【硫黄島からの手紙】イーストウッド、アッパレ

今年のシネマランキング対象作品の見納めとなった。クリント・イーストウッド監督の、硫黄島2部作のひとつ、『硫黄島からの手紙』である。渡辺謙さんや二宮和也くんがひょっとするとアカデミー賞に輝くかも!?と期待される状況の中、やはりコレは見逃せないと思い、劇場へ馳せ参じた。

中日スポーツ 渡辺謙 オスカー手応え
eiga.com 新作映画評 硫黄島からの手紙
記事引用↓
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クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争最大の激戦だったといわれる硫黄島の戦いを日米双方の視点から描く映画史上初の2部作。アメリカ側から硫黄島を描いた「父親たちの星条旗」と対をなす本作は、硫黄島の戦いに参加した一人の若き日本軍兵士の目を通して、約2万2千人の日本軍を率いたアメリカ帰りの名将・栗林忠道中将らの戦いを描く。主演の栗林中将に渡辺謙、その他二宮和也伊原剛志加瀬亮中村獅童がそれぞれ日本軍兵士として出演。

原題:Letters from Iwo Jima
製作・監督:クリント・イーストウッド
製作:スティーブン・スピルバーグ
ロバート・ローレンツ
原案・製作総指揮:ポール・ハギス
脚本:アイリス・ヤマシタ
撮影:トム・スターン
音楽:カイル・イーストウッド
マイケル・スティーブンス
出演:渡辺謙二宮和也伊原剛志
加瀬亮裕木奈江中村獅童
2006年アメリカ映画/2時間21分
配給:ワーナー・ブラザース映画
その他、eiga.com関連の記事と、公式(アメリカ版・日本版)を貼ろう。
eiga.com 硫黄島についての素朴な疑問と答え
eiga.com 伊原剛志インタビュー
米公式(写真多し)
日本公式(予告編動画多し)

噂どおり、渡辺謙さんと二宮和也くんの演技は凄まじかった。そして、その他のキャストもまた素晴らしかったと思う。(若干一人、浮いていたヒゲ面ストッキング男を除いてw)
オリンピックに出場したバロン西を演じた伊原剛志さんが、個人的にとてもカッチョヨカッタ。中村獅童演じるはねっ返りの伊藤と遣り合うシーンがあるのだが、圧倒的に格の差を見せ付けてた(そりゃま、捨て助と佐々木様の違いやもんなぁ~無理ないワァ~、などとNHK大河ドラマ「新選組!」の時のキャストを思い浮かべて言ってみるw)実際、終盤の獅童は、何とも情けない役柄に成り下がってゆく。途中で「恥晒しめがっ!」とおたけぶシーンもあるのだが、どうも虚勢を張ってる気がして集中して見れなかったヨ(家では結子から「この恥晒しっ!」って逆に言われてそうやもんナァ~~、そこがキツイっすわw)

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謙さん演じる栗林中将と、伊原さん演じるバロン西さんの、スライド・ショーが「YOU TUBE」にあったので貼っておくよ。中将が劇中でも書いていた、息子・太郎宛の、絵入りの手紙がいっぱい見れるゾ♪

●Picture Letters of Gen.Kuribayashi

●Memorial to Baron Nishi


あ、あと、久々に裕木奈江さんを見たナァ。二宮君演じる西郷の奥さんを演じていたが、演技の仕方は『北の国から』で純くんの子供を妊娠した時の演技と、あんまり変わってなかったようなwギリシャに一年間国費留学した成果ってあったんだろっか~?

いやぁ、しかしクリント・イーストウッド、何じゃかんじゃ言われながらも(言ってるのは一部の映画解説者だけかも知れんがw)やっぱイイ作品作りよるのお~~~。感心しきりだった。誰や、「図体ばっかり大きくて、あんまり自分から演出せえへん(人任せにする?)しょせんイースト・“ウッドの大木”やん!」とか言うてた奴はっ!www ソレ聞いたときは「ウマイこと言うな~」とか思ってたけど、撤回しまーす。悪口言うた人の方が、目ぇフシアナですワァ~~~!

その他、いろいろ、興味がある人は、こういう資料も見つけたので置いとくワネ。↓
ウィキペディア 硫黄島の戦い
祖父の硫黄島戦闘体験記