『リリィ・シュシュのすべて』まだ青臭い蒼井優

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eiga.com 作品情報 『リリイ・シュシュのすべて』

■解説:「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二がインターネットで展開した実験的な同名小説を、岩井自ら映画化。中学2年の雄一は、かつては親友だった星野からのいじめを受け、つらい日々を過ごしていた。彼は、唯一の救いである歌手、リリイ・シュシュのファンサイトを運営し、そこで仲間を見つけるのだが……。出演は市原隼人忍成修吾伊藤歩蒼井優ほか。

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■スタッフ:/監督 岩井俊二 /原作 岩井俊二 /脚本 岩井俊二 /撮影 篠田昇 /録音 滝澤修 /編集 岩井俊二 /音楽 小林武史 /スタイリスト 申谷弘美

■キャスト:市原隼人 忍成修吾 伊藤歩 蒼井優 大沢たかお 稲森いずみ 市川実和子

■作品データ:/製作年 2001年 /製作国 日本 /配給 ロックウェルアイズ /上映時間 146分

■映画レビュー:「あとからじわじわくる」・・・市原隼人蒼井優のあどけない可愛さがあったから見ていられたというかんじ。見るに耐えないシーンがいくつかあったり、理解できない箇所もあった。ただ、あの苦しい空気とかネットへの書き込みとかなんかわかるなぁって思える場所もあって。星野くんが叫ぶシーンはなんか込み上げてくるものがあった。そして見た数日後にじわじわと『あのシーンもう一回見たいかも』とかふと思ってて。当時は気づけないけど何年か経って少し戻りたくなる学生時代の青春そのものみたいな映画なのかなと、思い返した。楡さん / 2017年2月22日 / Androidアプリから投稿 /評価:4.0

蒼井優×岩井俊二×軽部真一のインタビュー記事というのを見つけた

切っ掛けで、観てみようと思った。たぶんこれまでも、DVDを借りた

りした機会はあったのだが・・・上映時間の長さに負けて、ずーっと完

全鑑賞し損なっていたのだった。蒼井優の青臭い姿を目に焼き付ける意

味でも・・・これは観ておかなきゃいけない作品でしょっ!観るなら今

でしょ!(フルーーーーー)


●リリイシュシュのすべて 予告



MiChaO! 残酷すぎる青春を描いた「リリイ・シュシュのすべて」をもう一度

『2002年に公開された岩井俊二監督「リリイ・シュシュのすべて」は郷愁を覚える風景と繊細かつ残酷な思春期の描写がいつまでも心に残ります。目をそむけたくなるようなシーンが多いにも関わらず、なぜか中毒性があり定期的に見直したくなる不思議な作品なのです。

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映画に登場する主要な人物の多くは中学生で。周りの環境に非常に敏感で繊細な心を持て余しています。自分が特別と思い込むがあまり周囲の人間を傷つけたり、理解してもらえないことに憤りを感じたりしたことは誰にでもあったはず。しかしそのような感情は大人になるにつれて忘れてしまうものですよね。「リリイ・シュシュのすべて」ではそんな思春期の鬱屈した感情がのどかな田園風景の下で、とことんリアルに描かれています。見るに堪えないドロドロとした感情とただただ美しい風景の対比が見事です。『こんなこともあった』と振り返りながら、青春に思いをはせることができます。

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出演している俳優は主演の市原隼人を筆頭に蒼井優忍成修吾など現在も活躍している俳優ばかり。息の長い俳優になることを見抜いていた岩井俊二監督の先見の明には驚かされますね。10代の頃から確かな演技力を発揮していましたが、顔立ちや表情はまだまだあどけなく、思春期ならではの透明感に溢れています。特に市原隼人の物憂げな表情と、蒼井優のはかなげな雰囲気は10代でしか出せないものであると感じるのです。この2人のアンニュイな雰囲気が映画を格調高いものに仕上げていると言えるでしょう。「リリイ・シュシュのすべて」は岩井俊二監督が遺作として選びたい作品に挙げるほど思い入れの強い作品です。映画全体に流れる独特な雰囲気で、見終わったあとも余韻に浸れます。』


