【メランコリア】キルスティン・ダンストの鬱演技が神!

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eiga.com 作品情報 『メランコリア』

■ストーリー:「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「アンチクライスト」の鬼才ラース・フォン・トリアーが、巨大惑星の接近で終末を迎えつつある地球を舞台に、人々の孤独と絶望、魂の救済をワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」の壮大なメロディにのせて描き出していくドラマ。姉夫婦の豪華な邸宅で盛大な結婚パーティを開くジャスティンは、皆から祝福され幸福感に満たされる一方、どこかでむなしさも感じていた。そんなとき、巨大な惑星「メランコリア」が地球に向けて近づいていることが判明。それは同時に地球滅亡の知らせでもあったが、それを聞いたジャスティンの心はなぜか軽やかになっていく。主人公ジャスティン役のキルスティン・ダンストが2011年・第62回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した。

■キャスト・スタッフ:(キャスト)キルスティン・ダンストシャルロット・ゲンズブールアレクサンダー・スカルスガルド、ブラディ・コーベット、シャーロット・ランプリングイェスパー・クリステンセンジョン・ハートステラン・スカルスガルドウド・キアキーファー・サザーランド (スタッフ)監督:ラース・フォン・トリアー 脚本:ラース・フォン・トリアー 撮影:マヌエル・アルベルト・クラロ

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■作品データ 原題:Melancholia 製作国:2011年デンマークスウェーデン・フランス・ドイツ・イタリア合作映画 配給:ブロードメディア・スタジオ 上映時間:135分 映倫区分:G

オフィシャルサイト

シネマカフェネット 賛否両論の声が続出…トリアー監督自らパニックの『メランコリア』の“衝撃”

『トリアー監督の創り出した壮大な世界が理解しがたいだけでなく、混乱を招いているのが手にとってわかる。さらに監督自らが語る、「私は今、混乱し、罪悪感を抱いている。自分は一体何をしたのか?」と。「結局は、弱い歯に亀裂を入れる甘いクリームの中で、まだ骨が残っていることを期待するしかないのだ…今、私は目を閉じ、切実にそう願っている」。/この言葉を、果たして観る者はどのように解釈すればよいのか? いや、そもそも本作は“理解”という枠におさまらないのだ』

※冒頭のキルスティンの鬱な表情のドアップから、ただならぬ重たいムードに支配されてゆく本作。

 ストーリー全体からピックアップしたシーンを、まずいきなり美術館の絵画ように延々見せ続ける

 (壮大な音楽にも圧倒される)という、ある種、実に斬新だが、意図がさっぱり解らない手法に、

 とりあえず驚かされることは必至だろう~


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※キルスティンのリアル躁鬱演技、キーファー・サザーランドの悪態つくとこ(「アンビリーバボォ!」ってw)、

 シャルロット・ゲンズブールのどんどん追い詰められていく様、など見所は満載であった。ただ、ストー

 リーの大部分に共感はしかねた。コレはやはり、鬱に陥った経験がある人にしか解らない感覚なんだろナー


●映画『メランコリア』特報



VOGUE キルスティン・ダンストが語る、『メランコリア』(VOGUE JAPAN 連載“CULTURE NOTES”掲載記事)

『今作は、監督であるラースのうつ病にまつわる体験を反映しているの。彼は私にそれを隠さずに話してカンヌで最優秀女優賞をもたらしたてくれた。ジャスティンは、彼の分身のようなもの。アーティストの私的体験から出たものは、素晴らしい芸術に成り得ると思うわ。ジャスティンは、ロマンティックな場所に安全を求めているけれど、その圧倒的な感情を体験するのはとても興味深かった。すごく自由に演技ができたの。これほど自分の弱さを快適に感じながら仕事をしたことはなかった。私もこの作品に入る前にちょっと難しい時期があったの。休みをとって仕事へのアプローチの仕方を考え直した。年齢を重ね、やりたいことが変化する。これは当然のことで今は以前より仕事がずっと充実している。この仕事は確実に私に変化をもたらしてくれたわ』


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※何となく、1章と2章で、鬱病患者の表面的な事象と、内面的な本質、みたいなことを対比させたかったの

かな~?とちょっと思った。まさに、監督自身の「鬱」の実体験から生み出されたストーリーと言えそうな。

「みんな、俺のこと変人扱いしてるんだろうが、鬱病の俺は、世界の終わりには逆に冷静にお前らを導いてや

るぜ」みたいなメッセージが窺い知れる・・・


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※冒頭の名画的スライドショーの時点で、悲劇の結末は解ってしまうし、この監督さんの作品の『ダンサー・

イン・ザ・ダーク』では、過去最大の鬱を感じさせてもらってたので、充分心の準備はできていた。それゆえ

に、と言ってもいいのかもしれないが、ラストは何とも、いい意味での予想を裏切る潔さで、逆にスカッとし

た♪という感想で締めくくりたい。うむ、劇場で観ておいて良かったヨ。惜しむらくは、一箇所だけちょっと

居眠りしてしまって、キキのチョメチョメ・シーンを見逃してしまったのが、ほんっとうに心残りダッタ。。。



今日のおもな出来事

今日は何の日?


●夕刊紙の日・・・1969(昭和44)年、日本初の駅売りタブロイド判夕刊紙「夕刊フジ」が発刊された

   のがこの日です


●箱根用水完成の日・・・1670(寛文10)年、日本の土木史上重要な意味を持つ箱根用水が完成しました。

   湖尻峠に約1200メートルのトンネルを掘って、芦ノ湖の水を富士山麓の数か村に導く用水で、深

   良村(現在の裾野市)の名主・大庭源之丞らが中心となって5年かけて完成させました


・1429年・・・ジャンヌ・ダルクシノンでフランス王太子シャルルと面会

・1890年・・・日本麦酒醸造会社が、輸入ビールに対抗して「恵比寿ビール」を発売

・1978年・・・『未知との遭遇』が日本で公開。SF映画ブームの火附け役に


◎映画『未知との遭遇』の台詞↓

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★今日生まれの有名人


1415年 蓮如 (僧,浄土真宗中興の祖) 

1962年 寺脇康文 (俳優)

1966年 梶原善 (俳優)

1971年 桂吉弥 (落語家) 

1972年 有野晋哉 (芸人) 


有野晋哉さんの言葉

そこにエンディングがあるからや!