中川翔子のポップカルチャー・ラボ 第1回 手塚眞

honto 中川翔子のポップカルチャー・ラボ 第1回 手塚眞

『オリンピックイヤーとなる2020年。来たるべきその日に向け、女優・タレント・歌手の中川翔子が改めてマンガと対峙。日本が誇れるポップカルチャーの象徴について、多彩なゲストとともにトークを繰り広げる新企画。記念すべき第1回は、マンガの生みの親でもある手筭治虫の長男、手塚眞さん。10代の頃から映像作家としての才能を遺憾なく発揮し、現在は映画監督をする一方、手塚作品の「監修者」としても浦沢直樹PLUTO』や『アトム ザ・ビギニング』など、数々の作品を手がけてきた。実は、中川の亡き父・中川勝彦とは学生時代の友人であり、自身の映像作品に出演してもらったこともあるという眞さん。しかも、今年上演された妄想歌謡劇「上を下へのジレッタ」に、今度は中川本人がヒロイン役として出演するなど、不思議な繋がりが今も続いている。今回は、そんな2人に手筭治虫作品の魅力について、たっぷりと語ってもらった。

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一般的に手塚のマンガというと、ヒューマンだとか、心洗われるとか多いのだけど、怖いストーリーもあれば、すごく皮肉な話や痛切な話もたくさんあるんですよね。

中川翔子(以下、中川):眞さまとの出会いは不思議なものでしたよね。5年前、ニコニコ動画さんの企画で、「魔法少女まどか☆マギカ」の実写版を制作するという話があって。眞さまが監督で、私がまどか役っていう。場所は日光江戸村だったじゃないですか。なんでそんなことになったんだろうとビックリしました。/手塚眞(以下、手塚):「魔法少女まどか☆マギカ」をもとにした「マギカ☆調べ」という落語があって、その実写化っていう変わった企画でしたね。ニッポン放送のアナウンサーの吉田尚記さんという人が、そういうオタク落語をやっていて(笑)。/中川:それで初めてお会いしたのですが、驚いたことに、私の父(中川勝彦)が生前、眞さまに大変お世話になっていたことをお聞きして。/手塚:お世話というか学生の頃の友達で、僕の作った映画にも彼は出てくれているから、親子で出演してもらったことになる(笑)。/中川:時を超え、二世代にわたってお世話になりましたという。/手塚:そして、今度は私の父の作品「上を下へのジレッタ」(妄想歌謡劇「上を下へのジレッタ」)に、しょこたんが出てくれて、なんだか家族でつながってグルグル回っている感じ(笑)。/中川:ヒロインの小百合チエ役をやらせていただいて。今年はもうずっと、寝ても覚めてもジレッタの世界にいたので、公演終了後は“ジレッタロス”みたいになってしまって……。まだふわふわしているんです。だから、ここ(手筭プロダクション)に来られて、手塚ワールドを浴びられて幸せです。/手塚:僕は初日だけ顔を出したのですが、ずっと満員御礼だったとか。/中川:はい。もう毎回満席で、立ち見席までぎっしり埋まっていました。『上を下へのジレッタ』は、自分の妄想世界(ジレッタ)を、他人に伝達する能力を持つ人物が出てくるのですが、VRやCGがものすごいスピードで発達しているこの時代に読み直してみると、ものすごく風刺が効いているんですよね。この作品の中で起こっていることは、今の社会でも起こりうることで。これが40年以上も前に描かれていたのかと思うと、本当に驚きです。当時の想像力で言ったら、脳みその頭蓋骨のさらに外側まで突き抜けていますよね。/手塚:(笑)確かに、行き過ぎていたように思いますね。/中川:手筭治虫先生は、マンガやアニメをこの世に定着させたパイオニアであるばかりか、発想自体がぶっ飛んでいたという……。舞台で演出を担当した倉持裕さんと、手塚先生の作品について稽古中も盛り上がって。すごく幸せでした。

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『上を下へのジレッタ』の舞台では、手塚作品と音楽の相性の良さに驚きました。

