【毎日かあさん】西原理恵子著
西原理恵子画伯の最新作『毎日かあさん3 背油編』(ナントナント手塚治虫文化賞受賞シリーズでもある!)を読了。コレは、毎日新聞に、隔週で掲載されている漫画の総集編的なモノ。1と2よりも先に3を買ってしまったのは、単なる勢い。特に意味なし。面白ければ他もまた買おう♪的なノリである。
そんな物解りの悪い学校、転校させちゃえばいいのだ!フィクションと現実の区別もつかんのかっ!
●妹の言う事を聞かない息子を見て、元夫・鴨のことを思いだし、出した結論が、コレ↓
対談 一部抜粋
西「私、自分のこと“スキマ商品”って言ってるんです。少年マガジンで一番になるとか、そういうのは最初から無理ですから。自信があったらミニスカパブにもエロ本にも行っていません。絵だけだと自信がないから、字も書いちゃえ、とか。」
や「“上京ものがたり”なんて、絵より文章が多いからねえ(笑)。でも、僕はあの作品が特に好きだ。何かしら“西原風”というものが出来ている。生きていくっていうのは、満員電車に乗るようなものでね。その中で自分の席を見つけるということなんですよ。満員でも、まず無理やり乗っちゃうこと。そして、降りたらダメ。乗ってさえいれば、貧乏でも何でも、必ず糧になる。ミニスカパブも、夫と別れるのもね(笑)。僕は漫画はずーっと売れなくてね。“アンパンマン”も50歳過ぎてからですから。それでもずっと書いていました。家に閉じこもって、何の目的もなく書いていた。(中略)少なくとも終点近くでは席は空くもんだ(笑)。」
西「私なんか、席が空くのを待てずに、勝手に補助席出しちゃった(笑)。そのスキマの席で認められたから、安心は生まれましたね。ただ、さっきの先生の話じゃないけど、それでダメになったと言われることがありますし、自分でもダメになっちゃうのかなあ、と。」
や「大丈夫。あなたは本人が面白いから。その根性の曲がり方とか(笑)、高知人特有のね。漫画家に適しています。」
巻末に収録されている『父の名前』には、ジワッとさせられた。西原お得意の、泣かせの技術だとは判っている。壁の後ろでほくそえんでいる西原さんの姿も見えるというのに・・・。しかし!いしかわじゅん言うところの、“オヤジ転がし”にすっかり引っ掛かってしまう単細胞なのだったwww