【ガチ☆ボーイ 小説版】キャラ設定あれこれ

『ガチ☆ボーイ』2回目の鑑賞後、劇場売店で小説(ノベライズ)とステッカーを購入して帰った。

映画は、主役の五十嵐クン目線でストーリーが展開していくが、小説版では、主にプロレス研究会のマネー

ジャー・朝岡麻子と、キャプテン・奥寺、そして五十嵐の妹・五十嵐茜の3人の語り部によって、五十嵐

クンの物語を紡いでいく、といった趣向だった。

↓ここから先は、映画をすでに観ていて、ノベライズは読む予定のない人のみ、進んでくれたまえ。

そうでない方は、文字の部分は飛び越えて、下の「細かすぎて伝わらない関連動画」だけ見てクダシャンセ♪


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web角川 「ガチ☆ボーイ」

●読んだ人の心に温かいドロップキック残します!

青春ガチンコグラフィティ!


[ 著者 ]西田征史 [原作]蓬莱竜太 [カバーデザイン]ROBOT


[ 内容 ]優秀な大学生・五十嵐は3年になったある日、突然プロレス研究会に入部した。熱心に練習もし、メモもとるが、学生プロレスで一番大事な段取りだけは全く覚えられない。そして、学園祭当日、事件は起こった。


発売日:2008年 02月 23日 定価(税込): 540円 文庫判


映画には出て来なかった、裏設定の数々↓

☆ドロップキック佐田は、20歳で初めて出来た恋人トモヨに首っ丈で、彼女がダサイと思っているプロレスを

捨て、ロックンロールに走ったらしい。(これについては、後日談にも一工夫アリ♪)

★奥寺キャプテンは、麻子に少し気があったみたい(五十嵐と麻子の仲の良さに嫉妬するよな場面アリ)。

☆ドロップキック佐田が、乱入の時被っていた、シュールなマスクは、OBの君島さんが離婚した当時、

精神不安定な状況で作った失敗作だったらしい。

★五十嵐の障害の件がバレて、キャプテンが表で「かかって来い!」と五十嵐を挑発し、「諦めろ」と

説得するシーンで、他の部員が、「なんとか続けさせてやって欲しい」と頼み込むシーンはノベライズの

オリジナルだった。すなわち、マリリン仮面の第4戦目の相手だった、玉子王子こと新沼は「俺は本気

で負けました!五十嵐は強くなってますよ!」と擁護。コケティッシュ谷は大声で「お願いします」と

叫び、デビルドクロ大久保は、無言で膝をついて頭を地面にこすり付ける。。。あ~、このシーンも

映画にして欲しかったナァ~~~( ;∀;)

☆申請忘れで、体育館使用の権利を吹奏楽部に取られてしまったくだりでは、レフェリー日野が必死で

何度も何度も頭を下げてくれたというエピソードが入り、盛り上がるためなら何でもすりゃいいじゃん

的な、ちょっと嫌なキャラだった印象が随分緩和されていたな~、と感じる。映画だとあのまんま変化

してないもんねー。

★さらに、後半には唐突に、五十嵐のお父さん視点の章が現れ、「明日の僕へ」の紹介が、細かく挿入

される。映画では出てこなかった部分を書き上げよう↓↓↓

『僕が笑えば、父さんも茜も笑っていてくれる。悲しい顔は見たくない。無理にでも笑わなくてはいけない。楽しいフリをしよう。』

『財布がないと大騒ぎして茜を疑った。結局引き出しにあった。昨日の僕が入れたらしい。家族を疑うなんて最低だ。誰か助けてくれ。』

『茜が頑張っていた剣道部を随分前に辞めたらしい。違うと言っていたけど、多分僕のせいだ。』

☆後日談:翌年の新入生歓迎シーズン。五十嵐が入部した1年後のシーンで、小説は幕を閉じる。どうやら五十嵐は、あのシーラカンズとの試合後、大学を辞めたらしい。新キャプテンは、玉子王子こと新沼。ドロップキック佐田は謎のマスクマンとして部にカムバック(彼女のトモヨはプロレスへの偏見が少しなくなったのか、見て見ぬフリをしてくれてるみたいw)しており、HWAは順風満帆な感じ。麻子は、ふと歴代

チャンピオンたちの写真を見上げ、一番端のレスラーに向かって「ありがとう」と小さく呟く。

そこには、スッと人差し指で天を指すマリリン仮面の姿があった。


いやぁ~、サブストーリーを知ってから観ると、また一味も二味も違う魅力が見つかりますなぁ~。

ドロップキック佐田はエエ奴やなぁ~、とか。OB君島さんもエエ味出してはるけど、私生活で苦労してはるんやなぁ~とか。シーラカンズに関しては、終始イヤなキャラとして描かれてたけど、某巨大掲示板あたりでは、「ヒールに徹してるだけ。あれぞ真のプロレスラー!」とベタ褒めしてる房もやたら見かける。んー、なまじプロレスの知識があるとそうとっちゃうのかも知らんけど・・。あの試合は、やっぱり、台詞どおりガチンコでやっていたと取る方が面白かろう。客席に向かって怒りをあらわにするのも、演技だと思っちゃうと感動に繋がりにくい。いわば、ロードウォリアーズVSアニマル浜口・寺西勇、みたいなカードで、一方的に秒殺して、株を上げる的な展開を目論んでたのに、客席が浜口組びいきになってしまったので、「予定と違うじゃないか!」って感じで本気でキレてしまったというパターンかと。


細かすぎて伝わらない関連動画

●お父さん役の泉谷しげるつながり!「春夏秋冬」(豪華共演♪)



サエコつながり。これはまた凄まじい歌唱力!


サエコ以外のメンバーからしたら、こりゃあ拷問に近い状況だろなぁーw