中川:今回の舞台でも、手塚作品と音楽の相性の良さに驚きました。ほかに、舞台で観たい手塚作品ってありますか?/手塚:「アドルフに告ぐ」は舞台にしてほしいですね。昔から映画化したいという話が、海外からも、それこそドイツからも来ましたが、やはり壮大すぎるというのと、ヒトラーも登場するデリケートな内容で、なかなか実現しなかった。舞台だったらできるんじゃないかな。/中川:それは是非観てみたいです。/手塚:ちなみに今までの舞台で最も評判が良かったのが、「陽だまりの樹」という、手塚の先祖を主人公にした江戸時代の話でした。ドラマにもなったし、舞台も3ヴァージョンくらいあったかな。/中川:手塚先生の、お仕事中のエピソードで覚えていることってありますか?/手塚:すごく忙しい時は、何誌も掛け持ちで連載をしているんですよ。そうすると、何本か並行して進めないといけないんですね。昔は今みたいにデジタルの技術がないから、絵は、ギリギリまで待ってもそのまま印刷まで持っていけるんだけど、セリフの部分は写植文字を先に打たなきゃいけなくて。つまり、お話と台詞だけ先に作るんです。例えば、机の上では「三つ目がとおる」の原稿を描きながら、電話口で編集者に「ブラック・ジャック」のセリフを伝えていたり。/中川:何それ!!/手塚:人間とは思えないですよね(笑)。普通の人ならできないと思います。本当に、一生懸命描いているという感じでした。原稿に、ものすごく顔を近づけて描いているんですよ。傍目には、机に突っ伏しているように見えるくらいグググッと近づいて。/中川:え~肩を揉んで差し上げたい……。/手塚:(笑)おそらく、子供の頃からの癖だと思うんですよ、その姿勢は。だから、仕事場の机を少し高くしてありました。脚の下に何かを噛ませて上にあげて、なるべく顔に近いところに原稿が来るよう工夫してあった。で、昔の原稿はペン先に墨汁をつけて描くんですけど、ペン軸の先が顔に当たるのが煩わしいからってちょん切って。ペン軸を短くして顔のそばに持って来て描いていました(笑)。/中川:自分のスタイルに合わせていたんですね。ということは、描くのもすごく速かったのですか?/手塚:速かったですね。「落書きでもしているんじゃないか?」と思うくらいパパパッと描いていました。/中川:苦手なことってあったのかな。/手塚:意外なことに、メカ音痴だったんですよ。/中川:え! 意外すぎる(笑)。/手塚:僕も若干、その傾向があるんですけど。昔、ワープロのコマーシャルに本人が出演して、ワープロをもらえるって言われたとき、「要らない」ってもらわなかったの。「僕は絵を描く職業だから」って。でも実は、持っていても使えなかったからじゃないかと(笑)。ビデオの留守録も自分で出来ないから、私の母にやってもらうなどしていました。

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今の若い人たちと、昔の手塚作品を結びつける際、何が必要なのかを見極めるのが監修の立場です。

中川:眞さまの、監修のお仕事というのはどんなものなのですか?/手塚:ただ「手塚ワールド」を忠実に守り続けるのではなく、例えば今の若い人たちと、昔の手塚作品を結びつける際、何が必要なのかを見極めるのが監修の立場です。例えば、浦沢直樹さんの「PLUTO」ですが、浦沢さんは当初、手塚作品へのリスペクトがものすごく強くて、「できる限り、手塚先生の絵を再現します」と言ってきてくれました。「アトムも僕はすごく上手く描けるんです」って。確かにまるで手筭治虫のようなアトムが描けるんですけど、それをやってしまうとただの「マネ」になってしまうので、それはやめてくださいとお願いしました。浦沢さんのタッチで描いてくださいって、こちらから頼んだんです。しかも、「せっかく描くのだから、あなたの最高傑作にしてください」とお願いして、ハードルを上げてしまいました(笑)。/中川:うわああ! 凄まじいプレッシャー(笑)/手塚:普通、著作権者って、守るだけの立場なんですね。イメージを悪くしないよう、「ここを変えちゃいけない」とか「ここはこのとおりにしてくれ」とか。でも、僕自身が表現者なので、僕が入るときは、守るだけじゃなく攻める方に回りたい。NHKでも放映していた「アトム ザ・ビギニング」は、最初の企画段階から僕も関わっています。「今、アトムをリメイクするなら、どういう方法があるか」というアイデアを、いろんなクリエイターからたくさん出してもらって。そこで出てきたのが“ビギニング”というフレーズでした。映画「バットマン ビギンズ」のように、アトムが誕生する前日譚を描いたら面白いんじゃないかと。若きお茶の水博士や天馬博士が出てくるような。/中川:すごい!私たちが見たい手塚ワールドを掘り出して、それを全く新しい視点で生み出すわけですよね。/手塚:ただ最終的には、やっぱり手塚の原作を読んでもらいたいですね。今、話題になっている『AIの遺電子』というマンガは、まるでブラック・ジャックのようなロボット医師が出てきます。AIの研究をしている人は、「あのマンガの設定は本当によくできている。素晴らしい」ってみんなが言うんです。ただ、その世界は、実は手筭治虫が、何十年も前に全部描いている。きっと当時はみんなそのすごさがわからなかったんでしょうね。「AIの遺電子」のようなマンガが今になって出てきて、それで逆に手筭治虫のすごさに改めて気づかされるというか。/中川:本当にそうですね。/手塚:でも、しょこたんも結局はお父さんと同じ仕事になっちゃったね。役者もやって、歌もやって。/中川:そうなんです。もともとマンガや絵を描くのが好きな引きこもりで、人前に出ることなんて考えられなかったんですけど……。父も猫が好きで、絵を描いたり歌を歌ったりしていたらしく。今年、ついに父が亡くなった時と同い年になったんですけど、未だに「お父さんと一緒に仕事をしたことがあるんですよ」って言っていただくことも多いんですよね。目に見えないけど、一緒に歩いているような不思議な気持ちです。