◎ネタバレありインタビューです!

cinra.net 蒼井優×岩井俊二×軽部真一が語る『リリイ・シュシュのすべて』 2011/04/29

『軽部:「リリイ・シュシュのすべて」は、蒼井優さんのその後を決定づけたのはもちろん、スターをたくさん輩出していますよね。14歳の市原隼人さんは映画初出演で、忍成修吾さんは19才、蒼井優さんは当時15才でした。/蒼井:はい。/軽部:まさに等身大で津田詩織を演じていたと思いますが、大変なこともたくさんあったんじゃないですか?/蒼井:大人の方に囲まれることがそれまで無かったので、すごく面白かったですね。ただ、私と市原くん以外のみんなは「お芝居って面白いね」なんていう話をしていたんですが、私と市原くんはそれがまったく分からなくて。みんなのテンションにあんまり付いて行けてないのは「まずいんだろうなぁ」と思いつつ、「でもお芝居ってよく分からない」と思いながら演じていました。/軽部:川の中に入って行くシーンとか、大変だなって思ったりは?/岩井:すごく汚れてて臭い川だったよね。/蒼井:はい(笑)/軽部:津田詩織の洋服が汚れていましたが、あの川の汚さがそのまんま出てるんですね。観客として観ているぶんには、本当にきれいなシーンでしたが。痛みも伴うシーンなんだけど、2時間27分という長い作品の中でも特に好きなシーンですね。一瞬スローモーションになって、それからもう一度普通の速度になるっていう。本当にいいシーンですよね。/岩井:ありがとうございます(笑)。/軽部:蒼井優さんはどのシーンが好きですか?/蒼井:合唱をするシーンが好きですね。難しい曲だったので、すごく練習しましたから。(中略)

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/軽部:岩井監督が一番思い出に残っているシーンはどこですか?/岩井:伊藤歩さんが丸坊主で教室に入って来るシーンですね。僕は外でモニターを見ていたんですけど、カットをかけたとたんに歓声が上がったんですよね。初めて丸坊主伊藤歩さんを見たみんなが号泣しているんですよ。いじめっ子の役をやっている松田一沙さんが「もうこんな映画いやだ~」とか言ってわんわん泣いてしまって大変でした。蒼井優さんももらい泣きしていたんですが、それを見た僕は「カメラ回せ!」とスタッフに言って泣き顔を撮影したんですよ。本当に極悪人ですよね(笑)/軽部:絶対、天国には行けないような気がしますね…(笑)。/岩井:行けないと思いますよ(笑)。/軽部:そして「リリイ・シュシュ」を演じたSalyuさんは、いまや有名な歌手になりました。そういう意味で、本当にこの映画が育てた才能は多いです。/岩井:才能の原石たちと巡り合うことができて、本当に幸運でしたね。/軽部:監督にとって、『リリイ・シュシュのすべて』はどんな作品ですか?/岩井:1人で作れるレベルではなかったな、ということを一番感じます。たくさんの人が参加してくれて「リリイ・シュシュ」というアーティストを作り上げてくれたし、そこからインスパイアされて僕も物語を作れている、という循環が生まれていました。俳優たちもほとんどアマチュアな子たちでしたけど、彼らが持っているパワーとかポテンシャルが僕に返ってきて、それにまた僕がレスポンスする、という感じでしたね。』


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※マジやべえ透明感に満ち溢れた市原くん。俳優業を続けてくうちに、ちょっ

といびつな成長を果たしちゃいますが・・・それはそれで、ザ・個性的!www


◎撮影監督の篠田昇さんのお墓参りに行った話を、市原隼人がブログで書いてた!

