【天使の眼、野獣の街】『監視者たち』の元ネタ

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eiga.com 作品情報 『天使の眼、野獣の街』

■解説:「エレクション」「PTU」などのジョニー・トー作品で脚本を手がけてきたヤウ・ナイホイの監督デビュー作で、ジョニー・トーが製作を担当。凶悪犯罪の容疑者たちの監視と追跡を専門とする香港警察刑事情報課・監視班に、新人女性警官ホーが配属される。上官の厳しい指導の下で追跡のエキスパートへと成長していくホーだったが、大胆に犯行を行う宝石強盗グループが現れ……。トー作品の常連、レオン・カーフェイ、サイモン・ヤムらが出演。

■スタッフ:/監督 ヤウ・ナイホイ /脚本 ヤウ・ナイホイ アウ・キンイー /製作 ジョニー・トー ツイ・シャオミン /撮影 トニー・チャン

■キャスト:レオン・カーフェイ サイモン・ヤム ケイト・ツィ

■作品データ:/原題 Eye in the Sky /製作年 2007年 /製作国 香港 /配給 トルネード・フィルム /上映時間 90分


★『監視者たち』との比較考察に詳しいブログをばご紹介~

哲学する日記 韓国映画『監視者たち』の感想(ネタばれ少し有り)

『「監視者たち」は「天使の眼、野獣の街」のリメイク作品なので、「天使の眼、野獣の街」を見ている人には『監視者たち』の話の展開が全て丸分かりである。そうすると、「リメイク作品は元の作品と何処が違うか?」ということが気になる。「監視者たち」の方が上映時間が長いので、元の映画にないシーンがたくさんある。また予算も「監視者たち」の方が多いので、凄い豪華である。/「天使の眼」は低予算映画の魅力があったので、「監視者たち」とは別映画と言っていいと思う。ハリウッドが豪華リメイクした感じに近い』

※原題の意味は「天上の目」。記憶力抜群の新米女性警官役が、韓国版のハン・

ヒョジュよりも庶民的な顔をしていて、そこはリアルに感じられたー。かなり

韓国版は本作に忠実にリメイクされていた。香港版が「実録モノ」の映像で、

韓国版は、それをイケメン・美女のキャストでもってエンタメ作品に仕上げて

みました~、みたいな。そんな関係の両者のようにも思えましたデスワイー!


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メカpanda乗りのメディア観賞記

『英題は「EYE IN THE SKY」。日本でもこのタイトルだったらかっこよかったのになあ。。。これは劇中でサイモン・ヤム演じる監視班のリーダー、ウォン(コードネーム犬頭)の台詞からきています。「監視が意味するところは天上の目(EYE IN THE SKY)だ。全てを詳細に渡って記録しろ。(中略)とにかくお見事なクライムサスペンス!そしてやっぱり90分という潔さがあっぱれ!あまり知られてない作品だと思うけど、トー作品がくどいという人にも(笑)ぜひオススメしたいな。しかし女性主人公ものを、こうもスタイリッシュに魅せられるのはこのヤウ・ナイホイ監督ならではなのかも。/彼女の雨の中の奇跡のシーンなんて、ファンタジックで美しかったもんなあ。トー監督は男達をカッコ良く撮る天才だけど、女性はそうでもないよね、あまり興味ないのかしらん(笑)/監視班は街中の様々な人に成り済まし、事件の手がかりをつかんでいく。犯人を追跡し証拠をつかんだあとは攻撃班にバトンタッチ。彼らが到着する前に顔がバレないよう、さっと身を引く。逮捕は彼らの仕事ではないのだ』

※邦題の「天使の眼」って、ちょっと微妙に内容解ってない人の手によるものだよな

あ。誰も異議は申し立てないものなのかしらん~?映画配給会社の会議が観てみたい

わ。天上の目は、少しの悪も見落とさない、という厳しい目なんだから、イメージも

天使じゃ真逆ヤンネェーーーー?


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※素朴な顔立ちの二人。『監視者たち』の主役コンビが、かなり濃かった

ことが対比するとよーく際立ってくる!!


●予告編


※全体的に、『監視者たち』に比べて、殺られる者の美学を尊重して

いる気がする。血まみれになっているショットなどが芸術的だーー。

あと、印象的なBGMが尾を引くのは、この元ネタの方に軍配かなー?


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※なんかワカランけど、だれかを追跡していて見つかりそうになる、

そんなシチュエーションの夢を時々見ることがある。何なんだろう

な、あのドキドキ感は!冷や汗かいてハッと目覚めて、心の底から

ホッとする・・・。夢判断だとどういうことが解るのやら??

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◎シネマレビュー

みんなのシネマレビュー

『/冒頭、二階建て路面電車の中、3人の男女が何度も切り返されて映される。女がある男を監視しているらしいことが伺われ、これから何が起ころうとしているか分からぬままにどんどん引き込まれてゆく。見たものを記憶すること。淡々とそのことに注力すること。警察の追跡班のクールなまでの仕事ぶりをカメラが追う。見たものをカメラもまた見る。その大量の情報を細かなカット割りでどんどん見せてゆくのだが全く疲れない。心地良い緊張だけが持続する。見たものを記憶すること。これをまたギャング団のリーダーもこなす。同じ人間を二度見た。そこから生まれる疑念。「見たものを記憶すること」から生まれる急展開。シナリオのうまさが光る。と、ここまでは絶賛するが中盤にヒロインの葛藤、成長というドラマチックな流れがあって、映画の見せどころも実はここに重きを置いてるんだけど、くさい。しかもくどい。その感動いらん。【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-11-18 13:43:05)(良:1票)/ジョニー・トー作品の脚本を手掛けるヤウ・ナイホイの初監督作。男臭いアウトロー魂を描くトーの世界観とは対照的に若くて初々しい女性捜査官が主人公なので彼らの作品にしてはいつになく爽やかです笑。事件の捜査に的を絞ったシンプルな展開とシャープな演出が光る正統派刑事サスペンスに仕上がっており、バレずに・見失わずにという監視・尾行の緊張感をこれでもかと味わわせてくれます。トー作品のレギュラー陣でもあるサイモン・ヤムとラム・シュが相変わらず良い味を出していました。【8bit】さん』

