『祈りの幕が下りるとき』

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eiga.com 作品情報 『祈りの幕が下りるとき』

■解説:阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編。東野の人気ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」第10作の映画化で、2010年に放送された連続ドラマ「新参者」、2本のスペシャルドラマ、映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」に続き、阿部が主人公の刑事・加賀恭一郎を演じる。父との確執、母の失踪など、これまで明かされることがなかった加賀自身の謎が明らかとなる。東京都葛飾区小菅のアパートで滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見された。アパートの住人も姿を消し、住人と押谷の接点は見つからず、滋賀県在住の押谷が東京で殺された理由もわからず捜査は難航する。捜査を進める中で加賀は、押谷が中学の同級生で演出家の浅居博美をたずねて東京にやってきたことを突き止めるが……。演出家の浅居博美役を松嶋菜々子が演じるほか、山崎努及川光博溝端淳平田中麗奈伊藤蘭小日向文世らが顔をそろえる。監督は「半沢直樹」「下町ロケット」「3年B組金八先生」など数多くのヒットドラマを手がけた福澤克雄

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■スタッフ:/監督 福澤克雄 /原作 東野圭吾 /脚本 李正美 /エグゼクティブプロデューサー 那須田淳 平野隆 /プロデューサー 伊與田英徳 藤井和史 川嶋龍太郎 露崎裕之 /共同プロデューサー 岡田有 /音楽プロデューサー 志田博英 /撮影 須田昌弘 /照明 鋤野雅彦 /録音 松尾亮介 /美術 大西孝紀 /VE 塚田郁夫 /編集 朝原正志 /記録 古谷まどか /VFX 小嶋一徹 /音響効果 谷口広紀 /音楽 菅野祐悟 /主題歌 JUJU /助監督 北川学 /制作隊長 山野寛道

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■キャスト:阿部寛(加賀恭一郎) 松嶋菜々子(浅居博美) 溝端淳平(松宮脩平) 田中麗奈(金森登紀子) キムラ緑子(浅居厚子) 烏丸せつこ(宮本康代) 春風亭昇太(大林) 音尾琢真 飯豊まりえ(浅居博美ー20歳ー)上杉祥三 中島ひろ子 桜田ひより(浅居博美ー14歳ー) 及川光博 伊藤蘭(田島百合子) 小日向文世 山崎努(加賀隆正)

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■作品データ:/製作年 2018年 /製作国 日本 /配給 東宝 /上映時間 119分 /映倫区分 G

オフィシャルサイト

※『麒麟の翼』あたりのストーリーの濃密さと比べると、若干物足りなかったカナ。


●予告編


※殺人に至る経緯に少し釈然としないものが残った。東野原作映画で

よく感じる鑑賞後の感想あるある、だ~。


インタビュー 阿部寛&松嶋菜々子、人の“痛み”を知る2人にしか語れないこと。

『本編中でも、そして取材の場でも、背筋の通った2人が並ぶと幾度となく共演してきたかのような既視感を覚えるが、意外なことに今作で初めての共演を果たした。阿部も「本当に、初共演とは思えないんです」と笑い、「捜査をする側だから常に緊張感はあるんだけど、役としても同じ境遇というか……。松嶋さんと対峙するシーンってそんなに多いわけではなかったけど、クライマックスの場面とか心から伝わってくるものがあった。うまく言葉で表現できないんだけど、そういったものを感じ取ることができたから、僕に不思議な形で安心感をもたらしてくれたんです」と言葉に力を込めた。

