【おくりびと凱旋上映】姫路でも盛況

先日、凱旋再上映をしている姫路山陽座へ、昨年以来の二度目の「おくりびと」観賞に行って来た。

8~9割はお年寄りだったかな。何度も他人の死を見送ってきた人ほど、この映画は胸に突き刺さる

ことだろう。今一番観て欲しい人は“森繁久彌”御大だなぁ~~(; ・`ω・´)ソウトウノオクリビトダカラシテ・・・



この映画は、つくづく思うのだが、観客一人ひとりで身につまされる(琴線の触れる)場面が異なるの

ではないだろうか?いや、同じ人が観ても、その観賞の時期によって、捉え方が大~きく変わる映画だ

という気さえする。かく言うワチクシがそうだ。去年観た際、ちょっと引っ掛かっていたシーンが、今一度

観なおして、明らかに印象が変わっていることに愕然とする思いだった・・+(0゚・∀・) +。


ここからちょっとネタバレ話に入るので、未見のお方は、この下の写真のところまで読み飛ばしてチョ♪


初見の時、不満が残ったのは大まかには2箇所。まずモッくん演じる納棺師が、事務員(余貴美子)サンの

身の上話を聞かされて、「子供を捨てた親はみんな、無責任すぎるよっ!」と怒鳴るシーン。唐突過ぎる

気がした・・・。しかも、その後すぐに態度を変えて、父に会いに行ってるし。何となくとってひっつけ

たような演出に思えたのだ。もうひとつはラストシーン。父親役の峰岸徹が、子供の時のモッくんと交換

した石を握り締めて死んでいた、というベタな展開に、少々鼻白んだのだった。

前回の感想はコチラ→2008年9月14日の日記より

ところがところが!!その引っ掛かってたところが、逆に一番胸を打つシーンへと様変わりしてしまったから、凄ーーい。実は前回鑑賞後、この映画の主人公と同様、親と疎遠になっているという知り合いに

話を聞く機会があった。血のつながり、とか、親子愛、なんていう体裁のいいだけの言葉には何の実感も

湧かない、とその人は淡々と語った。ああ実際はそんなもんなんだなぁー、と認識を新たにしたものだ。

そこへ持ってきての、今回の再観賞。「無責任すぎるよ!」の台詞は、魂の叫びに聞こえたし、そのあと

余さんに説得されてもすぐには行動できない心の葛藤、外で妻(広末)に会って、自分もまた親になろう

としていることに思い当たり、そこでやっと決心する、あの微妙~な心変わりのグラデーション!お見事

としか言いようが無いッすわ(・∀・)♡

ラストシーンに至っては、峰岸徹さんが実際にお亡くなりになってしまったという事実が、否が応でも先

入観としてまとわりつくのは致し方ないところだろう。。峰岸さんの死に顔のリアルさが「おくりびと

の今回の栄光を呼び込んだのではないかしらん?とさえ思えるくらいだ。石の件も、父親は眠りながら

死んでいったのだと考えることで、「あぁ、毎晩息子のことを思い出して、石を握りしめて眠っていた

んだろうなぁー」と素直に思えて、ダダダ~って涙腺決壊したナリよ~~。前は冷めてたシーンで号泣!

どうよ、この180度の大転換は。まさにモッくん演じる主人公が、長年の父親との溝を最期の瞬間に

埋められたように、ワッチのこの映画への不満点も、シャキーン!とパズルのように埋められたのであ

ったよ。ウウ~ン、映画って最高!


●各国のポスターいろいろ(順に、中国、台湾、韓国、アメリカ)

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台湾の「送行者」ってなにげにカッコいいッスなーーー。韓国の英語表記「good&bye」て・・・軽ッ!w 


●ニュース記事いろいろ

ZAKZAK 「モックンになりたい」志願急増…耐えられず辞める人

広末は“パーキー”…「おくりびと」米国内試写反応

アメリカでの試写会で好評♪という記事を見ると、いつも何だか嬉しくなるんだわなぁ~~~~♪

引用しよっ→ 『先週、急きょ映画関係者のための試写がハリウッドで行われたが、いつも空いている試写会場が今回は超満員の盛況で、上映中は爆笑が起きたり、鼻水をすする音も。政治色濃厚の本命を退けた授賞に、「納得」の声も聞かれた。米国での公開は5月の予定。/一般的に外国語映画に無関心な土地柄だが、これを機に、日本映画や役者に本格的に目が向けられることを期待したい。(板垣眞理子)』


