【捜査官X】心のあるアクション映画は意外と少ない・・・
■スタッフ:/監督 ピーター・チャン /脚本 オーブリー・ラム /撮影 ジェイク・ポロック ライ・イウファイ /美術 イー・チュンマン /音楽 コンフォート・チャン ピーター・カム /アクション監督 ドニー・イェン
■キャスト:ドニー・イェン 金城武 タン・ウェイ ジミー・ウォング クララ・ウェイ リー・シャオラン
■作品データ:/原題 武侠 /製作年 2011年 /製作国 香港・中国合作 /配給 ブロードメディア・スタジオ /上映時間 115分 /映倫区分 PG12
※タイトルから、中国の探偵モノかと思っていたら、サスペンス風味のカンフー映画だった!
かんっぜんに邦題ミスだ。この手の映画を好きな人の食指が伸びないだろうことが残念でならないー
・中国版
※日本版だけ、ぜんぜん違う映画のような宣伝をしていることがよくわかる対比である。
さらに、中国版パート2、と韓国版もリンクを貼ろう↓
※イケメンばりばりの主人公を演じるより、本作のような奇人っぽいサポート役のほうが
味があって好きだな~~~、カネシロ“棒読み”タケシくーん
「監督の作品の魅力は、人間性あふれるキャラクターが描かれているところですね。
監督はどんなときも人間性の変化を追い求めているような気がします。
私の見解としては、リウ・ジンシーは常に変わり続けている。
確かに、最初は妻であるアユーに対する気持ちが本当でなかったかもしれない。
でも最終的にそれは愛に変わっていました。
このような矛盾があるからこそ、この映画は面白いのです。」
→『今作でひょうひょうとした捜査官シュウを演じた金城は、金田一耕助をほうふつとさせる容貌を披露する。また、アクション俳優&武術監督として名をはせるドニーは、鬼気迫る存在感を発揮。全ての謎が明らかになるクライマックスでは、カンフー映画ファンを驚喜させる荒技は見逃せない』
※金田一さん、というよりは、『シャーロック』のような推理モノを期待したのだったが・・・・・
そこまで謎解きの要素は濃くなかったナ。残念っ!ウミガメのスープの材料にはなり得なかったワーーー
※ツボを突いた時に、内臓にどんな変化がおきているかを示す映像がユニーク。
金城演じる捜査官の操る針の攻撃も、実に新鮮で魅力的だったー
→『「この映画でドニーがアクションに関わることは最重要事項だった。僕は文芸映画を専門としているので、以前はアクション映画に抵抗があった。専門性が高いので、他人に渡して撮ってもらうことになるからね。『ウォーロード/男たちの誓い』でアクションを撮ったが、アクション監督との話し合いに時間がかかった上に、編集していくうちに文芸映画的になってしまった。上手くいかないと思ったよ(笑)」。つまり、ドニーのようなアクションの専門家は必須だったわけだ』
※『片腕ドラゴンと空飛ぶギロチン』のジミー・ウォングは、あのころはエロ詩吟の天津・木村
っぽい容姿だったが、この『捜査官x』では、六平直政(むさか なおまさ)さんばりの、怖い
オヤジに変化(ヘンゲ)していた也よ~~~。そしてまたまた片腕と対決するっ~!