※賛否両論、載せてみましたーーー。絵の雰囲気とかは、もろジョニー・トーなんですケドネー♪


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ジョニー・トー 香港ルノワールに生きて

『世界的に高い評価を受けながら、徹底して香港での映画製作にこだわる映画監督、ジョニー・トー(杜 蒞峰)。これまで語られることのなかった彼自身の映画観に迫った、異色かつ貴重なドキュメンタリー作品!!!フレンチ・フィルム・ノワール文化の中で育ったフランス人映像作家イブ・モンマユーが、2003年から8年間に及び、ジョニー・トー監督についての取材を敢行。一本の映像作品に仕上げたのが本作である。ジョニー・トー自身、そして彼の映画には欠かせない存在であるリッチー・レン、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、レオン・カーフェイ、ルイス・クーといった俳優陣、スタッフ陣らへのインタビューとともに、彼の代表的作品群の名シーンの裏側、最新作『奪命金』を含むメイキング映像が紡がれる。はたして、名監督が語る“香港ノワール”とは』 』 '''

※製作のヤウ・ナイホイあたりのインタビュー記事が載っとるのかいなぁー??

と思ってリンクせしが、あ~らあらあら、失敗ザンシタ。そういうタイトルの映画

なんでやんの・・・


受賞暦

→★2007 第8回東京フィルメックス 審査員賞特別賞「コダック VISION アワード」

 ★2008 香港電映金像奨 最優秀新人賞、最優秀新人監督賞

 ★2008 アジアン・フィルム・アワード 最優秀編集賞


◎感想ブログ

★にわか香港映画ファンの映画ノート★

『サイモンの親父っぷりにびっくり。あのいつもの濃いダンディさをぐっと控え目にして、親父度120%アップの刑事を演じております。天上の眼というだけに、観察力が尋常じゃございません。子豚ちゃんの愛称の新人ケイトさんも、職場になれるのが必死です。監視班は尾行のスペシャリストでございますが、レオンさん率いる強盗団もその監視の眼を必死に抜けて、強盗を試みます。ラム・シューは、食い意地のはった汚い親父役をやったら、世界有数だと思います。(「ファットマン」と警察から呼ばれています。見たまんまです。)こういう名優は、とても貴重だと思います』

※他作品のサイモン・ヤムの役柄はよく知らないんスけど・・・。きっともっと

2のセンなんでしょうー。ワチシ的には、角度によっては「カイジ」の作者・

福本伸幸先生のように見えましたぞよ!コレ↓とか特にーーー。横にいるのは

美心(ミココ)ですか~?って、、、忘れて頂戴忘れて頂戴!(くにおとおる風に)


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※うん、誰が付けても、コードネームは“子豚ちゃん”だ!まっちがいない!!


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※レオン・カーフェイの悪役は凄みがあった。韓国俳優なら、チョン・ウソン

よりもソン・ガンホの方が適正があったのではないか?と思う(主観デスガ)


映画と毎日、暮らしたい。 『天使の眼、野獣の街』はJ・トーより面白い!?

『監督は、ジョニー・トー作品の脚本を長らく務めてきたヤウ・ナイホイが初めてメガホンを握る。正直言ってJ・トー作品の脚本は破綻が多くその責任の一端はY・ナイホイにあるのではないかと思っていたが、『天使の眼、野獣の街』の脚本は破綻どころか、極めて精緻に組み立てられており「実は今までJ・トー作品の脚本では手を抜いてたんじゃね?」と下衆の勘ぐりを入れたくなるほど完成度が高い(例えば、本作のケイトとサイモンの師弟関係をY・ナイホイとJ・トーの関係に重ね合わせることも可能だろう)。/仲違いを始めた強盗グループが、隣のビルの一室で着替えを始めた女性に見惚れる内にケンカを止めてしまう、というとぼけたユーモア・センスにJ・トーのテイストを感じてしまうのも、嬉しいところだ』

※そうそう、仲間割れを緩和するのが、窓から女性の着替えを覗いてニヤつく

共感っていう・・・斬新な見せ方!いやいや、そんなシーン要るぅ~?w


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ファットマン、キャラクターとして完璧すぎ!


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※男としての本能で意気投合し、無事仲違い終了~~~~~。オーーーイ




ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”

■3月22日の言葉:好きなことばは「ありがとう」だという人は、とてもたくさんいるようです。「ありがとう」を嫌いな人って、いや、もう、ほとんどいないんじゃないでしょうか。「ありがとう」は、親しい者にも言えます。「ありがとう」は、親しくない者にでも言えます。「ありがとう」は、それどころか、敵にさえも言えます。そして、その「ありがとう」は、親しい者も、親しくない者も、敵も受け取れます。なんだろう、この魔法のようなことばは(糸井重里が『今日のダーリン』の中で)


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※これは美しい色紙だっ!


「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”

《幕末》元治元年(1864年)3月22日:フランス公使ロッシュ着任

・・・フランスの駐日全権公使としてロッシュが着任しました。薩長勢力を支援したイギリスに対抗して幕府勢力を積極的に支援したものの、やがて幕府は崩壊し、自身も慶応4年に帰国しましたー


細かすぎて伝わらない関連動画や雑学、感想など