『光』河荑直美監督作品

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eiga.com 作品情報 『光』

■解説:「萌の朱雀」の河瀬直美監督が「あん」に続いて永瀬正敏とタッグを組み、「ユダ」の水崎綾女をヒロインに迎えて描いたラブストーリー。人生に迷いながら生きてきた女性が、視力を失いゆく天才カメラマンとの出会いを通して変化していく様子を描く。視覚障がい者のための「映画の音声ガイド」の制作に従事している美佐子は、弱視のカメラマン・雅哉と出会う。雅哉の無愛想な態度に反感を覚える美佐子だったが、彼が撮影した夕日の写真に感動し、いつかその場所に連れて行って欲しいと思うようになる。そして、視力を失っていく雅哉の葛藤を間近で見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わりはじめる。共演に「日本のいちばん長い日」の神野三鈴、「るろうに剣心」シリーズの小市慢太郎、「龍三と七人の子分たち」の藤竜也

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■スタッフ:/監督 河瀬直美 /脚本 河瀬直美 /製作統括 木下直哉 /プロデューサー 澤田正道 武部由実子 /撮影 百々新  /照明 太田康裕 /録音 ロマン・ディムニ /美術 塩川節子 /衣装 渡部祥子 /ヘアメイク 南辻光宏 /編集 ティナ・バスライン /プロデューサー 齋藤寛朗 /制作担当 越智喜明 /助監督 近藤有希

■キャスト:永瀬正敏(中森雅哉) 水崎綾女(尾崎美佐子) 神野三鈴(智子/時枝 ー劇中映画女優ー) 小市慢太郎(明俊) 早織 大塚千弘 大西信満 堀内正美 白川和子 藤竜也(北林/重三 ー劇中映画俳優ー)

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■作品データ:/製作年 2017年 /製作国 日本・フランス・ドイツ合作 /配給 キノフィルムズ /上映時間 102分 /映倫区分 G

オフィシャルサイト

※視覚障がい者に向けた「映画の音声ガイド」を作る現場、という空間が

まず素晴らしい!フィクションなんだけど限りなく現実に近いというか・・・

役者さんの自然体演技も相まって、ドキュメント映像を観ている感覚で最

後まで見入ってしまったことよー。


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※特にこの役者さん、エエわぁ~~。ほのぼの。


●河荑直美監督 映画『光』カンヌ国際映画祭コンペティション部門選出決定


・監督:河荑直美×主演:永瀬正敏 『あん』の黄金コンビが贈る、人生で多くの物を失っても、大切な誰かと一緒ならきっと前を向けると信じさせてくれるラブストーリー。


まんたんウェブ 注目映画紹介:「光」河瀬直美監督と永瀬正敏が再タッグ 人として大切なものを見つめ直す

『17日にフランスで開幕したカンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされている河瀬直美監督の最新作「光」が、27日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開される。前作「あん」(2015年)でタッグを組んだ永瀬正敏さんが弱視のカメラマンに扮(ふん)し、映画の音声ガイドを作成する水崎綾女さん演じる女性とのラブストーリーがつづられていく。主人公やヒロイン、2人を取り巻く人々の言動に何度も背筋が伸びた。

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  視覚障害者のためのバリアフリー映画の音声ガイドを作成する尾崎美佐子(水崎さん)は、モニター上映会で、視力を失いつつあるカメラマン中森雅哉(永瀬さん)から、言葉の過剰さを指摘される。雅哉の不愛想な態度に当初、腹を立てていた美佐子だったが、雅哉の撮った写真に心を動かされ、少しずつ彼との距離を縮めていく……というストーリー。ほかに神野三鈴さん、小市慢太郎さん、藤竜也さんらが出演している。劇中、わずかに見える隙間(すきま)にしがみつくように生きていた雅哉が、一瞬、見えなくなったと慌てる場面がある。必死に目を近づけ、そこに文字が見えた時についた深いため息から、光を失うことへの恐怖が伝わり、見えることのありがたみを改めて痛感した。