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メガホンをとった福澤監督は原作を読んだ際、「これは砂の器のようだ」と口にしたという。劇中の節々にそれを感じさせる描写がちりばめられているが、2人は福澤組でどのような気づきを得たのだろうか。/阿部は、加賀と山崎努演じる父親との確執、伊藤蘭扮する母親との関係を描くことに難儀したそうで、「監督も難しかったと思うんですよ。母がああいう状態であったという結末は、予想と違っていた。ああ、これは難しいな、と。そこから加賀の気持ちとして決着をつけていくというのはすごく難しかったから、監督も脚本上で色々と工夫をしてセリフをつけてくれたように思います。そこは最後まで監督と話したなあ」と胸中を吐露する。「監督の熱さに全員が乗っていく。細かい指示は出さず、役者に任せてくれる方」と話す松嶋は、クライマックスの大事なシーンを挙げる。「幾つかのやり方があるなかで、このストーリーにとってどのやり方が正しいのかを考えていたとき、監督から『うん、そちらのパターンにしてください』とご指示をいただきました。本番でOKをいただいた時に監督が求められているものを理解しあえたというか、以前に何度かご一緒させていただいているので、そういった積み重ねもあったのかもしれません」と充実した現場であったことをにじませた。

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人間を突き動かす原動力として、時に“怒り”は有効な感情かもしれない。ただ、“怒り”だけで生きていくことは虚しく、容易なことではない。今作では、加賀と博美も親に対してどうにも整理のつかない思いを抱えている。だからこそ、子を思う親の気持ちが明らかになるにつれ、人の“痛み”を知る2人の成熟した演技は見る者の感情を揺さぶらずにはいられなくなる。/阿部「山崎努さん演じる父親に対して、同じ刑事をしながらなぜ確執を持っているのか。それも一人息子なのに。加賀にとっては血のつながりに、断ち切ることができない“性”みたいなものを感じていたんじゃないかな。親父を許すことは簡単に出来ただろうけど、それをあえてしなかったところに加賀の父に対する深い思いがあった。男同士だから敢えて立ち入れない思い。僕は15年ほど前に母を亡くしているんですが、あの当時は仕事にかまけていたし、まだ親の気持ちをそれほど考えていなかった。いま、この年になって色々考えられるようになると、やっぱり、親の子を思う気持ちっていうのはすごく強いもんだなと思う。それは、年を重ねるごとに重みを持ってきています」

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/松嶋「他人なら連絡を取らずにいればそれで終わってしまうけれど、家族だからこそ関係性が難しく感じることってありますよね。依存し過ぎる場合もあるでしょうし。生まれ育った環境が、その後の自分の人生に大きく響いてくる。反面教師にしていくのか、お手本にしていくのか。いいところをとって生かしていく土台が家族だと思います。私が演じた博美は、根底に愛情を注いでもらった記憶がないという、本来あるべきものが欠落していて、それを本人が人生でどう埋めているのか。大きなテーマですよね。家族って繊細な関係だし、一番気を遣い合わなければいけないのかもしれません」』


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※殺人事件の論理的解決より、その背景に潜む家族の愛、恋人との絆

などを縦軸に捉えてた方が楽しめるようだなーーー。


シネマトゥディ 松嶋菜々子、照れっ!初共演の阿部寛「やっぱ超きれいだな」

『2010年に連続ドラマとしてスタートした「新参者」シリーズは、本作でフィナーレとなる。レッドカーペットイベントは、同シリーズの舞台となった“聖地”日本橋で行われた。会場にはおよそ50メートルのレッドカーペットが敷かれ、500名のファンが集合。そこに豪華キャストが登場すると、会場は大盛り上がりとなった。

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今回のフィナーレについて尋ねられた阿部は「8年間ほどやらせていただきました。それまで僕はエキセントリックで変わった役が多かったんですが、ここまでまっすぐな役をやることはなかった。加賀恭一郎という役は、何年か一度に、役者の芯として帰ってこられるような役でした。それが終わってしまうのはさみしく思いますが、すばらしいキャスト、スタッフとともに、すばらしい作品に仕上がったと思います」と晴れやかな顔を見せた。阿部と松嶋は初共演となり、松嶋のイメージを聞かれた阿部は「本当に勝手なイメージだったんですが、家政婦のミタのようなクールで固い人なのかと思ったら全然そんなことなかった。あたたかいものを感じましたし、お芝居としてやりやすかったです」とコメント。松嶋も「また違った役でご一緒したいですね」とラブコールを送った。