HI LIFE R.I.P ~Shinoda~

『映画デビュー作【リリイ・シュシュのすべて】のカメラマン。“撮影・篠田さん”の墓参りへ行って参りました。この作品が無ければ役者の今は無いだろう。約15年前。

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何も分からない自分を温かく迎えてくれ、大きな器で色々な事を受け止めてくれた。誰もが慕う豪快に笑う姿、少年の様に真剣に現場に夢中になる姿、温かく厳しい背中。13才の頃の初めての映画で主演。長期にわたる撮影現場の中、現場に慣れていない自分を楽しませようと時にはラジコンをプレゼントしてくれたり、勇気づけてくれたり、カメラの奥でもカメラがなくても何時も守ってくれました。本音をいうと、出来る事なら成長した姿を撮って貰いたかった。何年か経ち、ようやく【映画】の素晴らしさを学べていた事に気づき、デビュー作で偉大な方々と現場にいた事を心から実感した。

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“いつまでも俺の原点”それを忘れずにこれからも現場と向き合いたい。もっと話したかった。もっと色々な事を学びたかった。初心を忘れず、あの頃の現場の熱を忘れず。未熟者ですが、篠田さんに土産話を持って来れる様に精進致します。天国から見てて下さい。』

※泣かっしょる!(ノ_<。) 。



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※若き日の勝地涼も出ていた。てか「プレステ2」発売の時期かー。

懐かしいなあーおい・・・(*´ω`*)

あ、あと、大金をカツアゲされて「印税が・・」と間抜けな声を出す

デブの役で樋口真嗣さんが出演してた。キャプチャーし損なった!!

失敗失敗・・・


☆ネタバレありの「カスタマーレビュー」を抜粋

Amazon.co.jp リリイ・シュシュのすべて 通常版 -DVD-

『5つ星のうち 5.0 「他に類のない映画。間違いなく傑作。【ネタバレあり】」 /投稿者 jailbreaker226 /投稿日 2015/11/30 /形式 DVD ・・・見終わってゾワッとする映画である。P・ハギス作品のような緻密な取材とロジックで組み立てられた映画もいいが、本作のような感性ベースの映画もいい。この作品はその方面で振り切っている。/描かれているのはリアルな中高生の世界。心の傷や痛み、 愛憎のコントロールできなさから生じる感情の揺らぎが、万引きやいじめ、部活やクラスメイトの関係性などあらゆる場面にリアルに反映している。それを癒す救いとして設定されているのが、リリィ・シュシュの音楽なのだろう。/蓮見(フィリア) と星野(青猫)、久野、津田、の4人がメインの構造になっている。蓮見と星野はチャット上でリリィ・シュシュを通じて繋がっており、久野は星野にリリィ・シュシュを紹介した人間として、津田は蓮見がリリィ・シュシュを紹介した人間として、全員がリリィ・シュシュで結びついている。作品の転換点は、中盤に出てくる沖縄旅行である。この前後に星野の実家が倒産したものと思われる。自身がここで溺れかけ死にかけた経験と、直後の探検家の男の死を見て、死生観が変わったように描かれている。星野はこれ以降、蓮見を友人ではなくパシリとして使い、手下に久野をレイプさせ、津田に援交させて自殺に追い込む。星野は結局蓮見に刺されて殺されるわけだが、蓮見が星野を刺した動機は、チャット上でもっとも通じ合える仲間と思っていた「青猫」に裏切られたことだろう。直前のチャットの「きっとあなたと同じ痛みの中にいるから」という青猫の言葉が、間接的な引き金になっている。最も通じ合えると感じていた「青猫」が、実際は他人を傷つけて久野の強姦や津田の自殺を主導した星野であったことで、蓮見はリリィ・シュシュが汚されたと感じたのではないか。そして強い愛情と信頼感が絶望を通じて憎しみに転化する。

