【告発のとき】トミー・リー・ジョーンズさすが!
★STORY:「クラッシュ」(05)のポール・ハギス監督・脚本によるサスペンスドラマ。イラクの最前線からアメリカに帰還したマイクは、その帰国直後に軍隊から脱走し、行方をくらます。マイクの父親の退役軍人ハンク(ジョーンズ)は、地元警察の女性捜査官(セロン)とともに息子の捜索を始めるが、真実を追い求めるにつれて、父親の知らない息子の素顔が明らかになっていく……。出演はトミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドンら。
★CAST:トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドン、ジョシュ・ブローリン、ジョナサン・タッカー、ジェームズ・フランコ、フランシス・フィッシャー、 ティム・マッグロウ、ジェイソン・パトリック
とにかく、トミー・リー・ジョーンズが素晴らしい!!ただの缶コーヒー好きの宇宙人ではない!w共演のスーザン・サランドンも、シャーリーズ・セロンも、文句の付けようの無い演技だったと思う。/ひたすら重いテーマで、観終わった後も若干、滅入ってしまいそうになる部分が大きいのだが、やはり最期まで惹き付けられてしまうのは、偏に役者の力量ゆえだろうて。人間が描かれている作品は、それだけで観るに値する!邦題が相変わらず、他作品と区別の付きづらいものになっているのが残念だが、一人でも多くの日本人に、そしてアメリカ人に観てもらいたい、と痛切に感じる作品であった。
ヤフー映画の「キネマ横丁」に、出演者および監督のインタビューが置いてあったのでリンクを貼るや♪
☆監督インタビューから若干、抜粋。
→ Q『キャストが素晴らしいですね』A『まったくのタダではありませんが、ほとんどタダ同然で出てくれました』
※さすがトミー・リー!日本のCMで稼ぐだけ稼いで、本国ではこういった低予算の、骨太な映画に出る、っていうスタンス。やりよんなぁ~~~、って感じ。
→ Q『この映画は反戦映画ですか?』A『僕が一番撮りたかったのは、このような状況に置かれた男と女が、どのような人間だったかです。そして彼らに何が起こったのかを。究極的にはもちろん、戦争反対の映画です。』
→ 『「雑誌の表紙のセレブリティの姿を本物だと思っている人がなんと多いことか。もちろんエアブラシを使って修正しているのに! そんな作りものの美しさが何だっていうの。美人の役ばかり演じているわねと以前はよく言われ、醜い役をやれば、どう体重を増やしたか、どう特殊メイクを施したかと聞かれる。語るべきはルックスじゃないでしょう? 私はただ俳優として、現実味のある人間を演じて、物語に信憑性を与えたいだけ。メリル・ストリープのように、監督にとって常に真っ白なキャンバスでいたいのよ」/彼女にとって演技力の高さというのは、いかに違う人間になりきるかを意味するようだ。それはやはり常に付きまとうゴージャスな容姿からひととき逃れ、別の存在になりたいと思っているからでは。美しさを競いあう女優が多いハリウッドで、美しさとは関係のない者になるため俳優業を続ける彼女は、なかなかユニークな存在である。 』 (ここまで引用)
実はこの日は『インディ・ジョーンズ4』も観ていた。しかし、『告発のとき』のあまりの重さゆえに、能天気娯楽アクションの本作は、綺麗サッパリ記憶から消え去ってしまったかのようだwww まさに、トミー・リー・ジョーンズがインディー・ジョーンズを食っちゃった感じ?・・・さすがは『メン・イン・ブラック』で人間の記憶を消していたこともあるトミー・リー・ジョーンズ!いろんな意味で、やっぱり、さすがだ!!!
そういう訳で、インディーの感想は一言だけに留めよう。
ハリソン・フォード、おじいちゃんやのによう頑張ってるなぁ~。偉い偉いっ!
スローモーな動きながら、パンチ、キックの効き目はバツグン!というその姿は、故・ジャイアント馬場さんを彷彿させるほどなのだった~。チャンチャン♬