『焼肉ドラゴン』

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eiga.com 作品情報 『焼肉ドラゴン』

■解説:「血と骨」など映画の脚本家としても活躍する劇作家・演出家の鄭義信長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を映画化。高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、3姉妹を真木よう子井上真央桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋がそれぞれ演じる。

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■スタッフ:/監督 鄭義信 /原作 鄭義信 /脚本 鄭義信 /プロデューサー 森重晃 清水啓太郎 /企画 清水啓太郎 /撮影 山崎裕 /照明 尾下栄治 /録音 吉田憲義 /美術 磯見俊裕 /編集 洲崎千恵子 /音楽 久米大作

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■キャスト:真木よう子(静花) 井上真央梨花) 大泉洋(哲男) 桜庭ななみ(美花) 大谷亮平(長谷川豊) ハン・ドンギュ(尹大樹) イム・ヒチョル(呉日白) 大江晋平(時生) 宇野祥平(呉信吉) 根岸季衣(美根子) イ・ジョンウン(英順) キム・サンホ(龍吉)

■作品データ:/製作年 2018年 /製作国 日本 /配給 KADOKAWAファントム・フィルム /上映時間 126分 /映倫区分 G

オフィシャルサイト


●予告編


※予告から受ける印象は、「パッチギ」と「二丁目の夕日」をミックス

して3倍くらい重たくしたよな作品かなぁーー?と。で、まあまあ予想

は当たらずといえども遠からず、、、て感じだったカナ。


藤井ペイジさんの映画評

映画とカレーと藤井 『映画 焼肉ドラゴン』

『監督は舞台や映画の脚本を多く手掛けている鄭義信さん。数々の賞を獲得した、自身の舞台の映画化だそうです。なんと凄絶な家族の物語でしょうか。それも恐ろしいことに、凄絶ではあるけれど、決して特別でもないのです。/高度成長期の日本の激流の中、在日コリアンという、当時は生き辛かったであろう生い立ちを背負い、必死に生きる人たちのリアルがここにありました。時代的に、これもまた一つの「Always」ですね。

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この一家のように、踏まれて虐げられても、日本で生きるしかなかった家族は、数えきれないほどいたでしょう。時代を知らない僕なんかが、一概に言うことはできないですが、そこには少なからず戦争の弊害もあり。それでも、現状に腹は立てども腐ることはなく。時に家族で大喧嘩しながらも、絆は太く強く。だからといって、決して美談にまとめられているわけでもなく。汚い話や悲しい話も描かれていて。その泥くささもまた、この映画の魅力で。/正直、100は理解できないですよ。本当の芯のところは。それでも、自分がこの境遇として生まれていたとしたら。果たしてこれだけのパワーが出せただろうか?

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役者さんたちの熱演が担った部分も大きく。大泉洋さんや真木よう子さんは、期待通りに素晴らしくて。期待以上だったのは井上真央さんですね。今までの役柄にないイメージで気が強く、関西弁でがなり立てる姿に圧倒されました。昭和の時代の、在日コリアンの人たちを描いた映画は、これまでにもたくさんありました。そこにはいつも、差別との戦いが付き物で。それが良い悪いではなくですよ。この映画は、舞台のほとんどをこの店中心に描いていて。「差別とかもちろんムカつくけれども、とにかく今日を、明日を強く生きよう」そんな力がみなぎっている映画でした。☆個人的見どころ・入り乱れる人間関係・龍吉父さんの語り・かめのこたわしの人』


☆コラボ企画もひっそりやってた模様。。。

富士そばとタイアップ

『コラボメニュー『ミニ牛焼肉丼セット』販売開始!!映画「焼肉ドラゴン」の公開を記念して6月1日(金)より、コラボメニュー「ミニ牛焼肉丼セット」を 富士そば全店舗で販売いたします。焼肉丼でスタミナつければ,今日もきっとえぇ日になるー。お近くの富士そばにて、ぜひご賞味ください!!』


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※演劇版ポスター。


※お父さん役、お母さん役のリアルコリアンの配役だけで、この作品の

方向性は決まった気がするなー。


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※この両親から、美人3姉妹が生まれたという部分だけがウソっぽいが、