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しかしここで重要なのは、蓮見が星野を殺した事実ではない。この物語が真に悲劇的なのは、『同じ痛みの中にいる』はずの二人が、ふとしたキッカケや家庭環境から、被害者と加害者になるというところである。リリィ・シュシュを聴いて魂の救済を求めているはずの二人が、そしてネット上では通じ合えたはずの二人が、同じ痛みを抱えながら、現実には殺し殺される悲劇的な結末を迎える。なぜこうなってしまったのか。その虚しさが作品の一番強い印象だった。(中略)演出面も興味深かった。チャットの文字が随時挟まれたり、時系列の組み替え、沖縄旅行の手持ちカメラ、夜間の犯罪場面では赤外線カメラ、また久野のレイプ場面と津田が告白される場面が交互に重なっている演出も、確実に効果を上げていた。/ヨーロッパの映画だと、感性ベースであっても堅固な哲学的ロジックの裏付けがある印象を受けることも多いが、この作品は、より感性方向に振れているという印象だ。非常に緻密に構成されているが、背後に思想的なロジックの存在をあまり感じない。国民性の差なのだろうか。しかしこれはこれで間違いなく傑作だと思う。今まで見たことのないような映画を見られて、満足感は非常に高かった。』


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アメリカ版DVD 『All About Lily Chou-Chou』のパッケージが斬新だった!


Yahooジオシティーズ 「リリイ・シュシュのすべて」に関するグッズ

『★映画の中で出てきたグッズ:一番多い質問は、「雄一のCDウォークマンとヘッドフォンのメーカーと型番は?」というものでしたが、ひとまず、どちらもソニー製です。CDウォークマンのほうは、D-E660かE666のどちらか、というところまで判明しているそうですが、それ以上は分かりません。ヘッドフォンはソニー製ということ以外は分かっていませんが、CDウォークマンに付属のものではありません。1999年~2000年ごろにかけて現行機種だったものと思われます。/西表島には実際に「マリン海遊」という業者がありますが、映画のようなコンパニオン付のツアーはないそうです。/劇中で出てくるピアノは3台あります。(合唱練習シーン、体育館シーン、ブラスバンド練習シーン)いずれも、ロケ現場の備品です。サウンドトラック(及び、劇中のピアノ曲)の演奏は全く別に録音されていますので、合唱シーンのチューニング音以外は、これらのピアノの音は使用されていない可能性が高いです。(ひょっとすると、猫ふんじゃったはロケ現場のものを使ったかもしれません)ブラスバンド練習音もロケ時のものかどうかはっきり分かりません。指使いが読める人は、該当カットの指と音の動きに違いがないかどうか確認していただけるとありがたいです。

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/津田詩織の携帯電話、及びストラップは、役者である蒼井優の私物です。メーカー及び型番ははっきりとは判明していませんが、東芝製でJフォンのものが形的には一番近いようです。』

※あのじゃらじゃらストラップ付けた携帯は本人のものかw 納得!





「ヒロシの、今日のネガティブ」& 松下幸之助 一日一話

(詳細は、7月1日の日記を参照のこと!)


☆さ~~て、本日7月7日(金)の、「ネガティブ日めくり」はァ~?


『「最近テレビに出てませんね~」・・・昨日出てたよ。』


【「最近テレビで見ないね~」と挨拶みたいに言われます。まったく出てないのならわかりますが、出た翌日でも言われます。すべてのテレビ番組をチェックしているとでもいうのでしょうか?しょせん人の意見なんてそんなものです。みんな自分のことしか考えていないのです。気にしないで生きていきましょう。】


☆関連書籍、ニュース、名言など!


デイリー新潮 あの一発屋芸人は今!? 自らも一発屋芸人の髭男爵・山田ルイ53世がルポ

『毎年のように現れては消える、「一発屋芸人」。あの芸人たちは、今、何をしているのだろうか?そんな一発屋たちの過去と現在を、なんと「一発屋」を自称する芸人、髭男爵山田ルイ53世さんが取材、ルポする連載が始まった。山田さんが向かった先は、2005年に「フォー!!」で大ブレイクしたレイザーラモンHGさんだ。/2016年、某月。新宿駅に隣接する劇場「ルミネtheよしもと」の楽屋で、僕は或る男を待っていた。彼にインタビューをするのが、その日の僕の仕事である。或る“男”と書くのは、正確ではない。僕の待ち人は、或る“ハードゲイ”……レイザーラモンHG、その人である。「ヒロシです……」「残念!」「やっちまったなー!」一時期、世間を賑わせたものの、その後テレビの露出が激減し、世間からは“消えた”と揶揄される芸人達。世間では、等しくこう呼ばれている。一発屋芸人、と。

