【プレステージ】クリストファー・ノーラン節炸裂♪

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映画『プレステージ』を鑑賞す。『メメント』以来、ちょいと期待を裏切られ続けていたクリストファー・

ノーラン監督が、コレはなかなかやってくれましたっ!!久々に観終わった後、「あそこはこういう意味

だったのか」「だからあんな事になったのか」・・・などなど、思い出しながら推理・妄想の世界で遊ぶ

ことの出来る内容に仕上がっていた。



eiga.com 新作映画評 プレステージ

メメント」「バットマン・ビギンズ」のクリストファー・ノーラン監督が、クリストファー・プリーストの小説「奇術師」を映画化。19世紀末のロンドンを舞台に、ライバル関係にある2人の天才マジシャンが、お互いの意地とプライドを賭けて戦いを繰り広げる。主演のマジシャン2人にはヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベール。マジック監修はデビッド・カッパーフィールドが担当。

原題:The Prestige 監督:クリストファー・ノーラン

脚本:クリストファー・ノーランジョナサン・ノーラン

製作:クリス・J・ボール、バレリー・ディーン、チャールズ・J・D・シュリッセル、

ウィリアム・タイラー

原作:クリストファー・プリースト 撮影:ウォーリー・フィスター

音楽:デビッド・ジュリアン 美術:ネイサン・クロウリー

出演:ヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベールスカーレット・ヨハンソンマイケル・ケインデビッド・ボウイ

2006年アメリカ映画/2時間10分 配給:ギャガ・コミュニケーションズ


メメント』の大ファンである私は、その後の『インソムニア』、『バットマン・ビギンズ』などが

イマイチ、期待した割には面白くなかったので大いに不満だったわけだが。。。今回は、なかなかお気

に入りの作風だった。お得意の時系列倒置もバッチリ決まってるし、あちこちに張り巡らせた伏線の回

収の仕方もスタイリッシュ♪

ただ、観る前の予備知識として仕入れてしまっていた、とあるSFチックな設定は微妙なところダ。

いや、あらかじめ聞いていたからこそ、心の準備が出来ており、余裕を持って受け入れられたかなぁー

という感じ。未見の方にも読んでもらえるように、ネタバレは極力無くして書かせてもらう。

1点だけ、他の設定と明らかに次元の違うモノが出てくる。そこで、「それは反則やわ~!」と思って

しまった人は、残念ながら心地良いエンディングを味わう事は出来ないかも知れない。

僕の場合、アレが大オチだったら許せなかっただろう。しかし、最後の最後にはちゃんとスッキリした

オチも待っているので、ギリ、許せる展開。アリ、という判定を下したい。

ともあれ、『メメント』の時のクリストファー・ノーラン節が復活していたのが、とにかく嬉しい限り

なのだった。

役者も良かったナァ。特に主役の二人!!双璧!日本でリメイクするなら、ぜひモンで、枡毅サンと

生瀬勝久さんにやってモライタス。関西演劇界出身の、ライバルという位置関係だと思うし。似合うと思う!



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姫路OSでは、もはや一日一回興行。自分が観た回も、他に観客は2~3人という淋しい入りだった。

実は、直前まで『ダイ・ハード4.0』にしようか『プレステージ』にしようか、と悩んでいたのだ。

映画自体に興味があるのは、断然『ダイ・ハード4.0』の方だったが、最後の最後で、やはり監督への

期待度の方を取ってしまった。そして、その賭けは結局、勝ちに終わったということになる♪

ブルース・ウィリスサイバーテロに生身でブチ当たってド派手なアクションを繰り広げているらしい

が、我らがクリスは正攻法のドラマ勝負!!興行的にはきっと『プレステージ』の惨敗なんだろうけど

物量作戦の規模で負けて、内容(質)で勝って、、、って感じなんじゃあないかいな?

規模でも勝とうと思ったら、先述のSF設定を、もっとも~~っとトンデモ内容にして、せっかくだから

電気ビリビリで人間巨大化!!ぐらいの冒険をしてもらいたかったのぅ~。ってそら大日本人やがなっ!