【セッション】ドラムに物を投げないで!
※ヤバイ!劇場で見損なった、、、と落胆していたが、姫路に新しく
できた「アースシネマ」で上映してくれていたので、無事、DVD
鑑賞にならずに済んだヨーーウ、いい音響の劇場で観られて大満足~♪
(ちょっと、山陽座とか、姫路OSとか行きたくなくなるくらい
凄かったワサー)
■スタッフ:/監督 デイミアン・チャゼル /製作 ジェイソン・ブラム ヘレン・エスタブルック ミシェル・リトバク デビッド・ランカスター /製作総指揮 ジェイソン・ライトマン ゲイリー・マイケル・ウォルターズ クーパー・サミュエルソン ジャネット・ブリル /脚本 デイミアン・チャゼル /撮影 シャロン・メール /美術 メラニー・ペイジス=ジョーンズ /衣装 リサ・ノーシア /編集 トム・クロス /(音楽 ジャスティン・ハーウィッツ
■キャスト:マイルズ・テラー(アンドリュー・ニーマン) J・K・シモンズ(フレッチャー) メリッサ・ブノワ(ニコル) ポール・ライザー(ジム・ニーマン) オースティン・ストウェル(ライアン) ネイト・ラング(カール)
■作品データ:/原題 Whiplash /製作年 2014年 /製作国 アメリカ /配給 ギャガ /上映時間 107分 /映倫区分 G
※ファッキンテンポ、最高~♪ ラストの切り取り方が素敵。鳥肌。
ラストシーンの感想(内容はネタバレせずに感想だけを述べるという・・・w)
その2「ドラムが叩き出したら、もうバンドは止まらないんだよなぁー」
※主演のマイルズ・テラーくんは、どことなく松竹芸能の竹井輝彦さんの
若いとき、みたいな風貌であった(ダレガワカンネン!)
竹井さんが、松竹芸能お笑い養成所に入って、鬼教官の森脇健児にシゴか
れる、というパクリ映画を創って貰いたい!
→ 『すでにドラム版「フルメタル・ジャケット」、ジャズ界の「ブラック・スワン」などキャッチーな惹句があふれている。どれも的を射た表現で、作品の特性を簡潔に表している。プロのジャズドラマーになる野心を抱いて名門音楽大学に入学した一年生男子が、学園一の鬼教授に才能を見込まれ、いや、何かの拍子に目を付けられて精神の限界までシゴキ抜かれるのだ。
/演出のスタイルも完全にホラーかサイコスリラーで、ムチ、ムチ、ムチ、たまにアメ、でもやっぱりムチみたいな苛酷指導に観客の心までささくれ立ってくる。その点では「君が生きた証」や「はじまりのうた」のような「共に演奏する喜び」を謳った音楽映画とは真逆に感じられる。よく「音を楽しむ」と言うが、本作で描かれる音楽の道はひたすら辛く厳しく、情熱や絆よりも妄執と狂気の方が必要なのだ。しかし、主人公と鬼教授の対決が最高潮を迎えるクライマックスで、本作もまた真性の音楽映画であると証明される。ギリギリのテンションの中で繰り広げられる“セッション”の音圧を浴びながら、個と個の対立や愛憎、世間の常識や倫理観の及ばないところで、やはり彼らは音楽がもたらす至福に魅入られているのがわかる。いや、ついにその至福に辿り着いたのかも知れない。例えばダーレン・アロノフスキーは、「レスラー」でプロレスの世界を歓喜よりも苦痛メインで捉えてしまっていた。「セッション」はそういう悲劇的アプローチとは対極にある、一線を踏み越えた人間だけが見出す悦楽を体感させてくれる。どうか映像と音楽が誘う“彼岸の向こう側”に、どなたさまも身を震わせていただきたい』
コレ(↓)思い出しちゃった~。
●エレカシ マイク投げ (2分55秒あたり)
※自分には、どこがどうズレたのか良く解らない。この映画も、そんな感じ
なのだろうか?つまり、素人が聴いても解らないが、プロの音楽家が聴けば
ウマい演奏とダメな演奏はちゃんと弾き分けられているのか?ということ。
気になって、2ちゃんねるで質問カキコしてきてみたよー。結果が出たら、
またこの後に書いてみるものなり~~~↓
※フレッチャー宮本が、ニーマン富永に、マイク一閃!(怖ェエ~(;゚д゚))
JAZZ GUITAR BLOG 映画「セッション」の違和感(一応ネタバレなし)
→ 『(前略)フレッチャーは「チャーリー・パーカーのような才能を育てたい」がために厳しい指導をしているのですが、映画に登場するようなビッグバンドの現場からチャーリー・パーカー的な才能が出てくることを期待するような設定がまずおかしい。/勿論、ビッグバンドは優れたソリストの集まりであり、アンサンブルを最重視しつつも個々のソリストの才能が爆発する局面も用意されています。しかしこのフレッチャーの「外側から規範を押し付けるような指導」を受けているこのビッグバンドほど、チャーリー・パーカー的な存在から遠いものもないように思いました。/この映画の監督は少し音楽に親しんだことはあるようですが、ジャズの本質に触れたことは多分一度もなく、まじめに楽器の練習を続けたこともないのでしょう。すると、私(そして多分この記事を読まれている方)のようにかなりまじめに楽器を練習していて、ジャズをはじめとする音楽に取り組んでいる人間にとって、この映画は一切の説得力を失ってしまいます。
