【お正月】
西原さんの作品世界の奥底に流れる、「カネ」に対する強い思い・・・。なんとなく掴めそうなんだけ
ど、いまいちピンと来なかった、その原点がよく判る書籍である♪
引用: 『内容紹介:西原理恵子が「カネ」を通して自らの生き様と理念を語る初の自伝的エッセイ登場!故郷での貧しさゆえの八方ふさがりの生活。東京に出てきて学校に通いながら自分の絵を出版社に持ち込み次第に認められて行く。そしてギャンブル、アジアへの旅で出会った貧しい子ども達、大切な家族の事。「お金」について考える事は人間関係・仕事関係、つまり自分と世界との関わりにつながっていくのです。漫画で描かれた西原ワールドがより深く・よりリアルに迫って来る1冊。西原ファンならずとも納得・感動の1冊です! /内容:どん底だった、あのころのこと。「貧乏」は、札束ほどにリアルだった。「働く」はもっと、「しあわせ」につながっていい。だから、歩いていこう。自分の根っこを忘れないために。大切な人が、心から笑ってくれるように。切れば血が出る、読めば肉となるサイバラの物語へようこそ。』
心に残る箇所の一部引用ォ~~~~!!!
『ロビンソン・クルーソー漂流記!突然難破したはずのその船に、使い勝手のいい道具がいっぱい積んであった!?漂流漂流いうわりにはあんた、何でもかんでも持ってきてあって、いつ困ってんだよ、ロビンソン・クルーソー!!甘い!甘すぎる・・・。「漂流」っていうなら、うちのほうがよっぽど「漂流」してんだよ、ふざけんなって思ったよね。目の前の現実の方が、よっぽど大嵐が吹き荒れてるんだもん。なまぬるい展開やご都合主義のハッピーエンドなんかで、感動するわけがなかった。』
『最下位の私のチャンスは、そういう絵のうまい人たちが絶対に行かないようなところにこそ、あったんだよ。プライドで、メシが食えますかっていうの!わたしに言わせるなら、プライドなんてもんはね、一銭にもならないよ!』
『人が人であることをやめないために、人は働くんだよ。働くことが、生きることなんだよ。どうか、それを忘れないで。』