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  盲目の女性が美佐子に「どういう感覚を得てガイドを作りましたか」と問いかける場面では、視覚障害者の無限の想像力を、心底「すごい」と感じた。音声ガイドという特殊な仕事に焦点を当てた作品だが、障害があろうとなかろうと、人としての生き方を問われ、思いやりや共感といった、人として大切なものを見詰め直す機会を与えられた気がした。河瀬監督はこれまでカンヌで、「萌の朱雀」(1997年)がカメラ・ドール(新人監督賞)、「殯(もがり)の森」(2007年)がグランプリ(審査員特別大賞)に輝いた。28日の授賞式での受賞も期待大だ。(りんたいこ/フリーライター)』

※ただ個人的な感想を言わせてもらうと、本作に恋愛の要素はなくてもよかったん

じゃないかなぁー?と観終わった後でふと思った。別に主役二人の間の交流は、恋

愛に進展させる必然性はなかったように思える、、、。恋愛モノ苦手な人間の勝手

なボヤキです、すびばせんネェーーー。


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ウルトラセブン最終回かっ!と思ってしまったシルエット演出・・・。

「アンヌ、ぼくはウルトラセブンなんだ!」って急に言っても違和感ない?


eiga.com インタビュー 永瀬正敏が「光」で自身に課したもう一つのカセ

『「光」は弱視の元カメラマン、中森雅哉と、視覚障がい者向けのバリアフリー映画の音声ガイドを務めるヒロイン、美佐子(水崎綾女)の交流を描く。河瀬監督の初の本格的なラブストーリーというのがキャッチフレーズだ。

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永瀬は、脚本段階から参加。昨秋の奈良での撮影には2週間前から劇中に登場するアパートメントの一室で生活することから始めた。5人の視覚障がい者から話を聞き、雅哉という人物を自身の体に染み込ませていった。一般にはこれらの作業を「役作り」というが、「役作りではないんですよね」と永瀬は言う。「監督は“役を積む”と表現されます。演じるのではなく、雅哉自身になってほしい、というわけです。だから現場で、僕のことを永瀬さんと呼ぶ人は1人もいません。「雅哉さん」と。共演した俳優さんとも撮影以外でプライベートな話はしませんし、撮影当日も朝、お互い顔を合わせないように段取りされています。その日、顔を合わせるのは、もう本番の時なんですね」/河瀬監督が俳優に求めることは徹底している。準備期間を十分にもうけ、撮影中は全て役名で呼ぶ。映画の現場でおなじみの「よーいスタート」「カット」の掛け声もない。いつの間にか、カメラは回り始め、いつの間にか、終わるというスタイル。映画の物語の中に、俳優を溶け込ませ、ほぼ順撮りで行う。「こういう贅沢な現場は今の日本映画にはなかなかないので、有り難いです。そう、デビュー作の「ションベン・ライダー」(83)の現場と似ています。相米慎二監督は、何にも言ってくれない人で、(演技には)『バツ』としか言ってくれなかった。こっちは何にも知らないズブの素人なのに……」/その相米監督を師と仰ぐ。相米監督から「OK」と言ってもらいたい、その一心で俳優を続けてきた。「光」の現場には、「ションベン・ライダー」で共演した藤竜也の姿もあった。劇中映画の監督兼俳優として登場するのだ。「普段、監督はほかの役者さんと話をすることも許さないんですが、藤さんとの関係はよく分かっていらっしゃっていて、『話してきなさい』とおっしゃってくれたんです。本当に久しぶりだったのですが、特別な時間を過ごすことができました。それから、(美佐子の母役の)白川和子さんはドラマデビュー作のお母さん役。何も分からない僕に丁寧に教えて頂きました。今回はそういう特別な方と共演できたのは嬉しかったです」

