【ホテル・ルワンダ】憎悪の連鎖

DVD鑑賞記。本日は、『ホテル・ルワンダ』。劇場へ行こうと思っていたが、処々の事情でポシャッて、今回のパソコン鑑賞と相成った作品。。。



ウ~ン。予想通り、重かった!

個人的な印象としては、『シンドラーのリスト』と『ボンベイ』のエッセンスをミックスさせた感じかなぁ?

主演のドン・チードルがむっちゃエエ味出してる。あと、脇役のニック・ノルティホアキン・フェニックス、カメオ?出演ぽいジャン・レノ、などなど、地味で渋~い役者を揃えていたナァ~。


この映画の公開って、実はミクシィ住人が発起人となって、応援活動をした賜物なんだってねぇ~。




ちょっと引用↓

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2006年1月14日、東京・渋谷のミニシアター単館上映で始まった映画「ホテル・ルワンダ」。公開から札止めの連続で上映館が急増し、今月20日の時点で全国50館に拡大、さらに増えそうな勢いだ。配給収入はミニシアター系のヒットの目安である1億円を超え、「最終的には3億円を目指したい」(配給会社のメディア・スーツ)という。


mixi」から始まった公開運動

実はこの映画、2004年度にアカデミー賞にもノミネートされ、米国では800館で公開。日本以外ではほぼ世界中で上映されている。なのに、日本では公開が見送られていた。賞を受けたり、候補になったりで配給権が億円単位に高騰。さらに民族虐殺という背景の重さから顧客層が限られ、女性がそっぽを向く、との映画界の「常識」が立ちふさがった。つまり、高い割に動員が見込めないと見なされたわけだ。


その状況をひっくり返したのは、SNSソーシャル・ネットワーク・サービス)の「mixi」。この中で、26歳のある男性が呼びかけて立ち上げた「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」の活動が状況を変えた。

日経ビジネスEXPRESS 「ホテル・ルワンダ」公開作戦記「最初はふたりしかいなかった」


しかしすごいパワーだな~♪まぁ、「何とか多くの人に見せなければ!」という熱き思いにさせてくれる映画だとは思う。その反面、この映画のコラムをめぐって、こんなネット紛争も起こっていた↓



どうも、mahorobasuke氏がブログで、町山氏の“朝鮮人虐殺”という記述に関して、“違和感がある”と評したのに対して、町山さんが大人気なくも徹底反論し、町山信奉者がmahorobasuke氏のブログに大挙浸入、炎上させたというのが大まかな経緯らしい。 まぁ、なんちゅうか、どっちもどっちッスな。むしろ、こういうちょっとした食い違いから憎悪の心が連鎖して拡大する事って多いよなぁ~。そういうのが、ひいては暴動や虐殺にも繋がるものなのかもしれんなァ~~というのを、図らずも体験したよーな心境。


劇中で、そしてラストクレジットの時に、流れるルワンダのテーマ曲がいいワァ~。子供たちのコーラスが、素敵。

Wyclef Jean - Million Voices


↓参考文献。こういうのも読んでみるべきなんかなぁ~~。平和ボケした日本人には必要な知識かも。

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