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本作の劇中では、松嶋演じる舞台演出家に向かって「やっぱ超きれいだな」と加賀がつぶやくシーンがある。このシーンは福澤監督が急きょ追加したシーンで、「そりゃ美しい方なんでね。僕は加賀恭一郎のちょっとおちゃめでかわいいところが好きなんで、阿部さんと相談させて書かせていただきました」と説明。さらに阿部が「本当に言いやすかったです。あのシーンも一発オーケーでした」と続けると、松嶋も「もう聞かないでもらっていいですか? 役柄がそういう設定ですので……」と照れて赤らめた顔を隠す場面も。終始、大盛り上がりのレッドカーペットイベントとなった。(取材・文:壬生智裕)』

※あまり、本心から「超キレイ」とは思ってなさそうなところが味わいやねー。

『トリック』でも、あんな綺麗な仲間由紀恵を「貧乳」扱いして、女性とい

うものにまったく興味なさげな佇まいが、阿部ちゃんの真骨頂だと思っている。


Real Sound 阿部寛が明かす、“加賀恭一郎”の8年間 「『新参者』シリーズは役者としての基盤を支えてくれた」

『ーーシリーズの完結編となる映画『祈りの幕が下りる時』は、加賀の心情や過去も物語の展開に絡んでいきます。演じるうえでどんな工夫がありましたか?/阿部:あえて何も考えませんでした。『祈りの幕が下りる時』は親父(加賀隆正)との確執というのが一番大事なテーマで、それは加賀自身のテーマでもある。『赤い指』(2011年放送のTBSスペシャルドラマ第1弾)の時から、隆正(山崎努)という父親との関係を、加賀はずっと引きずっています。ですから、たとえ親子であっても刑事のように淡々と隆正との関係を保っていく中で果たして加賀はどのような決着をつけるのか、ある種、客観視しながら見ていました。それが、加賀ならではの感覚なんでしょうね。8年間そういう思いを持ち続けてきたから、その加賀の感じ方、考え方が僕自身の精神になったみたいな感じでした。

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ーー刑事ものですが、シリーズを通して親子のつながりの話でもありましたね。/阿部:そうですね。もし家族関係の中で犯罪が起こっても家族の誰かが犯罪に巻き込まれたとしても家族の繋がりや血は簡単には断ち切れないじゃないですか。だからこそ、作品の中でその関係を連続的に描いていくことによって、色々な家族のあり方を知ることができる。結局、加賀も家族の問題は完全には解決しきれない。でも、そこになにか足跡を残していくんですよね。それでも加賀は生きていくというか、彼の感じた生きることの切なさが『新参者』シリーズには流れていると思います。ーー今作はドラマ版とは違う映画ならではの骨太なドラマに仕上がっています。福澤克雄監督は『下町ロケット』(TBS系)でも一緒にドラマを作っていますが、ドラマと映画で演出の違いは感じましたか?/阿部:今回福澤さんと初めて一緒に映画をやらせていただきましたが、福澤さんの撮影体制は、ドラマとはそんなに変わってなかったような気がします。『新参者』シリーズの一番最後を福澤さんに撮ってもらったらどうなるだろう?と個人的な興味もありました。素晴らしい作品に仕上げてくださり嬉しかったです。これだけ長く続いて、知名度もある作品を一番最後にまとめるのは、すごく難しかったと思います。福澤さんは「刑事ものは苦手なんだよ」と言ってましたけど(笑)、そこに焦点を当てて作り上げてくださったことに感謝してます。

