【グミ・チョコレート・パイン】オーケン原作、ケラさん監督
原作はオーケンの私小説。高校生時代の悶々とした体験は、身につまされるところ多く、その心象風景
は強烈だ~。ある時は周りの連中がどいつもこいつもつまらなく見え、またある時は自分がとてつもなく
愚かに思え。。。オーケン、ケラさんの場合はソレがノイズ・バンドだった訳だが、ワッチの場合は、深夜
ラジオ番組への投稿だったように思う。少人数の同じ趣味を持つ連中と、地味~に盛り上がっていたッケ。
なんともノスタルジィを感じさせる、ピンポイント青春活劇。暗い学生時代を送った、と自負するもの
たちには必見!の作品であろう。。。
☆STORY:大槻ケンヂの半自伝的小説を、大槻の盟友にして劇団ナイロン100℃主宰のケラリーノ・サンドロビッチが映画化した青春ドラマ。1986年、高校生の賢三は、平凡なクラスメイトたちを軽蔑しながらアンダーグラウンドなロックや映画にのめり込んでいた。しかし実際は冴えない仲間たちと悶々とするだけの日々。そんなある日、賢三は名画座でクラスの人気者・美甘子を見かける。実は彼女も映画やロックが大好きで……。
☆CAST:石田卓也、黒川芽以、柄本佑、金井勇太、森岡龍、マギー、甲本雅裕、大森南朋、高橋ひとみ、山崎一、犬山イヌコ、山西惇、みのすけ、峯村リエ、浅野和之、中越典子、竹中直人、鈴木慶一、田中哲司、林和義、山本剛史、内田春菊、ピエール瀧、峯田和伸
→ 『大槻:「あのね僕ね、原作と一番イメージ違うのが山口美甘子でしたね。黒川芽以ちゃんね。原作だともっとでっかくて、威圧的な……大林素子みたいなじゃなくてね(笑)。」N:「そういった、大槻さんからのオーダーというのは特別なかったんですか?」KERA:「いや全然。だって読みやしないんだもん、脚本。怖がって。」ん「怖がって(笑)。」大槻:「うん。怖い。」KERA:「だからもう、(山口美甘子役が)黒川に決まった時点でセリフ変えたんですよ。背が、高くないから。」大槻:「あとはね、瀧と何かの番組であった時にね、映画出たよって聞いたから、どんなだった? って聞いたら、『大霊界』みたいだったよって(笑)。ええ!? って思ってさ。大霊界って。」瀧:「こらヤバイって? (笑)。」大槻:「そうそう。」瀧:「“ケンちゃん知らないの”って聞いたら、“いや一切口出さないことにした”って言ってた。」KERA:「まあ、あのシーンだけね(笑)。例えれば大霊界(笑)。」』
いっぱいになった後に、あの素晴らしいエンディングが待ってて・・・。ラスト、時制が過去と現在
でリンクしていくとこなんかスッゲェ良く出来てます。最後、鳥肌立ちました。おっと、褒め殺しになっ
てまうからこの辺にしとこうか・・・。
→ 『(前略)話は変わって、日々行われている試写会で「グミ・チョコ」を観たキャストたちから、「面白かった」という感想が届けられて、嬉しい。さっきもマギーから電話をもらった。今の俺は「わが闇」にかかりっきりで、とてもマスコミで「グミチョコ」を宣伝する余力はない。キャストの皆さん、面白いと思ってくれたなら、どうか「おもしれえ、おもしれえ」と所構わず狂ったように吹聴してまわってほしい。映画「グミ・チョコレート・パイン」は12月15日か22日か29日から、東京テアトル新宿にてロードショー。大阪は1月下旬より、テアトル梅田にて公開。以降、全国順次ロードショーのはず。いろいろあったけど、死にそうになりながら頑張って完成させた映画だ。一人でも多くの方に観ていただきたい。』