【シークレット・サンシャイン】イ・チャンドン監督作品

是枝裕和西川美和の両監督が、師弟そろってオススメしていたので借りてきたよ~♪
監督のイ・チャンドンって『ペパーミント・キャンディー』の人かぁ~~、うむこれは期待大ダゾ♪!!!

イメージ 1


eiga.com 作品情報 『シークレット・サンシャイン』
原題:密陽 監督・脚本・製作:イ・チャンドン 原作:イ・チョンジュン 撮影:チョ・ヨンギュ 音楽:クリスチャン・バッソ 美術:シン・ジョムヒ 製作国:2007年韓国映画 上映時間:2時間22分 配給:エスピーオー
☆解説:夫を亡くし、生きる希望を失っていた32歳のシネは、夫の故郷の地方都市ミリャン(密陽)でピアノ教室を開いて新たなスタートを誓う。だが、ミリャンでも彼女を新たな悲劇が襲い……。監督は「ペパーミントキャンディ」「オアシス」のイ・チャンドン。主演のチョン・ドヨンが第60回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞。共演はソン・ガンホ
☆キャスト:チョン・ドヨンソン・ガンホ、チョ・ヨンジン、キム・ヨンジェ、ソン・ジョンヨプ、ソン・ミリム、キム・ミヒャン、イ・ユンヒ、キム・ジョンス、キム・ミギョン、オ・マンソク
オフィシャルサイト
eiga.com 映画評論 個人の葛藤と狂気、そして既製の価値観が揺らぐ社会や時代も浮き彫りに
→『物語の鍵を握るのは、ヒロインの亡夫の故郷である地方都市ミリャン(密陽)だ。ソウルを離れ、亡夫の故郷で再出発しようとした彼女は、息子の命を奪われ、信仰に救いを求め、狂気に囚われていく。だが、それらを偶然の悲劇と言い切ることはできない。』
※タイトルから、何か秘密にしている希望のようなものがあるのか?と深読みしてしまったが・・・舞台となっている都市の名前「密陽」の英訳なのネン。都市名をこういうふうに直訳するのってどうよ?とちょっと思った。(「大阪物語」をビッグ・スロープ・ストーリーと訳すようなもんじゃないか?)それとも、ダブルミーニングで、やはり「隠された希望」って意味を込めているのか・・・。

イメージ 3


フォレスト・プラス 『シークレット・サンシャイン』世界的名匠のイ・チャンドン監督インタビュー
→一部引用 『Q:韓国において宗教をテーマにした映画を製作したことへの反応はありましたか?/A:確かにこの映画は宗教批判とも取れますし、別の観方をすると、ある意味宗教の重要さや必要さも説いているとも思います。というのも、韓国国内の反応を見ると、ある人は「これは宗教批判の映画ですね?」と言い、その反面で、クリスチャンの方の中には、この映画を友好的に観てくださる方もいたんです。/Q:日本では宗教と無縁の生活を送っている方々も少なくないですが、どう理解したらよいでしょう?/A:シネというヒロインとジョンチャンという男性は、すごく対照的です。宗教に何かを求めるものというのも、そんなふうに2つあるのではないかと思います。どちらが良いというのは言えないと思うのですが、宗教というものを見た場合に、それぞれ2つとも非常に大切な価値が含まれていると思います』

●エィガ一刀両断 (エガちゃんが上半身裸でお届けする、世界一説得力のない映画解説w)


エガちゃん節、炸裂!気持ちいいねぇー。「アシッド映画館」の平野秀朗の決め打ちトークが聞けぬ今、こういうのが新鮮に聞こえるや~。。。

エガ「この監督、真性のドSだぜ!韓国の団鬼六だっ!!」

※ヒロインのチョン・ドヨンさんは、この作品で2007年のカンヌ映画祭・主演女優賞に輝いているんスね~~。
☆Rainに片思い☆トップスターetc チョン・ドヨン☆カンヌ映画祭主演女優賞☆シークレット・サンシャイン
イメージ 2
一部引用させてもらおう。。。→チョン・ドヨンを“カンヌの女王”にさせた「シークレット・サンシャイン」は、彼女が出演する10作目の作品だ。映画ごとに性質がまったく異なる配役をうまく演じこなしたことから、ついたあだ名は“八色鳥”。』
→なーるほど~。他の作品も観たやつあるんだけど、チョン・ドヨンの印象が不思議なほどない。そうか、八色鳥だったのかぁ~なーるほど。本作『シークレット・サンシャイン』のドヨンは、どことなく“やつれた大塚寧々”という感じ。元気な時と落ち込んでるときの演技の幅が凄かったッスわー。共演のソン・ガンホは、不摂生でちょっと太った豊原功補、といった風情。神様と対比させるかのごとき俗物っぷりが秀逸だったナ。

無宗教無党派なので、キリスト教うんぬんのストーリーにはあえて突っ込みたくないのだが、個人的には「魂の救済」を得るために、宗教が必要な人ってのは大勢居ると思うし、否定したくはない。人の力では修復できなかった心の傷が、癒える事だって実際あるだろう、と思うし。でも、この作品を観た直後、「ソレって結局、“逃げ”だよなぁ~」という想いを強く持ってしまった。人を許す心も、悲しみから立ち直る勇気を捻出するのも、結局は自分自身の中からじゃなきゃあ本当の解決にはならないんじゃないかなぁ、って。ま、いろいろと考えさせられる作品デス。で、結論としては、エガちゃんの感想と同じく、もっと感動的な終わり方にしてくれても良かったんじゃないかなぁーー、ってとこ。オチの付け方も、淡々としたまま、その後を予感させるといった趣のモノで・・・。ああ、なるほど、是枝さん、西川さんが気に入るのもむべなるかな、ダワナ♡

ガンダム語録
ガンダム語録カレンダー
姉ちゃん、姉ちゃん 母ちゃんの匂いがする (by ミリー・ラトキエ)

第27話「女スパイ潜入!」より。ジオンのスパイとして、ホワイトベースに潜入する覚悟を決めたミハルは、名残を惜しむように幼い弟妹を抱きしめる。妹ミリーはその姉のぬくもりに、今は亡き母の懐かしい匂いを感じ取り、嬉しそうにこう伝える