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ーー加賀の人物像について、福澤監督は何と話していましたか?/阿部:福澤さんが原作を読んで「これはマザコンってことにしましょう」とおっしゃっていて、「そこか!」と思いました。それで、福澤さんだから福澤さん独自の世界観があるだろうなとお任せしたんですよね。話のテンポも上がっていて、捜査会議のシーンからドキドキするような展開で始まっていく。あのスピード感は、すべて飽きさせることなく作っていくという福澤さんならではのやり方だったと思います。その上で泣ける要素や感動があるという作りは、これまでのシリーズとは違う魅力が出ていると感じました。ーー従弟役の松宮脩平を演じる溝端淳平さんは、シリーズ1作目から出演していますが、阿部さんから見てどんな人ですか?/阿部:彼は屈託のない明るい人間です。1作目の『新参者』の時、溝端くんは20歳で、その時から一緒にやってるので非常に長い付き合いになりました。『眠りの森』は『新参者』の前日譚であり、溝端くんは出演していませんでしたが、『新参者』シリーズに対する思いは、彼自身強く抱いていたみたいで、今回久しぶりに一緒に演じて、彼の心が強く育ったんだなと感じました。『祈りの幕が下りる時』の前半戦は、溝端くんが引っ張っていく役だったので、彼の力強さが目立ったと思います。裏エピソードとしては、最後の舞台挨拶が終わって、そのあと彼は仕事があって仮打ち上げみたいなのを途中で抜けたんですが、それでは収まりきらずに、次の大入りの舞台挨拶の時に打ち上げをもう一度やってくださいと(笑)。その後、打ち上げを改めて開いたのですが、本当に熱い思いを伝えてくれて。やっぱり嬉しかったですよ。一緒に作品を作り上げた仲間がそのような思いを持ってくれたことがね。

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ーー本作のキーマンである浅居博美を演じる松嶋菜々子さんとは初共演です。/阿部:松嶋さんは素晴らしい女優さんでした。現場で色々話をさせてもらったんですが、すごく深みがある方でした。一緒にお芝居をしてても目線だけで伝わってくるものがあり、心でお芝居される方なんだなと。気負うようなシーンでも、力が抜けていてとても自然でした。印象深いシーンが2つあります。1つ目は、映画のクライマックスとなる明治座の演出家室の狭い空間でのシーン。このシーンでは、松嶋さんはリハーサルから涙を流されていました。僕はそれがすごく嬉しかったし、あの芝居の強さが見事に映画の最後、本シリーズの最後を締めることに繋がったように思います。もう1つは、浅居博美に加賀恭一郎が出会った剣道教室のシーン。加賀としても、僕自身としても、これから松嶋さんと芝居をしていくんだ、という覚悟のようなものを覚えた場面だったのですが、歩いてくる松嶋さんの姿にもこの作品に対する覚悟のようなものが感じられ、今でもはっきりと記憶に残っています。共演シーンではありませんが、浅居博美の親を演じた小日向文世さんとのシーンは本当にすごかった。あの鬼気迫る様子は役者というもの、演じるということを超えたものだったように思います。』


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伊藤蘭さんにはすでにある種の風格が!ランちゃんの面影はもうないネェ・・・


TSUTAYA 伊藤蘭、『新参者』最新作で共演の阿部寛に「すっかり大人の渋い俳優さんになられて嬉しい限り」としみじみ

『(前略)小日向は伊藤の印象を「伊藤蘭さんとちょっとだけ寄り添うシーンがあって、伊藤蘭さんの手がああまりに小さくて白くて素敵で、僕は心の中で『やった!』と叫びましたね(笑)」と明かし、芝居については「相手の演技に僕が引っ張っていただいた感じですね。とてもやりやすかったし、役に入り込んでいけたのも相手のおかげだなと」と感謝しきり。その伊藤は「大事な役をやらせていただいて光栄」と作品の参加を喜ぶも、「撮影の間に阿部さんとはお会いするのが久しぶりだったんですが、結局最後までお会い出来なかったんですよね(笑)」と振り返り、「30年前? デビューした時に共演させていただいた…ぶりです」という阿部に伊藤は「すっかり大人の渋い俳優さんになられて嬉しい限り」とその成長に目を見張っていた。(後略)』


