【クレヨンしんちゃん 夕陽のカスカベボーイズ】

遅ればせながら3年前(?)の劇場版クレしんを観る。

先入観は、「西部劇のパロディ?っぽいから、オトナ帝国~の柳の下の泥鰌で、大人の郷愁を狙ったよう

な姑息な作品じゃあないのかなぁ~~」という感じだったが、意外や意外!!春日部防衛隊(子供たち)

がバリバリに活躍する、まさにしんちゃん世界の原点に戻った、ドタバタ劇の王道だった♪満足満足。


シネマトピックス・オンライン 作品解説

●一部引用

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』

・ストーリー

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映画館で遊んでいたしんちゃん達かすかべ防衛隊だったが、いつの間にかしんちゃん以外がいなくなってしまう。夜になり、しんちゃんたちが映画館に子供達を探しに来ると、突然西部劇の映画が上映が。気づくと映画と同じ西部劇の町にいる。どうやら映画の中に迷い込んでしまったようだ。

しんちゃんはそこでみんなを見つけるが、春日部の記憶を失っていて、別の人間としてなじんでしまうらしい。唯一まだ記憶のあったボーちゃんと共に何とか春日部に帰ろうとするしんちゃんだが、なかなか戻れない。そうこうしているうちにもしんちゃん達の記憶は失われていく……。


・スタッフ

監督:水島努

製作:シンエイ動画ADKテレビ朝日


・キャスト

しんのすけ矢島晶子   みさえ:ならはしみき   ひろし:藤原啓治

ひまわり:こおろぎさとみ


冒頭いきなりの、子供たちのリアル鬼ごっこでツカミはバッチリ!もうあのシーンだけで、本作のクオ

リティの高さを予感させてくれるに十分だった♪

さっそくながら、冒頭部分だけではあるが、「YOU TUBE」からの動画を貼っておこう。

ちなみに、すでに10パートのうちの3パートが消されており、全部を観ることは出来なくなっている。

ピピッ!と来た人はDVDを借りて観るべし!

夕陽のカスカベボーイズ 冒頭いきなりの追っかけシーン!



内村プロデュースの出演者たち(エンディング歌ってた)やら、マイク水野さんらしきデブのオッサンやら、

相変わらず脇役の個性が抜群♪きっと西部劇ファンなら、もっといっぱい元ネタがわかって面白いキャラや

シーンがてんこ盛りなんだろーなぁ~~。

赤いパンツで不思議な力が出る、っていうあたりが何ともデタラメで強引なのだが、え~い!赤パンツ

と言えばジャイアント馬場さんのトレードマーク!馬場さんの十六文キックに比べりゃあ、ぜーんぜん

説得力あるゼェ~~ィなどと、勝手に納得させてしまうパワーが映画全体に漲っているのは確かだった。


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ヒロインのツバキちゃんが、しんちゃん世界には珍しいタイプの造型だったように思われ、最初は少々

面食らったけれど、観ているうちに慣れては行ったかな?しんちゃんの、いわゆる淡い初恋話にもなっ

ていくわけで、いつものヒロイン像とはあえて一風変わった位置づけになっていたのかもしんない。


クライマックスの無茶苦茶さは、「温泉ワクワク大決戦」に匹敵するものがあったのではないだろうか。

封印の謎とは何か?というヲチの付け方もしんちゃん映画っぽかった。大団円があっさり気味だったのはちょっと惜しかったかな?しんちゃん映画であれば、何箇所かはジワッと来るお涙頂戴シーンを期待してしまう、っていうのが・・・ある意味「オトナ帝国の逆襲」と「アッパレ戦国大合戦」の功罪と言えるかも。