【60歳のラブレター】~古沢良太脚本作品・制覇への道~

これは公開当時、CMなどを観て完全スルーしていた邦画だった・・・。判断ミスだったな~


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eiga.com 作品情報 『60歳のラブレター』

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■解説:長年連れ添った夫婦が、互いに言えない感謝の言葉を1枚のはがきに綴る企画「60歳のラブレター」に着想を得て製作された、熟年男女のラブストーリー。夫の定年退職を期に離婚することになった孝平とちひろ、喧嘩は絶えないが友だちのように仲の良い正彦と光江、愛妻を亡くした医師の静夫と彼に好意を抱く麗子……3組の男女が織り成す人生の悲喜こもごもを描く。監督は「真木栗ノ穴」の深川栄洋中村雅俊原田美枝子らが主演。

■スタッフ:/監督 深川栄洋 /プロデューサー 鈴木一巳 三木和史 /脚本 古沢良太 /撮影 芹澤明子 /美術 黒瀧きみえ /編集 坂東直哉 /音楽 平井真美子 /主題歌 森山良子

■キャスト:中村雅俊 原田美枝子 井上順 戸田恵子 イッセー尾形 綾戸智恵 星野真里 内田朝陽 石田卓也 金澤美穂 佐藤慶 原沙知絵 石黒賢

■作品データ:/製作年 2009年 /製作国 日本 /配給 松竹 /上映時間 129分

オフィシャルサイト

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『歳を重ねてこそ感じる迷いや焦り、喜びや幸せ、そして大切な人との絆を丹念に演じているのは、中村雅俊原田美枝子、井上順、戸田恵子イッセー尾形綾戸智恵という個性的かつ実力派のアンサンブルキャスト。そんな彼らをまとめあげたのは、弱冠33歳の新鋭・深川栄洋(「狼少女」「真木栗ノ穴」)。脚本は「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本中の感動をさらった36歳の若手・古沢良太が手がけている。/社会的立場や職業も異なる3組のカップルだが、彼らやその子どもたちの姿に、観客は自分自身や家族との共通点を見出すことができるはず。団塊世代をはじめとする中高年はもちろんのこと、これからパートナーと人生を歩みだそうとする若い世代にとっても、結婚や夫婦・家庭のあり方、男女が連れ添うことについて、あらためて見つめるきっかけとなるはずだ』

※もうとにかくキャスティングが素晴らしすぎでしょう、これは・・・。

中村雅俊原田美枝子の円熟した堂々の演技合戦に、井上順と戸田恵子の味のある名コンビっぷり、

(この二人のシーンは、『ラヂオの時間』の千本のっこ&DJ広瀬のやりとりを思い出しちゃうゼ!)

そしてコミカル部門と終盤の感動BGM部門を一挙に受け持つ、イッセー尾形綾戸智恵の意外な絶妙

会話の数々・・・。みどころ満載で、おなか一杯!予想を裏切る古沢演出もいいけど、こういう予定

調和モノも冴えまくってるんダワナ~~(『三丁目の夕日』でそれはすでに実証済みなんだけどサ♪)お見事!


●予告編



eiga.com 中村雅俊 インタビュー

『Q:脚本を読んでどこに惹かれましたか?/中村:例えば妻の病気が発覚して、今夜が山で……という展開も、言ってみればよくある話じゃないですか。でも「同じような食材を使いながら、こんなに美味しく食べさせてくれるとは!」と心を打たれました。3組の物語にすごくリアリティがあるので、6人の誰かに自分を投影させる人も多いと思います。中でも僕がドキッとしたのが孝平の「背中を押されて生きてきた」というセリフ。「俺がいたからこの家は……」と驕っている男性も、この映画を見ればきっと奥さんの大切さに気づくはず。脚本家の腕を感じましたね/Q:脚本家の古沢良太さんも深川栄洋監督も“団塊ジュニア”世代ですよね?/中村:(古沢さんは)「ALWAYS 三丁目の夕日」を手掛けた脚本家だと聞いていたので、僕ぐらいの歳かと思ったら、そこらへんのあんちゃんで(笑)、ビックリしました。深川監督は、自分たちの親の“像”を客観的に見ている部分もあったようで鋭い指摘もありましたね/Q:孝平は仕事一筋で家庭も顧みず、外で浮気するという、なかなか共感を得難い役ですが。/中村:妻の目線で見れば「許せない」と思われるんでしょうね。でも、精神的に認める部分はあります。仕事一筋は“男の美学”だし、愛人は作れないけど、女性にはモテたいみたいな(笑)。最初から優秀な夫でいられるわけではないですしね。でも離婚を決めてからの孝平の人生は下り坂でドン底まで落ちる。だからとことんみじめに、メリハリを出せればと思いながら演じました

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・ロケ地は富良野

花の咲いていないラベンダー畑はココで↓

日の出公園(上富良野町)


咲いているラベンダー畑はココだそう

中富良野 彩香の里


●主題歌 『candy』 森山良子


※エンディングで流れ、心地良い余韻に浸らせてくれる、この素晴らしいメロディライン~そして

素敵な歌詞!映画の主題歌としては100点満点じゃないでしょっかーーーーーーー!