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「光」は永瀬にとっては、原点に立ち返る作品だ。それだけに役への思いも強かった。自身も国内外で個展を開く写真家で、祖父も写真師。劇中には、キーアイテムとして登場する雅哉の写真集も自身が撮りためた膨大な数の写真から、「雅哉が撮っていてもおかしくないもの」を選んだ。「この写真集は普通、表紙と少し中身を作るのでしょうけど、一冊の写真集としてまとめました。写真が飾られた雅哉の部屋も美術さんと一緒になって、作っています」。/5人の視覚障がい者からは話を聞き、役に活かした。しかし、“役を積む”作業は、それだけでは終わっていなかった。カメラマンながら、視力を失ってしまう雅哉の苦悩を表現するために、撮影途中から食事を断ったのだ。クランクアップ時には体重が8キロ落ちていた。/これまで、ガンに侵されるカメラマンを演じた「毎日かあさん」、娘を殺された父親役だった「64」でも、大幅な減量を経験しているが、今回は体重を落とそうと思って、食べなかったわけではないという。「目のご病気の方、見えなくなった方、弱視の方…いろんな方々に協力していただきました。中には言いたくないこともたくさんあったと思うんですが、気持ちの隅々までさらけ出し、僕に預けていただいた。それを裏切ってなるものか、という気持ちがありました。と言っても、普段の僕は目が見えるわけで、なにか一個二個カセを作っておかないとダメだと思ったんです。それが何かまでは思いつかなくて、欲の一つである食欲を断とうと思ったんです。監督以外には、ほとんど言わなかったです」/しかし、そこまで追い込まなければ、いけないものなのか。何が永瀬をそうさせるのか。「理由は二つあると思います。一つは監督が届けたい世界に、少しでも力になれれば、ということです。もう一つはお客さんへの思い。せっかくお金を払って、劇場まで来ていただくわけですから。嘘はつきたくない。映画は残るものですから」。

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永瀬には、スクリーンに映る、もう一つの人生を見せたいという思いがある。3月31日、東映大泉撮影所内のホールでの初号試写のことだ。見終わった永瀬はひとり姿を消した。関係者が探す中、「もう少しだけ一人にしてください」と言って、近くで佇んでいた。たまたま、私はその時の永瀬の顔を見た。何か打ちのめされたような表情で、どう声をかけてよいのか、分からなかった。「終わった時はそうなんですけども、客観的に見られないんです。『ションベン・ライダー』もいまだにそうです。『光』でも、全てをそこに置いてきた、というくらいの気持ちがありました。普段、初号とか大きなスクリーンの試写会は行かないんです。DVDをもらって、こっそり。『光』は雅哉としてちゃんと生きないといけない、という現場でした。だから、自分の昔のアルバムでも紐解いてみたような感じがしたんです。遺作かなにかでも見ているような複雑な気持ち。映画で、もう一回視力を失う瞬間を見てしまって、その時の雅哉の気持ちに戻ってしまったんです。そのまま、すぐに奈良に行きたかった。…しばらく時間が必要だったんです。上映後、監督にもお礼の握手したんだけども、ちゃんと話すことができなかった。整理がつかなくて……。人にいろいろ言われても、返す言葉が見つからなかったんです」/試写は河瀬監督の隣の席で見ていた。「河瀬監督は映画を見て、号泣しているんです。自分が作った映画なのに……。それだけ、魂を込めたんだなと思いました」。映画をテーマの真正面に置いた「光」は、監督にとっても集大成と言えるだろう。その思いに応えた永瀬も、ベストアクトを見せている。カンヌ国際映画祭の最終日、主演男優賞の名前に、永瀬の名前が挙がれば、と期待している。』

※確かに長瀬さんの演技には真に迫るものがあり、特にどんどん視界がボヤけていく

主観のカットは恐怖そのものだった。。。絶望、不安、焦燥、混乱、いちいちその心

情がリアルに胸に迫ってくる。ベテランの年輪を感じるわ、うむ。デビュー作の、下

手糞な長瀬さんを久しぶりにもう一度鑑賞したくなったー (*´`ω´)/ナンデヤー!w


●6月3日 映画「光」舞台挨拶 河瀬直美監督 作品説明


※監督のこの解説、聴けて良かったー。あげてくれた方、サンキューでっす!


