【アメザリ考察】ニュータイプ漫才だっ!

MBS新世代漫才アワード戴冠から、はや一週間が経った。。。早いナァ~~~。本日は、ゆーっくりと

漫才の内容について考察してみたいと思う。


決勝漫才の動画は、8月30日付けの拙ブログ日記を参照して頂きたい・・・。

アメザリ優勝おめでとう!


この、眠れない子供にご本を読み聞かせる、というネタは、そもそも、最初に出したネタCD『泥沼劇場』

において、もう6年ほど前に発表されていたモノの焼き直しである♪元ネタでは「トトロ」は入っておらず、

アンパンマン』の他に、『頭文字D』と『ドラゴンボール』が入っていた。すなわち、『頭文字D』で

は、無駄にリアルなバイクのエンジン音だけを延々聴かせ続け、ヤナギ扮する子供が「解らないよぅ~!」

とゴネるw そのあと、『ドラゴンボール』の戦闘シーンにおける、擬音だけでお話は展開。「ギュイーン!!」

「ガッ!」「シュンシュンシュン・・」「ドワッ!」・・みたいな。で、やはりヤナギが「誰と誰が闘ってるかさえ解ら

ないヨゥ~」と文句を言う。シュールだが、擬音で感心もさせてくれる、という優れもののネタだった。


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今回は、はっきり言って、ウケていたのは全て、柳原がツッコむ、と見せかけて実はボケており、平井の

ツッコみ返しで、笑いが完了する、というパターンだった。これは、新しい漫才スタイルの提言ではないか!平井がボケる、ヤナギが突っ込む、しかし、そのツッコミが“うるさい”“しつこい”“話が逸れまくる”などの理由でボケと化し、ボケたはずの平井が再度ツッコミ直さねばならなくなる、という・・。

すなわち、《ボケ→ツッコミボケ→ボケツッコミ》とでも成文化したくなりそうな、新パターンである。

とは言え、ボケがツッコむ、などという手法は、もちろん、オール阪神・巨人さんやカウス・ボタンさん

ら、ベテラン漫才師ならば普通に、テクニックとして使ってはおられるだろう。なんやったら、松竹芸能

にだって、ボケのすべったのを叱責するというバージョンのますだおかだや、ツッコミが暴走して、ボケ

に嫌がられる、というシンデレラエキスプレスの例も存在する。が、しかし、ソレをあからさまに売りに

しているコンビは未だかつてなかった気がするのだ。ここは一つ!話題性の意味でも、ニュータイプ漫才

として、全面的に推すべきではないか、と思う。平井のツッコミ返しの時に、「せっかくボケたのにぃ」

的な、情けな~いキャラを強調すると、もっとインパクトも出ると思う。そうすっと、その場合は、

《ボケ→ツッコミ→ヘコミ》という、新たな役割分担まで創出されることになるんではないかいナ?

ぜひとも、新たなる地平へ、踏み出していって貰いたいもんである!!ガンバレ、アメザリ~~ヽ(´∀`)ノ


では、ここで、この前の火曜日にオンエアされた、ABCラジオの深夜番組『スレッドキング』より、

フリートークの書き起こしをば少々・・・。因みに、この放送は、アワード優勝決定2時間後に収録さ

れたものである。


(まず、常連のネタ職人「俊足馬」「耳かき」「マジ田マジの助」あたりからのお祝いメール紹介の後)

平井「こちら、かりんとうボーイからも来てます♪」柳原「おっ!かりんとうボーイ!ありがとう!」平井「初出場で初優勝、おめでとうございます!」柳原「ありがとっ!」平井「生意気かもしれませんが、ネタにリズムと勢いを感じました。」柳原「嬉しい♪」平井「決勝戦、柳原さんのトトロのくだりで、客席と一体になったシーンは感動しました。」柳原「うわー、嬉しい♪ありがとぅ!」平井「ここ一番でアニメネタを持ってくる辺り、アメザリらしさを感じました。平井さんが笑ってたのも良かった。あの蝶ネクタイが平井さんを操ってたんじゃないか?と。三十路をとうに超えたオッサンのご両人なのに、高校生に受け入れられるなんて、信じられません。。。」柳原「なんでどんどん小さな声になってんねんwええがな、嬉しいがなぁ~!!!」平井「元気も貰った、と。」平井「ありがと!」平井「最後にええこと書いたある。クジ用の扇子に書いてある通り、一番になれて本当に良かったですね。」柳原「うわ、今日メッチャ嬉しー!今日初めて聴いた人、何もオモロないかも知れんけどw」平井「アッハッハハハ」柳原「俺らは楽しいわぁー、今日くらいええやろぅ♪」

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柳原「M-1のあと、ナマでラジオも何回もやったやん?」平井「やったなぁー」柳原「けど、そこで、“ただの賞金稼ぎさ”とか言われてさ」平井「ああ、山寺さんに言われたなぁー。懐かしい!」柳原「やっと、こんな楽しい、嬉しいラジオができるなんて・・・」(その後、少しの間)平井「もっと喋れるかなと思ったけど、感動して案外喋られへんなーw」柳原「時間あんまり経ってへんなぁー、嬉しい、ヤッター♪ばっかり言うてるワァ~~。」

(実は、春名さんから貰った蝶ネクタイは、20種類ぐらいあって、中には毒蛙みたいな柄のモノまであった、という話、久し振りに緊張をほぐすためお互いの胸を両拳で“ッドーン!”って殴ってから舞台に出てたという話、一回戦で対戦した、松竹芸能のカワイイ後輩・のろし相手にも、大人気なく、“ブッ潰す!!”などと叫んでから漫才に臨んだという話、などなど、舞台裏の話が延々続いた。)

柳原「今まで聴いてくれてたリスナーのみんなに、いい意味でお返しできたかな~。」平井「そうね、何かしらこれから頑張ろうとしてる人に、“やれば出来る”っていうものをね・・・」柳原「ずっと支えてくれたこのハガキ職人たちに、“お前たちは間違ってなかった”的なことを、ちょっと言えたかな?ってね。。。」平井「あぁー!このラジオにハガキを送ってくれてていいんやで、ってことネ」

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平井「元気玉やったんスよ、結局。お前がロボットダンスしてる時に手拍子が起ったんは、ビックリしました。あれは、元気玉のおかげですよ。」柳原「そうやなぁ、みんなのおかげや。」平井「サザンが休止したのに、柳原はスタートか?と。」柳原「そりゃもう、頑張るよ♪」平井「アンコールが来るんちゃうか思ったくらい・・・」柳原「それぐらいの勢いやったねぇー。嬉しかったなぁ~~」平井「ほん~ま!」二人「最高です♪♪」


柳原の上記の台詞を聴いた瞬間は、永らくネタ職人をやってた全ての者にとって、堪らん至福の瞬間だったことでしょう。ああ~、一週間経っても、まだ興奮冷めやらん、って感じヤワヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノアラタメマシテ、ホントニホントニオメデトウデシタ♬