【トロッコ】芥川龍之介原作

元町映画館へ観に行こう観に行こうと思いつつ、結局日にちが合わずに断念した作品。

DVDでやっと鑑賞できたナリ♪


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eiga.com 作品情報 『トロッコ』

■ストーリー:芥川龍之介の同名短編小説を、現代の台湾を舞台に翻案し、「殯の森」の尾野真千子を主演に映画化した家族の物語。共演に台湾の名優ホン・リウ、ブライアン・チャンほか。ある夏、敦は急死した台湾人の父親の遺灰を届けるため、日本人の母と弟と台湾の小さな村を訪れる。そこには日本語を話す優しい祖父がおり、父からもらった大切な写真に写るトロッコを一緒に探してくれた。雄大な台湾の自然のもと、それぞれが失いかけていた家族の絆を取り戻していく。

■キャスト・スタッフ:(キャスト)尾野真千子、原田賢人、大前喬一、ホン・リウ、メイ・ファン、チャン・ハン、ワン・ファン、ブライアン・チャン、テン・ボーレン (スタッフ)監督:川口浩史 エグゼクティブ・プロデューサー: 佐々木栄一、畠中達郎 プロデューサー:片原朋子、リャオ・チンソン 脚本:川口浩史、ホアン・シーミン 撮影:リー・ピンビン 美術:ホアン・ウェンイン 音楽:川井郁子

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■作品データ 製作国:2009年日本映画 配給:ビターズ・エンド 上映時間:116分

オフィシャルサイト

マイコミジャーナル 尾野真千子、息子役の原田賢人に「大好き! 」-- 映画『トロッコ』舞台挨拶

『ロケは全て台湾で行われたという本作。尾野は海外での撮影は初めてだったといい、「私は英語も苦手なので、何も言葉が通じなくて大変だったんですけど、身振り手振りというのは本当に通じるんだな、というのを感じました。演技に関するやりとりも、身振り手振りでした」と、初海外ロケの感想を語った。また、「子供をどう扱ったらいいのかが、最初全然分からなくて……」と、母親役に最初は戸惑いもあったことを明かしたが、「(母親役は)撮影前に子供役の子とコミュニケーションをとる時間を割く場合も多いらしいんですが、台本を読むと、子供と距離感のある母親役だったので"ほっとこう"と思って(笑)」と、あえてそのまま台湾入りしたという。その後、撮影が進むにつれて原田とも仲良くなり、「(台湾では)楽しい思い出しかないです。映画の展開と同じようになりましたね」と、尾野は母親の顔(?)で原田に微笑みかけていた。』


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※原作の『トロッコ』も大好きなワタクシとしては、雰囲気を壊さないどころか、さらに深い意味合いを

加味した作品に仕上げてくれたことに感謝感激であった。線路は続くよどこまでも。そして人生も続く。。。


●予告編



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台湾にトロッコが残っていることを聞きつけ、この企画を考え付いたという監督さんの着眼点に脱帽。特に、台湾と日本絡みのストーリーに改良した点が素晴らしスグル♪

美しい風景、人々の熱い愛国心、台湾人の持つ複雑な日本への想い、全ての要素が、終盤の主人公の兄弟のトロッコ迷子事件へと集約されてゆく展開はお見事!!の一言ダ。

あと、尾野真千子さんのフワーンとした自然な演技に癒される癒されるぅ~(〃▽〃)o

コレはなにげに古い報画の良い部分を受け継いだ貴重~~な映画デゴザイマスヨ。オススメッスー!


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『Q:映画の中にも日本政府からの恩給支給の問題が出てきますが、過去において日本の植民地だったにもかかわらず、台湾人たちの対日感情は非常に良いわけです。今回の撮影を通じて、こういった台湾の皆さんの日本に対する気持ちを感じることはありましたか? /尾野「過去の出来事を考えると、漠然と日本が嫌いなのではないか? と考えますよね? でも全くそうではなく、むしろ日本人を受け入れようと向こうから話しかけたり、分かろうとしてくれて、とても驚きました。そういった問題はとても大切ですが、それを私たちに感じさせないというか。そして、日本語を喋る人が多いですね。台北のような大都市や観光地なら分かりますが、こんな田舎の村でも日本語で話しかけようとしてくれたり、喋れる人がいます。その人たちが日本語を喋れること自体が日本人のせいなのに、そこにいる日本人をただ受け入れようとしてくれていたので驚きましたし、その気持ちがうれしかったですね。」』

eiga.com 尾野真千子インタビューその2 自然に出たアドリブ

『「最後のシーンはほぼ順撮りでした。それがなかったら、抱きしめられていないんじゃないかな。あの子たちは他人ではあるけれども、私と1カ月くらい生活をともにしてきた過程があるなかで、そこにいてくれないとダメだと思わせてくれた。だから、ただ『あなたたちが大事よ』って言いたかったんです。そのセリフのあとに『お帰り』って付け足しているんですよ。この作品で初めてアドリブというか、自然な言葉が出てきましたね。大事よっていうだけでは足りない気がして」』


●舞台挨拶の様子


※カットされているが、監督の「閉塞した日本社会で頑張っている人を応援したくてこの映画を撮りました」

という発言が、とても印象に残る会見だった。。。


ジョニデ語録(ジョニー自身の発言は赤字、他者のジョニーへの発言は青字、その他は黄字で)

ジョニデ語録解説

映画を見る前にすでに批評を書いているのではと思ったよ。彼らは、俳優が何かを考えるなんて認めたくないんだ。役者に脳みそがあるなんて思いもしないし、創造性のかけらさえ持っていて欲しくないと思ってる。操り人形でいてほしいんだ

(「ザ・ジョニー・デップ」第五章より。『ブレイブ』の評判について その2)