そこをツッコむのは野暮だから止めようー!w


K-style キム・サンホ、大泉洋について思い出すのは「いつも、ずっと、ひとりでぶつぶつしゃべってる姿(笑)」

『――今回、日本の映画に初めて出演されるにあたって、気持ちの上で特に準備されたことはありましたか?/キム・サンホ:新しい作品に出るときは、いつも新しい気持ちで臨むのですが、今回は初めて日本映画の撮影に参加するので、いままで以上に新鮮な気持ちでした。とにかく上手くやりたかったです。誰かに評価してもらうため、それももちろんありますが、それよりも自分自身が納得できるようにやり遂げたかったです。私の仕事はすでに終わりました。ここから先は、観客の皆さんの手に委ねます。良いと見るか、悪いと見るか……。私としては、映画を見ている間、観客の皆さんに幸せを感じてもらえれば嬉しいです。

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――舞台挨拶で、娘役の真木よう子さん、井上真央さん、桜庭ななみさんたちにアボジ(お父さん)と呼ばれていましたが。/キム・サンホ:はい、撮影現場でもアボジと呼ばれていました。面白いことに韓国と日本では発音が違うんです。韓国人はアボジ! と早く言いますが、日本の方は「ア、ボ、ジ」とゆっくり言われますね。それを聞く度に気分がよかったし、同時に責任も感じました。共演者の皆さんが、日本でも有名なすごい方たちばかりだったので、皆さんに迷惑かけるわけにはいかない、とも思いましたね。皆さん、思いやりのある方ばかりでした。私は皆さんにアボジと呼ばれると、頑張ろう! と元気が出て幸せになれたし、それによって共演の皆さんもまた、幸せな気分になってもらえたような気がします。――そんなアボジが心の内を語る場面が感動的だと評判です。/キム・サンホ:私が演じた龍吉は本当はすごく弱くて可愛らしい人なんだけど、環境がそうあり続けることを許さなかった。必死で強くなっていくしかなかった人物です。けれども、そんなぎごちない未完成な強さは、子どもたちの人生をも左右します。それで龍吉は変わるんです。この強さじゃダメなんだ、それぞれが生きていくしかないんだ、というように……。この作品で龍吉という人物が言いたかったのはまさにあの場面のあのセリフでした。私はあのセリフを通して、何よりも龍吉の心を観客の皆さんに伝えたいと思いました。

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――長セリフだったこともあり撮影に8時間かかったと、舞台挨拶で鄭義信監督が明かされていましたね。/キム・サンホ:はい、朝9時に始めて夕方の4時、5時くらいまでかかりました。でも、あのシーンに関しては、死ぬまでに何度も思い出して「サンホ、お前、よくやった、あんなに素敵なシーンをよくやった」と自分自身に言えるくらい、いいシーンに仕上がったと思っています。鄭義信監督は昨日の舞台挨拶で、「キム・サンホは完璧だった」と私を持ち上げてくださいましたが、実際はそうでなくて、もちろん私の失敗や日本語のセリフの間違いなどもあったんですよ(笑)8時間撮り続けて、最終的にOKが出たのは、最後に撮影したテイクでした。撮り終わって「どうぞよろしくお願いします」と日本語で言って、カメラから離れた場所に座りながら待機していたときのことを、いまでも覚えています。「OKです」という監督の声が聞こえたときは思わず「シバルオッケ~~」と大声で雄叫びを上げてしまいました(笑)夕方の6時くらいでしたね。そのときのチームワークは本当にすごかったです。カメラマンさんも、監督さんも、助監督さんも来て抱き合って「やったぞ俺たち!」と言い合いました。本当にすごく素敵な経験でした。――「シバル」というのは、韓国語で「この野郎」みたいないわゆる罵り言葉ですが、キム・サンホさんは昨日の舞台挨拶でも言われていたように、いろんな場面でこの言葉を使われるんですね(笑)/キム・サンホ:ハハハ、そうです。自分に気合いを入れるときに「シバル!」と言いますし、興奮したり、何かに感動したりしたときにも使います。