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※3組3様の恋愛模様が交差する、緻密なストーリー構成には感服するばかり~。

それぞれのカップルにそれぞれのクライマックス(力の見せ所!!ってところか)が

用意されているのも心憎いばかりなりー

中村雅俊ー原田原田美枝子コンビは、ラベンダー畑のシーンが圧巻!  


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※井上順ー戸田恵子の「ラヂオの時間チーム」(いつからチームになったんだ、オイw)の見せ場は、

医者と翻訳家という職業を巧みに絡めた、愛の告白シーン!やや変化球な脚本が、活きる活きる~♪


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イッセー尾形綾戸智恵のでこぼこコンビは、実は一番ハマっていたと言って過言ではない!

女優さんでもなんでもない綾戸さんだからこそ出せる、庶民の味というのだろうかーーー。イッセー

尾形さんも、台詞のひとつひとつが的確で、琴線にバッシバッシ触れまくりだったッスワー。

いやもう、ほんと素敵な群像劇でございやしたー。ごちそうさまっ♪



『(2009年)3月24日(火)に本作の完成披露試写会が行われ、上映後の舞台挨拶に主演の中村雅俊を始め、原田美枝子、井上順、戸田恵子イッセー尾形綾戸智恵、そして監督の深川栄洋が登壇した。/舞台挨拶では3組の各カップルに、互いのパートナーの印象を語ってもらうと共に、映画に因んで思いをハガキにしたためてもらった。中村さんは夫婦を演じた原田さんについて「美枝子ちゃんとは共演する機会が多く、これまでにも4~5回夫婦を演じています。頼りがいがある奥さんで、安堵感を持って、胸を借りるつもりで演じることが出来ました。この場を借りてありがとうと言いたいです」と笑顔で語った。原田さんも「雅俊さんと初めてお会いしたのは、私がまだ10代の頃で、雅俊さんも20代前半でした。その後も、人生のところどころでご一緒しているので、これまでの何十年という時間が、このドラマの中の2人の30年という時間と重なるところがあり、安心して臨むことができました」とうなずいた。原田さんがハガキに書いた言葉は「神様ありがとう」。一方の中村さんは、自身が演じた孝平になりきって「気がつけば君にずっと支えられてきたね。いま君に言おう、“ありがとう!”。今度は僕の番だ」と綴り、会場からは温かい拍手がわき起こった。

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妻を亡くし娘と2人で暮らしている医師の静夫と、翻訳家として一人で生きてきた麗子を演じた井上さんと戸田さん。映画に登場するラベンダーの花に合わせて、この日のために仕立てたラベンダー色のジャケットを着て登場した井上さんは、戸田さんについて「これまで何度も共演して、彼女が素晴らしい女優さんだということは理解していました。僕が演じた静夫は、自分から喋るような男ではないですが、恵子ちゃんがドンと構えてくれたので、懐の中で迷いなく芝居が出来ました」と絶賛。戸田さんも「撮影中、井上さんと一緒にいられて楽しくて仕方がなかったです。私たち、撮影の空き時間はずっと歌っているという、ノープランなカップルでした(笑)」と笑顔で語った。そんな2人がハガキに綴った言葉は「SHOW MUST GO ON!!」(戸田さん)、「独り者の皆様へ ネバー・ギブアップ」(井上さん)。/魚屋の主人・正彦に扮したイッセーさんは「綾戸さんが相手役と聞いて、出演を決めたようなものです。(綾戸さんは)アホなことばかり言ってるし、正彦相手に“歩け、糖尿!”と言うところを一度は“豆乳”って言ったりしてましたが(笑)、土砂降りの雨の中を歩きながらセリフを練習したりもしていました。それを見て“アホなこと言ってるだけじゃないんだな。この人についていこう!”と思いました」とふり返った。そんなイッセーさんはハガキに一句「平凡を 見つめ合って 60歳」。妻の光江を演じた綾戸さんは「父ちゃんありがとう!」とイッセーさんに向けて感謝の言葉を贈り、「いつもこんな調子で3組の夫婦が楽しく喋っていました。イッセーさんが相手役ということで私もすごく嬉しかったです。これまで、女優をやったことがなかったのですが、イッセーさんが相手なら台本をあんまり気にせずにやれるかなと思いまして(笑)。その通り、感性のままできました」と力強く語った。ちなみに綾戸さんはこの日、ラベンダー色ジャケットの井上さんに対抗して(?)、綾戸さん曰く「魚屋の女房ということで、ひかりもので!」というキラキラの衣裳で現れ歓声を浴びていた。そんな綾戸さんは、昨年迎えた歌手活動10周年を踏まえて「20周年やるで! きてね」という決意のメッセージをハガキに書き込んだ』


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...φ(ー ̄*)思わずブログにメモしたくなる名言・格言&オマケの一言!

元旦の日記参照~♬


5月8日の、名言・格言

ちょっと足らん人生

(背の低い私が、ある時言った「身長同様、ちょっと足らない人生ですが、腹八分目で納得するという幸せな生き方に繋がっていると思いますー」というフレーズを、今では友人たちが、結婚式でのスピーチなどに使ってくれているようですー)


◎オマケ!「足りない」に関連する言葉あれこれ

「どこかまだ足りないところがある」「まだまだ道がある筈だ」と考え続ける人の日々は輝いている by 松下幸之助