【ふくろう】【祭りの準備】懐かし邦画強化月間は続く。。。

ふくろう


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eiga.com 作品情報 『ふくろう』

■解説:時代の波に翻弄された不幸な身の上の母娘が、飢えの苦しみから解放されるべく次々に殺人を犯していく様を描いたブラック・コメディ。監督は「三文役者」の新藤兼人。自らの原作を、新藤監督自身が脚色。撮影を「三文役者」の三宅義行と林雅彦が担当している。主演は、「伝説のワニ ジェイク」の大竹しのぶと「さよなら、クロ」の伊藤歩。第25回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞(大竹しのぶ)受賞、特別功労賞(新藤兼人)受賞、平成14年度文化庁芸術団体重点支援事業作品。

■ストーリー:1980年頃。満州から引き揚げた後、東北地方の山奥にある希望ヶ丘開拓村に入植したものの、土地は不毛、やがて村人たちは次々に出て行き、出稼ぎに行った夫にも見捨てられ、たったふたり、村に取り残されたユミエと17歳になる娘のエミコは、激しい飢えに苦しんでいた。もはや限界。そこで、彼女たちはある決意をする。それは、山向こうのダム工事現場で働いている男らを呼んで春を売っては、毒入り焼酎を飲ませて殺害し、現金を巻き上げるのだ。果たして、ふたりの“貯金”はみるみる増えて、脱出目標金額までもう少しとなった。ところがある晩、県の引揚援護課に勤める若者と麓の巡査、更に一旦は村を出たエミコの初恋の少年・浩二が鉢合わせてしまった。しかも、浩二が殺人を犯し手配中だったことから、巡査ともめて大騒ぎ。3人の男たちとユミエ母娘は、壮絶な殺し合いを演じるのだった……。(後略)

■スタッフ:/監督 新藤兼人 /脚色 新藤兼人 /原作 新藤兼人 /プロデューサー 新藤次郎 /撮影 三宅義行 林雅彦 /美術 新藤兼人 /音楽 林光 /録音 武進 /音響効果 佐々木英世 /照明 山下博 /編集 渡辺行夫 /衣装デザイン 鈴木淳 澤いずみ /選曲 加藤大和 /助監督 山本保博 /その他 新藤兼人 桑原一仁

■キャスト:大竹しのぶ(ユミエ) 伊藤歩(エミコ) 池内万作(巡査) 蟹江一平(引揚援護課の男) 大地泰仁(浩二) 木場勝己(ダム男A) 六平直政電気屋) 柄本明(ダム男B) 魁三太郎電気屋上司) 田口トモロヲ水道屋) 原田大二郎(ダムかんとく) 塩野谷正幸(警視) 江角英明(村長) 加地健太郎(ダム所長) 上田耕一(電力支所長) 松重豊(水道課長) 松波寛(福祉課長)

■作品データ:/製作年 2003年 /製作国 日本 /配給 シネマ・クロッキオ=近代映画協会 /上映時間 119分

※母子の元を訪れる男どもの、こっけいな死に方博覧会!といった様相。

「泡を吹いて倒れる」という基本スタイルだけがお題として提示され、

あとはご自由に、という形で、名優たちが技を競い合っているかのよう

だったーw いいテンポで前半は飽きささないが、若干、展開が変わらず

進むせいか、後半がキツかったなぁ。特に殺し合いのクライマックスは

何とも拍子抜け?ちょっと名優・命女優たちもお疲れ気味?に見えてし

まうー。伊藤歩さんはデビュー間もないということで、だいぶん演技は

稚拙なところ、体当たりの熱演でカヴァーしている、という状況だったー


●冒頭部分



予告編 埋め込み不可

※何だか正体は解らないが、妙に惹かれる予告編だ♪

なんてったって、田口トモロヲが活き活きしている!!

この名脇役が脇で光れる作品、それすなわち名作といえるのではなかろうかー?