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――龍吉は戦争で左手を失ったという設定でしたが、撮影中は腕をどのようにされていましたか?/キム・サンホ:左手をズボンの右のポケットのあたりに添えて、バンドで固定してお腹に見せかけていました。撮影の中頃までは一日中そうやっていても平気だったんですが、だんだん痛くなってきて……(笑)最初は違ったんですよ。衣装さんも気をつかって「出番のないときは外しましょうか?」と言ってくれて、私も「大丈夫、大丈夫」なんてニコニコしていたんですが、途中から「早く取ってくれ!」と叫んでましたね(笑)とにかく、このときも片手で「シバル!」と気合いを入れて頑張っていました。――映画の中に「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる」という言葉が出てきますが、キム・サンホさんご自身が、いつも心に抱いている信条のようなものはありますか?/キム・サンホ:映画の最初の方で、私が演じる龍吉が息子に言うセリフですね。これはまさに私自身の想いと重なります。あれは希望の言葉です。でも希望を持つということ自体が、すなわち絶望の中にいるということなんです。龍吉は本来、とても愛らしい人物ですが、その気持ちだけでは生きていけない。過酷な環境の中で一生懸命生きる。(日本語で)「働いて、働いて」、一生懸命生きる。そうしてそんなふうに生きるのかというと、息子や娘たちには、自分たちのスタート地点よりも、もっと先に進んだ場所から出発して欲しいと思っているからなんです。龍吉は明日はきっといい日になる。いつもそうやって考えていました。それが龍吉の心の拠り所でした。――舞台挨拶でも話題になっていましたが、キム・サンホさんはお酒が大好きだそうで。/キム・サンホ:アーッハハハ。昨日も久しぶりの日本で美味しいお酒を飲ました。お酒は(日本語で)「毎日!」――昨日、舞台挨拶には来られなかった大泉洋さんとも、よく飲みに行かれたそうですが、そのときのエピソードを。/キム・サンホ:大泉さんとのエピソードと言われても、とにかく言葉が通じないんでね~(笑)そんなにないんですよ。私が大泉さんについて思い出すのは、いつも、ずっと、ひとりでぶつぶつしゃべってる姿です。で、周りにいる人たちはいつも笑ってる。いったい何の話をしてるのかな、といつも不思議に思っていました。で、内容を聞くと、私にとってもすごく面白い話だし、何よりも大泉さん自身が、とてもいいエネルギーにあふれた方なんです。私が日本語を理解できればな~、大泉さんとすごく楽しく話せるだろうな~といつも思っていました。面白い話を聞きながら、その瞬間に、一緒に笑いたかったですね!(中略)

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――いまのヘアスタイルはキム・サンホさんのトレードマークでしょうか?/キム・サンホ:アーハッハッ。私がこの髪型が好きなのは、パナマ帽が似合うからなんです。昨日の舞台挨拶でもかぶってましたけど、大好きなんですよ、パナマ帽。決してハンディキャップを隠すという意味ではなくてね(笑)――このヘアスタイル以外のイメージがないくらいなんですが……。/キム・サンホ:違うヘアスタイルもありますよ。韓国映画の「ありふれた悪事」ではカツラをかぶって記者を演じました。これには後日談もあります。映画がモスクワ国際映画祭で賞を取ったので、監督が授賞式に行きました。カツラをかぶった私と監督さんは風貌がよく似てるんですよ。監督はロシアの人たちに「お芝居すごくうまいですね」と感心されたそうです。「シバル! 違うぞ、それオレなのに!」(笑)/――言い残したこと、これだけは言っておきたいことはありますか?/キム・サンホ:もう、だいぶしゃべりましたよね(笑)何か言い忘れたことはないかな? (と言いながら頭をかきむしると、テーブルの上に髪の毛が一本、はらり)「シーバル! 髪の毛抜けたっ!」(大爆笑)最後の言葉、もうこれでいいですよ。「髪の毛抜けたっ!」――面白すぎます。本当にそれでいいんですか?/キム・サンホ:アーッハッハッ。いやいや、最後に何かいいことを言いますね。――お願いします。/キム・サンホ:昨日も言いましたが、私は「焼肉ドラゴン」にすごく自信があります。私が聞いたかぎりでは、全州国際映画祭のオープニング作品で、上映終了後、あんなに長い間、観客の拍手を受け続けた作品は初めてだということでした。私だけの自信ではなく、そういった反応を聞いた上での確信のある自信なんです。この確信は日本の観客にも伝わると思うし、ぜひ、伝わってほしいです。――今日はありがとうございました。』


●豪華キャストインタビュー付き特別動画



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※4DXで焼肉の匂いを劇場内に充満させるのは絶対あり得ん!