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僕もHGも、ご多分に漏れず。一発屋一発屋にインタビュー。耳を澄ませば、「ピチャピチャピチャ……」と水分多めの音が聞こえてきそうだが、この連載の目的は、勿論傷の舐め合いなどではない。そもそも、我々の負った傷は、唾液程度で癒える軽傷でもない。一発屋は、本当に消えてしまったのだろうか。否である。彼らは今この瞬間も、もがき、苦しみ、精一杯足掻きながら、生き続けている。勿論、僕とて例外ではない。この連載は、自らも一発屋である筆者の目を通して、彼らの生き様を描いていく試みだ。一発屋の、一発屋による、一発屋に捧げる本連載が、悩み苦しむ芸人達のゲティスバーグ演説となれば幸いである。遡ること1年半ほど前。都内のレストランで、とある会合が開かれた。テツandトモ、小島よしお、コウメ太夫、ゆってぃ……それぞれ時代を代表する一発屋、総勢15人が集結。会場となった代官山のお洒落な店には少々似つかわしくない顔ぶれだが、なかなか壮観である。一口に一発屋と言っても、その瞬間最大風速、ブレイク度合いには正直な所、差がある。1回売れた当時の最高到達点や期間は、年々低く、短くなる傾向にあり、一発屋は小粒化しているのが現状である。最近では、数か月と持たず、その“一発”を終えるものも少なくない。数々の話題の中で、最高の盛り上がりを見せたのが、「一体、自分は○発屋なのか」という検証トーク。例えば、ダンディ坂野。2003年に「ゲッツ!」で一世を風靡した彼を丁度1発とすると、我々髭男爵は、せいぜい0・8発だ……といった具合。小島よしおの場合は、1・5発、あるいは2発。何しろ、郵便切手の図案になるほど売れた男である。もはや、偉人レベル……桁が違う。「○○は1・2発はあるんじゃない?」「ちょっと待って……そうなると、△△は0・2発くらい?」「いや、0・2発ってそれブレイクしてないでしょ!?」世間的には一切興味のない話題だろうが、今宵の面子なら否応なしに盛り上る。皆の議論に耳を傾けながら、僕は一人、あらぬ都市伝説を妄想し、背筋を凍らせていた。「数字を全て足したら、“8・6”になるんじゃ……」/僕の脳内で、「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!」と、何者かが制止してくれなければ、実際に足し算を始めていたところである。我々、髭男爵の持ちギャグ「ルネッサーンス!」による乾杯の発声に始まり、“Mr.一発屋”の「ゲッツ!」の唱和で締められたこの集まりは、一発屋会と名付けられた。

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一発屋を束ねるHG:2015年春の一発屋会、そしてその夏には、総勢24組の芸人が参加した“一発屋総選挙”なるイベントまで開かれた。事務所の垣根を越えた一連のムーブメント……と言うにはやや小規模な感は否めないが、小島よしおやムーディ勝山といった面々と共に発起人に名を連ね、その腰振り役……もとい、旗振り役を務めた人物こそ、レイザーラモンHGである。話を冒頭の、「ルミネtheよしもと」の楽屋に戻そう。出番を終え、姿を現したHGの顔には、トレードマークのサングラスは見当たらない。素顔で、紺のスーツ姿。ハードゲイの面影は欠片もないが、決して変身前というわけではない。これが彼の最新の戦闘服である(彼の現在の芸風については後述する)。僕はかねてよりHGに尋ねてみたいことがあった。一発屋という境遇こそ同じだが、あくまで芸能界で競い合う、ライバル同士。下手をすれば、敵に塩を送ることになる。事実、前出の一発屋総選挙において、初代一発屋王者の栄冠に輝いた髭男爵は、少々注目もされ、若干仕事も増えた。一方、イベント開催に奔走したHGはと言えば……24組中20位。流した汗の対価としては、少なすぎる報酬である。全く“おいしく”ない。何故、彼は一発屋を集めた活動を始めようと思ったのだろうか。舞台後の上気した顔でHGは語り始めた。

