【グミ・チョコレート・パイン】オーケン原作、ケラさん監督

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THUTAYAで早々と一週間レンタルになってたんで借りて観たよン。いやぁ~!!予想以上にオモロかった。

原作はオーケン私小説。高校生時代の悶々とした体験は、身につまされるところ多く、その心象風景

は強烈だ~。ある時は周りの連中がどいつもこいつもつまらなく見え、またある時は自分がとてつもなく

愚かに思え。。。オーケン、ケラさんの場合はソレがノイズ・バンドだった訳だが、ワッチの場合は、深夜

ラジオ番組への投稿だったように思う。少人数の同じ趣味を持つ連中と、地味~に盛り上がっていたッケ。

なんともノスタルジィを感じさせる、ピンポイント青春活劇。暗い学生時代を送った、と自負するもの

たちには必見!の作品であろう。。。


eiga.com 映画データベース 「グミ・チョコレート・パイン」

監督・脚本:ケラリーノ・サンドロビッチ 製作総指揮:谷口則之 原作:大槻ケンヂ 撮影:小澤公則 音楽:ゲイリー芦屋 美術:長谷川晃子 製作国:2007年日本映画 上映時間:2時間7分 配給:東京テアトル

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☆STORY:大槻ケンヂの半自伝的小説を、大槻の盟友にして劇団ナイロン100℃主宰のケラリーノ・サンドロビッチが映画化した青春ドラマ。1986年、高校生の賢三は、平凡なクラスメイトたちを軽蔑しながらアンダーグラウンドなロックや映画にのめり込んでいた。しかし実際は冴えない仲間たちと悶々とするだけの日々。そんなある日、賢三は名画座でクラスの人気者・美甘子を見かける。実は彼女も映画やロックが大好きで……。

☆CAST:石田卓也黒川芽以柄本佑金井勇太森岡龍、マギー、甲本雅裕大森南朋高橋ひとみ山崎一犬山イヌコ、山西惇、みのすけ峯村リエ浅野和之中越典子竹中直人鈴木慶一田中哲司林和義、山本剛史、内田春菊ピエール瀧峯田和伸

公式サイト

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ナゴム御三家・緊急集結!

『大槻:「あのね僕ね、原作と一番イメージ違うのが山口美甘子でしたね。黒川芽以ちゃんね。原作だともっとでっかくて、威圧的な……大林素子みたいなじゃなくてね(笑)。」N:「そういった、大槻さんからのオーダーというのは特別なかったんですか?」KERA:「いや全然。だって読みやしないんだもん、脚本。怖がって。」ん「怖がって(笑)。」大槻:「うん。怖い。」KERA:「だからもう、(山口美甘子役が)黒川に決まった時点でセリフ変えたんですよ。背が、高くないから。」大槻:「あとはね、瀧と何かの番組であった時にね、映画出たよって聞いたから、どんなだった? って聞いたら、『大霊界』みたいだったよって(笑)。ええ!? って思ってさ。大霊界って。」瀧:「こらヤバイって? (笑)。」大槻:「そうそう。」瀧:「“ケンちゃん知らないの”って聞いたら、“いや一切口出さないことにした”って言ってた。」KERA:「まあ、あのシーンだけね(笑)。例えれば大霊界(笑)。」』


大霊界のシーン、見ものです!!うわ、そんなトンデモにしちゃうつもりぃ~??って思って不安

いっぱいになった後に、あの素晴らしいエンディングが待ってて・・・。ラスト、時制が過去と現在

でリンクしていくとこなんかスッゲェ良く出来てます。最後、鳥肌立ちました。おっと、褒め殺しになっ

てまうからこの辺にしとこうか・・・。



●ケラさんのブログ『日々是嫌日

2007年11月13日 稽古が楽しい。

『(前略)話は変わって、日々行われている試写会で「グミ・チョコ」を観たキャストたちから、「面白かった」という感想が届けられて、嬉しい。さっきもマギーから電話をもらった。今の俺は「わが闇」にかかりっきりで、とてもマスコミで「グミチョコ」を宣伝する余力はない。キャストの皆さん、面白いと思ってくれたなら、どうか「おもしれえ、おもしれえ」と所構わず狂ったように吹聴してまわってほしい。映画「グミ・チョコレート・パイン」は12月15日か22日か29日から、東京テアトル新宿にてロードショー。大阪は1月下旬より、テアトル梅田にて公開。以降、全国順次ロードショーのはず。いろいろあったけど、死にそうになりながら頑張って完成させた映画だ。一人でも多くの方に観ていただきたい。』


※青年時代の石田卓也くんと、中年に成り果てた大森南朋さんのキャスティングが最高ダッタナ~。黒川芽以チャンも原作とはだいぶ違うキャラのヒロインだけど、ほのぼの良かった♪マギー、甲本雅裕、の起用もバチハマリ♪高橋ひとみ山崎一の両親もトボけてて笑えたワァー。犬山イヌコ、山西惇の“自分BOX”に至っては、もうこれ以上ないっちゅうくらい素晴らしい!もしらもさんが生きてはったら、山西惇さんの役をやってもらいたかったヨノォ~ウ( ;∀;)


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