映画評論 ふくろう

『<ものすごい大竹しのぶの怪演!> この映画によって新藤兼人監督は、2003年6月の第25回モスクワ国際映画祭で特別功労賞を受賞したが、大竹しのぶは最優秀(主演)女優賞を受賞した。この映画での「怪演」とも表すべき演技を見れば当然だが、とにかく彼女の演技はすごいのひとこと。この映画は新藤監督のラブコールを受けて主演が大竹しのぶに決まり、彼女のスケジュールに合わせて短期間で撮った作品とのこと。このように、大竹しのぶなくしては、この映画は成り立たなかったわけだ。とにかく皆さんには、そのすばらしい演技を是非観てもらいたい。

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<新人女優もスゴイ!> いつも母親のユミエと一緒にいる娘エミコを演ずる伊藤歩は、オーディションで選ばれたとのことだが、「スワロウテイル」(96年)では第20回日本アカデミー賞新人俳優賞、優秀助演女優賞を受賞しており、その後も、「SADA」(97年)や「カンゾー先生」(98年)等に出演している女優とのこと。終始大竹しのぶに寄り添い、大竹とのコンビによるコミカルな味をうまく出しているが、この映画での彼女の圧巻は、何といってもオールヌードでの行水のシーン。薄汚い格好で大竹と一緒に文字通り「大の字」で寝ていても、その足の長さや肌の美しさについ目がいくのだから、惜しげもなくオールヌードを見せてくれたときは、思わず生ツバを飲みこむと共に、一瞬心臓がドッキン!/もっとも新藤監督が、パンフレットの中で、「殺人を犯していてもこの母と娘は健康な考えと肉体を持っていることを証明するために、あの場面を入れたんです。」と述べているように、そのヌードは、水道のホースで水を流しながらの明るく健康的なもの。それにしても、91歳の新藤監督も見る目があるものだと大いに感心・・・?』


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※『黒い家』の大竹しのぶも怖かったが、本作のしのぶさんも、ゾッとする

笑顔で、イカれた母親を演じきってた。明石家さんちゃんは、恐怖できっと

最後まで観ておれんことだろうーーー。


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伊藤歩ちゃん、17歳の行水シーン。いろんな意味で、眩し過ぎるっ!!


●映画「渾身KON-SHIN」伊藤歩さん 思い出の映画は? 東京国際映画祭2012


※わーーーい♪『渾身KON-SHIN』も、今度是非、観てみよう~~~っとー!





祭りの準備


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eiga.com 作品情報 『祭りの準備』

■解説:南国土佐の自然を背景に、一人の少年が複雑な人間関係に圧迫されながらも巣立っていく姿を描く。原作は脚本も執筆している中島丈博の同名小説、監督は「竜馬暗殺」の黒木和雄、撮影は「田園に死す」の鈴木達夫がそれぞれ担当。

■ストーリー:昭和30年代初め、高知県中村市。沖楯男(20歳)は、この町の信用金庫の外勤係であるが、毎日、東京へ出てシナリオ作家として身を立てることを夢みている。だが、母のときよは女狂いの夫・清馬と別居していて、一人息子の楯男を溺愛するあまり離そうとしない。楯男には心の恋人涼子がいるが、彼女は政治運動に熱を上げており、シナリオを書く楯男にとっては常に片思いの存在であった。楯男の隣の中島一家は、暴れ者の利広と、兄の貞一・美代子夫婦との奇妙な三角関係で成立している。利広が家にいる時は、貞一が刑務所に、貞一が家にいる時は利広が刑務所に、という次第の泥棒一家である。ある日、中島家の末娘タマミが発狂して大阪から帰って来た。若い衆のセックスの対象となるタマミ。楯男は涼子のかなわぬ恋の失意の中でタマミと寝てしまう。数カ月後、タマミが妊娠した。彼女と同棲していた楯男の祖父茂義が子供の父であると名乗り出た。タマミは無事に子供を生んだが、その途端に正気に返った。だがその時からタマミは茂義を激しく嫌悪し、老人は首を吊った。オルグの男に捨てられた涼子が楯男をセックスに誘った。涼子への夢が破れた楯男は、一人、東京へ旅立つことを決心した。駅の待合室で楯男は、殺人容疑で追われている利広に出会った。「バンザイ!バンザイ!」利広一人の歓声に送られて、楯男は故郷を旅立っていった。...

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■スタッフ:/監督 黒木和雄 /脚本 中島丈博 /原作 中島丈博 /企画 多賀祥介 /製作 大塚和 三浦波夫 /撮影 鈴木達夫 /美術 木村威夫 丸山裕司 /音楽 松村禎三 /録音 久保田幸雄 /照明 伴野功 /編集 浅井弘 /助監督 石山昭信 /スチル 三浦波夫

