【ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅】

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eiga.com 作品情報 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

■解説:「ファミリー・ツリー」「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督が、頑固者の父親と、そんな父とは距離を置いて生きてきた息子が、旅を通して心を通わせる姿をモノクロームの映像で描いたロードムービーモンタナ州に暮らす大酒飲みで頑固な老人ウディのもとに、100万ドルを贈呈するという明らかに胡散臭い手紙が届く。すっかり信じ込んでしまったウディは、妻や周囲の声にも耳を貸さず、歩いてでも賞金をもらいにいくと言って聞かない。そんな父を見かねた息子のデイビッドは、無駄骨と分かりつつも父を車に乗せてネブラスカ州を目指すが、途中で立ち寄ったウディの故郷で両親の意外な過去を知る。ウディを演じた主演のブルース・ダーンが、2013年・第66回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。

■スタッフ:/監督 アレクサンダー・ペイン /製作 アルバート・バーガー ロン・イェルザ /製作総指揮 ジョージ・パーラ ジュリー・M・トンプソン ダグ・マンコフ ニール・タバツニック /脚本 ボブ・ネルソン /撮影 フェドン・パパマイケル /美術 デニス・ワシントン /衣装 ウェンディ・チャック /編集 ケビン・テント /音楽 マーク・オートン

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■キャスト:ブルース・ダーン(ウディ・グラント) ウィル・フォーテ(デイビッド・グラント) ジューン・スキッブ(ケイト・グラント) ステイシー・キーチエド・ピグラム) ボブ・オデンカーク(ロス・グラント) アンジェラ・マキューアン(ペグ・ナギー)

■作品データ:/原題 Nebraska /製作年 2013年 /製作国 アメリカ /配給 ロングライド /上映時間 115分 /映倫区分 G

オフィシャルサイト

eiga.com ニュース アカデミー賞6部門にノミネート「ネブラスカ」 ブルース・ダーン「役者人生で最良の役」

→『Q:ペイン監督は2004年にこの脚本に出会ったときから、あなたを父親のウディ役に考えていたとか。彼との出会いはどんなものでしたか。/ブルース:当時脚本が送られてきて、彼がこの役に俺を考えてくれていると知った。でもそれからずっと音沙汰がなかったから、たしか2012年の春に、彼をよく知る友人のジャック(・ニコルソン)に電話して聞いたんだ。ペインとはどんな奴かとね。ジャックは言った。「はっきりしているのは、これまでなかったような経験をさせてくれるベストディレクターであること。一方で、やるとなったら一週間に一度は彼と顔を付き合わせなきゃならない」。それで翌日アレクサンダーに電話して、ジャックからこう聞いたと言った。彼はジャックと同じことを俺とやりたい、脚本や役について話さなくてもいい、ただ俺のことが知りたいから一緒に時間を過ごしたいと。それで俺たちは会うようになった。俺にとってもウディという役は初めてのタイプで、情けない面も脆い面もさらけ出さなければならなかったから、しっかりと手綱を握ってくれるパートナーが必要だった。おかげで彼のことをとても信頼できるようになったよ。このプロジェクトはカメラの前も後ろもクルー全員が素晴らしく、家族のようになれた。これまでさまざまな経験をしてきたが、おそらく今回がもっとも大きなものを与えられた。アレクサンダーからは初日に、『君がやることを僕らにみせてくれ』と言われた。ここまで信頼してくれた監督はいなかったよ。彼の映画的な資質も素晴らしい。セリフがなくても、ただ道を歩くウディの姿を撮るだけで絵にしてしまう/Q:出来上がった映画を見ていかがでしたか。この役はあなたにどんな影響を与えましたか。/ブルース:手前味噌だがとても気に入ったよ。観客にどう受け止められるかはわからないが、俺の役者人生のなかで最良の役、最良の映画だろう。あるがままを語ること、つねにフェアであること、それがウディという男の信条だ。俺もまたつねにそうありたいと望んでいる』

※「当選しましたよ詐欺」を信じて、遠路はるばる賞金を取りに行った老人が

果たしてどういう結末を迎えるのか・・・オチの出来栄えがムチャクチャ気懸

かりだったのだが、、、「ほほ~~う、そう来るか~!」と手を打ちたくなる

見事な決着!心がかなり浄化されやしたーーー!これぞ、アメリカ版「おやじ

の背中」やね!サブタイトルはソッチの方が良かったワw


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朝日新聞デジタル 「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」父の寄り道 寄り添う息子

