【ダ・ヴィンチ11月号】BL特集&りえぞうインタビュー♪
買ってきた“ダ・ヴィンチ11月号”は、なんとよりによって「BL(ボーイズ・ラブ)特集号」w
めっちゃ買いにくかったが(ある意味、こないだ買った「人妻大衆」以上?)頑張って購入したサ~。
まずはBL特集から入ろう。コンテンツは満載。たとえば「今が旬のボーイズラブ業界を読み解く9つのキーワード」「BLボーイズ対談(大槻ケンヂ×土屋礼央)」「BL作家マッピング」「BL短歌」「匂い系名作ガイド」「絶対に外さないBLブックガイド」などなどなど。
実はほとんど理解できなかったと言っても過言ではないのだが・・・。とりあえず、実写映画化や新刊雑誌の創刊など、時代がBLに傾いているんだなぁ~、ってことはおぼろげながら感じ取れた。
オーケンと土屋氏の対談から、まずは少々、引用させてもらおー。
大槻「女の人ってのはね、男が2人以上一緒にいたら“できてる”って思うんだよ。3人いたら3Pなんだ。絶対に!“三国志”とか大変だよ?“水滸伝”なんか・・・108Pですよ!」
土屋「ワハハハ。いやー、なんででしょうね。男は女性のグループが抱き合ったりしてるの見ても、そうは思わないもんなあ。不思議です。」
大槻「アメリカだと“スタートレック”。ミスター・スポックとカーク船長ができてて、そこにマッコイが、みたいな。あと、シャーロック・ホームズとワトソンとかw 昔からBL的なものの見方をする人たちが世界中にいたってことですよ。」
ン&ロビンしかり、「怪人二十面相」の明智探偵と小林少年しかりwww
おお、そう言えば、ファースト・ガンダムのシャアとガルマってのも、今思い返せば、最初に注目し出し
たのは確か女子だったっけ。どことなくBLの匂いを嗅ぎ取っていたのかもしれぬ。
受け(ホモ用語で言うところの、「タチ」と「ネコ」)で歌い合うという趣向♪粋なんだか無粋なんだ
か・・・。いくつか例を紹介すると、
さて次は どの展開で 攻めようか /「いや」とは言うけど 拒めない僕
いじわるは 困った顔が 見たいから / 何をされても 僕は嬉しい
などなど。 シャアとガルマ編をチョト考えてみた。シャアが攻め、で、ガルマは受け、ねw
やぁガルマ 君の生まれの 不幸を呪え / なに!?不幸だと!! 図ったな、シャア!!
ちなみに、ワタクシ、本名でやってみましたところ。。。こんなん出ましたw↓
『文化系メガネ少年さん。人懐っこく、敬愛する人にはどこまでもついていくタイプ。一度心を許すと、生涯に渡って変わらぬ友情や愛情を持ち続け、一方的に裏切ることはまずありません。直観力に優れ、聡明で正義感が強いのも特徴です。その分、ちょっぴり融通の効かない部分もありそう。もともとの誠実な人柄に柔軟性が加われば、もっと大きな幸せに恵まれるでしょう。恋愛面ではややオクテですが、友情から次第に恋心を深め、好きな人と満ち足りた関係を築いていけるはず。/あなたは典型的な受けタイプ。人気の無い図書室や教室でセンパイに襲われちゃうかもvvvv★相性★メガネが似合う鬼畜センパイと相性ぴったり。/文「あ・・・や・・・・センパイ・・・」セ「誰も来ないから安心しろ」文「でも・・・・あ・・・・・やあんっ」』 絶句・・・
さて、ではそろそろ、西原さんの特集の方へ。。。
漫画4ページ、対談記事6ページ、わずか10ページだが、西原さんの思いがぎゅうぎゅう詰めにされ
てて、ホント心がポッカポカあったまったヨ~。素晴らしい特集組んでくれてありがとうヨォ~。ダ・ビンチ
さんよぉ~~う《感謝の目( ✪ฺܫ✪ฺ )》
漫画「鴨ちゃんのこと」は、前半の2ページで思いっきり笑かしてくれて、後半でダァーッ!って泣かしにかかる( ;∀;)。そのギャップがギザ上手すぎ。判っちゃいるけど涙を誘発させるゼ、全く。
よく読んでみると、ちゃーんと「起承転結」のページ進行にもなってるのな♪なんか、どんどんスゲエ匠(たくみ)の技を操る職人さん♪みたいな作家になって行ってる気がすんなぁ~~~~~~。
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インタビュアーが西原家にまで取材に出かけての、本気度100%のインタビュー記事からも、若干
(著作権違反にならん程度にとどめたいものだがw)引用しておきたい~♪
・『ダメじゃない男の人って見たことある?どっかにいる?ちゃんと働いて、お給料も全部家に入れて、家族には優しくて家事も育児も手伝ってくれるっていうチャーミーグリーンの宣伝みたいな男がどこにいるの?いないんじゃない。まぼろし。でもさ、男も女もかわいがられることしか考えてない。座敷犬みたいなのは魅力がないよね。苦労も知らず、人の話の機微もわからないような相手じゃあ肌を合わす気にもならないでしょ。生きていくことの悲しみや喜びがわからないとさ、人生が面白くないよね。』
・『私って、要はクリエイターじゃなくてアレンジャーなんですよね。前をガシガシ行く人がいて、それに乗っかって描く。ジャーナルって固いでしょ。飢えた子供の死体なんて誰も見たくない。でも漫画なら過酷な現実も楽しいお話にできるから。』鴨ちゃんが見てきた現実を西原さんが漫画にする。まじめすぎる男のつぶやきを、女が笑いに変えてきたと言ってもいい。
『ぼくんち』を描いていたころ、自殺願望があったこと、そんな時に鴨ちゃんと出合って救われた話、
などは今回初めて知った。今の西原さんがあるのは、なんだかんだ言いつつ、やっぱり鴨ちゃんのおか
げなんだワナァ~~~。鴨ちゃんの著作も、もう少しいろいろ読んでみようかいのぉ~~~~ぅ。