CINRA,NET 河瀬直美×永瀬正敏が『カンヌ』最高賞ノミネート作『光』を語る

『Q:カンヌのニュースは非常に嬉しいものだったと思いますが、いかがでしたか?/河瀬:本当に嬉しかったです。これまでにない手ごたえを感じました。今作は、技術スタッフたちのクオリティーの高さはもちろんのこと、俳優陣の、演じているというよりは、そこで「生きている」姿に、嘘がなかった。自分で言うのもなんですけど、すごい作品が誕生したんじゃないかと思っています。初号試写で「自分が出ている作品で泣いてしまったのは初めてだ」とおっしゃってくださった俳優が何人もいて。永瀬さんはそのあと会場から行方不明になるし……(笑)。/永瀬:すみません……(笑)。気持ちが言葉にできなくて、皆さんに話しかけていただいても、なんて答えていいかもわからなかったんです。そのまま一人で、今作の舞台である奈良に行きたいくらいだった。ともかく会場をあとにして、色々噛みしめる、噛み砕く時間が必要でした。/河瀬:その話を聞いて、人に影響を与えるような、映画の世界を生み出すことができたんだな、と感じました。映画の制作に関わっていない方たちに試写でご覧いただくようになってからも、「しばらく試写室の席から立ち上がれなかった」とか「思いが渦巻いて、次の予定を飛ばして家に帰ってきた」っていう反応もいただいて。/Q:それは感無量ですね。/河瀬:フランスでの配給も決まっているのですが、向こうのスタッフたちも「こんな奇跡みたいな映画に関われたことを嬉しく思う」とメッセージをくれました。人生を考えさせてくれる映画というのは理想ですが、映画に関わる人生を送っている人間から「奇跡」という言葉をいただけたことは、本当に嬉しかったです。

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/Q:カメラマンであり、カメラを「心臓」と言う雅哉から、失明によって写真が離れていく……。永瀬さんは、そんな雅哉の葛藤に満ちた人生をまさに「生きた」映画でした。/永瀬:河瀬監督の現場には「とにかく魂のすべてをお預けしよう」と思って向かうんです。撮影が終わったあとに何も残らず、自分が灰になってもいいとすら思う。そういう思いから、初号試写のあとに、誤解されるかもしれないと感じつつも「自分の遺作を観たような感覚を抱いた」とコメントを出したんです。/Q:そこまで思いが強いのですね。/永瀬:監督はよく「役を積む」とおっしゃいます。今回も、クランクインの2週間くらい前から奈良にある雅哉のアパートで暮らしていたんです。ただそれは、単にすべてお膳立てされた環境に前もって住む、ということではない。そこに住みながら、雅哉の世界であるこの部屋に、何が必要か、何が必要ないかということを考える時間なんです。その時点から、雅哉として生きていってほしいというメッセージ込みで、「場」を作っていただけるんですね。/Q:そういったやり方は他の現場ではあまりないと思うのですが、お話を伺っていると永瀬さんにはとても合っていそうですね。時間をかけて「永瀬正敏」から「雅哉」になっていくというか。/永瀬:いや、でも最初は正直、役として生きる時間を大事にするやり方に戸惑いはありました。「あん」のときも、樹木希林さんとの1カット目の撮影で、いつまで経っても「カット」の声がかからないので、困惑した樹木さんが他の誰にも分からないように、口をほとんど動かさず小声で僕に話しかけてきたんです。/Q:―樹木さんはなんとおっしゃっていたのですか?/永瀬:「これ、いつカットがかかるのかしら?」「まだ回っているのかしら」って(笑)。僕も演技は続けながら、同じように小声で「まだ回っているみたいですね」って返して……(笑)。/河瀬:フフフ……(笑)。

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(ナガセとカワセ。名コンビ!!)

/Q:今回の映画のために、実際に視覚障がい者の方々に取材したそうですね。/河瀬:はい。そのなかで、青年時代は田舎で天才的な絵描きとして期待されていたのに、東京に出てきたあとに失明してしまった、という人に出会いました。失明したときは、もう生きている意味はないんじゃないかと思ったとおっしゃっていて、本当に苦しんだそうです。でも、「もう見えないんだ、そのなかで生きていくんだ」と思い至った瞬間からは、見えない世界での新しい生をまっとうされていて。文章で表現をされたり、ジムでウェイトリフティングにハマって才能を発揮されたり。昔から鍛えていたのか聞いたら、力が強いことに最近気づいたとおっしゃっていました(笑)。/Q:新しい生きる道を見出されているんですね。/河瀬:そう。その方と喋っていると、こちらがすごく元気になります。何かを失ったあとでも、生というのは光と共にあると思いました。』