「セッション」という映画の邦題もヘンです。「セッション」といったら、あまり親しくない他人と一期一会の演奏を楽しむ機会(ジャム・セッション)をイメージする人が多いのではないでしょうか。または一つ一つのレッスンのことを「ワン・セッション」と言ったりしますが、この映画がなぜ「セッション」というタイトルなのか。ビッグバンドはそもそもセッション的な様態ではなく、ある程度長い時間を共に過ごして精緻なアンサンブルを構築していく点で、ジャム・セッションとはかなり性質を異にするものです。/この映画の英語タイトルは”Whiplash” といって、「ムチ」とか「ムチ打つ」という意味ですが、フレッチャー教官によるムチ打つような指導と、スティックの「ウィップ」するような動きをかけていると思います。原題はわかりやすいです。/いずれにせよ、突っ込み所の多い映画でした。取って付けたようなラブストーリーも余計。まじめにジャズに取り組んでいる人間が見ると、ちょっと微妙な印象を持つ映画ではないでしょうか。ちょっとどころではないかもしれません。/ジャズというかクラシック音楽の世界が舞台だったらもうちょっと腑に落ちたかもしれません。というか、それでも見たい映画にはならないですね。これは音楽の映画ではなく、ベトナム戦争の映画の焼き直しみたいなものだと思いました。/楽器が上達するためには努力が必要なのは間違いないと思いますが、「血と汗と涙」の軍隊式ド根性練習の先には、どんな「音楽」も待っていないでしょう。血を流して泣き叫ぶことによって素晴らしい音楽が自分に降りてきてくれるのなら、私はいくらでもやります。しかし音楽はそういうものではないですよね。カート・ローゼンウィンケルが言うように(記事参照)、音楽のドアをいくらドンドン叩いたって無駄です。音楽の道はもっと地道で厳しいものだと思います』
※得てして、映画のテーマに本格的に携わっている人には、その映画が不評
(細部の齟齬が気になってしまうせい)に映ることが多いようですが・・・
まさにそんな感想ですね~。音楽家の方の意見が知れて良かったッス~
→ 『なんとマイルズ・テラーは、ドラムほぼ未経験だったのにも関わらず、撮影前に猛特訓した後、スタントなしでこのドラムを叩ききったというのだから驚き。この曲はこの作品のキーポイントになるので、ぜひチェックしておいてほしい! /この映画においてニーマンとフレッチャーの関係は欠かせないものですが、劇中絶えず流れている“ジャズ”の要素や、主人公がどれだけ周りを見えてないかを知る為にはニーマンの親戚・彼女、弁護士などの存在も忘れてはいけません。それらにあわせて、わたくし独自の視点で映画『セッション』との共通点をみつけた映画を今回はご紹介します!』
※関連映画、興味深し!!映画を観る前の参考にするもよし♪観た後での確認に
使うもよし♪
第2のチャーリー・パーカーを育てようとしてたかわからんように撮った、と発言し
ている。
フレッチャーを演じたJ・K・シモンズは、『ターミネーター:新起動/ジェネシス』
にも出ているらしい。観るつもりなかったけど・・・やっぱ観てみるか!4DXで・・・
「ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”
■7月27日の言葉:じぶんで決められないことだっていくらでもあるけれど、そこに、じぶんで決められる部分を見つけて、「じぶんなりのせいいっぱい」を、楽しんでやる(糸井重里が『今日のダーリン』の中で)
※毎日、名言っぽいことを考えるのも相当大変なんだろう。
これなんて普通の文章やんなーー。
「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”
《世界史》1830年7月27日:フランス七月革命はじまる
・・・ナポレオン後の復古王制が不調で、それに反発した民衆がこの日立ち上がりました。この結果、ルイ・フィリップが、新たに王となり、フランスでは七月王政と呼ばれる新たな立憲王政が開始されましたー
・ゆげ塾の5分でわかる「フランス革命」
※この師弟コントっぽい講義、なんか懐かしい~~。
「モーレツ!科学教室」のポンチくん(越前屋俵太)と博士(平智之)
のやりとりを思い出してウルウルきちまったのだった!
『同日の主な歴史出来事:仏でテルミドールのクーデターが起こる(1794年)』