【ノストラダムスの大予言】念願成就

自分の中で勝手に決めている、“とんでもなくカルトな邦画トップ3”というのがある。


ひとつは、石井輝男監督の『恐怖!奇形人間』。これは何度か劇場で観る機会があった♪


もうひとつは、橋本忍監督の『幻の湖』。これは、DVDを購入できた♪(まだ観てないけどw)


そしてそして、最後に控えしが、今回やっと「YOU TUBE」のおかげで拝見できた迷作中の迷作、


ノストラダムスの大予言』なのであった!!


あと、その3つに『北京原人』も加えると、“カルト邦画四天王”になったりもするわけだがwww

それはさておき、この『ノストラダムス~』、うわさだけはさんざん聞かされていた。オーケンや、竹内義和さんや、その他、映画マニアを自称する詳しい知り合いの方々から・・・。



・一部引用

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●スタッフ

製作:田中友幸、田中収   監督:舛田利雄   

原作:五島勉ノストラダムスの大予言』(祥伝社、1973)

脚色:八住利雄   音楽:冨田勲 特撮監督:中野昭慶


●キャスト

丹波哲郎  黒沢年男  司葉子  由美かおる  谷口香  田遠実  青木義朗

竜崎勝  佐々木勝彦  武藤章生  浜村純  平田未喜三  中村たつ  谷村昌彦

山村聡  瀬良庄太郎  鈴木瑞穂  内藤武敏  志村喬  平田昭彦  小泉博  下川辰平

(予言の声:岸田今日子


●あらすじ

夢の島で公害のため巨大化したナメクジが大発生したことをきっかけに環境学者西山は国会で様々な人類滅亡のパターンを警告。地球の危機の可能性を力説、破滅への展望を展開していく。その凄惨な内容とは・・・


●概要

前年の『日本沈没』のヒットを受けて東宝が作成したパニック映画の第二弾であり、1973年11月に発売されて大ベストセラーとなっていた五島勉の著書『ノストラダムスの大予言』を原作として制作が開始された。映画のプロットを練る際の科学考証の過程で、アドバイザーの一人であった農林省食品総合室長(当時)の西丸震哉の影響を色濃く受けた。西丸は五島との対談形式の著書『実説大予言』(祥伝社)を映画の公開直前に出版しているが、ここに表れた西丸の極度に悲観的な環境観・食糧観は、映画の基本的なモチーフと一致している。

インタビュー等によれば、製作者側は環境問題への真剣な警告という側面を強く打ち出したかったようだが、その描写の仕方などからSF映画としての評価は芳しいものとはいえない。


●本編修正およびビデオソフト未発売についての経緯

劇中で核実験により南方の原住民が被爆放射能の影響で食人化して探検隊に襲いかかるシーンや、近代文明が核戦争で滅亡した後に放射能で異形の姿となった新人類のデザインが、実際の原爆症による奇形をデフォルメしたものであったことなどが差別的であると取り沙汰された。公開から4ヶ月後にはそれらの描写の一部(約1分45秒)をカットした修正版フィルムと差し替える措置がとられたが、公開自体は続けられた。

その後、1980年に修正版がテレビ放送されたが、ビデオカセットと LDは1986年春に発売予告がなされたものの中止となる。1996年にサウンドトラックCDがバップから発売されたが、本編に関わるソフトは発売されないままだった。


放射能によって異形の姿になる、ニューギニアの人食い人種や、新人類のデザインが、原爆症の奇形をデフォルメしたものである、という理由で発禁になったというのは、まさに「ウルトラセブン」の幻の第12話「遊星より愛をこめて」と同じ理由ではないか。

思えば、セブンの12話も、「YOU TUBE」で観せてもらったっけ。ホントに感謝感激雨ようつべ♪である。

2006年5/23付けジョニ暴日記


丹波哲郎がムチャムチャ存在感あった!晩年の“台詞覚えの悪い大御所”という印象は吹っ飛んだよ。

何となくドラマ部分は、学校の講堂で全校児童が鑑賞するような、教育ビデオっぽかった。(実際に文部省推薦かなんかだったと思う)


あらすじを詳しく知りたい方はコチラへ↓

ノストラダムスの大予言 コラム


とりあえずは、予告編と、本編のURLを貼ろう。予告を見て興味を持たれた方は、ぜひとも全編しっかり鑑賞されることをお勧めする。実は、見所を細かくリポートして、あまり関心のない人にも、ダイジェスト的に楽しんでもらおうか、とも思ったのだが、いややはり、全部見てこその作品だな、と思い直した。



予告編だけでもおおよそ見当はつくように、この映画、途中でほんっとに、嫌ぁあ~~~~な気持ちのマックスを超えますwww大人が見てこれだもの。子供の頃にこの映画に遭遇してトラウマとなり、劇場恐怖症に陥った大槻ケンヂ少年の気持ちもわかろうというもんですw因みに、当時この「ノストラダムス~」と併映されていたのが、実写版の「ルパン三世・念力珍作戦」だった、という事実も、脱力感を増すのに一役買いますネw



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ところどころ、おバカな設定に突っ込んだり大笑いしたりできるんだけど・・・それ以上に、この映画が警告している、人類の破滅への道程が妙にリアルなせいで、恐ろしさのほうが強く残る結果になってしまったナァ~~~。内容に関しては、ネタバレになるので、ちょっとだけに留めようっと。


岸田今日子さんの詩の朗読、怖すぎデス。許容範囲超えてます。上映禁止やむなし!って感じ。

あと、最初から最後までチョト浮いている感のぬぐえない、黒沢年男由美かおるの若いカップルだが、ラスト付近の由美のダンスで、その違和感は絶頂を迎える♪www人類が破滅の到来を実感しているその一方で、 丘の上で踊る由美かおる やでぇー。脳みそ沸いてくるって、マジで。


でも、何かワカランけど感動した!!この作品はある意味、「日本版・トゥモロー・ワールド」である!と私は結論付けたいのである。以上!