【ウィ・アンド・アイ】ミシェル・ゴンドリー監督作
■スタッフ:/監督 ミシェル・ゴンドリー /製作 ジョルジュ・ベルマン ミシェル・ゴンドリー /脚本 ミシェル・ゴンドリー ポール・プロック ジェフ・グリムショー /撮影 アレックス・ディセンホフ /美術 トンマーゾ・オルティーノ衣装サラ・メイ・バートン編集ジェフ・ブキャナン
■キャスト:マイケル・ブロディマイケル テレサ・リンテレサ レイディーチェン・カラスコレイディ・チェン レイモンド・デルガドリトル・レイ ジョナサン・オルティスジョン ジョナサン・ウォーレルビッグ・T アレックス・バリオスアレックス メーガン・マーフィナオミ
■作品データ:/原題 The We and the I /製作年 2012年 /製作国 アメリカ /配給 熱帯美術館 /上映時間 103分
※一言で評価するなら「斬新!」、批判するなら「単調で若干不快!」という表現になるだろうか~。
何しろ、不良から頭デッカチくん、オッサン、婆ちゃん、などなど、いろんな人間を詰め込んで、走る
バス内がじゃかましいの何の!もし自分があんなシチュエーションに放り込まれたら、3分と持つまい。
すぐ途中下車じゃいっ!
→ 『(2013年5月)9日、ミシェル・ゴンドリー監督最新作『ウィ・アンド・アイ』の公開記念トークイベント第二弾がシアター・イメージフォーラムで行なわれ、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督と『モテキ』の大根仁監督が登壇。日本に一大旋風を巻き起こした青春映画の両雄が、鬼才ゴンドリー監督の演出法をあらゆる角度から語り尽くした(中略) ゴンドリー監督の作品をほぼ観ているという大根は、本作について「今回は予備知識なしで観たんですが一筋縄ではいかない映画。なんか変な感じでしたね(笑)。彼の真意がつかめなかったのでもう一度観たい」とやや混乱している模様。一方の吉田は「気持ちとアクションがつながらない場面もあったが、すごくダイナミックな映画でしたね。でも、あんなバスには絶対乗りたくない(笑)」と感想を語った』
※日本版「ウィ・アンド・アイ」を作ったとすると、その自然体の会話を重視する、という意味で、
『桐島、部活やめるってよ』に近いテイストのものができそうな気もするけどネン~
も出てくるが、一瞬で引き戻される!!)。途中で少し飽きて寝かかったワー。ま、終盤のモードチェンジで
何とか踏みとどまって、最後まで鑑賞し切ることが出来たわけだがーーー
→・僕の頭の中は、温存中の映画のアイデアが山積み状態になっている。書き留めたものもそうでないものもね。5~6年前にようやく、20ページ程度の人物ノートを書いた。たとえば、80年代の後半、セーヴルの高校で音楽仲間だった連中や、僕が実際に知ってる人間をモデルにしたんだ。3~4人の男たち、それから太めの女の子が1人いつも僕らにくっついて来てた。というのも、僕らはその子に対してまわりの女子がやるような邪険な態度をとれなかったからさ。でも、仲間たちだって彼女には不親切で、それが僕には耐え難かったんだけど。まあともかく、そんな感じで彼女も一緒だった。この映画のテレサのキャラクターは、その子自身をヒントにした部分もあったんだー
→ 『「ウィ・アンド・アイ」について、主演のマイケル・ブロディとテレサ・リンが語った。(中略)「下校時のバスのアイデアは、ミシェル監督が実際に高校生のやり取りをバスの中で見たところから生まれたの。もちろん、彼は(ミシェル監督出身の)フランスの生徒ではなく、ブロンクスの生徒が描きたかったんだと思う(笑)」とテレサが答えると、マイケルは「ミシェル監督が行ったワークショップは、彼がまず自分のバスでの体験談をオープンに語ったことで、徐々に僕らを落ち着かせて、僕ら生徒たちもそれぞれのバスでの体験を話すことができた」と明かした。/テレサはこの映画の体験を通して「この映画は言葉では表現できないほど、わたしを変えてくれた。この6週間の撮影でわたし自身が変わっただけでなく、映画内でわたしが演じたキャラクター、テレサも最初にバスに乗ってきたときと、バスを降りて家に帰るときでは、全く違った人物と思えるくらい変わっているの」と感想を述べた』
※確かに、テレサのキャラが、登場時と終演時で、まるで別人のように感じられたワー。それって、監督の
意図した通りの演出がちゃんと出来てるってことなんだろうなー
乗客ばかりで(あと、ゲーム・ボーイなんかもいるナ)、誰も会話しないから、ストーリーが進まんワナーw
※確かに、素人を使うことによって、リアルな若者たちの日常を切り取ることに成功していると
言えよう~~。外人にも、ダサい奴っていっぱいいるんだなぁーーってことを、今更ながら知ら
された思いダワー。是枝監督あたりに、この作品のリメイクに挑戦して欲しい気分ーーー♪
「丁寧」に“バカ”をつけるな!
(営業成績が悪くて悩んでいた私に、その道30年の女性リーダーがかけてくれた言葉。「丁寧」も「正直」も、“バカ”がついたらダメなことはわかるでしょ?と。)