インスタ ranito_official

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《コメント》

chaka_smiling今原作を読んでいるところです。公開を心待ちにしてます♩

honoka5296美しいです✨ 祈りと怪物のメイドの時みたいです😍

yukipapa_datsun510絶対観ます!!

non_nonsta蘭さん👀素敵です💕映画、楽しみしています🤲

mayahawaii325なんと!素敵でかっこいい!華やかな黒ですね〜。映画も見まーす👯👯👯

kooichi_sステキです〰〰〰〰🎵

tsumikino_siro_5656蘭さん✨💐極っててカッコいいですよぉ~~⤴👍💖

mayumayupart3蘭さん素敵ですね❤

hiroshijyurouわー素敵✨💕

sa_mi1014蘭ちゃん❗カッコイイ💕絶対観ます❗

kaho_1990_セレブ感満載ですね✨✨

shanteco真に美しい✨💖💖✨

nobusan_desu8000美しいです。

canna__1214蘭さん美しい❤️いつもとは違う雰囲気ですね❕大阪にも試写会とかできてほしいです😢💭

cyatoradon1月27日公開を楽しみにしています!上品でとても素敵です💖

youcaidatian美しい💕💕

ransuemikimako@ranito_official 楽しみにしています

masakahashimoto@ranito_official カッコいいですね!ランちゃん(#^.^#)

nobu_sugawaraキレイ❤

meisuizid蘭さん、あの時の小学生s です☺感無量❗

r.beloved観に行きます♡

shigenosuke.nagane素敵💕😍

kiichi_komiyama美しい♥♥

springsofjoy綺麗〜✨


●5分で分かる「新参者」シリーズ



モデルプレス 阿部寛&溝端淳平が「あの子は誰?」と衝撃を受けた女優“桜田ひより”とは 松嶋菜々子も絶賛

『今作の事件の鍵を握る美しき舞台演出家・浅居博美(松嶋菜々子)の壮絶な幼少期を演じた桜田について阿部は「(ネタバレになるので)あまり言えないんですけど、トンネルのシーンは名シーンだなと。すごく感動しました」と絶賛。溝端淳平も「泣いているシーンが天才的。阿部さんと2人であの少女は素晴らしいって話をしていました」と頷くと、阿部も「あの子は誰?ってね」とそのときの衝撃を包み隠さず明かした。

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松嶋も「私もとても引き込まれました。感受性もすごい。中学3年生と聞いて、これからが楽しみな女優さんだなと思いました」とコメント。手放しで褒め称えられた桜田は「面と向かって言われると恥ずかしいです。にやけが止まらない。でもすごく嬉しいです」と恐縮しつつも「精神的にきついシーンはたくさんありましたが、そこは精神面を強化しながら、強い気持ちを持って頑張りました」と胸を張り、会場から大きな拍手を送られていた。』


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※小日向さんの熱演も、彼女の魅力を引き出していた要因だろう・・・。


●JUJU 『東京』Music Video



◎教訓:昔の知り合いに、むやみやたらに声をかけてはいけないー


●インタビュー【芸能!NEWS】



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※映画に関係のない質問攻勢に苦笑。。。


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☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)


☆さ~~て、本日9月27日(木)の、「元気が出る言葉」は~?


