【ハッピーフライト】頑張れ、お魚コンビw

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監督・脚本:矢口史靖 製作:亀山千広 エグゼクティブ・プロデューサー:桝井省志 脚本協力:矢口純子 撮影:喜久村徳章 美術:瀬下幸治 音楽:ミッキー吉野 主題歌:フランク・シナトラ 製作国:2008年日本映画 上映時間:1時間43分 配給:東宝
☆STORY:「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖監督が、旅客機にまつわる人々の悲喜こもごもをコメディタッチで描く。羽田空港から飛び立とうとしているホノルル行きチャーター便・NH1980に、機長昇格が間近の副操縦士・鈴木や教官役の機長・原田、新米CAの斉藤らが搭乗。グランドスタッフは座席のオーバーブッキングの対応に追われ、整備士たちは時間のない中で整備にあたるが、なんとか飛行機は定刻通りに離陸。あとは快適な空の旅のはずだったが……。
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☆CAST:田辺誠一時任三郎綾瀬はるか吹石一恵田畑智子寺島しのぶ岸辺一徳笹野高史、菅原大吉、田中哲司ベンガル田山涼成正名僕蔵藤本静平岩紙中村靖日肘井美佳森岡龍長谷川朝晴いとうあいこ森下能幸江口のりこ宮田早苗小日向文世竹中直人木野花柄本明
公式サイト
ZAKZAK 上空1万M試写会、意外と不評

※いやあ~~、こんなリアルな飛行機パニック映画、初めて観ましたワァ~!!!ハリウッド映画によく
ある、テロ攻撃に遭って、隔壁に穴開くわ、外部から特殊部隊が潜入するわ、挙句の果てに素人の乗客
(ゲームの達人だったりするw)が操縦するわ、みたいな荒唐無稽さは皆無!!パニック映画なんだけ
ど、逆に飛行機の安全性を再確認させてもらえるような、そんな筋書きになっていて、航空会社の全面
強力も大いに頷けるものでしたヨン♪なんでも、最初はアクアラインに着陸するようなパニック映画にす
るつもりだったのが、取材をする上で180度の方向転換をしたとか。さすが矢口史靖監督!人間観察の達
人デス!空港関連の仕事をしている人々に、がぜん興味が湧いてきた。さしずめ「プロジェクトX」を観
た後の感動に近いものがあったナー。

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★監督による秘話in映画の達人
田辺誠一は毎回予習してきて、何かをアドリブで面白いことをやりたがるが、監督に90%却下された。
 とあるシーンで、振り返ったときにイヤホンのマイクを鼻に入れていたが、「この映画ではそれはやらないんです」と言われ却下。

綾瀬はるかは清楚でシャキっとしたイメージだったので会う前はピンと来なかったが、会ってみるとまんまだったので驚いた。
 顔を崩して変顔してもらう以外は監督による演技指導はほとんど無し。

平岩紙の役は、東宝のスタッフの中にモデルがいる。その人は、自分がモデルに使われていることは知っているが、綾瀬はるかの役だと勝手に思い込んでいるらしい。


※脚本が先で、役者をイメージしたあて書きは一切なし。キャストは全員オーディションで、何人かに
会っていちばんいい人を選んだと言う。よくキャストを見てみると、もったいない使い方している役者
さんが多いワァ~~。柄本明さんなんか、ボーッと突っ立ってるだけの、台詞も一切なしの役柄。ああ~、
勿体無い勿体無いw これはきっと、柄本さんが持たせた正露丸が、重大な役目を果たすのだろうと思っ
ていたら、なーーーんの伏線にもなってなかった。ウワー、ことごとく予想を覆す作品だぁーー!!!

