【『GODZILLA ゴジラ』&『ママはレスリング・クイーン』】


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eiga.com 作品情報 『GODZILLA ゴジラ』

■解説:1954年に東宝が製作・公開した日本の特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」を、ハリウッドで新たにリメイク。監督はデビュー作「モンスターズ 地球外生命体」で注目されたイギリス出身の新鋭ギャレス・エドワーズが務め、「キック・アス」のアーロン・テイラー=ジョンソンが主演。日本を代表する国際的俳優の渡辺謙が、オリジナル版の精神を受け継ぐ科学者役で出演するほか、エリザベス・オルセンジュリエット・ビノシュサリー・ホーキンス、デビッド・ストラザーンらが実力派キャストが集った。

■スタッフ:/監督 ギャレス・エドワーズ /製作 トーマス・タル ジョン・ジャシュニ メアリー・ペアレント ブライアン・ロジャース /製作総指揮 パトリシア・ウィッチャー アレックス・ガルシア 坂野義光 奥平謙二 /原案 デビッド・キャラハム /脚本 マックス・ボレンスタイン /撮影 シーマス・マッガーベイ /美術 オーウェン・パターソン /編集 ボブ・ダクセイ 音楽アレクサンドル・デプラ音楽監修デイブ・ジョーダン

■キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン(フォード・ブロディ) 渡辺謙(芹沢猪四郎博士) エリザベス・オルセン(エル・ブロディ) ジュリエット・ビノシュ(サンドラ・ブロディ) サリー・ホーキンス(ヴィヴィアン・グレアム) デビッド・ストラザーン(ウィリアム・ステンツ司令長官) ブライアン・クランストン(ジョー・ブロディ) 宝田明

■作品データ:/原題 Godzilla /製作年 2014年 /製作国 アメリカ /配給 東宝 /上映時間 124分 /映倫区分 G /上映方式 2D/3D

オフィシャルサイト

※ネットの掲示板での評判は、はっきりと2極分解しているようで、、、

いわゆる初代ゴジラのテーマ性に重きを置いている人にとっては、

“全くの駄作”“リメイク大失敗作”という結果でしかなく、ゴジラ

の造形を愛する特撮マニアの方に言わせれば、“よくぞ作ってくれた”

“最高のリスペクト作品”!という賞賛の嵐、なのである。


●「GODZILLA ゴジラ」予告


※いやー、迫力が凄かった!この咆哮を音響のいい劇場で体感できた

ことに、とりあえずは満足であるー


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※ただし、賛否で言うとワタクシの評定は、、、「否」の方に

傾いてしまった、、、ような気がする!

先述のテーマ性で言えば、核兵器そのものへのプラスイメージ?

はハリウッドが製作する、と聞いた時点で、ある程度はあきらめ

が入っていたので、さほどのショックにはつながらず。。。


eiga.com インタビュー ギャレス・エドワーズ監督「GODZILLA」に注入した熱き思い

『「ビジュアルに関しても音響に関しても、いろんな視点を取り入れて常にコントラストを出そうと意識した。ゴジラの全体像を見せるまではゆっくりとステップを踏む。最初の2分で見せてしまったら、すぐに天井にぶつかってしまうからそれからの進展がない。徐々に盛り上げてクライマックスを迎えるのが理想。僕はこれを“映画的前戯”と呼んでいるんだ(笑)」/確固たる信念は、米国をはじめとした世界各国での大ヒットとして結実し、既に続編の話も出ている。まだディベロップ(開発)の段階だが、「ゴジラが現れる衝撃を描くのももちろん面白いが、ゴジラの存在が日常になっている世界も面白いかも」と構想は広がるばかりだ。だが、やはりゴジラの生地である日本で認められなければ心が落ち着くことはない。「PK戦で、最後に自分が蹴って(入れば)決まるという心境だよ」』


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※やっぱり、ゴジラと人類の関係性かなーー、一番残念だったのは!

