【古畑任三郎ファイナル】イチロー好演

ここのところ、TVネタが続く。今年のお正月はいつもよりもTVを良く観ているわけだ・・・。
今夜は『古畑任三郎ファイナル』(三夜連続)の二日目、イチローが犯人役のゲストで出るので
話題になっている回であった。本人役で『古畑~』に出るのは、スペシャルのSMAP以来と言う。
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いやぁ~、いきなり、小林隆さん演じる向島元警部とイチローが、実は兄弟だった!というトンデモ
設定からスタート。もう、その時点で、後の展開がどう転んでも許せるような、土壌作りを無理矢理
やってしまったと言えるwある意味反則!!予想では、イチローを無口な性格にしてあまり喋らさず、
お飾り的なストーリーで、最後の最後にポソポソッと決め台詞でも吐かせて、お茶を濁すんじゃない
かなぁ~?と思ってた。ところがところが!意外にも、このイチローが、喋りまくりの演技しまくり、
大げさでなく、八面六臂の大活躍でやんの。ビックリ!!さすが大リーガーで臆せずプレイしている本物は
度胸が違うや。そこそこ、サマになっていて、むしろ小林隆さんの泣きの演技の方が、チョット物語
世界を壊し気味だった気も・・・(いわゆる「新選組!」の源さんの時の人情演技やね~)。
トリックは大した事なかったが、駿足を活かしたエピソードと遠投技術をからめたエピソードがちゃ
んと入っているところは、さすがミタニン、ソツがないな、と思わせた。後半、イチローは嘘をつか
ないフェアプレイを信条とする犯人なので、もし「お前が殺ったんだろう?」と聞かれたら、正直に
自供するだろう、という部分が、ちょっと緊迫感を削いだかな~?と思う。確か、沢口康子がゲスト
の時の、修道院のシスターもそういう展開で、最後はあっさり自供して終わっていて、肩透かしだっ
たことがあったけれど、アレにチョト近い感想を持ってしまった。

しかし、兄弟愛を軸に持ってくるあたりは、それなりにグッと来たな。映画『タッチ』よりも、兄弟
愛はうまく表現できてた様に思うな~。あそこは、でもきっと、TVを観ていたチチローは、「なん
であの設定を父親にしてくれなかったんだあっ!!」と悔しがってることと思うwやっぱり、劇中の
イチローは架空のイチローにしか見えなかった。実際のイチローには、何らかの形でチチローの影が
付き纏うものだから・・・。

イチロー、初ドラマ!を報道するニュース記事の数々↓
サンスポその1
大森一樹監督映画『走れイチロー』に出た事は、出来る事なら封印したいと思ってるだろうにw
サンスポその2
なんと台詞覚えも抜群で、NGも一回もなかったって~!??どんだけ優秀やねん!まったく。

ウィキペディアにもさっそく、ドラマ出演の項目が増えてる↓
ウィキペディア イチロー

今回、久々に『古畑任三郎』シリーズを観てみての、率直な感想は、
田村正和さん、年とっちゃったなあ~~~  ということ。アップにするとかなりシワが
目立つ。老獪な刑事っぽくて、いいっちゃあいいのだが、今回などは子供野球の舞台を借りて、ピッ
チャー古畑とバッターイチローの対決も見せてくれるという大サービスシーンがあったにも拘らず、
勝負そのものは超スローボールをホームラン、というショボいものに終わってしまった。古畑さんが
もう少し若ければ、真剣勝負!的な絵も撮りやすかったろうにナ、とちょっと悲しくなった。
まぁ、“甲子園に出たこともあった”という設定の小林隆さんとイチローとのキャッチボールの危う
さから比べれば、全然マシだったんだけど。 それにしても、、「源さん、投げ方変やったでー!」

最後に、お笑い部門で締めくくろう。偽古畑任三郎さんの登場ダ↓以前のシリーズも面白かったが、
新シリーズ(?)も肩の力が抜けた、超くだらない内容で、ほのぼのさせてもらえる。オススメ。
初体験 ものまね 偽古畑任三郎などいろいろ

田中邦衛タモリ所ジョージの偽者っぷりも、機会があればどうぞ。拙者はまだ見ておらぬがw