【嫌われ松子は幸せ恐怖症!?】

イメージ 3

映画も面白かったが、TVドラマ版もなかなか健闘している『嫌われ

松子の一生』♪もともと、TVドラマはあまり観ない方なのだが、た

ま~に気が向くと一心に観ちゃう。特に、映画ではミュージカル仕立

てで、あっさりとやり過ごしてしまった、ソープランドやら刑務所内

やらでの人間関係が、TVでは細かく描写されるので、より原作に近

いテイストを楽しむことができる♪


公式サイトにBBSがあって、みな好き放題カキコしているのだが、

やはり一番多いのが、「松子の行動には全く合点がいかない!なぜソ

ープ“白夜”のマネージャー、赤木研一郎と一緒に行かなかったのか!?」

というもの。まぁ、正論なのだが、ソレを言っちゃあおしまいよぅっ!

って気もする。そっちへ行けば幸せになる事は解っているのに、なぜ

だか正反対の、不幸な方へ、不幸な方へ、と己を追い詰めてゆく・・・。

そういう性癖というか、強迫観念みたいなモノを、 幸せ恐怖症

と呼ぶのだ、というのを、hanohanoさんに教えて貰った。「フゥ~ン。

どういう症例なのかなぁ~?」と素朴に疑問に思い、調べてみたなりヨ~。


『なぜ白雪姫はリンゴを食べたのか』『などの著者として知られる、香川大学岩月謙司教授が解説してくれているサイトを見つけた。↓

幸せが怖い子供たち 親の七がけ幸福論

興味のある人は全文お読みすることをお勧めするが、時間のない人用に、「ホッホ~ゥ」と思った箇所をば、抜粋させていただくワ。


幸せ恐怖症は、親の幸福度以上に自分が幸せになることを恐れる現象のことである。自分の幸福度を親の7がけ、つまり70%程度の水準に留めることで親からの嫉妬を回避しようとするのである。仮に親の幸福度を100とすると、子どもは自分の幸福度を50~70の範囲に留めようとする。その範囲にいる限り、親から嫉妬されることはないからである。


イメージ 1

もし、自分の幸福度が上がったら、不幸を作り出して幸福度を下げてしまう。たとえば、今、幸福度70の人が、恋人とデートして楽しいこと(仮にプラス50とする)をして120になってしまったとする。罪悪感や恐怖感が引き金になって、ただちに不幸なこと、つまりマイナス50に相当する悲しいことをして幸福度を一定に保とうとするのである。恋人とわざとケンカをするとか、悪態をついて相手を怒らせるなどのことを無意識にするのである。自分でもどうして恋人につっかかるのかわからない。でも、悪態をつかずにおれなくなるのである。


聡明な人になると、この人とデートしたらプラス50の幸せを得てしまいそうだと予感した段階で、その人から遠ざかってしまう。あるいは第五希望のダメ男とデートをしてしまう。その時の言い訳は、第一希望の男性はダサイからとか平凡だからというものである。一見もっともらしい理由だが、これは言い訳という立派なウソである。こうして、幸せの予感がしたら無意識に事前に幸せを回避してしまうのである。そして第五希望を実行してしまうのである。


更に、自分についたウソがバレないように、第五希望の人とデート中、楽しく振る舞ってみせるという念の入りようである。自分自身に対するポーズである。すっかりその気になって結婚までしてしまう。しかし、第五希望の人では、満足できる道理がない。自分の結婚に納得はしても、心が満たされない。


こうして心が満たされていない妻ができあがる。それが白雪姫の母である。実際「白雪姫」には、妻が夫の王様に愛されている構図が見あたらない。夫に関する記載が物語にはほとんどないのである。父親不在の家庭が白雪姫の家庭なのである。心が満たされない母親が「親の7がけ幸福論」、つまり、幸せ恐怖症という呪いを娘にかけるのである。


だめんず・うぉ~か~、なんてのもコレの亜流なんじゃないかしらん?とふと思う。

自分がそういう症例にかかっている、と自覚していないから話はややこしいのだ。松子も、自分では自覚していない深層心理に、病弱な妹(及び、妹を猫可愛がりする父)よりも幸せになってはいけない、という事がありそうな気がする。。。北村一輝に行かずに、吹越満杉本哲太に行ったりするのはその現れに違いないッ!


