【お題はカツサンド!】

毎日かあさん 毎日新聞2006年12月17日分でっす。


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うあああ、速攻で、コンビニのカツサンド買って来たよぉ~う。カツサンド続きで飽きちゃいましたっていう内容なんだけど、なんか無性に食いたくなったんやもん。『スーパーサイズ・ミー』を観て、マクドナルドに直行したくなる心境に似てるナァ。


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鴨志田穣さんのコラムも絶好調!!今日は第2回と第3回から、またまた一部抜粋♪


第2回 お寿司ピクニック


彼女とは、毎日、電話連絡していたが、精神病院に顔をだせるのは仕事が忙しく、十日に一辺くらい。子どもを連れ、家族水いらずで会うことができたのは、さらに癌の告知を受けた約一ヶ月後であった。

家からそう遠くはないが、子供の足では、歩いて十五分はかかるホテルにある寿司屋に、自転車で八歳になる長男がおつかいで買って来てくれたという寿司を、病院の中庭で皆で広げてつまんだ。


生ものは院内では食べられない。

妻がそれを察してのことだろう。

ひさしぶりの寿司は何といっても美味しかった。子供のおつかいというのも手伝ってくれているのか。こんなに楽しい一家団らんはひさしぶりだった。


「ねえ、早めに病院移った方がいいと思うんだけれど。もちろん決めるのは本人だけれどね」

「・・・うん。それも考えたんだけれどさ、まだ、退院は早いよ。今こうやって寿司つまんでいると、いつの間にか寿司と言えば酒だよな、って考えているもの。

つまりさ、今退院したらすぐ飲んじゃう確率がとても高いってこと。もう血吐くのいやだよ。酔って人を傷つけるのもたくさんだ」

「ふーん、もう癌で死ぬかもしれないのに、まだ飲むなんて考えるんだ。不思議と言おうか、依存症って病気もそうとうしつこいわね」

「ああ。中々の猛者だよ。これからどれだけ生きてゆけるのかなんて、考えるだけ無駄だけれど、こいつとも付き合ってゆかなくちゃいけない。丁度いいと思っているフシもあるんだよね。自分としては・・・」

「えっ、どういうこと?」

「リスキーであるってこと。未だに自分で自分の行動を制御できないところあるからさ、癌になったことで、やること全て用心深くなったよ。おかげで前に比べ飲酒欲求もグンと減った。癌のおかげさ」

「不思議ね」

「ああ、全くだ」


第3回 相似形


「あの、私、アルコール病棟で伊藤さんと一緒にいる者なんですが」

「何の御用ですか」

相手が瞬時に身構えたのを感じる。

「あの先日の件、伊藤さん、すごく反省してまして、奥さんにあやまりたいんだけど、どう言ったらいいかわからないっていうものですから、代わりに電話してるんです。無礼なことは十分承知しているのですが、しばらく時間をいただけないでしょうか」

「ふん、いつものことだわ。自分で自分の責任取れないってのが」

自分のことを言われているようで反省してしまう。

「実はですね、伊藤さん、一早く退院して仕事したいっておっしゃっていて、もう三つ就職先見つけたらしいんですよ」

「ふん、またよ。それで仕事始めると、結局、酒止まらなくなっちゃうんだから」

「はい・・・。何となくそのことはわかるんですけど」

これも自分自身、妻に何度言われたことか。


※他人事としてなら冷静に判断できるのにねぇ~~~。ほんと、依存症ってオソロシイヤ~。


鴨ちゃんも、これまで戦場カメラマンとして、危ない土地を渡り歩いていたのに死なずに済み、アルコール依存症で10回吐血したけどやはり死なず。かつて2回の運命に打ち勝った、と言えなくもない。

今回の癌発症も、3度目の運命との勝負!また鴨ちゃんが勝つ可能性は高いんではなかろうか???


今回の西原マンガの話題は“カツサンド”。。。

鴨ちゃんも、運命に、 勝つ三度、 なんちて。オチがショボくてスンマセーンw

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