毎日.jp 「納棺夫日記」著者・青木さんに聞く

サイゾーウーマン モックンの受賞で、「元シブがき隊」を急速アピールしはじめたヤックン

ナンシー関さんを髣髴させるようなコラムを見つけてほくそ笑んでしまったwww これも引用しよう。

『「有名人になったら、急に親戚が増えた」なんて話を、テレビに出る人たちが語る場面はよくある。遠い遠い親戚なのに、あるいは絶縁状態だったのに、有名になった途端、あるいは金持ちになった途端に、急に連絡をしてくる......というのは、実にありふれた展開に違いない。本日、ツッコませていただくのは、『はなまるマーケット』(TBS系)のMCを務める、ヤックンこと薬丸裕英のここ数日の豹変ぶり。どう豹変したかというと......映画『おくりびと』が米アカデミー賞外国語映画賞を受賞して以降、急に「シブがき隊」カラーを前面に押し出し始めたのである。受賞後、同番組に『おくりびと』主演のモックン(本木雅弘)が生中継で出演したのが話題になったが、その後も、まだまだ薬丸はモックンに夢中だ。/3月2日の放送分では、モックンが帰国し、30年近く前に放送されたドラマ『2年B組仙八先生』(TBS系)の教え子、つまりモックンやヤックンが、仙八先生(さとう宗幸)の還暦を祝ったということが語られ、「一緒にご飯を食べた」といって、写真がうつし出された。しかし仙八先生の話はあくまで"きっかけ"のようで、主役はほとんど、今をときめくモックンである。もともと仙八先生の還暦祝いの会は決まっていただろうに、その会すら、モックンの受賞に合わせて企画されたように見えるほどだった。さらに番組では、全然関係ないコーナーのBGMでシブがき隊のなつかしの曲『サムライ・ニッポン』を使うなど、積極的にシブがき隊を取り入れてもいた。『おくりびと』の快挙は実に喜ばしいニュースだし、どこの局もどの番組も、ましてかつての仲間が出ている番組なら、取り上げるのは当然のことだとも思う。だが、どうしても少し違和感を覚えてしまうのは、ヤックンがこれまで『はなまる~』をはじめ、様々な番組で「シブがき隊は仲が悪かった」「自分対二人で分裂していた」的な話を度々してきたからである。人気長寿番組の名司会者となったヤックンにとって、「シブがき隊」という過去は、あえて掘り下げたくない、掘り下げてもメリットがないことだったのだろう。これはこれで立派なことだとは思う。その一方で、かつての栄光・青春時代をどこの番組に出ても嬉しそうに語るフックン(布川敏和)は無邪気で、ときに気の毒にも見えた。だが、モックンが「世界の人」になった今、これまでと同じく嬉しそうにブログで書いたりするフックンと、「仲が悪い」と半公言していたにもかかわらず、盛んに交流するヤックン。見比べてみると、ちょっと気の毒に思えたフックンが、なんだか急に美しく思えてきた。いや、テレビとしては美しさなんて、どうでも良いだろうけど。』


2ちゃんねるで見かけた、「現在のシブガキ隊」のキャッチコピーというのが絶品だったので紹介したい。これは、今日のガンダム語録が霞んでしまうくらい強烈ですぞ(; ・`ω・´)つ!!


世界のモッくん!
日本の ヤッくん!!
自宅の フッくん!!!


おくりびと イメージソング (あ、イカン。細切れのシーン観るだけで、思い出し涙が・・・)



ガンダム語録

ガンダム語録カレンダー

なぜ、ご自分で探してはくださらなかったの? (by ミライ・ヤシマ

第33話「コンスコン強襲」より。サイド6でミライと再会し「君の消息を得る為に僕は必死だった。ああ、必死で捜させたよ。いくら費用がかかったかしれないくらいだ」とアピールする許婚のカムランに対し、ミライは悲しげに返すのだった。