ゴジラは、どんな場合においても“脅威”であって欲しい、というの

が根本にある。これが「ガメラ」なら、“人類の味方”という位置づ

けでも許せるんだがー。ことゴジラに関しては、悪い怪獣をやっつけ

てくれるヒーロー的(救世主的)存在にされると、妙~に居心地が悪

いんであ~る。たまたま別の怪獣をやっつけたとしても、そのあとは、

ビルをなぎ倒し、放射能光線で人類も多大な被害を被って欲しいノダ。

わがままなようですけど~~w


宝田明さん「ゴジラとは反戦メッセンジャー


※宝田さんはカメオ出演したはずが・・・どうも出演シーンを結局の

ところ無残に切られてしまった様子ー。元ネタへのリスペクト精神に欠け

るッスなぁ~~~~~。


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※あと、家族の絆を描くパートが、いちいち「どこかで一回観た

ようなシーン」だらけで、正直鼻白んだ。明らかに脚本で手ェ抜

いてますもん!まぁ、あんだけのCG映像を見せてくれたんだか

ら文句は言えないけどサーーー


シネマトゥディ “ゴジラ漫画”を高橋留美子・北見けんいち・吉田戦車ら人気作家20名が描き下ろし!

『大ヒット漫画「うる星やつら」の高橋留美子や「釣りバカ日誌」の北見けんいち、「伝染るんです。」の吉田戦車ら総勢20名の作家が描き下ろした“ゴジラ漫画”が収録されているビッグコミックオリジナル増刊「ゴジラ増刊号」のデジタル版配信が22日、開始された。/「ゴジラ増刊号」は、映画『GODZILLA ゴジラ』(7月25日)の公開を控え発売された、ゴジラ生誕60周年とビッグコミックオリジナル創刊40周年記念の特別な増刊号。目玉となる“ゴジラ漫画”には高橋が「いつかやられる」、北見が「ボクとゴジラ」、吉田が「芹沢さんのお昼」というタイトルでゴジラを題材にした作品を描き下ろし。/ビジュアルも公開された太田垣康男の「幕末ゴジラ」では、ちょんまげ姿の人の前に現れるゴジラが大迫力で描かれていることが確認でき、そのほか真造圭伍、伊藤伸平小田扉唐沢なをき喜国雅彦さそうあきら、高田靖彦、テリー山本花輪和一星里もちる星野泰視ほりのぶゆき、真心一芭、昌原光一、深山雪男、諸星大二郎が参加。いずれもゴジラを愛する作者の愛にあふれた作品となっている。/また、ゴジラ好きで知られる俳優の佐野史郎らが“俺のゴジラ”について語るインタビューや、「ゴジラゴジラ好き 地上最大の座談」の様子などの特別企画も同時に収録されている。(編集部・吉田唯、小松芙未)/「ゴジラ増刊号」(税抜:350円)は小学館公式電子コミック販売サイト「コミック小学館ブックス」にて10月24日まで販売中!』


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Akira's VOICE 映画の感想ブログ GODZILLA ゴジラ

『ある日突然、人間社会に現れる想像を絶するスケールの巨体は、テロや自然災害の具現化であり、未知なるものへの脅威と畏怖の象徴。敵を蹴散らした末に街が灰燼に帰す光景は、後戻りが出来ない人間の傲慢を諌めるかのよう。「人間が万物の長やと思ってたらアカンぞこら。ガオー!」超弩級の存在感を見せつけるラストカットの咆哮をあげる勇姿に鳥肌。あんたまさしくキング・オブ・モンスターだよ!』

津波被害、高層ビル倒壊のシーンは、ちょっと現実を思い起こさせすぎの

類似映像で、心が痛んだー。純粋にフィクション世界に入り込めなかった一

つの要因になったワー。そして、その足でハシゴしたもうひとつのバトルムー

ビーが・・・!↓↓↓


『ママはレスリング・クイーン』


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eiga.com 作品情報 『ママはレスリング・クイーン』

