【天然コケッコー】「○空」を観てコレを観落としていた愚かさよ・・・

2007年度シネマグランプリ(ABCラジオ「アシッド映画館」内の企画)の、投票期限ギリギリのとこ

ろで何とか観る事ができた。間に合った~~~~。ヨカッタヨカッタ。マジで、「『○空』を観て、コッチを見落と

すなんて、何たる愚考!」と危うく末代まで語り伝えられるところだったワイ(大げさではないっ!)。


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(いいなぁ~、このDVDのパッケージ仕様の画像♪提供は、くるまともじろう氏。サンクスコ。トラバ参照)


とっても爽やかな空気感、風の匂いまでが伝わってくるかのような映画だった。あと、プラス淡い初恋味ネ。

『○空』を観てオイオイ泣いてる若者に、この映画見せても、あんまり感動しないんだろうか~?どうだ

ろうね?普通に疑問ダ。廃校になってしまいかけてる田舎の木造校舎、なーんてモノに思い入れはないは

ずなんだけど・・・。不思議に懐かしさで心が満ち溢れてくるダワよ~~。予告編だけでもその空気は感じ

取れるっしょ?⊂( ^ω^)つ ミテミテミンサイ↓


映画『天然コケッコー』予告篇



作品解説はいつものeiga.comにて。。。

データベース 天然コケッコー

引用

監督:山下敦弘 脚本:渡辺あや 原作:くらもちふさこ 撮影:近藤龍人 音楽:レイ・ハラカミ 2007年日本映画/2時間1分 配給:アスミック・エー

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☆STORY:くらもちふさこの名作コミックを、「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督が実写映画化。自然豊かな田舎町を舞台に、少女の淡い初恋と成長を爽やかに描き出す。中学2年生の右田そよが通っているのは、小中学生合わせても生徒がたった6人しかいない分校。ある日そこに、東京からの転校生・大沢広海がやって来る。クールでとっつきにくい雰囲気の大沢に、そよは次第に恋心を抱き始め……。脚本は「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや

☆CAST:夏帆岡田将生夏川結衣佐藤浩市柳英里沙藤村聖子

公式サイト 集英社 天コケサイト


主演の夏帆さんは輝いてたなぁ~。きっと本人も言ってる通り、この年代に、このスタッフとの出会いがなければ、絶対生まれなかった珠玉の作品・・・。『打ち上げ花火~下から見るか?横から見るか?』の奥菜恵に通じるきらめきがあったや。(おっと、不吉な事を言ってしまったようだな、ワッチは・・・w)

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その夏帆さん、新人賞にも数多く輝いとられるご様子。報知映画祭の授賞式のニュース↓

夏帆16歳“天然”爛漫笑顔「夢みたい!」…報知映画賞表彰式

笑顔が素敵。夏帆さんのブログ見っけ!

夏帆オフィシャルブログ

→授賞式の日の記述『今回なにが一番嬉しかったって、一生に一度の新人賞を天然コケッコーでいただけたことでした。この作品じゃなかったら、あの時期にあのメンバーで撮影をのぞめなければ、山下監督じゃなかったら、私はもっと何にも出来なかったと思うし、全然違う結果になったんじゃないかなぁと思います。これほど思い入れを強くもてる作品に出会えたこと、誇りに思ってます。天コケ大好き!!!!!!!!!』


この作品は、子供たちの笑顔が本当に清々しくて感動的だった。最年少のさっちゃんを始め、役作りなんてまだ無理だろうに、一体どうやって撮影したんだろうか?ってちょっと興味あるワー。

コメンタリー付きのDVDも、もし観る機会があったらぜひとも拝見しちゃろうっと。

一方の大人の俳優さんたちも、目立たず、出しゃばらず、しかし確固とした存在感はもちろん発揮しつつ・・・。なかなか見ごたえある熟練の演技で魅了してくれた。個人的に好みなのは、夏帆演じるそよのお母さん役・夏川結衣サン♪田舎の肝っ玉母さん風(見た目はネw)でありながら、垣間見せる奥ゆかしい女性の優美さがそこここに満ち溢れてる♪謙虚な夏川さんもイイなぁ~~~~、などと思ってたら、2ちゃん情報で、「コメンタリーで夏川さんは、自分のあまりの露出の少なさにブー垂れていた」との情報入手(めдめノ)ノ アハハ、素は我が強いキャラなのねんwヤッパシ・・・。

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ストーリー展開は解り易く、その辺はこれまでの渡辺あや脚本とは、趣が違うカナァ~?と思ってたが、どうやら原作と寸分たがわぬ脚本になっているらしい。がぜん、原作に興味湧いて来たっちゅうねん♪

楽天ブックス くらもちふさこさんインタビュー

気に入った箇所引用~~~!!→ 『インタビュアー:「さっちゃん(田浦早知子。村の最年少)がやっていた、色水遊びも懐かしかったです。」くらもち先生:「やっぱりされてました? でも、最近の色紙は、色が落ちないんだそうですね。だから、このエピソードも早く書いておかなくてはいけなかったんだなと。時代の流れによって、描けるもの、描けないものがありますから、どんどん描いておかないといけないエピソードってありますよね。」』


廃校になりそうな校舎だけじゃない、世の中の色んな事が時代とともに無くなって行きつつある。。。そこに感じる寂寞感というのかナァ・・・どうすることもできない我々の無力感とかも・・・。ゆーったりした時間の中で、そんな考えにとっぷり浸れる映画です。では最後に、予告編でも使われていた、印象深いそよの台詞で締めくくろう。

~もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やぁ、些細な事が急に輝いて見えてきてしまう~

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