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一発屋会の“添え木”:「一発屋と呼ばれる人間は、“キャラ芸人”が多い。キャラに入り込むタイプの人間は、社交が苦手で、孤立する人が実は結構いる。だから、『一緒にやろうや』と」続けて、「僕達は、経験してきたものをこれからの一発屋に伝える役目がある。「ブレイクしたらこんなことが起こりますよ……だから気を付けましょう!」と、毎年誕生する一発屋の子達に対処法や、受け皿を提供したい。そんな組合的なスタンスでやらしてもらってる」/終始穏やかな語り口は、もはや芸人のものではない。断酒会か何かのリーダー、あるいは、NPO代表のそれである。実際、一発屋会は悩み多き芸人達の、心のセーフティネットとしても機能しているので、当たらずとも遠からず。僕が常日頃から彼を、「一発屋界の添え木」と呼んでいる所以である。落ち目となり、傷付き、心がポキポキと複雑骨折状態の一発屋。放置すれば、歪な形で固まってしまう。そこに添えられるのは、HGの男木、もとい、男気という名の一振りの枝なのである。「僕達って、飽きたとか、面白くなくなったとか言われるけど、その言い方は合ってないと思う。やってることはずっと面白い。ただ、皆が“知り過ぎてしまった”だけ。そもそも、面白いものを提供したからこそブレイクしたんやから!」/彼の発信するポジティブなこれらの言葉は、一発屋のあり方を変えたといっても過言ではない。それまでの一発屋は、ただただ惨めで可哀そうな存在だった。彼ら自身が口にするコメントも、メディアの取り上げ方も、自虐一辺倒な時代が長く続いた。しかし、最近では、「しぶとく生き残っている人達」「久しぶりに見たら面白いネタ特集」等々、一発屋に対するメディアの切り口、光の当て方も変わりつつある。売れっ子当時の最高月収を発表するだけではない、“生きた”一発屋の姿が、お茶の間に届く機会が増えた。HG以前とHG以後で一発屋芸人の世界は、只の化石博物館から“ジュラシックパーク”へと変貌を遂げたのである。』

髭男爵山田ルイ53世さんはその卓越した言葉のセンスで、コメンテイター、

評論家として再ブレイクしていくんじゃなかろうか。並み居る一発屋を踏み台

にして・・・w


●豪華なお笑い芸人集結 「一発屋会」開催!



☆本日の、『松下幸之助 一日一話』

松下語録


“社長はお茶くみ業”


「戦後、世間一般の風潮として、社長の言うことだからといって、それがスッと聞かれるというわけにはいかなくなった。だから形の上では命令することがあっても、実質はお願いするという気持を心の内に持たなくては、社長の職責がつとまらなくなったわけである。そういう心持になったなら、社員の人が仕事をしてくれれば「いやどうもありがとう、ほんとうにごくろうさま、まあお茶でも一杯」ということにもなる。そういうことから、以前私は、社長は“お茶くみ業”だと考え、人にも話したことがある。もちろん実際にお茶くみをするわけではないが、そういう心持になることが大切ではないかということである。」


細かすぎて伝わらない関連動画など


●~くまモン営業部長へ初めてお茶汲みしに行きました

中野編~熊本県営業部長補佐のお茶汲みからはじめさせて頂きます


※そう、くまモンは速いのだ。赤い彗星のシャアならぬ、黒い弾丸のくまモン

通常の5倍くらいのスピードで移動するので、写真を撮るのも一苦労だぞっ!!w


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●幻の江戸からくり 茶運び人形



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※『攻殻機動隊』では恐ろしい殺人兵器と化してましたっけーーーコワイコワイ。


ジョニーAのつぶやき:「お茶汲み」で検索したら「お茶汲みガールズ」ばっかり出てくるんだが、あえて外してみたw