【「カンナさん大成功です!」と「転々」】韓流と邦画をハシゴ・・・
丸っきりタイプの違う両者だけに、長丁場ながら、ぜんぜん飽きずに(寝たりせずに!(-ω-`;))
観切ることができまいた。まずは、カンナさんから・・・
引用↓
原題:200 Pounds Beauty 監督:キム・ヨンファ 脚本:キム・ヨンファ、ノー・ヘヨン 製作総指揮:パク・ムスン 原作:鈴木由美子 撮影:パク・ヒョンチョル 音楽:イ・ジェハク 2006年韓国映画/1時間56分 配給:ワーナー・ブラザース映画
☆STORY:鈴木由美子の同名コミック(講談社刊)を韓国で映画化したラブコメディ。169センチで95キロの巨体だが、美声と音楽的才能を活かし、スター歌手のコンサートの舞台裏でゴーストシンガーを務めるカンナ。しかし、想いを寄せる音楽プロデューサーは、彼女を女としてみてくれない。彼を振り向かせるため、全身整形を施し、スリムな体形と美貌を手に入れるのだが……。韓国では660万人を動員し06年の興収第1位となる大ヒットを記録。韓国のアカデミー賞といわれる大鐘賞では12部門にノミネートされた。
主演の女優が特殊メイクで、デブのブサイクになって登場!と言えば、グウィネス・パルトロウ主演の
『愛しのローズマリー』を思い出す。あの作品の変身っぷり(クオリティ)は凄まじかった!もちろん
本作『カンナさん~』も凄いっちゃあ凄いんだが、はっきり言って、別人に見え過ぎ!もうちょっと面影
を残しておかないと・・・。絶対、整形前と整形後は別の女優さんだと思って観る人が多いんじゃない
かな?さらに言えば、整形前のカンナさん、デブなんだけど愛嬌あってカワイイんである。はっきり言っ
て、目鼻立ちは変えずに、肉だけ落とせば十分美人になると思った。そのままでも、デブ専の人になら
十分許容範囲だってw(いや、カンナが恋する音楽プロデューサーのサンジュンも、実はデブ専だったの
では?とかチョット妄想しちゃったヨ)その辺りは、『愛しのローズマリー』に軍配が上がるかな?
ストーリーはよく練られていて、終盤の盛り上がりが特に最高!ライブシーンはただただ圧巻だった。
ラストテロップ後に流れた、リンカのカヴァー曲が興醒めだったのは言うまでもない。なぜ意味の無い
日本版主題歌を挿入したがるのか理解不能。カンナさんは大成功です、が、リンカさんは大失敗です。
辺りでの評判は最悪なわけだが、怖いもの聴きたさっちゅうのんかなぁ?院長も実は、有名女性歌手や
女優の顔を何人か弄ってる経験上、感情移入はし易かったはずなんだけど。。。女浮浪者役で一言、二言
だけ参加したという西原理恵子さんよりかはマシじゃないのかなぁ~、なんてw
200 Pounds Beauty OST - Kim Ah Joong - Beautiful Girl (MV)
ラストで吹き出してもうたワ(゜3゜)プププッ
続いては『転々』。三木聡監督、オダジョー主演の「時効警察」コンビでお届けする、いつものユルユル
な世界♪「時効」ファンは絶対ハマること間違いなし!!岩松&ふせの脇役もしっかり付いてくる(オマ
ケかいっ!w)し、麻生久美子の三日月クンもチラッと嬉しい、友情出演してくれまーす♪
引用
監督・脚本:三木聡 原作:藤田宜永 撮影:谷川創平 音楽:坂口修 美術:磯見俊裕 2007年日本映画/1時間41分 配給:スタイルジャム
☆STORY:「時効警察」のオダギリジョー&三木聡監督が再タッグを組んで放つロードムービー。幼い頃に両親に捨てられた孤独な青年・文哉。現在大学8年生の彼は、いつの間にか84万円もの借金を抱えていた。返済期限が迫ったある日、彼は借金取りの福原から奇妙な提案を持ちかけられる。それは、吉祥寺から霞ヶ関まで福原と一緒に散歩するだけで借金がチャラになり、100万円の報酬までもらえるというものだった……。
☆CAST:オダギリジョー、三浦友和、小泉今日子、吉高由里子、岩松了、ふせえり、松重豊、岸部一徳、笹野高史、石原良純、鷲尾真知子、広田レオナ
の怪しいオッサン・三浦友和という素材を放り込んで、さてどんな化学反応が生まれますやら??って
趣の映画ザンシタ。「時効」シリーズで御馴染みの、「○○って○○だと思わない?」的な小ネタプラス、
今回は、しみじみ~~~とさせる人情話とのコラボ。けっこう後半は胸に染みるシーンも出てきた。
前半の小ネタ攻勢は、はっきり言って、個人的にはヒット率3割3部3厘。も少し控えめにしてくれて
た方が良かったかもナァ~~~。台詞の小ネタ以外にも、周りの情景で相変わらずイッパイ遊んでる。一つ
だけ挙げると、お店の看板に「あぶどら肉屋」ってのがあって、吹いちゃった。プロレスに疎い人にゃ
何のことかワカランかもw 肉屋=ブッチャーね。あ、プロレス知らずでもそんくらい解るか?www
けっこうヒットしているようで。ロングラン決定とか。ニュースソース↓
いつも、三木監督の作品を観てて思うのだが、登場人物全員にへんな事喋らすのは如何なものかと・・・。マトモな人を中に配置してこそ、面白発言も引き立つと思うんだが・・・。映画にお笑いの文法は当てはまらんものなのかね~?今回の作品で言えば、小泉今日子と吉高由里子。この擬似母子が揃いも揃ってボケ倒すのは冗長すぎるとチョット感じた。吉高由里子チャンは舞台挨拶の様子などを見るにつけ、天然っぽいのでマトモな役は無理だろうからw小泉さんにしっかりしてて欲しかったんだけども。(「肛門のスジが一本足りない、とか言いません?」的なボケには少し引いた・・・)
講談社モゥラ 吉高由里子チャンの天然振りが垣間見られる舞台挨拶の模様
「ほぼ日刊イトイ新聞」のインタビューもまた楽し♪これは映画未見の方はスッ飛ばして、読まないほうが良かろう・・・。
アメーバニュース オダギリジョー新作『転々-てんてん-』は尻見せる
何だ、この見出しw 確かに見せるけどもヤ・・・。これが、女性客の動員に貢献したんだろうか?
引用→ 『それにしてもオダギリ ジョーがいい。とくに悲惨な目にあったときの表情がなんともいえず、笑ってしまう。しかも、今回はお尻まで見せているぞ。/試写室を出た僕は、無性に散歩がしたくなった。』
うん、確かに。散歩もたまにはいいなぁ~、と思える小品。その意味では『かもめ食堂』や『めがね』と同類の映画じゃないかな?