【ラースと、その彼女】ハリウッド製「空気人形」

イメージ 1


eiga.com 作品情報 『ラースと、その彼女』

■ストーリー:「きみに読む物語」「16歳の合衆国」のライアン・ゴズリングが主演。第80回アカデミー脚本賞にノミネートされた、内気な青年とその周りの人々を温かく描くハートフルドラマ。監督は新進気鋭のCM作家、クレイグ・ギレスピー。雪が降り積もる田舎町、優しくて純粋なラースは町の人気者だが、ずっと彼女がいないために家族は心配していた。そんなある日、ラースが「彼女を紹介する」と兄夫婦のもとにやってくる。しかしラースが連れてきたのは等身大のリアルドールだった……。

■キャスト・スタッフ:(キャスト)ライアン・ゴズリングエミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー、ケリ・ガーナー、パトリシア・クラークソン (スタッフ)監督:クレイグ・ギレスピー 製作:ジョン・キャメロン、サラ・オーブリー、シドニー・キメル 脚本:ナンシー・オリバー 撮影:アダム・キンメル 美術:アーブ・グレイウォル、キルストン・マン 音楽:デビッド・トーン

イメージ 2

■作品データ 原題:Lars and the Real Girl 製作国:2007年アメリカ映画 配給:ショウゲート 上映時間:106分

オフィシャルサイト


●トレーラー



ペ・ドゥナ主演の『空気人形』と通じるところがあるのかなぁ~、と期待しつつ観たけれど・・・

んー、『空気人形』で板尾さんが演じていたラブドール・マニアが主人公になったような出だし。

で、どうやら街の人々が、この妄想男のことを思いやり、話を合わせてあげることによって生まれる

奇跡的なハッピーエンド~♪みたいなストーリーみたいだなぁー、と薄々気付いてゆく。


イメージ 3

※しかし、そこはハリウッドの凝った脚本から編み出された一品!(『プリンセスなんちゃら』みたい

な、あやふやな結末では誤魔化さないのだっ)単なるお伽話では終わらず、そこはちゃんと、「エロドー

ル好きの痛い奴」だの「頭のおかしくなったつまはじき者」などと陰口を叩く連中なんかも登場して来

て、けっこうリアルな展開が待っているのだった。。。


イメージ 4

※オチは、やや期待したものとズレてはいたが、ホッコリ気分になれて、十分満足のいく読後感が

味わえた♪オススメである。


イメージ 5


ジョニデ語録(ジョニー自身の発言は赤字、他者のジョニーへの発言は青字、その他は黄字で)

ジョニデ語録解説

エド「棺の中の彼を何度も見た。飛び起きてくれないかと・・・」キャシー「エド、いい加減に目を覚まして。ベラは死んだわ。でもあなたは違うの!」エド「いっそ死にたい。誰も見たがらないクズみたいな映画を撮ってきた。(沈黙)私のせいだ。彼はカムバックだけを望んでた。最後の栄光を・・・」キャシー「あなたは努力したわ」エド「(怒って)私はクソ三流映画監督だ!自分の映画を勝手に編集させ、頼まれれば身内をキャスティングして(沈黙)ベラを失望させてしまった・・・」

(「ザ・ジョニー・デップ」第四章より。『エド・ウッド』削除されたシーンより)