井上真央さんが、キスシーンの長回しなど、不自然なシーンが多かった?

リアルライブ 井上真央、なかなか連ドラのオファーがない? 各所が忖度する理由は…

『俳優の妻夫木聡と女優の井上真央が、今秋にテレビ朝日系で放送されるメ~テレ開局55周年ドラマ「乱反射」(放送時間未定)で、初共演を果たすことを、一部スポーツ紙が報じた。記事によると、同ドラマは、社会問題を多く扱う作家・貫井徳郎氏(50)の代表作が原作。妻夫木は新聞記者、井上はその妻を演じ、夫妻が法で裁くことができない怒りと、実子を失った悲しみで追い詰められる。/メガホンは、2014年に映画「舟を編む」で、「日本アカデミー賞」最優秀監督賞を受賞した石井裕也氏が執り、重厚感のある社会派作品に仕上がっているという。井上といえば、女優の松嶋菜々子らが所属する前事務所との契約問題で揉め、16年に俳優の岸部一徳らが所属する現事務所への移籍を果たした。

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  もともと演技派女優として知られ、11年公開の主演映画「八日目の蝉」では映画賞を総なめに。移籍前年の15年にはNHK大河ドラマ「花燃ゆ」で主演を務めるなど、“実績”は十分なのだが…。「移籍後、初の連ドラ主演作となった昨年10月期の「明日の約束」(フジテレビ系)の全話平均視聴率は5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大コケ。それにより、数字を持っていない女優に分類されてしまった。そのため、今後、なかなか連ドラのオファーはなさそうだ。かといって、脇役ではオファーを受けないだろう」(テレビ局関係者) /さらに、プライベートの問題も仕事に影響しそうだという。「交際中の嵐・松本潤といよいよ結婚秒読みと報じられた。そのため、各局はジャニーズ事務所の顔色をうかがい、起用を控える方向のようだ」(芸能記者) /松潤といえば、2年前には井上とセクシー女優との“二股交際”が発覚。井上に対してきっちりと男の責任を果たすかが注目される。』

※「八日目の蝉」以降、演技派が過ぎるな~、この娘は・・・。



●関係ないけど大泉洋関連動画w 今を時めく安田顕さんの姿も♪

 [CM] 北海道新聞~道新でスタート~



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☆「プロレス今日は何の日」と「漱石と明治人のことば」をお届け~♪

(詳細は、1月1日の日記を参照のこと!)


☆さ~~て、本日1月26日(土)の、「プロレス記念日」は~?


年度・団体【1991年・全日本】
カテゴリー【初披露】
見出し:『三沢光晴が「タイガードライバー91」を初披露』

『解説:田上明 炎の七番勝負最終戦(後楽園)で披露。通常の尻餅式ではなく前方へ垂直に落とす危険度が高い技のため、ここぞという時にしか出さなかった。』


◎関連書籍、ニュース記事、試合動画、など。



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闘道館 三沢光晴 / タイガードライバー’91(箔押しサインカード)

『●価格(税込):1,080円 ●在庫:1点 プロレス(国内団体) > グッズ > トレカ > ノア ●商品説明【キンプロ第7弾】BT07-032SP(ブーストカード) ●商品番号:2000588234000070 ●年代:2014 ●サイズ:状態』


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※この写真の相手は川田利明か・・・。この技は、受けの技術が優れているか、ガタイが丈夫な特定の相手にしか仕掛けられない大技でしょう。本当の意味の殺人技。


四角いジャングル タイガードライバー91

タイガードライバーの体勢から、持ち上げた時にロックを放さず、相手を回転させないで脳天から、真ッ逆さまに突き刺す殺人技。初公開は、1991年の田上明戦。それまでは、タイガードライバー1発で仕留めれていたのだが成長著しかった当時の田上は、タイガードライバーをハネ返し、予想以上に、三沢を追い詰めた。そこで三沢は、タイガードライバー91を初公開し、田上を振り切ったのだが、喰らった田上は「体が痺れた・・・」とその破壊力に舌を巻いた。しかしこの一発は、余りにも危険すぎた為、それ以降、小橋建太に出したのみで封印されてしまった。