河瀬直美監督、映画「光」のカンヌ出品決まり「号泣」 映画「光」完成披露試写会



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●おしゃべりオジサン と怒れる女 2017年7月8日


※「なんでなん?」 関西弁が嬉しい~♪


◎余談だが、劇中、永瀬演じるカメラマン・中森雅哉が、元奥さんの結婚式の

招待状をゴミ箱に捨てているシーンが出てくるのだが、一瞬、リアルに永瀬さ

んは、キョンキョンが再婚して結婚式を挙げることになったら、出席するのか

な~?などと意識がストーリーから逸れてしまったwいや、そもそもキョン

ョンは結婚はせえへんかな~?( ´艸`) ブフフフフ。ゲセワデスマソ。





☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)


☆さ~~て、本日2月8日(木)の、「元気が出る言葉」は~?


『永遠の命と思って夢を持ち、今日限りの命と思って生きるんだ。』
出展:?
発言者:ジェームズ・ディーンアメリカの俳優 1931年2月8日~1955年9月30日)

『解説:シャイで寂しげな、永遠の美青年!彼は「理由なき反抗」「エデンの東」などで、青春の屈折を表現した最初で、最高のスーパースターだった。わずか5年の短い俳優人生だったが、この言葉は24歳での事故死を予見していたかのような、まさに彼の生き様を表現したものだ。私たちは、今日一日をどんな思いで生きているだろう。』


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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・


●James Dean / Rebel Without a Cause 理由なき反抗


※挿入歌「グッバイ・ジミー・グッバイ」がイイ感じですぅ~!


原田真二 - てぃーんずぶるーす (夜のヒットスタジオ)


♪~僕は愛に背中向ける 伏目がちのジェームス・ディーン真似ながら それが僕のぶるーす~♪

※この楽曲のせいだろうな。ワチシの中では、「和製ジェームス・ディーン=原田真二」というイメージなのだ!


Amazon.co.jp ジェームズ・ディーン―反逆児、その生涯と伝説 (フラッシュアウト・スターボックス) 単行本 ドナルド スポト (著),‎ Donald Spoto (原著)

『■内容(「BOOK」データベースより):インディアナのほこりっぽい田舎道からUCLAのキャンパスへ、ブロードウェイからハリウッドへ、マンハッタンのゲイ社会からハリウッド・ヒルの曲がりくねった道まで。才能に恵まれながらも常に不安を抱いていた若者の真の姿をとらえようと、著者は彼の足跡を辿っていく。そして読者の前に今、ジェームス・ディーンが生き生きとよみがえった。家族や親類、友人、恋人、監督、共演者など大勢の人々の協力を得て、ようやく彼の全貌が明らかになったのだ。本書には、ディーンが出演した初期のテレビドラマに関する情報や、「エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」の代表的なシーンについての解説や撮影中の裏話など、我々が初めて知るエピソードも登場する。さらに、ディーンの両性愛的な側面についても触れられている。

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/■登録情報:/単行本 379ページ /出版社 共同プレス /言語 日本語 /ISBN-10: 4896136608 ISBN-13: 978-4896136609 /発売日 1997/09 /梱包サイズ 19 x 13.6 x 3 cm /おすすめ度 5つ星のうち 5.0 /■カスタマーレビュー:麗しのタカリナ 5つ星のうち5.0 「感情的な演技、心の飢え、これこそがジェームズ・ディーン!」2015年10月17日・・・1997年出版、全379ページ、彼の伝記本だと他にも、元売れない俳優でゲイでもあったジョン・ギルモア著の「ジェームズ・ディーン理由なき反逆児」という本があり、こちらも興味深いのでオススメですよ!、1955年9月、愛車のスポーツカーでスピードの出し過ぎにより事故死をした時、彼はまだ24歳の若さだったとは、絶世の美女といわれた女優のエリザベス テイラーや長身タフガイ2枚目俳優のロック ハドソンらと共演をした「ジャイアンツ」の演技での存在感ある名演を知っているだけに、とても驚きました!、年若い両親が予期せぬ妊娠により慌てて結婚をした事、感受性豊かな母から影響を受けた事、父との不仲、ジェームズが子供の頃から凄い近視で悩んでいた事、早すぎる母の死、父に捨てられた現実、こうした不幸な生い立ちが気難しいと思えば人懐こく、負けず嫌いなのに悲観主義という実に複雑な性格となって彼に多大な影響を及ぼす事となる、寂しさから彼には常に人々の注目を集めたいという強い願望があった事、皆に受け入れられたい願望、同時に拒絶をされる事への強い恐れが、彼をいつも孤独にさせた、才能はあるがプライドが高く世渡りが下手、人生(特に他人)に対する虚しさ、愛情(特に親からの)の乾き、成り上がる中での同性愛経験、感情を曝け出すヒステリックな演技で高い評価を得たジェームズ・ディーンの伝記本として、とても興味深く読み進める事が出来ました。』