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キャビン・アテンダントの面々はさすがに、スマートな綺麗どころが揃っている。その中で、ドジで
のろまな亀、、、じゃなかった、綾瀬はるか扮する、不慣れなCAは、実に微笑ましい存在。綾瀬さん
はやはり素もポヨ~ンとしてそうだから、この手の一本ネジが抜けたような役がピッタリだろうねー。
「ICHI」とかは違和感あるんじゃなかろうかー?(未見ダケド)ベテランCA役の寺島しのぶがピシッ!
と要所要所を締めてくれた♪各部署のベテランさんが、ほんと、いい働きをしていたヨ~。

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※個人的にいっちゃん好きだったのが、グランドスタッフのこの二人↑(田畑智子サン&平岩紙チャン♪)。
どことなく、顔立ちがお魚さんっぽいせいか、ガラス越しに走り回る姿は水槽の中っぽかったw 
「頑張れお魚さん!」「マンボウちゃんとフナちゃん、負けるな!」などと思わず心の中で声援を送り
続けてしまったヨ~。マンボウちゃんの恋の行方も気になったなぁ~~。激しく続編が観てぇ~~!!
と思える良作♪でも・・・この監督って、どうやら、本編とは別にサブストーリーものをいっぱい作っ
て、続編は作らない主義みたいだぁねー↓んー、ザンネン!


「FLY!FLY!FLY!」
※おおおお!これぞ「プロジェクトX・空港編」では?ヽ(´∀`)ノ ♡観たい観た~~~~い!

そしてそして、いっちゃん共感できた記事をば、最後に貼るぅ~~!!↓
(ここから下は、映画未見の方はスルーしてチョーダイ!!!)
バラエティ・ジャパン 人間の労働をないがしろにする現代日本に、必然的に生まれた映画
引用→ 『私は、特に後半の2つのシーンで感動させられた。1つは、髪型が乱れるからと帽子を嫌っていた田辺誠一が、いつの間にか自ら帽子をかぶるようになっている場面。彼が一人前のパイロットになったことを、帽子ひとつで見せる矢口演出は見事に知的だった。もう1つが、緊急着陸の際、CAたちが自分たちも安全姿勢を取りながら、必死で「体を伏せて。ヘッドダウン」と唱えるシーン。働く人間の自負と責任が、彼女たちの行動に表れていた。/もちろん、いつも誰もが一生懸命に完全に仕事をこなしているわけではない。あまり優秀でない人間もいれば、手を抜いている人間もいる。偉そうな上司もいれば、すぐ愚痴をこぼす部下もいる。しかし、トラブルが発生した時、そんな完全ではない各人が、与えられた役割を能力の分だけ果たすことで、全体としてうまくいくようになっている。そんな組織のメカニズムの美しさも描かれている。(中略)働く人間は美しいというテーゼは、航空業界に限らず、あらゆる仕事に当てはまる。ところが、現代は、医者など一部の職業を除いて、働く人間へのリスペクトが失われ、仕事が単なる金儲けの手段としか認識されなくなっている。社会人たちが働くことに自負を持てなくなり、学生たちは働くことに憧れを抱けなくなっている。/『ハッピーフライト』は、人間の労働をないがしろにする現代日本に、必然的に生まれた映画ではないだろうか。『ウォーターボーイズ』が多くの亜流を生んだように、様々な職業における『ハッピーフライト』がたくさん生まれてほしい、と願わずにはいられない。』

※全く派手なところのない、地味で予測可能な物語ではあるが、なんかジワジワ~っと、観て何日かし
てから、感動が蘇ってくるヨ。エンドロールのほのぼの感。「CAを目指す!」と言ってた女子校生が
ちゃんと新米CAになって歩いてたり、田畑智子サンが元気に仕事してるので、彼氏とうまく行ってる
のかなぁ~?って想像させられたり、あるいは岸部一徳がPC操作をミスって肘井美佳にドヤされて
るところで、ス~っとさりげに遠ざかってゆく周りの人たちの思いやり、とか。。。もう、いちいち全
ての人々が愛おしい!!あ、いかん、また観に行っちゃうかも♪ムホ(´・ω・`)ホホホー

松本人志のちょっとした言葉
松っちゃんカレンダー

カップラーメンがとっくに出来上がっているのに それをも気にせず話し続ける

そんなでかい男に 私はなりたい