【4分間のピアニスト】涙腺じゃない琴線に触れた

日曜日の最終回で観て来た。シネ・リーブル神戸。本当は、ウディ・アレン監督の『タロットカード殺人

事件』目当てで行ったのだったが、10分違いで最終に間に合わず・・・。(ひょっとしたらまだ予告編

だけで本編始まってなかったかも知れんけど)でも、この『4分間のピアニスト』も、前に予告編を観た

だけで、ビビビッ!と胸に来るものがあった。絶対大スクリーンで観ておかねば!と決めていた作品。


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女性の師弟のぶつかり合い、ってことで、ヘレン・ケラーとサリバン先生みたいな熱いドラマを期待し、

泣く気満々で臨んだのだが・・・。結論から言えば全く涙腺は刺激されなかった。むしろ、震えが来た。

ゾクゾクゾクッって何回も来る感じ。決して人間的に信頼しあっているわけでもない、微妙な師弟関係

に、共感は出来なかったものの、“才能は磨かれるべきである”という普遍的なテーマがズッシリと身に

染みて伝わって来た。まずは恒例の「eiga.com」からの引用↓

eiga.com 映画データベース 「4分間のピアニスト」


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原題:Vier Minuten  監督・脚本:クリス・クラウス

製作:メイケ・コルデス、アレクサンドラ・コルデス

撮影:ジュディス・カウフマン  音楽:アネッテ・フォックス

美術:スィルケ・ブール  2006年ドイツ映画/1時間55分

配給:ギャガ・コミュニケーションズ

STORY:刑務所に囚われた天才ピアニストと女性ピアノ教師の交流を描き、本国ドイツで大ヒットを記録した人間ドラマ。年老いたピアノ教師クリューガーは、刑務所に服役中の少女ジェニーがピアノの才能に恵まれていることを見抜き特別レッスンを始める。ジェニーは自分の才能を信じてくれるクリューガーに対し徐々に心を開いていくが、コンテスト決勝を目前にしたある日、暴力事件を起こしてピアノを禁じられてしまい……。

CAST:モニカ・ブライブトロイハンナー・ヘルツシュプルング、スベン・ピッピッヒ、ヤスミン・タバタバイ、リッキー・ミューラー

公式HP


ドイツアカデミー賞の作品賞と、主演女優賞に輝いたというこの映画。因みに原題で解るように、ピアニスト

というのは邦題のみ。主演はむしろクリューガー教師を演じたモニカの方。生徒ジェニー役のハンナーも主演

女優賞にノミネートはされたようだが、栄冠を手にしたのはモニカの方だった。しかし二人のアンサンブルが

素晴らしい作品を生み出す原動力となったことは間違いないだろう。

アメーバニュース エンタメ 本国ドイツで大ヒットを記録


音楽教師クリュガーを演じたモニカは、実際は20歳ほど若いらしい。特殊メイクで老けさせたそうだが

最初に観た時は、オッサンにしか見えなかった。声でなんとか女性と判別できるものの、それでもチョット優

しい感じのオサーンという第一印象を拭うのに苦労したよ。見ようによっては、ムツゴロウさんっぽいんだもん。猛獣のように凶暴なジェニーを相手するところなんてまさにムツゴロウ・スピリッツの真骨頂ww

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いやいや、冗談はさておき、この女性老教師の過去、というのが後半明らかになるのだが、そこの解釈に

よって、この映画は賛否両論、分かれて然るべき映画ではないかいなぁ~と思う。きっと受け入れられない、というか、別にそんな設定入れんでもええんちゃうのん!?と思う人もおれば、いや、二人の関係を

きっちり示すためには必要なエピソードだ!と力説する人も出てくるのだろう。自分は、どっちかと言うと、前者側。。。ンー、ちょーっと引いてしまったカナァ~~???


謎が気になる方は、ぜひ劇場へ足をお運びくださいな。

もう観られた方!再度、感動に浸ってくだされ↓「ようつべ」でラストステージの4分間が観られますぞ!!

(くれぐれも、まだ作品を未見の方は、コレは観ないように!いずれDVDにせよ何にせよ、観る際の

感動の妨げになりまする故。)

Quattro minuti - Finale


うーん、最後の二人の表情が、素敵すぎるやねぇ~~~~( ^ω^)ニコニコ


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