☆本日の、『日めくり漱石』は・・・

サライ 「夏目漱石」の記事一覧


“人生は一個の理屈にまとめ得るものにあらず(『人生』より)”


【1913年2月8日の漱石】妻の目を盗んで大好物の団子をつまみ食いする


今から103年前の今日、すなわち大正2年(1913)2月8日の朝、漱石はそっと自宅の台所に入っていった。周囲に人がいないのを確かめ、卓の上の包みに手をのばす。そこには、昨日送られてきた菓子折りが置かれていた。漱石は中身を取り出すと、ひとつ、ふたつと、素早く口の中に放り込んだ。岡山名産の吉備団子。それも、江戸期安政年間創業、現在も岡山で営業を続ける老舗・廣榮堂の「きびだんご」だった。漱石は、思わず舌鼓を打った。


団子の送り主は、岡山出身の内田栄三。後年、随筆家・内田百間(うちだ・ひゃっけん)として広く知られるようになる人物である。この頃はまだ、東京帝大の独文科の学生だった。百間は早くから漱石に私淑していた。2年前、長与胃腸病院に入院中の漱石を見舞って初めて会見を果たし、以降、門下生として漱石のもとに出入りしていた。漱石は甘いものが大好物だった。ところが、胃に持病を抱えているため、やたらと間食に甘いものをつまんだりするのは、妻の鏡子に止められていた。今朝、周囲の目を盗むようにして吉備団子を食べたのも、そのためだった。


廣榮堂のきびだんごは、箱につめる際、中で団子と団子がくっつかないよう、薄い木を格子に組んで仕切りをつけ、整然とおさめてあった。そのため、普通ならつまみ食いするとすぐにわかってしまう。だが、今回はたまたま輸送の途中で箱が壊れ、中から団子が転がり出てしまっていた。漱石はこれ幸いと、鏡子に知られないように、こっそりつまみ食いを果たしたのだった。数え47歳の漱石先生、こういうところは、まるで子供だった。


後年、内田百間は随筆『夜明けの稲妻』に、こんなふうに書いている。《廣榮堂では昔、細い竹串にさした吉備団子を店で売つてゐた。今の様に折に詰めたのばかりではなかつた様である。折に詰めると云へば、折の中で団子と団子が食つ著かない様に、経木を格子に組んだ。桟の中に団子が行儀よく列べてある。(略)岡山名物吉備団子を夏目漱石先生に贈つたところ、請け取つたと云ふお礼の手紙を戴き、その中に、団子は丸いとばかり思つてゐたが、吉備団子は四角いのだねとあつた。経木の桟の格子の中で四角くなつてしまつたのである》四角くても、箱から転がり出ていても、その美味は漱石にひとときの喜びをもたらしていた。


※なにこの「サザエさん」のサブタイトルみたいなほのぼのとしたタイトルは!w♪


細かすぎて伝わらない関連動画など

(「きび団子」「つまみ食い」で動画検索してみました!!)


●これがイチオシ!ええもん岡山「きびだんご」



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水曜日のカンパネラ『桃太郎』


※♪き、び、だーん、きびきびだーん♪ アカン、耳について離れへーん!


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※このキャラ、ゆりあんレトリィバーに似てな~~い??


ジョニーAのつぶやき:桃太郎といえば・・・この広告ネタも思い出したよ~~ぅ↓↓↓


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※一方的な「めでたしめでたし」を生まないために。

 ~広げよう、あなたがみている世界~