■解説:人生に行きづまった女性たちが、プロレスを通して輝きを取りもどしていく姿を描いたハートフルドラマ。北フランスの田舎町。ある事件によって服役していたシングルマザーのローズは、出所後すぐに息子ミカエルと再会するが拒絶されてしまう。ミカエルがプロレス好きであることを知った彼女は、親子関係を修復するべくプロレスラーになることを決意。スーパーマーケットの同僚である3人の女性と一緒にプロレスチームを結成し、メキシコの強豪チームとの対戦を目標に猛特訓を開始する。「わたしはロランス」のナタリー・バイ、「みんな誰かの愛しい人」のマリルー・ベリらフランスの人気女優たちが、過激な衣装でリング上を暴れまわる女子プロレスラー役を体当たりで演じた。

■スタッフ:/監督 ジャン=マルク・ルドニツキ /製作 トマ・ラングマン /製作総指揮 マイケル・J・ルイジ /撮影 アントワーヌ・モノ /編集 アントワーヌ・バレイユ /音楽 フレッド・アブリル

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■キャスト:マリルー・ベリ(ローズ) ナタリー・バイ(コレット) アンドレ・デュソリエ(ルシャール) オドレイ・フルーロ(ジェシカ) コリンヌ・マシエロ(ヴィヴィアン) イザベル・ナンティ(スーパーの社長)

■作品データ:/原題 Les reines du ring /製作年 2013年 /製作国 フランス /配給 コムストック・グループ /上映時間 97分 /映倫区分 G

オフィシャルサイト

※テアトル梅田にて鑑賞~~♪これがまた、『GODZILLA』に負けず劣らずの

獰猛な生き物たち大集合~~!のド迫力バトル・ムービーでございやした!!


●予告編


※スーパーのレジ打ちがプロレスに参入、つうよりは、天性のプロレ

スラー気質の女性たちが、レジ係もやってみましたよ~、という見方

の方がしっくりする、そんなメンツが勢ぞろい♪こんなお姉さま方に

睨まれたら、ある意味、GODZILLAより数倍怖い!と思わされるー


THE HUFFINGTON POST 『ママはレスリング・クイーン』―フランス経済の回復の遅れが気になる/宿輪純一のシネマ経済学(52)

『いきなりなんであるが、筆者もプロレスの味方です。意外に思われるかもしれないが、本作はなんとフランス作品。実は、フランスではプロレスはとても人気がある。プロレスにもいろいろあって、これは「キャッチレスリング」。最近、日本では「瞬殺」ともいわれたように怖い人が行う総合格闘技のイメージが強いが、これは、打撃系がない、昔ながらのお茶の間で見ることができるプロレスである。実際、プロレスリングがついているバーも多い。(中略) フランスには、ファッションやインダストリアル分野のデザインをはじめとした美的なセンスが素晴らしく、料理も美味しい。しかも、いつでも、独特のエスプリやユーモアがある。なかなか魅力的で、映画にもそれらがにじみ出ている。

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フランスの経済規模は、欧州(ユーロ圏)の約2割を占める(ドイツは約3割であるが)。しかし、最近、不調である。実際、経常赤字が続き、産業力も低下、格付けも低下した。社会主義国でもあり社会的負担が大きいし、労働市場の硬直性もある。オランド政権もなかなか手をこまねいているようである。最近では、同じラテン系の南欧諸国とは関係が深いが、その経済危機の影響を受けてしまっている。フランスは人口増加率が高く、内需も厚く、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は悪くないのだか。/ユーロの統合時にフランスは大変重要な役割を果たした。ドイツとしっかりと連携をすることにより、強力に推進したのである。フランスとドイツの経済規模で約半分とあるからである。最近、欧州も長引く不況により、ユーロ統合を推進しない政治家の人気が高まっているとも聞いているが、これは良くない。弊書『通貨経済学入門』(日本経済新聞社)や「ローマの休日とユーロの謎」(東洋経済新報社)に詳しく書いたが、ユーロは単に経済のためのものではなく、二度と戦争をしないという政治的な目的もあり、最終的には「キリスト教経済圏」を目指していると考えている。

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/フランスは映画が誕生した国ともいわれている。最初の作品はリュミエール兄弟の「ラ・シオタ駅への列車の到着」(1895年ぐらい)で、その後、物語構成になったのはジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」(1902年)が登場する。/オランドの前の大統領はサルコジであった。彼も映画が好きなようで、奥様(元モデル)のカーラ・ブルーニウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」(アカデミー脚本賞受賞)に出演させた。しかも、この作品はカンヌ映画祭(2011年)のオープニング作品になった。しかし、カンヌ映画祭の前日に大統領選の敗退が決定した。人生、なかなか悲しいこともある。映画の中だけではない』