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その封印が解かれたのは、1994年の川田利明戦だが、この時の1発は、タイガードライバー91史上に残るエゲツない角度で、脳天からグサリと突き刺さり、完全KOされた川田は試合後に「三沢さんに、殺意を感じた」と発言している事が、衝撃を物語っている。これ以降、完全封印と言う形ではなく、本当に追い詰められた時や、手駒が尽きた時にのみ、ほんの数回だが解禁している。1999年には、再び川田に対してタイガードライバー91を食らわした後に、エルボーで止めを指そうとコーナーに待ち構えていたのだが、川田が倒れたままピクリとも動かず仕方なく、そのままフォールすると言う場面も有った。/近年では、丸藤正道森嶋猛などに数回出した事は有るが、かなり角度が緩くなり、とてもタイガードライバー91とは、呼べない様な角度になってしまっている・・・・。完全に決まれば、かなり危険すぎる技なのでこれは良いんだか、悪いんだか判断に苦しむ所ですね。』


●タイガー・ドライバー'91 コレクション




☆本日の、『漱石と明治人のことば』は・・・

漱石と明治人のことば目次


【今日のことば】「年を取って負けなくなったのは、弱くなって大事を取るからだ。出足が遅くなったから自然と用心をする」――太刀山峰右衛門


【解説】

太刀山峰右衛門(たちやま・みねえもん)は明治期の相撲取り。強烈な突き押しを武器とし、ひと突き半で相手を土俵の外に追いやってしまうことから、「四十五日の鉄砲」(ひと月半)と呼ばれた。呼び戻しという荒技も得意とした。相撲内容が力づくで一方的となりがちなため、通好みでなかったともいわれる。幕内の通産成績は195勝27敗15引き分け。43連勝、56連勝という連勝記録も残している。


夏目漱石も相撲好きで、両国の国技館へも足を運んでいた。どうやら漱石は、上記「通好み」の嗜好に反して、太刀山を贔屓にしていたらしい。そのため、門弟たちにちょっと揶揄されてもいる。


その太刀山が「弱くなってから負けなくなった」と語るのは、勝負士の心理の微妙な綾を伝えて興味深い。このことばは、実は、太刀山が新聞記者としての野村胡堂に語ったもの。のちに「銭形平次」という架空のヒーローを生み出す野村胡堂は、30歳の頃から報知新聞の記者として働き、一時、「人物館」と題する人物批評欄を手がけていたのである。


細かすぎて伝わらない関連動画など

(「弱い」「勝つ」で動画検索してみました!!)


●「弱い者が勝つ」 コージュ株式スクール 市況解説



Amazon 「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー 単行本 高橋秀実(著)

→『■内容(「BOOK」データベースより):時間、グラウンド、施設―すべてが足りない!超進学校が考えた常識破りの方法とは。/■登録情報:/単行本 203ページ /出版社 新潮社 /言語 日本語 /ISBN-10: 4104738042 ISBN-13: 978-4104738045 /発売日 2012/09 /梱包サイズ 19.2 x 13.2 x 2.4 cm /おすすめ度 5つ星のうち 4.1

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/■カスタマーレビュー:①inae 5つ星のうち5.0 「弱いのはわかっているけどこうすりゃ勝てる」2015年4月21日 ・・・エリート高校と言われる開成高校で、強みだけをとことん行うことで勝つ術を見出す。けっしてトリックプレーをしたり卑怯なプレーをしたりするわけではない。ただただ強みだけを行う。たったそれだけで、勝つことができる。勝てば喜びになり、喜びはエネルギーとなる。そのエネルギーを使ってまた勝ち進む。すばらしい。②dhmdhmdhm 5つ星のうち4.0 「ばかばかしいけど、、」2013年1月5日・・・いちいち作者が、「開成の子たちはこういう風に考えるのか」と、思考停止に陥る瞬間が非常に笑える。ふつうの高校生なんだけど、開成に入っちゃったもんだから、ふつうではないように振る舞わなければならないという、その「頑張ってます感」の演出が非常に秀逸。』


●小兵力士が勝つために数々の奇襲攻撃を繰り出す



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※この体格差が・・・


ジョニーAのつぶやき:日本人の判官びいきは根強いなー。けなげに戦う弱者は、応援したくなる性分なんだなぁー