『苦しいという言葉だけは、どんなことがあっても言わないでおこうじゃないか /面白き こともなき世を おもしろく』
出展:前者「回想録」/後者“辞世の句”」
発言者:高杉晋作 (幕末の志士 1839年9月27日~1867年5月17日)

『解説:何かあるたびに、苦しいとか忙しいとか言う者に、ろくな仕事のできる奴はいない。口にしたからといって、事態が変わるわけではない。口にして、弱い自分をなでなでしているだけ。むしろ苦しみを楽しめ、ということだ。吉田松陰に「諸君、狂いたまえ」という言葉がある。十代で松陰に出会って死までの10年間、高杉はこの世での自分の使命を知って、狂気とともに疾風、走り抜けていった。日本史上でも「おもしろき男」といえば彼が筆頭だろう・・・』


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※お顔のほうは、若干「おもしろき」方だったような・・・


◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・


Amazon.co.jp 高杉晋作―わが風雲の詩 (文春文庫) 古川薫(著)

『■内容(「BOOK」データベースより):動けば雷電のごとく発すれば風雨のごとし―吉田松陰松下村塾に学んだ高杉晋作は生涯に四百篇もの詩を詠んだ。幕末動乱期、倒幕をめざして型破りの行動力で乱世を生きた晋作の人生は壮絶そのものだった。志半ばにして早世した風雲児の足跡を、同郷人である著者が重厚な筆致で共感こめて描いた長篇小説。/■登録情報:/文庫 685ページ /出版社 文藝春秋 /言語 日本語 /ISBN-10: 4167357100 ISBN-13: 978-4167357108 /発売日 1995/06 /梱包サイズ 15.2 x 11 x 3 cm /おすすめ度 5つ星のうち 5.0 /■カスタマーレビュー:Peter-John 5つ星のうち5.0 「高杉晋作といえば“わが風雲の詩”」2017年11月19日・・・時代小説の会「時代小説百番勝負」(ちくま新書)おすすめ本。高杉晋作というと司馬遼太郎「世に棲む日日」がもてはやされますが,古川薫「わが風雲の詩」もいい。山本容朗氏による解説を読んでいると,この本は晋作をめぐる出会いの書であると述べられている。加藤有隣,佐久間象山,横井小南ら学者との出会い。幼なじみで奇兵隊員の孝助,松下村塾へ導き敵味方となった馬田多一郎との出会い(物語の縦糸として重要)。師・吉田松陰を介して,久坂玄瑞伊藤博文など,(当然といえば当然の)長州藩の志士との出会い。ピストールをめぐる五代友厚坂本竜馬との出会い。そしてなにより単なる志士の物語では終わらない女性たちとの出会い。吉田松陰の妹「文」との淡い恋情,品川「土蔵相模」の遊女「君代」との情交,妻となった「まさ(雅子)」との結婚,妾となった下関の芸者此の糸こと「うの」との情愛,恋心に気づかないそぶりをしてけれど晋作の最期のときに自分の気持ちをつづった歌を送った野村望東(もと)尼。こうした出会いを克明に描きながら晋作は最期のときを迎える。

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「淡い月光を浴びた晋作の柩は,奇兵隊士にかつがれて,海峡に沿う道を粛々と進み,野久留米街道に入った。かつて晋作が,血気の若者をひきいて俗論党打倒の騎馬を走らせた道である。/雅子はやっと自分だけのものとなった夫の遺骸を守って歩きながら,泣いた。/行くうちに,沿道から飛び出して列に加わる者が増えはじめた。町人や農民などあらゆる階層の人々で,長府城下を過ぎるころにはおよそ千人を超え,蜿々(えんえん)とつづいた。/それはもはや雅子一人の夫でも,おうのの旦那でもなく,また望東の心の人というだけではない,この大勢の民衆の中に英雄として生きつづけてゆく高杉晋作の華麗な葬列だった。」/なぜか久坂玄瑞が主人公の古川薫『花冠の志士-小説久坂玄瑞』は復刊されたのに,本書は冷遇されすぎではないか!』


高杉晋作古事記演説 (ドラマ「花神」)



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中村雅俊が熱演しとります!!「そもそもニッポン国なるは・・・」


☆その他、高良健吾(「花燃ゆ」)や伊勢谷友介(「龍馬伝」)など、

なぜかドラマではイケメン俳優が演じることが多いようだのうー。

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☆本日の、『日めくり漱石』は・・・

サライ 「夏目漱石」の記事一覧


“家の猫が死んで裏に御墓が出来た。鮭一切れ、鰹節飯一椀をそなえた(『書簡』明治41年10月20日より)”


