【ナルニア国物語 ライオンと魔女】先行上映♪

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先行上映を観た。先日見たBBC版のしょぼいナルニア国にすら、けっこう感動していたというのに、
今回、目の当たりにした、この世界はいったい!!!BBC版は私の中で、はっきり言って、まがいも
のの偽ナルニアへと成り下がった。ルーシーも、アスランも、ビーバーも、街灯あと野も、ケア・バラ
ベルの塔も、すべてが偽!『最後の戦い』では、本当に偽アスランが登場してナルニアの民を欺くが、
自分自身が、そういう立場に立った気分だ。マジ、あの世界観を創っただけで、もうおなかいっぱい!
ストーリー展開だとか、キャストの良し悪しとか、一切気にならないほど、心酔してしまったヨ♪


ま、少し心落ち着けて、シネこみの作品情報をば、抜粋しようか・・・。↓
『本作は、英国人作家、C.S.ルイスが1950年に発表した、全7巻からなるファンタジー小説の映画化。
神秘の国、<ナルニア>の2555年間の物語を、壮大なスケールで綴った年代記である。この壮大な世界観
を映像化するのは、困難とされてきたが、最新のテクノロジーを駆使し、ついに映画化が実現。長い物
語は、3部作で構成され、その第1章が、この『ライオンと魔女』。舞台は第二次世界大戦下のロンドン。
ベンジー家の4人兄妹は、疎開のため、田舎の古い屋敷に預けられる。長兄のピーター、長女スーザン、
次男のエドマンド、そして、無邪気な末っ子のルーシーは、屋敷の中で静かにするように、と女執事に
厳しく言われる。しかし、遊び盛りの4人は、言いつけを破り、怖い執事に見つからないように、屋敷
中に隠れる。末っ子のルーシーが隠れた部屋には、衣装ダンスがあった。ルーシーがその扉を開けると、
そこは一面に雪が降り積もる森だった。衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ…。』
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では、冷静に、映画の出来栄えを考察していこう。原作ファンからは、すでに結構叩かれているし、
映画で初めて知った観客からも「ツマラナイ」という意見が多く出ているのは事実だ。それもこれも、
はっきり言って、状況説明の少なさが要因ではないかと踏んでいる。要するに、「ナルニア国物語
と言えば、海外では子供用の聖書的な存在でもあり、誰もが知っている御伽噺という位置づけなのだ
ろう。基本的に、ストーリーは知ってて当然、みたいな・・・そういうテンションで作られてるんじゃ
ないのかなぁ?というのは、実際に観てみて感じた正直な感想。ポンポンポン、とシーンが矢継ぎ早に
切り替わってゆき、余韻があまりないのだ。原作ファンはそれゆえに、脳内補完して楽しめる人のみ、
満足のいく作品となったのではないか、一方、今回初めてナルニアに接する人にとっては、若干のとま
どい(?マーク)が伴ったのではないか、と、そう推理する。かくいう満足派の私も、実は細かい事を
挙げるならば、4人が衣装ダンスに潜り込む理由が、窓ガラスを割ってしまってというのは無理ありす
ぎやろぅ~~!と思ったし、タムナスさんの入れてくれるお茶や、エドマンドが欲しがるターキッシュ・
ディライトや、ビーバーさんの家でのお食事が、もっとも~~~っと美味しそうじゃないと納得し難
かったりとか、白い魔女はBBC版の人の方が、怖くて威厳があって良かったなぁ~~、とか(けっ
こう不満あるんじゃん!)・・・いろいろ考えはした。
魔法のおやつの作りかた
しかーーし!そんなこと瑣末に思えるくらい、
ビジュアル面が完璧だったのだよ!もう、あれはナルニアそのものだった!!街灯あと野から、並んで
歩いてゆくルーシーとタムナスさんの後姿のショットを見れただけでも、わたしゃ生きてて良かった!
と感涙してしまったんだよー(大げさやな~)。オーイオーイ。←タムナスさんの嗚咽

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で、何と言っても、最大の傑作は、偉大なる王、アスランその人、あの方でありましょう。何度も例に出して悪いが、ヌイグルミの足丸わかり~のカワユスなヌイグルミあすらんたん、とは格が違った。いやあ、同僚に自分と同じく「ナルニア好き」だが、ライオンのイメージが違いそうだから絶対観ない!と豪語している人がいるのだが、これは自信を持ってオススメしてやるとしよう!あ~、つくづく魔女がもうちょっと、迫力あればなぁ~(イメージ的には「101」のグレン・クロースとかだったのだよ。わがイメージとしては・・・)。ご覧になった他の方々のご意見は、如何かな?ティルダ・スウィントンの魔女っぷりについて、、、またご意見お待ちしておりまする~。

続編は来年夏あたり??もう撮影に入っているのだろうか。。。
サンスポ ディズニー映画「ナルニア国物語」のシリーズ化が決定!!

新宿伊勢丹で、ナルニア世界展
うああ、関西でもやってくれないかなぁあ~~~。

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今回の映画化で興味を持った方、ぜひとも、原作全7巻に挑戦してみてはいかがかな?なるだけ、時系列順に読む事をオススメしたい。まずは『魔術師のおい』で、ナルニアの誕生、および、魔女がナルニアにやって来た訳を知って、『ライオンと魔女』へ。さらに『馬と少年』(ピーター王時代)、 『カスピアン王子のつのぶえ』(テルマール王時代) 『朝びらき丸、東の海へ』(同左) 『銀のいす』(同左) 『さいごの戦い』(チリアン王時代)という流れだ。子供向けなので、サクッと読めること請け合い♪