【ステキな金縛り】Wフカっちゃんカワユシ~♪
■キャスト・スタッフ:(キャスト)深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草なぎ剛、中井貴一、市村正親、小日向文世、小林隆、KAN、木下隆行、山本亘、山本耕史、戸田恵子、浅野和之、生瀬勝久、梶原善、阿南健治、近藤芳正、佐藤浩市、深田恭子、篠原涼子、唐沢寿明 (スタッフ)監督:三谷幸喜 製作:亀山千広、島谷能成 企画:石原隆、市川南 プロデューサー:前田久閑、土屋健、和田倉和利 脚本:三谷幸喜 撮影:山本英夫 照明:小野晃 録音:瀬川徹夫 美術:種田陽平 音楽:荻野清子 編集:上野聡一
■作品データ 製作国:2011年日本映画 配給:東宝 上映時間:142分 映倫区分:G
→概要: 『2011年10月19日にはニューヨークのアカデミーシアターでプレミア上映されている。またフジテレビで映画公開記念として『秋の三谷祭』と題した各種特番やスペシャルドラマ、『ザ・マジックアワー』『古畑任三郎』の再放送が行われた。全国427スクリーンで公開され、2011年10月29、30日の初日2日間で興収5億334万2,450円、動員39万102人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった[2]。監督自身も積極的にメディアPRを行っていたこともあり大人の観客を中心に支持を集め、ぴあ初日満足度ランキングでも第2位と高評価されている。続く公開第2週も興収4億1,372万4,750円、動員31万3,215人となり2週連続第1位を記録している。』
はるかに及ばないかなぁ~、という感触だった。幽霊を法廷に出すことの可否を論じ合う前半が特に面白
かったが、後半の実際の事件解明までのプロセスは大した事なかった。もう、古畑任三郎の時に言ってい
たように、トリック系のアイディアはネタ切れだったのかネ~~?(実際、古畑の二番煎じっぽく感じたw)
良く出ていて、アンニュイな魅力に溢れてるんデスヨねー。『女の子ものがたり』の時に、やさ
ぐれ漫画家を演じててもどこかお洒落で、全然悲壮感が無かったのに比べて、段違いに良かった
と言えるんじゃあないデショッカーーー!!!
※実に豪華な出演者の顔ぶれは、見ているだけで楽しかった。みなそれぞれ、個性を十二分に
発揮して、潔く舞台から去ってゆく・・・(若干ひとり、しつこい陰陽師役の人もいたケド・・・)
唯一、作品世界から浮いていたな~、と思う人もいたにはいたが、ソノ人についてはネタバレ
になるので、このあとは、映画未見の方は読み飛ばして戴きたく思いまする~~~~~~。
ココよりちょいネタバレ。未見の方は、次の写真の下まで飛ぶよろし
※深津さん演じる女弁護士エミの、お父さん役でラストに登場するクサナギくーん!!!
「お前に物申ぉ~~~~~~~す!」(江頭2:50風に) 死人のようだから、という
理由でブッキングされたってのは、まぁ百歩譲って良しとしよう。それより何より、何だ
あの棒読み台詞はっ!なんかそれまで、ベテラン俳優たちがコツコツ積み上げて来たスト
ーリーを、最後に瓦解させるかのような愚挙に思えたワッ。いっそ、喋らさなかった方が、
いや、顔もはっきり見せなかった方が、余韻の残る名ラストに仕上がったのではないかと
さえ思ってしまう。誰もいない法廷で、「お父さん・・・」と一人呟くエミ。そのとき、
ハモニカの音が「プーッ」と一回鳴る。「誰かいる?あ、六兵衛さんが帰ってきたのね?」
「プーー、プーー」。「え?違うの?じゃあ、もしかして本当にお父さん?」「プーー」!
その瞬間、エミの体は金縛りに遭う!強い力でその場に崩れ落ちるエミ。だがしかし、その
金縛りは、なぜか懐かしい匂いを伴なうものであった・・・。カメラが引いてゆくと、後ろ
で見守る六兵衛が映る。「姫。慰霊碑を建ててくれたお礼に、あなたの一番会いたい人を連
れて来てあげましたぜ」そして浮かび上がる、エミを抱きしめる男の後姿。そう!!その人
物こそ、クサナギ演じる死んだお父さんその人だったのであ~る!!(クサナギ振り返ることな
くそのまま「ジ・エンド」。いや、六兵衛が阻止して「完」に代えて幕というところは一緒)
どうよ?ずっとスッキリしたラストになると思いません?タイトルはその時に初めて出して
もいいかもね。あぁ、なるほど、そういう意味での「ステキな金縛り」だったのかー♪と。)
↑タイトル絵の失敗例~(そんなモン貼るなよぉ~~~ぅw)
などについてバカ喋りできて、超盛り上がれる娯楽作品には仕上がってるんじゃないでしょうか。
三谷さんの次の作品がまたまた楽しみになって来やしたぁ~~~♪
ジョニデ語録(ジョニー自身の発言は赤字、他者のジョニーへの発言は青字、その他は黄字で)
どの映画に出るか、その決め手になるのは監督だ。ジュリアン・シュナーベルのことは昔から知っていた。ウィットに富んだ男で、彼の滑稽な話は彼の人生そのものだった。彼から電話があって、『夜になるまえに』という映画で、端役だが、服装倒錯者の男を演じてくれないかと言われた。簡単な役だと思ったね。ブラジャーを着けて、ドレスを着ればいいんだからね。なんていい話をもちかけてくれたんだと思ったよ |
(「ザ・ジョニー・デップ」第六章より。『夜になるまえに』への出演依頼を受けた時を振り返って)