【1908年9月27日、41歳の漱石】訪ねてきた寺田寅彦を愛猫の墓に案内する


今から106年前の今日、すなわち明治41年(1908)9月27日、41歳の漱石は東京・早稲田南町の自宅を訪問してきた門弟の寺田寅彦を、北側の裏庭へと案内した。そこには白木の角材が立っていて、漱石の自筆で「猫の墓」と書いてある。花も手向けてある。それは、『吾輩は猫である』のモデルともなった夏目家の猫の墓標であった。小説の冒頭に《吾輩は猫である。名前はまだ無い》と書かれていたように、この猫には名前がなかった。後年、大人になった漱石の次男の伸六が、改めてこのことを母の鏡子に質したことがあった。


猫が迷い込んだのも死んだのも伸六自身は生まれる前のことで、詳しくは知る由もなかったが、「いったん自分の家に飼うことにきめた猫に、全然名前をつけてやらなかったというのも、妙な話だし、第一それでは呼ぶのにはなはだ都合が悪かったろう」と考えての問いかけだった。ところが、鏡子は、「だって、あんな猫、誰も呼びやしないもの」と突き放した物言いをしたあと、さすがにちょっと考えて、こう付け加えたという。「そういえば、時々、『猫、猫』って、呼んでたわね」


この話から類推すると、漱石夫妻と年長の娘たちの間では、この猫はいつのまにか「ネコ」と名づけられていたと思えなくもない。そういえば、戦後詩を代表する詩人の田村隆一(1923~1998)も、自分の家の飼い猫に「ネコ」という名前をつけていた。


さて、漱石に案内されて裏庭に行った寺田寅彦は、猫の墓標に向かって瞑目した。この猫が死亡したのは、ちょうど2週間前の9月13日だった。その翌日、漱石は門弟たちに「猫の死亡通知」を書き送ったのだが、その文末に、《但(ただし)主人「三四郎」執筆中につき御会葬には及び申さず候》と書き添えてあったため、寅彦も漱石邸訪問をこの日まで差し控えていたのである。庭の隅には曼珠沙華が今を盛りと咲き誇り、隣家の栗の木は、たわわに実をつけていた。

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三四郎』の執筆はまだ続いていたが、少しずつ調子が出て、漱石の気持ちにはゆとりが生まれていた。寅彦を部屋に上げると、漱石は、荒井伴男という人物の消息譚を聞かせた。この男は漱石が半年ほど前に発表した小説『坑夫』のモデル。自ら漱石のもとに体験談を売り込みにきて、その後しばらく夏目家の食客となっていたこともあるから、寅彦ら門弟とも面識があった。その荒井伴男が、その後、失恋して煩悶し各地を流浪したらしく、そのことが、東京日日新聞にも「小説坑夫の主人公 煩悶慰安所に飛込む」といった見出しで報じられていたのである。


漱石と寅彦がそんなことを話していた夕べ、漱石門下の小宮豊隆鈴木三重吉は、平野屋という店で一献酌み交わしていた。ふたりの頭の中には、もっか師の書き進めている『三四郎』の物語が渦巻いている。登場人物の人物造形や言動に巧みに自分たちが投影されているようで、酒を飲みながら、ふたりともなんだか、自分が三四郎や与次郎になったような妙な気がしてならないのだった。


細かすぎて伝わらない関連動画など

(「ネコ」「墓」で動画検索してみました!!)


●本応寺 猫の墓



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※かいらしいお墓である。。。


●朗読】猫の墓 夏目漱石 Reading Souseki Natsume



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※猫動画は長時間見ててもあきませんニャァ~~~~~ʕ•ᴥ•ʔ


ジョニーAのつぶやき:「吾輩は、猫という名の猫である」と表記するのが正しいのかしらん?