『助手席に乗った父親のウディが、車窓から空の雲や線路を走る機関車をじっと見つめる印象的なシーンがある。もしかしたら、これが、この映画の最も重要なメッセージを提示しているシーンだったのかもしれない。そうなのだ。老いるとは、たぶん、自由に「移動」する手段と方法を徐々に失っていくことに他ならないのだ。(中略)それにしても、なぜウディはこれほど百万ドルの幻に執着したのか。息子は、老いた父親と共に旅することで、それが老人の「誇り」に関わるものだったということがわかってくる。モンタナからネブラスカまでの千数百キロは、そこに思い至るための距離でもあったのだ。/映画は、ウディにすべてをわからせ失望させて終わるのか、それとも夢を残してあげたまま終わるのか。監督のアレクサンダー・ペインは、どちらでもありながらどちらでもないというかなり難度の高い技で鮮やかに着地を決める。そのお陰で、劇場を後にした私たちは、ブルース・ダーンが「生涯の一作」と思えるほど魅力的に演じているウディと同じように、意気揚々と家に帰ることができるのだ』


●予告編



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※毒舌で開けっぴろげな、連れ合いのばあさんが、実にイイ~♪

金に汚い村人たちに啖呵を切るシーンは、ほんとスカッ!!とする。


日本経済新聞 優しさと郷愁のロードムービー

『何気ない場面にノスタルジーが漂うのは、モノクロ画面に映し出される身ぶりや風景にアメリカを巡る映画的記憶があるからだろうか。父の頭の傷を医者が黒い糸で縫い合わせる手つきは、西部劇の手荒い医者のしぐさを思わせる。車で走る大平原には牛が点在し、わらのたばが点在する。舗装していない道に、もうもうとした砂ぼこりがたつ。ダイナーでみんながこちらを向いてビール片手にテレビでフットボールを見ている光景もいかにもアメリカの田舎町の退屈な午後だ。おじと太った2人のいとこは何をして暮らしているのか。そのけだるさがえらくリアルなのだ。/ネブラスカはペイン監督自身の故郷であり、「アバウト・シュミット」(02年)など多くの作品をここで撮っている。事件らしい事件はなく、旅は円環を描いていく。故郷への思いが色濃くにじむロードムービーだ』

※「ファミリー・ツリー」に「サイドウェイ」・・・って、何となく避けていた

タイプの映画なのだが、これはチェックしとかねばならないんじゃないのっ!?


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※じっちゃんが被っているウィナーズキャップの意味は!?


町山智浩 評論「小津安二郎アメリカで」 たまむすびより


※白黒映画にした理由は小津安二郎作品へのオマージュですかー。

でも、松竹映画感はあんまりなかったッスよー、町山さ~んー


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・本作に寄せられた著名人の方々のコメントをいくつかご紹介します!


「老いて夢見る父、それを叶えさせる息子、庶民の生きざまを表わし、

絆のあり方を学ぶ。フト父の口から出る言葉は息子を思う愛、涙がこ

ぼれる。  ― 海老名 香葉子さん(児童文学エッセイスト)


「おじさんもいいけど、おばさんもいいな!」とはじめて思える映画でした。

 ─ なかむら るみさん(イラストレーター/「おじさん図鑑」著者)


 美しい白黒の画像、シンプルなストーリー、ウソを確かめに行く旅で

 真実を手に入れる。美しい余白に酔う詩集のような映画です。

 ─ 小堺 一機さん


 私の親は頑固です。信念と呼ばれる道を突き進む。

 でも、時にはその道に寄り添うのも子供の役目。

 共に過ごす時が多い程、全てに対して優しくなれる事でしょう。

 ─ 林家 三平さん(落語家)


 家族って面倒でうっとうしくも愛情深く、

 いくつになってもありがたい存在なのだと…。

 老いたとしても親は親。優しくしてあげたいと思いました。

 ─ 山本 浩未さん(へアメイクアップアーティスト)


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※年老いた父親を持っている者にとっては、たまらん

「身につまされ映画」にならざるを得ないのだっ!


9月5日の雑学問題は・・・?(簡略解答は一番最後に!)

Q:缶詰のミカンの皮はどうやってむくのか?

(解説)ミカンの実には2重の皮がついている。いちばん外側に厚めの皮があり、その皮をむくと実があらわれ、それに薄い皮(内果皮)がついている。缶詰のミカンの皮むきは、機械と薬液によって自動的に行われている。まず丸いままのミカンを水につけたり、蒸気に当てたりして皮をやわらかくし、それを自動皮むき機にかけ、皮を取り除く。次に水槽に入れ、加圧水流を当て、1房ずつに分ける。この段階ではまだ内果皮がついている。続いて薬液につけて溶かし、最後に十分に水洗いして、内果皮を完全に落としてしまう。

オコタエ~(o ̄∇ ̄)σ 機械と薬液で自動的に行われる



関連雑学

・世界ではじめてミカンの缶詰を作った国は、なんと日本!!1880年前後のことで、それから80年近く、ミカン缶詰の製造は日本の土壇場だった。


関連動画

●♪~見上げた空が 何処までも綺麗で アオイロ缶詰に しまいこんだ~♪

・アオイロ缶詰  志方あきこ



●♪~グラマラスな 月の缶詰 開けない様に 踊り続けるの

      ソーダ水の 泡みたいに 逆さまに流れる 砂時計~♪

・月の缶 (sweet edit)  川本真琴