さて、先述の岩月教授だが、いっときセクハラ疑惑で世間を騒がしたことがあった。気になる人もいると思うので、詳しく考察してくれてるサイトも紹介しよう。真偽のほどはコレで確かめて!!(チョット下世話な部分にまで踏み込んでるサイトだけれども・・・)

香川大学・岩月謙司元教授の「育て直し」検証特集ホームページ


イメージ 2


なんか今日は堅苦しい話題に集中してしまった。。。。ので唐突ながら、『映画版・松子とTV版・松子の、キャスト対決企画ゥ~~~っ』!!ドンドンドンドン、パフパフゥ~~♪


主だったキャスト10人を選び、十番勝負で雌雄を決する!!では、いざいざ・・・。


①川尻松子対決! 中谷美紀○ー●内山理名

主役対決は映画に軍配!やはり、松子の気品っつうか、フェロモン溢れる魅力を、見事体現した中谷さんの方が一枚も二枚も上ざんしょ~。(鬼監督の中島サンあっての功績かも知れんが・・)


②龍洋一対決! 伊勢谷友介○ー●要潤

若い時のヤンチャっぷり、カミソリのような危い雰囲気は、両者いい勝負だと思うが・・・現代のシーンでの要潤の髭面はコントにしか見えず、大打撃。それに対して伊勢谷のオッサン演技は、かなり堂に入ってた♪


③沢村めぐみ対決! 黒沢あすか○ー●小池栄子

小池栄子のAVは観てみたいけど(イヤイヤ、ソンナ話ジャナクテ~)、やはり総合力であすか姐ェの勝ち!!


④大倉修二対決! ゴリ△ー△なすび

これは、もうどうでもいいよw なすびの方が見た目はソレっぽいが。ゴリもいい味だったし。


佐伯俊二対決! 谷原章介○ー●高杉瑞穂

ハラショー圧勝。TV版の高杉・佐伯は、あまり重要な役回りの設定ではなくなってましたなー。


⑥八女川徹也対決! 宮藤官九郎○ー●萩原聖人

クドカンが似合いすぎるほど似合ってたので仕方ない!!萩原は、チョット優しすぎるイメージギャップあり。


⑦岡野健夫対決! 劇団ひとり●ー○谷原章介

ひとりの演技は素晴らしかった!しかし、しょせんお笑い。どうしたってコントの延長に見えちゃうのは不利だね。ハラショーの、不倫発覚時のうろたえ演技はさすが♪だった。


⑧赤木研一郎対決! 谷中敦スカパラ)●ー○北村一輝

これまた、しゃあないわ。しゃあないとしか言いようのないくらい、北村一輝がハマり過ぎてた!!


⑨島津賢治対決! 荒川良々○ー●杉本哲太

とにかくいい人、という役をやらせたら、良々の右に出るものはそうはおるまい。哲太、演技クド過ぎ!


⑩女囚対決! 土屋アンナ山田花子●ー○ふせえり山田スミ子

映画ではBGM扱いで軽く流された、刑務所内のシーンをTV版ではみっちりやってくれた。同じ房の囚人仲間役、ふせえり山田スミ子は、ドラマ「嫌われ松子の一生」に、新たな風を吹き込んでくれた。


☆結果発表~~~!! 6対3(引き分け1)で、映画版・松子の勝ちぃ~~~~~!!!


ということで、でき得るならば、上で選んだベストメンバーによる、『新・嫌われ松子の一生』も観てみたいもんだわ。まぁそうすっと、谷原章介には二役をやってもらわねばならんわけだけれども・・w