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/手塚:来年は、お父さんの年齢を追い越してしまいますね。/中川:そうなんです。いつかの未来が今なのだなと思うと、この今の瞬間に、父が大変お世話になっていた眞さまの、お父様の作品でヒロインをやれているというのは、何か未来に対して特別な思いがあった自分にとっては、過去と未来がガシッと繋がったような感覚でした。「上を下へのジレッタ」への出演が決まり、手塚作品をいろいろと読みあさっていく中で、大人になってからの方が意味がわかったり、面白くなったりするシーンがたくさん潜んであったのも気づいて。もう、生きることがどんどん面白くなっていく感じがします。/手塚:しょこたんが、お父さんの亡くなった年齢になったというのが、今日最も心動かされた話でした(笑)。感慨深いですね。しょこたんはたくさんの漫画やアニメを、今の目線で見て、面白いものを分かっている。そんなしょこたんが手塚作品を評価してくれているのがすごく嬉しくて、ありがたいなって思っています。/中川:恐縮でございます!! でも今日、こうやって眞さまとお話がゆっくりできて嬉しいです。父がくれたプレゼントなのかな、会わせたい人に会わせてくれたのかなって思っています。これからまた、眞さまとご一緒できる未来がありますように。今日はありがとうございました!』


☆ブログでもしっかり紹介していたっ!

しょこたん ぶろぐ 新連載スタート!

『マンガを愛するゲストとともに繰り広げる文科系トークセッション「中川翔子ポップカルチャー・ラボ」。第一回目はマンガの生みの親でもある手塚治虫さんの長男、手塚眞さんをお迎えしました!舞台「上を下へのジレッタ」についてや、好きな手塚さんの作品についてなど、内容の濃い対談となりました。是非ご覧ください♪ / 連載企画になりますので、今後の配信もお楽しみに!』


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※2回目以降もしっかりチェックするゾッ!ていうか、これシリーズ化ケッテイ!


深海コーナー

中川翔子、深海生物への“愛”熱弁 書き下ろしイラストも披露 特別展「深海2017」取材会1


・タレントの中川翔子さんが7月17日、東京・上野の国立科学博物館で開催中の特別展「深海2017」の取材会に出席。中川さんは特別展の音声ナビゲーターを務めており、取材会では中川さんが書き下ろした深海生物のイラストも披露された。


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※現在のしょこたんのダーリンは、このリュウグウノツカイ様のようで・・・。


☆始球式の話題~~

スポーツ報知 中川翔子、始球式ノーバン失敗「モンスターボールだったら投げられたかな」

『タレントの中川翔子(32)が11日、巨人―ヤクルト戦(東京D)で始球式を行った。15日から全国で公開される映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」にゲスト声優で出演し、ポケモンウィークと題された試合を盛り上げるため登場した。映画のタイトルが書かれた黄色いTシャツの左肩にピカチュウを乗せ、モンスターボールを持った姿に球場からは歓声が起こった。全身を使って投げたボールは、捕手の大きく手前で落ち、ノーバンならず。「脇腹が痛くなるまでめちゃくちゃ練習してきたので悔しかった。モンスターボールだったら投げられたかな」と照れ笑いを見せた。』


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※うしろにボヤけて並ぶピカチュウまがいが怖ス・・・


☆パチンコ実践動画

●CR中川翔子 ~アニソンは世界をつなぐ~ あなたはどのアニソン世代!?パチンコ新台実践『初打ち!』〜直営店でアニソンRUSH!



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※アニアカリスナーは勝ち易かったりしないだろうかァーーー?

それにしてもなんかかなりうるさそうな台やナ~w


◎なんか新旧取り混ぜて、しょこたん画像放出大会~~~~♪


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※「にょほほほほぉ~~ぅ!」岩田鉄五郎のような声が聞こえそうw


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※チョコ風呂入浴。これいつの画像だ?(不明)


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※メポといっしょ♪


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※それでは、この辺で終わりマミタス




「ヒロシの、今日のネガティブ」& 松下幸之助 一日一話

(詳細は、7月1日の日記を参照のこと!)


