【フィリピン紀行&決戦の日の散歩】

毎日かあさん」と「カモのがんばらないぞ!」が更新された。さっそく貼るとしよ~~~。

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毎日新聞3/4朝刊より。

※フィリピンの漁村かぁ~~、いいなぁ~~~。ずっと住んでたら土地の子と同化しちゃうんだろうなぁ~~~。子供に夢があるっていう部分だけなら、日本の子供よりも幸せな子が多そうナナァ~~。

カモの、がんばらないぞ! 第12回 決戦の日の散歩

決戦の日、とは、鴨志田穣氏が、母親と元奥さんと3人で、医師の説明を聞き、今後の治療方針などを確認する、大事な大事な日のことなのであった。

以下。本文の一部引用↓
外に出て夏の朝日を体中に浴びると、わくわくした気分になる。入院して四日目。重大な日だというのに、蝶がはげしく鳴く声につつまれながら散歩を楽しむ。
セミは成虫になって地上で生きるのは約七日だ。
この病院にやって来た日に鳴いていたのも、まだ生き続けている計算になる。

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思いきり、大きく手を上にあげ、伸びをしてみると、右脇後ろ側にぽっこりとふくらんだ異物を感じる。
「ああ、こいつだ」
と、つまんでみても、悪い奴は体の中にいるらしく、横っ腹についた贅肉しかつかめない。
大声を張り上げながら握りこぶしで右脇のふくらみを殴りつけ、
「今日は、この、バカを、どーするか、決める日だ」

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断続的に殴り、そのたびに息をつまらせ、スライド上映のように家族の顔がパッと映り替わってゆく。
妻の顔はなぜか泣いていた。
二人の子供は、こぼれんばかりの笑顔なのに、妻は泣いている。

何を泣いているのか。
悲しいことでもあるというのか。
ひょっとして俺が癌だから? いやそんなことで涙を浮かべるような弱い女ではないはずだ。何なのだろうか。
えいっ、ともう一度伸びをして、すべてを忘れる努力を試みた。

※きっと西原さんの泣き顔は、オニヒトデ玉返しをくらって、悔し泣きしてるビジュアルなんじゃあないかいな??でも西原さんが泣いてる姿って、そう言えばあんまり想像できないなぁー。芯の強い人間ほど、意外と陰では泣いているのかもしんない。子供が楽しそうに笑ってるからこそ、哀しくなる瞬間ってのもあるのかもな~。