【ザ・シューター 極大射程】男のダンディズム!
ってものがビシバシ伝わって来るし、息をもつかせぬ緊迫感に満ちた展開で、読者をグイグイ惹きつける!!
今回、いったいどう映画化されているのか、と非常~~に関心が高まった中での鑑賞と相成った。
棒となるFBI捜査官ニックは、『セブン』の頃のブラッド・ピット、というイメージを抱いていたもんで・・・この、マッチョ体型のマーク・ウォールバーグに、まず面食らった!相棒に至っては、あんなちょっとオマヌケ黒人っぽい役者を起用するなんて!予想外!!フォレスト・小ウィテカーか、Sナイトシャマランか、って感じやったなぁー(MじゃなくてS)。
引用
スティーブン・ハンター原作のベストセラー「極大射程」(93)を「トレーニング・デイ」のアントワン・フークワ監督が映画化。山奥で静かな生活を送っていた元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)の元に、ある日、大統領暗殺計画が発覚したので阻止してほしいとの依頼が舞い込む。だが、それはボブを陥れるための陰謀だった……。共演にダニー・グローバー、マイケル・ペーニャら。
監督:アントワン・フークア
脚本:ジョナサン・レムキン
撮影:ピーター・メンジース
音楽:マーク・マンシーナ
出演:マーク・ウォールバーグ、ダニー・グローバー、マイケル・ペーニャ、ケイト・マーラ、イライアス・コティーズ
2007年アメリカ映画 /2時間5分
配給:UIP
オフィシャルサイト
に輩出される小説を原作とする映画はかなりの確率でヒットをとばしているとか。
⇒(例)
88年 [2位] 推定無罪 →「推定無罪」(90) 監督:A・J・パクラ 主演:H・フォード
89年 [1位] 羊たちの沈黙→「羊たちの沈黙」(90) 監督:J・デミ 主演:J・フォスター
90年 [1位] 薔薇の名前→「薔薇の名前」(86) 監督:J・J・アノー 主演:S・コネリー
90年 [3位] ブラック・ダリア→「ブラック・ダリア」(06) 監督:B・デ・パルマ 主演:J・ハートネット
90年 [4位] ミザリー→「ミザリー」(90) 監督:R・ライナー 主演:J・カーン
91年 [6位] ジュラシック・パーク→「ジュラシック・パーク」(93) 監督:S・スピルバーグ 主演:R・アッテンボロー
92年 [9位] 法律事務所→「ザ・ファーム/法律事務所」(93) 監督:S・ポラック 主演:T・クルーズ
95年 [1位] シンプル・プラン→「シンプル・プラン」(98) 監督:S・ライミ 主演:B・パクストン
95年 [5位] 将軍の娘→「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」(99) 監督:S・ウェスト 主演:J・トラボルタ
96年 [2位] ホワイト・ジャズ→「White Jazz」(09) 監督:J・カーナハン 主演:G・クルーニー ※製作中
96年 [9位] スリーパーズ→「スリーパーズ」(96) 監督:B・レビンソン 主演:J・パトリック
97年 [3位] グリーン・マイル→「グリーンマイル」(99) 監督:F・ダラボン 主演:T・ハンクス
99年 [1位] 極大射程 S・ハンター→「ザ・シューター/極大射程」(07) 監督:A・フークワ 主演:M・ウォールバーグ
99年 [2位] ボーン・コレクター→「ボーン・コレクター」(99) 監督:P・ノイス 主演:D・ワシントン
99年 [8位] パナマの仕立屋→「テイラー・オブ・パナマ」(01) 監督:J・ブアマン 主演:B・ブロスナン
00年 [3位] ハンニバル→「ハンニバル」(01) 監督:R・スコット 主演:A・ホプキンス
00年 [6位] わが心臓の痛み→「ブラッド・ワーク」(02) 監督:C・イーストウッド 主演:C・イーストウッド
01年 [10位] ミスティック・リバー→「ミスティック・リバー」(03) 監督:C・イーストウッド 主演:S・ペン
04年 [4位] ダ・ヴィンチ・コード→「ダ・ヴィンチ・コード」(06) 監督:R・ハワード 主演:T・ハンクス
04年 [10位] 奇術師→「プレステージ」(06) 監督:C・ノーラン H・ジャックマン ※6月9日公開
あわよくば、もそっと頭脳戦の攻防が見たかったかなぁ~。山の上でのシーンも裁判のシーンも、そっけ
なさ過ぎて残念。原作はもっとじっくりタメがある、超緊迫する名シーンだったんだよぅ。まぁ、映画的には心理戦って盛り上げ方が難しいし、結局は肉弾戦、力技に持っていくのはしゃあないっちゃあしゃあないのかなー?
新しい男がいるのかどうか、さり気に聞く、スワガーのこの台詞にシビレたじぇ!
「(君の)恋人を敵と間違えて撃ちたくはない・・・」
ってちょっと醒めかけたけど・・・そこはやはりアクションのクールっぷりで充分カバー。(デアデビルはひたすらベンがカッチョ悪くなっていったのと対照的ダw)いわゆる日本人にはお馴染みの、「必殺仕事人」テイスト、と考えれば、受け入れられ易いのではないだろうか。日本でヒットするといいなぁ~。
そうにないかもな~?(マラ・ウィルソンちゃんていう子役しかり)
先述の二作品によって、ほとんど僕の先入観は、「マーク・ウォールバーグ=息子のデカいお猿さん」と
なっていた。この人主演で『極大射程』という字が、脳内変換されて『極太射精』って見間違えても仕方ないと思うんだ(お下品スマソ。しかも2ちゃんでは100ぺらぺん使われてる、超ベタ中のベッタベタ~なネタでもあるw)。いやはや、立派な人類に進化できて、ホント、良かった良かった。祝・マーク・ホモサピエンス化記念!ちょうど今ぐらいの野性味を残した状態が一番イイかも(モテるかも)ネ。今後、もますます進化して、もっと知的な感じにまで行着いちゃったら、それはそれでまた魅力が失せるかもしれないから。どないやねん!