☆さ~~て、本日7月25日(火)の、「ネガティブ日めくり」はァ~?


『世の中に無駄なことなんてひとつもない・・・ずいぶんあるよ。』


【「過去の苦しんだ経験はのちに活きてくる」なんていいますが、苦労したから幸せになれるとは限りません。できれば楽して成功するのが一番です。成功者は無駄な苦労を省き、金儲けしている人が大半です。僕は3年間、低賃金でホストクラブで働かされた経験がありますが、なんのためにもならない無駄な時間でした。無駄なことは無駄!だまされないように!】


☆関連書籍、ニュース、名言など!


WOMAN ONLINE 「人生は無駄だらけ」と割り切るとやりたいことが見える 2016年8月19日

『人生の先輩たちはよく、「人生に無駄なことなんか一つもない」と言います。私はこの言葉は間違っていると思うのです。人生には無駄なことがたくさんあるという意味ではありません。「人生に無駄なことなんか一つもない」と実感した経験がなければ、いくら人からそう教えられても、絶対に理解できないと考えています。つまり、「人生に無駄なことなんか一つもなかった」と過去形で表現するのが正しいという意味です。

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  自分自身の実感を伴って、過去形で語れるようになるまでは、人生のいろいろなことが無駄に思えるものです。特に大きなビジョンを掲げて、いざ自分が何をやるかと言えば、膨大な書類を作るようにとか、とにかく外回りをしてくるようになど日々上司から命じられていると、ことごとく無駄だと感じても仕方ありません。腹をくくって、人生はどうせ無駄だらけだと割り切り、文句を言っている暇があるならさっさとやりたいことを見つけてそれをやろう、やりたいことが見つからないんだったらとりあえず与えられたことをやってみよう、とアドバイスしたい。/いろいろなケースがありますが、上司が社会の側に立って、社会に役立つこと、社会の共感を得られることを考えた上で仕事を命じている場合もあります。もしそうではない、上司が間違っているとあなたが思うなら、「自分はこうやりたい。なぜなら、それが社会に対していいことだと思うから」と、意見を伝えてみるとよいでしょう。』


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PHP研究所 書籍 会議の9割はムダ

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『◎著者 末松千尋著 《京都大学大学院マネジメントスクール/経済学研究科教授》/◎主な著作 「京様式経営」(日本経済新聞社) /税込価格 1,620円(本体価格1,500円) /◎内容 日本のホワイトカラーの労働効率は無駄だらけ? 会議一つで企業業績が大きく変わる! 生産効率を劇的にあげるヒントが満載の一冊。/◎解説・・・御社の会議で次のようなものはないだろうか。「言いっぱなし、決めっぱなしで何もしない」「開始時間になっても来ない人がいる」「資料作成に驚くほど時間がかかる、または生データのみの資料配布」「説教の場となっている」……。日本の製造業の改善は進んでいるが、ホワイトカラーの労働生産性が進んでいない大きな理由の一つが会議のやり方にある。/生産性を高め、時短にも直結し、当然企業業績にも繋がってくるグローバルなマネジメントを、マッキンゼーそして京都大学で実践してきた著者が紹介する。経営トップ、部門責任者必読の書である。』


☆本日の、『松下幸之助 一日一話』

松下語録


“三回ダメを押す”


「新しい仕事をするときはよほど注意をしなければいけない。その仕事を進めていくとき、上長の人に承諾を得ても、実行するに当たっては、三回ダメを押したい。一度だけ「よろしいか」、「ああよかろう」と承認されても、それで事足れりとしてはいけない。そして後でうまくいかなかったときに、「あのときに上長のあなたが承諾したからやったのだ」というようなことを言うのは、言う方が間違っていると考えるべきだと思う。/一度はんを押してもらったからもうそれで事足れりというような考えでは、真に過ちのない、生きた仕事はできるものではないと思うのである。」


細かすぎて伝わらない関連動画など


☆内容から考えて、松下さんの仰りたいのは、「ダメを押す」じゃなく、

「念を押す」だろうと思われ、、、「念押し」で検索してみた!


桂枝雀 まんじゅうこわい


※何度も「本当に怖いものはないのか?」と念を押した挙句に

「実は・・・」と告白するから信憑性が出るのだろう。


●最後の念押し、と言えば「ファイナル・アンサー!」・・・という訳で

 陣内智則の、「クイズミリオンネア!」




※「ファインディング・ニモ~?」とか思わずワロタわーww


ジョニーAのつぶやき:世間でバッシングされたタレントさんは、みんな「ヒロシ同盟」に入って、自分を卑下する芸風で統一するという案はどうか?「ヒロシです・・・」「ベッキーです・・・」「小出恵介です・・・」