【家で死ぬということ】NHKドラマ
→『第1位 NHK「家で死ぬということ」(2月放送、NHK名古屋放送局制作)・・・舞台は雪深い岐阜県白川村。癌が再発し余命3カ月と言われた中村ひさ子(渡辺美佐子)は、先祖代々守り続けてきた家で死にたいと願う。娘、恵美(西田尚美)は東京の病院に預けようとし、夫、純一(高橋克典)は義母の説得に向かうが-。/施設にひととき預けられる際、車椅子に乗ったままリフトごと持ち上げられるひさ子の不安げな表情など、ベテランの渡辺の演技が見事。おばあちゃんの理想の最後に胸を打たれる良作だ。テーマは「看取り」と硬派だが一家で見たい、深みのある作品となっている』
※3位に『リーガル・ハイ』が入っているつながりで読んだ記事の、第一位が気になって、某共有動画サイトで鑑賞してしまったー。地味だが懇切丁寧に登場人物の心模様を追う、NHKらし~ぃ秀作であったー 目頭熱くなったワナー
親との別れ以上に大事な用事なんてあるわけないだろ!今すぐ来いっ!! |
※感動的な言葉なんだけど、克典さんその顔で言ってても説得力が・・・。でも、そこがイイっ!
※西田さんも、嫌味な奥さんの小憎らしい演技が秀逸!ラストとのギャップにもまんまとしてやられたヤー
■ストーリー:「先祖代々守り続けてきた家で死にたい」と願う義母・ひさ子(渡辺美佐子)の思いを叶えることは出来るのか?都会で育った男・山崎純一(高橋克典)が、余命三ヶ月と宣告された義母と、雪の白川村で過ごす“ひと冬”の物語。村人たちとの交流の中で、忘れかけていた日本人の心に触れる。
■キャスト:高橋克典、渡辺美佐子、西田尚美、山口紗弥加、庄野崎謙、野村麻純、佐藤正宏、国広富之 ほか
【スタッフ】/作:大島里美 /音楽:栗山和樹 /発行・販売:NHKエンタープライズ /??2012 NHK /音楽 栗山和樹
※子供のころから、けっこうNHKの、この手の生死を扱った骨太な人間ドラマは大好物だったー
笠智衆主演、山田太一脚本で創られた数々の名作とかネーー。でもこの年齢になって、「死」を切実
なものと捉えられるようになった今、この手の作品を鑑賞すると、より心に染み入るものに感じら
れ、ますます忘れられない良作として、記憶に刻み込まれるようになるんだワイナーーー♪
→『役づくりについて:50歳のリアルな男性像を、純一が見せる色んな顔で表現しようと考えています。白川郷の村人達との宴会シーンでは、“やり手の営業マン”の顔で、宴会を思いきり楽しく盛り上げて、かなりハチャメチャになる。その後に、酔っ払った純一が太郎さん(佐藤正宏さん)におぶってもらうシーンになるのですが、そこは “少年”の顔。「営業部長にまでなった男ですよ、俺は!」と、愚痴って泣く。こういう時に田舎の人って、優しく隣にいてくれるんですよ。そこに、佐藤正宏さんの優しい人間性も手伝って、純一の本音を思い切りぶつけましたね。自身での介護の経験はありません。ドラマの中で、食事を食べさせたり、体を拭いたりする介護のシーンがありますが、あえて事前勉強せず、素人の純一が格闘する様子をリアルに出すつもりです。会社では“幽霊”と呼ばれている純一が、白川郷で義母を介護することで、人間の心を取り戻して過程を演じたいですね』
※この作品の放映直前には、あの、例の、某シリーズ(主役を10年間務めた民放の人気ドラマ)がファイナルを迎えたとあって、新機軸を模索する第一歩として、実に意義ある配役に巡り合った、と言えるのではないだろうかーー