※この映画の舞台になった北フランスは、フランスのプロレス発祥の地だとか。

そう言えば、劇中では「プロレス」じゃなく「キャッチ」という単語が使用され

とりましたー。キャッチレスリング、いわゆる打撃系のないプロレスっすかねぇー


eiga.com 映画ニュース フランス発の女子プロ映画監督が来日

『プロレスを扱った作品だが、実は監督自身は「あまり興味がなくテニスが好き」と告白。しかし、撮影を通し「プロレスは野蛮なものだという多少の偏見さえありましたが、ショーの要素があり、子どもの無邪気さやマーベルの漫画作品のようなところに次第にひかれた」と競技の魅力について語った。キャスティングについてはそれぞれの女優が今までとは違ったキャラクターを演じたことが成功の秘けつだときっぱり。ヌーベルバーグの監督作など、これまで作家性の強い作品に出演しているナタリー・バイの起用については「彼女が、レジ係がレスラーになるというこの役を受け入れてくれたことに心を動かされました」と述懐する。キャスト陣は、専属コーチから2カ月間、週12時間のトレーニングを受けたそうだ』

※そうなのだ、プロレスのズブの素人が、試合でお客さんを大いに沸かせるように

なるまで、相当過酷な練習が行われたはずなのだ。しかし映画は、その過程の努力

を一切見せない。というか、「プロレスは演技だ!」と、ミスター高橋ばりのガチ

な台詞が飛び交うぐらい、内容は赤裸々で・・・人間ドラマが全体的に薄~いので

せっかくの名試合に感動が生まれない。せめて、女優さんたちの私的なトレーニン

グ風景を撮影しておいて、ドキュメンタリー風に編集しなおしたら、ひょっとして

傑作に仕上がってたのではないかしらんー?wとちょっぴり残念~


●現役女子プロレスラーが恋愛事情で本音をポロリ


※まれに見るグダグダな公開記念イベントになったようですー。

やっぱこういう場には、プロレスに詳しい事情通のMCを用意して

おくことが鉄則でしょうにーー。。



※WWEがリメイク権を獲得したらしいので、もっとすごいプロレスシーン満載

の、ニュー・ヴァージョン誕生を、期待して待ちたい・・・。


★本日の結論:2つのバトルムービーの共通点「両方とも人間ドラマが薄すぎるぅ~~」てことで、試合終了っ!!


7月27日の雑学問題は・・・?(簡略解答は一番最後に!)

Q:ラジオ体操の振付けはどう伝わったのか?

(解説)NHKラジオで朝に放送されている「ラジオ体操」は昭和3年(1928)に開始され、すでに80年以上の歴史がある。当時、アメリカの生命保険会社が行っていた体操放送をヒントに、逓信省(ていしんしょう)簡易保険局が国民の健康増進と体位の向上を目的に発案し、放送協会に持ち込んだものであった。/ところでラジオはテレビと違って、体の動かし方を正しく伝えるのは難しい。体操の振付けは、郵便局員(郵便配達人)が手紙とともに人々に伝えたのであるー

オコタエ~(o ̄∇ ̄)σ 郵便局員が手紙とともに伝えた



関連雑学

・ 現在のラジオ体操は昭和26年に始まったもので三代目。ちなみに、二代目のラジオ体操は難しすぎて普及しなかったため一年で中止されている。第一は「作業員用」、第二は「事務員用」と言われたりもするが、郵便局のホームページにはそのような記述はない。(というか第二の方が内容が若干ハードなようだ)/平成11年に、お年寄りでもできるラジオ体操として「みんなの体操」が制定された。


関連動画

●♪~ラジオの声に 健やかな胸を この香る風に開けよ それ1,2,3~♪

・ラジオ体操の歌



●♪~蝉の声 ラジオ体操 潜り抜け 自転車を 漕いだあの日~♪

・夏影 (PV)  アンダーグラフ