと、覚せい剤をやるとメガネが欲しくなってしまうんだと思います」

ウ~ム、こういう会話を元にして真実を推理するのって、「ウミガメのスープ」問題に似てるなぁ~。チョット趣味かも。あ、全くの余談だが、「デスノート」のLって、ウミガメのスープ問題は得意やろうな~。


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ここで、サイキッカー的独断による考察をば。クスリによる作用で、いったいこの男のどういった深層心理が働いたのか。きっと原因はあるはずなのだ!

①メガネ男子に対する屈折した想い(ひょっとすると、お前にメガネは似合わないゼ!的な警告を無意識のうちにしてたんだったりして・・。)

でもそれだとコンタクトの盗難が説明できないな。


②モーホー的願望で、相手の体の一部を我が体に装着・挿入したいという密かな想い(コンタクトを入れてもらう行動が説明つくではないか!?)

弁慶が倒した相手の刀を奪って身に着けるのは、その手の願望のなせる技だ、という考察を前に読んだ事もあったしなぁ~。


③これを実は一番疑っているのだが、覚せい剤の症状と、意外なレンズとの遭遇によって、期せずして何とも魅惑的な幻想の世界へ陥った経験が、かつてあったのではなかろうか?レンズの魅力にとりつかれた妄想男の趣味、、、ってなんか江戸川乱歩っぽくね?一度、この被告の本棚を覗いてみたいものだ。意外と、「パノラマ島奇談」だの「押絵と旅する男」だのが見つかる、やも知れん!!

「バス亭はどこ?」と聞いた時の心境がネ、何となくバスに乗って夢の国へ連れて行って欲しい、的なニュアンスに感じ取れたりもして・・。


とまぁ、好き勝手、デスノートのLばりに犯人のプロファイリングを(そない大層なモンやないがw)やってみたッス。ああ、尽きないなぁ、不可解事件の真相探りの旅。。。金田一耕介やら明智小五郎古畑任三郎に、コロンボに、ジョニー・デップ扮するイカポッドまで、古今東西の刑事さんたちに、よってたかって捜査してもらいたい物件なんだがなぁ~~~~。 あなたならどう推理しますか?