■キャスト:江藤潤(沖楯男) 馬渕晴子(沖ときよ) ハナ肇(沖清馬) 浜村純(沖茂義) 竹下景子(上岡涼子) 原田芳雄(中島利広) 石山雄大(中島貞一) 杉本美樹(中島美代子) 桂木梨江(中島タマミ) 三戸部スエ(中島やす) 湯沢勉(服部菊男) 原知佐子(服部サカエ) 絵沢萠子(徳原市枝) 真山知子(島村ノシ子) 阿藤快(良介) 森本レオ(駐在) 斉藤真(オルグの男) 芹明香(娼婦ミユキ) 犬塚弘(信用金庫所長)

■作品データ:/原題 Preparations for the Festival /製作年 1975年 /製作国 日本 /配給 ATG /上映時間 117分

竹下景子の初々しい官能シーン目当てで借りる(走れ!正直者!!)。

結果、とてもとてもムチムチプヨプヨした景子サマのお姿を拝見でき、

ありがたき幸せでございヤシター。「北の国から」で竹下演じる雪子のこと

を思い続ける、草太兄ちゃん(岩城滉一)の気分を追体験できた気分。


●予告編



※高知の田舎でしたたかに生きる男と女を描く、と言えば西原理恵子

実録モノ漫画が思い浮かぶ。 近親相姦あり、犯罪家族あり、だけど

どいつもこいつも憎めない人間ばかり。「ぼくんち」の世界観がココ

には根付いておる。。。


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※見送りの「ばんざーい」シーン。感動的だが、原田芳雄がテッちゃんだった

、という知識を得た今、電車に対してテンション上がってるのか?と思ってし

まって、若干興醒めだったりもするーーー

因みに、原田さんは撮影中、本人の希望で現地の民家に世話になり、「すごく

楽しかったし、それ故に地元のアンチャンを無理なく演じられた」と、自身の

著書に書いていたらしい。


ぴあ映画生活 レビュー

『閉鎖性の強い漁村の風景 90点 2012/8/18 23:29 by トラップ大佐・・・公開当時に見てから約30年ぶりに鑑賞。当時からすれば一般公開の映画としてはかなり露出度の高い映画でとても刺激的だったことを覚えています。今思えばあの竹下景子がオッパイを出しているのはすごいこと。色気がたっぷりで当時の高校生には刺激が強すぎました。それぞれのエピソードの中に人間性が赤裸々に描かれていて思わず感心してしまうと同時に微笑んでしまう場面も多い。主人公の青年が周りの人たちにいろいろな刺激、特に異性に対する男の性の悩みを克服していきながら、独り立ちしていく姿がとてもユニークに描かれている。

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頭のおかしくなった女性、あんな魅力的な女性がああいう形で海にいたら男としてはたまんないね。演じた柱木梨江という女優の色気もすごい。主人公の気持ちもよくわかるし、母親の気持ちも痛いほどわかる。馬渕晴子がとても良かった。ハナ肇演ずるダメ親父は男の本性だね。おかしくなった娘の子をじいさんの子とした母親もすごいし、弟と寝る兄嫁も力強い。閉鎖性の強い日本の漁村の風景が人間的なものも含めてうまく表現されていると思う』


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※三択の女王・竹下景子サマ、官能シーン


☆やっぱ、この頃の竹下景子さんがいっちゃん良いんだわなぁ~♪

●「北の国から 君去れば... 夏」



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ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”

■5月26日の言葉:なんかね、ドラマの世界には、「濡らすと当たる」っていう法則があるらしくて(森下佳子さんが 『ほぼ日テレビガイド春の連ドラチェック』の中で)



ナンシー関さんなら能年ちゃんのことを、どう料理するのかなー?

いま、なんか洗脳騒ぎとかに巻き込まれたりして、私生活荒れ気味み

たいだけど、そういうブーム終了後の女優の生き方、みたいなところ

まで、しっかり分析できるのがナンシーさんだったなぁー(遠い目)


「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”

《室町・戦国時代》応仁元年(1467年)5月26日:応仁の乱が本格開戦される

・・・将軍の後継者争いや守護大名の勢力争いなどの末、有力武将らが東西に分かれて戦った大規模な乱が「応仁の乱」です。この日、東軍と西軍が激突、京都における本格的な戦闘がついに開始されましたー


◎関連雑学

『同日の主な歴史出来事:大逆事件検挙開始(1910年)』


細かすぎて伝わらない関連動画や雑学、感想など


◎関連動画

・【能年玲奈 ドラクエCMメイキング】スライム着ぐるみ



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※「ナカマニシテヨ!」この言い方、「ごっつええ感じ」の半魚人の

台詞、「ウマセテヨ!」みたいだなぁーーー、とチョット思ったー♪